青スポンジの底力
エーハイムの外部フィルターを手に入れたものの、ろ材の高さにびっくりしたことはありませんか?
また、付属の粗目フィルターパッドをただのおまけだと思っていませんか?
実はこの青いスポンジ、使い方次第で頼れる相棒になるんです。工夫次第でコストも抑えられ、水質も安定。今回は、そんな"青スポンジ"の実力をストーリーでご紹介します。
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(これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
窓の外には夏の陽が差し、薄いカーテンを透かして柔らかな光が部屋の床を照らしていた。静まり返った秋の午後、部屋の片隅に置いたばかりの45cm水槽が、まるで宝石のようにきらきらと揺らめいている。
水中にはプレコの影、とうとうとした水の流れを陽光が反射し、きらりとした波紋だけが天井に映っている。
とりあえずの設置はした。だが、戸惑っていた。
ようやく手に入れた念願の外部フィルター。そして、45cm水槽。
これさえあれば、憧れの本格的な濾過システムが組めると思っていたのに、肝心のろ材が、とんでもなく高かったのだ。
「どうしてこんなに高いの……」
※(時代背景として)
20年前は、やっとガラスろ材の出始めで、プラスチックろ材なんてものは、まだありませんでした。そのため、高価なセラミックろ材を買わざるを得なかったのです。