再利用しすぎていませんか?
外掛けフィルターを使っていて、「水がウールマットを通らずに横から流れている」ような現象に気づいたことはありませんか?
それはろ材の劣化による“素通り”のサインかもしれません。
再利用を重ねたウールマットは詰まりやへたりで通水性が落ち、水がろ材を通らなくなることがあります。交換の見極めが大切です。
今回は、そんな話をストーリーとともに紹介します。
**********************************
(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
セルフィンプレコは、今日も流木にぴったりと張りついていた。
この20Lの小さな水槽で、セルフィンプレコと暮らして、もうどれくらいになるだろう。
まだ1か月と半分しか経っていない。だが、そう思うほどにここまでの道のりは長かった。
外掛けフィルターと、スポンジフィルター。
小さな水槽に二つのろ過装置という、ちょっとした贅沢仕様。
それでも今まで、ろ材を交換して水が白濁したり、泡が消えなくなったりと、茶ゴケが出たりと、いろいろなトラブルに見舞われてきた。
そのたびに乗り越えて、美しい水槽に戻してきた。
……だが、今日のは少し様子が違う。