あわや全滅!?ミナミヌマエビを追い詰めた原因とその後。
どうもこんにちは。ごん太です。
さて、ここ最近当ブログのテーマは水草ばかりだったような気がします。
そんな前回は・・・
ヘアーグラスのトリミング直後~1か月後までを写真で紹介しました。
今回は・・・
一時急激な生息数減少が起きたミナミヌマエビ達の近況報告をしていきたいと思います。
それでは続きをどうぞ!
(急いでいる人は目次リンクから「ミナミヌマエビが急激に減少した原因」から飛んでください!)
アクアリウム歴もすぐ20年目突入の主夫が、水槽の気になる知識やコツやときどき自腹で商品レビュー、さらにおまけで自作やちょっとした裏技を紹介するブログ。
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【最近の投稿】(2026/5/18修正)
今回は、スドーサテライトLを水槽に取り付け、水中ポンプで静音化したいと思います。
また、オプショナルパーツであるグレードアップセットの紹介もしていきます。
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| (このようなものを作り、スドーサテライトに取り付けます) |
まずは、スドーサテライトLを導入した経緯や、他の産卵ボックスと比較した話を述べていきたいと思います。
まずは、サテライトを導入した経緯についてです。以前にも似たような産卵ボックスでミナミヌマエビを保護したことがあり、当初は……
寿工芸 安心繁殖・隔離ネットLを利用していました。この産卵ボックスの利点をまとめると、
と、稚エビを保護するには適したボックスです。
しかし、このようなネットを使った産卵ボックスには大きな弱点があります。
それは、水槽から取り出すとボックス内の水がすべて抜けてしまうことです。
(そりゃ前後左右の壁がネットでできていますからね!)
これが大問題なのです。と言うのも、清掃時に水槽外へ置くことができず、掃除の邪魔になるからです。
一応、飼育水をバケツなどに汲み、産卵ネットごと避難させるという手もありますが、それはそれで手間がかかります。そこで、利便性を求めてサテライトを導入することとなりました。
便利な点はいろいろとありますが、その最たるものは、先ほどから述べている通り、水槽本体から取り外せる点です。
構造的には、給水パイプで内部に水を送り込み、水の落差を利用して滑り台のような部分から排水する、いわば外掛けフィルターによく似た作りとなっています。そのため、ケースには大きな通水穴がありません。水が入っている状態でも、パイプを外せば単体で水槽から外すことができるのです。
もちろん、外掛けフィルターに似たエアリフト式の産卵ボックスですので、
というような欠点もありますが、ストレスなく清掃できるという利点は、そうした欠点を補って余りあるかと思います。
そう断言するのは、稚エビや稚魚を保護することで清掃不足となり、水槽の生体に不都合が生じるのは本末転倒だからです。
それでは、まずは純正品だけでスドーサテライトLを水槽に設置していきます。1つ1つ、手順通りに紹介したいと思います。
その前に、パッケージと本体(取り付け前)の写真をご覧ください。
すごく……大きいです……。そのサイズは、なんと26cm×14.5cm×13cm。横幅は45cm規格水槽の「奥行」とほぼ同じです。さすがはLサイズといったところでしょうか?
まずは、その巨体にフタやアジャスターを取り付けていきます。気を付けたいのは、「パラレルアジャスター」なる多角形のパーツの設置です。水槽とサテライトが平行になるように設置することが、安全に利用するためのキモのようです。巨体ゆえに、水が入れば重量物になるからでしょう。
次いで、「グレードアップセット2」という、別売りオプションパーツである稚エビ逃走防止用のステンレス網を取り付けます。
これは、本体に付属する排水スリットでは排水口が大きすぎるため、稚エビが駄々洩れになってしまうことから、差し替えるように取り付けます。こちらの詳しいレビューは、記事後半で述べていきたいと思います。
次いで、説明書通りに給水パイプを組み立て、取り付けていきます。
何度か述べた通り、給水システムはエアリフトを利用したものです。実際にエアリフトを稼働させると……
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| (いろいろ映り込んだり汚かったりして申し訳ないです。。。) |
このように空気が送られて……
エアリフトされた水がサテライト内部に送り出されます。この時……
ゴボ、ゴボボ……
ゴボボ……、ゴボ……
と間欠的に揚水され、その音がすごく気になるのです。これが理由で、この記事のテーマとなる静音化をすることになりました。
それでは、水中ポンプで給水する小改造を紹介していきたいと思います。
給水パイプに水中ポンプを組み込む!
今回の改造で利用する水中ポンプはコレ!
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| (フィルターケースは外し、パワーヘッドにフィルターケースの底蓋を取り付けてあります。) |
水作スペースパワーフィット+Sのヘッドです。
静音性の高いスペースパワーフィット+Sですから、水中ポンプから出るブーン音もかなり軽減してくれます。
その前に、改造の注意事項を記しておきます。
そもそも、双方とも本来の使用方法ではありません。そのため、器具の改造と利用は、自己責任で行ってください。事故が起きれば、水槽のほとんどの水を床にこぼし、水槽は干上がります。ご注意ください。
スペースパワーフィット+Sのほかに、12/16ホースが必要です。2~3cmあれば事足りるかと思います。改造に利用した器具をまとめると……
・給水パイプ(サテライトL付属品)
・スペースパワーフィット+S
・エーハイム12/16ホース
……となります。
まずは、給水パイプとホースを準備します。
このパーツを、以下のように取り付けます。
このとき、給水パイプと12/16ホースは、ホースの内径が若干狭いため、はまりづらくなっています。少々力技で、グリグリとはめ込んでいきます。
つなげた12/16ホースの反対側に、スペースパワーフィット+Sを取り付けます。こちらもホースの内径が若干狭いので、グリグリとはめ込みます。
この時、スペースパワーフィット+Sの流量を最小に調節しておきましょう!!
これを忘れると、サテライトL内部が洗濯機状態になります。
静音化した給水パイプは完成しました!
あとは、スドーサテライト本体に設置していくだけです。
いままで組み立てた本体と、改造給水パイプを合体させます。
……仮設置ですが、かなり斜めになってますね。。。(冷汗)
とはいえ、今は本体と給水パイプの浮力で浮かび上がっているだけですから、問題ありません。サテライト内部に水が入れば、しっかりと水平になるので大丈夫なはずです。
最後に、サテライト内部に底砂や水草を入れて、給水ポンプを稼働させます。
今回は、底床(プロジェクトソイル)にマツモ、さらに瞬間接着剤で固定したウィローモス付きの溶岩石も投入しました。稚エビが生活しやすい環境を提供するためです。
そして、スペースパワーフィット+Sを稼働させて給水し、水位が満杯になったら出来上がりです。
出来上がったスドーサテライトLの中身は、こんな感じです!
さらに、親エビを保護して写真をもう1枚!
というわけで、次のパートでは、その改造後の使用感について話しておきたいと思います。
水中ポンプで静音化改造したスドーサテライトのレビューとなります。
静音性は異常なほど高いです。
目をつぶっていれば、そこにサテライトや水中ポンプがあるのを忘れてしまうほどです。
このパワーヘッドはかなり静音性が高いため、音の共鳴にさえ気を付ければ、ブーンとかヴーとかいった騒音はほとんどありません。
それでも、実は「どのような音がうるさいか、そうでないか」ということは、意外にも個人によって大きく異なります。例えば、電車の音はOK、ジェット飛行機の音もOK、でも国道沿いの排気音や話し声はダメ!! なんて人もいるぐらいです。
上記の評価も、あくまで一個人が感じたものですので、その点を留意して参考にしていただければと思います。
水流については、多少強いかな、といった具合です。スペースパワーフィット+Sの水流を最小に調節していること、そもそも容量の多いスドーサテライトLであること、この2点が内部を洗濯機状態にさせずに済んでいる理由だと思われます。
また、後述するエアリフトを利用したグレードアップセットを利用した場合と比べても、多少水流が多く感じられます。
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| (スペースパワーフィット+Sでサテライトに給水) |
そのため、小さいサテライトでは洗濯機状態になることが予想できますし、水流が苦手な魚にとっては、おそらく強すぎるかもしれません。そんな場合は、より水流の弱い水中ポンプ、例えばテトラマイクロフィルターのようなものを利用するといいかもしれません。
もしくは、水中ポンプによる静音化をあきらめ、後述のエアリフト式グレードアップセットに頼るのも一つの手です。
まずは、その写真をご覧ください。
サテライトの位置によっても変わりますが、黒い構造物が水槽前面に来るわけです。これでは、目立たないようにとクリアパーツを多用した、スドーサテライトの心遣いが台無しです。
この問題の解決策としては、サテライトの位置を水槽側面に変更したり、ホースを利用して水中ポンプを目立たない場所に移動すれば良いとは思いますが……、稚エビが大人になるまで2~3か月なので、我慢するというのも一つの手かもしれません。
さて、このスドーサテライトの「付属給水パイプ」の騒音問題について、長期間利用して気が付いたことを記しておきたいと思います。
そもそもですが、エアポンプ(水作水心3S)を全開で利用していたのが、大きな間違いだったようです。
わたしは、エアの量=水流の強さと勘違いしていました。これが騒音につながったようです。
しかし、テトラのスポンジフィルターを利用したことがある人なら、経験的に知っているかもしれませんが、エアリフトで揚水できる水量は、リフトパイプの直径や、エア吐出部から水面までの高さ、そしてエア吐出量で決まります。
そのため、闇雲にエアの量を増やすと、盛大にモーターがうなり激しい水音こそしますが、流量は微増で効果的な揚水とは言えません。エアを絞って連続的な揚水とし、排水音や落水音を抑えるのが大切なポイントとなります。そのため、正しく使えば、付属品の給水パイプでも十分静かに給水することができます。
……とは言え、より静かに、さらに流量を強めたいとなれば、水中ポンプを利用した静音化や、グレードアップセットの利用が有効だと言えそうです。
(グレードアップセットのレビューは記事の後半でしたいと思います。)
(2019/9/27 追記)
話が前後するのですが、まずは数か月の利用経験をもとに、グレードアップセット2のレビューを簡単に紹介してみたいと思います。
さて、スドーサテライトはエアリフトで揚水し、その水の高低差を利用して排水します。さながら、エアリフト式の外掛けフィルターといったところです。外掛けフィルターを例に出したのは、その方が説明しやすいからです。
そのようなものには、「ルーパー」というスロープ状の排水部が付いています。フィルターであれば、ろ過されたゴミはろ材に引っかかるため、ひとりでに戻るということはまずありません。
さて、サテライトにも、ルーパーにあたる部分があり、そこから魚やエビを逃がさないため柵が取り付けてあります。
しかし、隔離対象が稚エビや稚魚の場合はそうもいきません。生まれたばかりの稚エビはサイズが小さいため、簡単にすり抜けていくからです。そこで、ステンレスメッシュで防護された柵である、グレードアップセット2の出番ということになります。
改めて紹介すると、このグレードアップセット2を利用すれば、本体付属品の排水スリットをステンレスメッシュ製のものに交換できます。
メッシュの網目は大変細かいため、生まれたばかりの稚エビはもちろん、稚魚もサテライトから脱走するのを防ぐことができます。そのため、オプションパーツではありますが、稚エビを保護・隔離する場合には絶対に利用したいものとなっています。
今回の稚エビの保護では、最終的に15~20匹程度が、卵から1cm程度のサイズまで生長しました。ミナミヌマエビは、基本的に共食いをしない生体です。餌はもちろん、コケや脱皮の殻、それに付いた微生物など、なんでもよく食べますので、環境さえ良ければ、孵化した分だけ丸ごと大人になるまで育てることが可能です。
4か月程度利用しましたが、メッシュが破れるようなこともありませんでした。耐久性もあるようです。そのため、1パッケージに2つ付属していますが、まだ片方のメッシュしか利用したことがありません。
また、ステンレス製のためコケが付きづらく、さらに取り外しも簡単で、メンテ性も良好です。稚エビの保護には、あった方がいいアイテムとなっています。
サテライトLと一緒に購入したグレードアップセット(別売りオプションパーツ)が、一度も利用されずに埃をかぶっていたので、今回、静音化改造した給水パイプと比較レビューをしていきたいと思います。
というわけで、記事はもう少しだけ続きます。
ややこしいのですが、スドーサテライトのアクセサリには、今から紹介するグレードアップセットと、先に紹介したグレードアップセット2があります。
無印のグレードアップセットは、給水パイプの下端に小型のエアストーンがあり、ストーンから出る細かいエアでリフトさせるオプションパーツです。
付属品では、このストーンが存在せず、テトラのスポンジフィルターのごとく、エアが給水パイプ内に直に出る構造となっています。だから、エアが強すぎると、ゴボゴボと騒音をまき散らすわけです。
しかし、こちらは違います。ストーンを利用しているので、多少強くてしても、多くのアクアリストが慣れているであろう……
シュワワ~~♪
という、聞きなれた音が発生します。そのため、本体付属品と比べて比較的静かに給水できます。また、エアの量が多少強くても、スムーズに揚水することができます。
付属品でも、エアの量を弱めれば静かに給水することができますが、それでは水流量を確保できませんし、強くすればゴボゴボと断続的な給水となり、騒音が出ます。そのため、純正品で静かに強くサテライトへ給水したいのならば、グレードアップセットがお勧めです。
また、エアリフト式ですから、水中ポンプよりもはるかに小型です。また、純正品ですから、違和感なく水槽内がとてもすっきりした印象になります。……とは言え、サテライトの設置場所が悪ければ、それだけでも水槽内の観察を邪魔することに間違いありませんが。
さらに、エアリフト式ですから当然スクリューがなく、回転部に入ってしまうようなサイズの生体が巻き込まれる心配をしなくて済みますし、副次的にエアレーションもできます。
下の写真右側の純正付属品の代わりに、写真左側のグレードアップセットを給水パイプ下部に取り付けるだけです。
実際に取り付け、水槽に設置してみた写真がこちらになります。
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| (グレードアップセット使用時) |
前述した通り、水中ポンプと比べて小型で目立ちにくくなります。また、エアストーンを利用しているので、付属品(下の画像)と比べて発生するエアも細かくなります。
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| (付属品使用時) |
欠点をあえて言うなら、エアポンプを利用するので、その駆動音がうるさいことです。とはいえ、最近は水作水心3Sのような静音性の高いエアポンプが発売されていますし、エアポンプを静かにする方法は、当サイトも含め、様々な情報がネット上に記されています。
余程評判の悪いものや、吐出量が多いものを利用しなければ、大きな問題にはならないかと思います。
また、エアリフト式ゆえに、添加したCO2が逃げてしまうことも気になる点です。
こればっかりは仕方がないのですが、CO2が多少でも不足すると調子を崩すような、難しい水草を栽培している人にはおすすめできません。とは言え、水草につくコケ対策としてミナミヌマエビを導入する場合も大はずです。そういった時こそ、水中ポンプ式に改造した方がよいでしょう。
というわけで、今回のスドーサテライトLの静音化と、グレードアップセットおよびグレードアップセット2のレビュー紹介でした。
スドーサテライトLは、稚エビや稚魚を安全に隔離・保護したい人にとって、とても便利な産卵ボックスです。水槽外へ引っ掛ける外掛け式なので、清掃時に丸ごと取り外せる扱いやすさが大きな魅力となっています。特にミナミヌマエビのような小型の生体を育てる場合、本水槽へ流されにくい環境を作れるのは大きな利点だと言えるでしょう。
ただし、付属のエアリフト式給水パイプには「ゴボゴボ」という独特の作動音があり、静音性を重視する人には少し気になる部分もあります。そこで役立つのが、水作スペースパワーフィット+Sを利用した水中ポンプ化改造です。給水を水中ポンプへ変更することで、驚くほど静かな運用が可能になります。耳を澄ませても存在感が薄いほどで、静かな部屋でも使いやすく感じられるはずです。
一方で、水中ポンプ化は水流がやや強くなりやすく、見た目も少し目立ちます。そんな時は、エアストーンを利用した純正「グレードアップセット」を使う方法もあります。こちらは泡が細かく、比較的静かに給水できるうえ、小型で水槽内もすっきり見せやすいのが特徴です。
また、稚エビ・稚魚の保護・隔離においては、「グレードアップセット2」も重要な存在です。付属のスリットでは、生まれたばかりの稚エビが簡単に脱走してしまいますが、細かなステンレスメッシュへ交換することで安全性が大きく向上します。さらにステンレス製なのでコケも付きづらく、メンテナンスしやすい点も魅力です。
静音性や見た目、水流の強さなど、それぞれに個性はありますが、自分の水槽環境に合わせて選べば、サテライトLはかなり快適に運用できる産卵ボックスだと言るでしょう。
拙い内容でしたが、話はここまでにしたいと思います。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
(更新:2022/10/16)
どうも、こんにちは。ごん太です。
前回は……
というネタを投稿しました。
さて、今回から次回までの計2回、スドーサテライトを使って抱卵したミナミヌマエビの保護したので、その話を述べていきたいと思います。
まず今回は……
保護した経緯と産卵ボックス選び方について。さらには、以前利用した寿工芸 安心繁殖・隔離ネットLについて、お話していこうと思います。
なお、↓目次リンクより各パートにジャンプすることができますので、お忙しい人は利用してくださいね。それでは、本文へと入っていきます。続きをどうぞ!
(2024/9/6修正)
今回は、ミナミヌマエビにおける飼育の注意点について紹介していきたいと思います。
結論を先に書くと、難しいのが導入とその換水です。エビは水質の変化にデリケートなんてよく言いますが、正しく理解できていますか?
わたしは、お迎えするまでまったくの誤解をしていました。