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2018年12月25日火曜日

サテライトを水中ポンプで静音化!グレードアップセット2種もレビュー!!:サテライトで親エビを保護(後)


どうも、こんにちは。ごん太です。
前回よりミナミヌマエビの親エビの隔離もとい保護をテーマにしております。

前回は、、、

ミナミヌマエビにはこんな産卵ボックスがお勧め!

という話を紹介しました。

そして、今回は・・・

スドーサテライトLを実際に取り付け、ついでに静音化していきたいと思います。
さらに、グレードアップセットの紹介もしてみたいと思います。

スドーサテライトの給水パイプにスペースパワーフィット+Sを取り付ける
(こんな感じのものを作り、スドーサテライトに取り付けます。)

そんな山盛りな内容で話を進めていきたいと思います。
続きをどうぞ!

なお、お忙しい人は↓目次リンクよりよりお探しのパートへとジャンプしてくださいね!。


(サイト内リンク:スドーサテライトLでミナミヌマエビ保護)

当ブログのスドーサテライト関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。


①. スドーサテライトLレビュー


この章では、スドーサテライトLを導入した経緯と、その利用にあたっての他の産卵ボックスと比較したメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。

産卵ボックスをやめてスドーサテライトにした理由


まずは、サテライトを導入した経緯について。

寿工芸 安心繁殖・隔離ネットLは稚エビ保護で便利!


ごん太は以前にも同様の方法でミナミヌマエビを保護したことがあり、その当初は・・

寿工芸 安心繁殖・隔離ネットL

寿工芸 安心繁殖・隔離ネットL


という産卵ボックスを利用していました。

この産卵ボックスは・・・

1)前後左右の壁と底をネットで覆うために稚エビも逃げる隙間が無いこと
2)砂利やソイルなど底砂も敷けること
3)サイズも大きく稚エビ成長しても手狭になりにくいこと
4)安い!!(600~700円:2020/6/11時点)


などなど・・・

なかなかミナミヌマエビの稚エビを保護するには適したボックスです。



ネットを利用した産卵ボックスは清掃時の取り扱いが大変!


しかし、このようなネットを利用した産卵ボックスには1つ大きな弱点があります。
それは・・・

産卵ボックスを水槽から取り出すとボックス内すべての水が抜けてしまうこと!

(そりゃ前後左右の壁がネットで出来てますからね!)

↑これが大問題なわけなんです。
なぜかと言うと、、、

清掃中に水槽外のどこかに置いておくことができず、掃除の邪魔になりやすい!。

そんな理由があるからなんですね。
もちろん、、、

飼育水をバケツなどに汲みそこに産卵ネットごと避難させる!

そんな工夫次第でなんとでもなるデメリットなのですが、それはそれで換水&清掃に手間がかかるので、今回は利便性を求めてサテライトを導入することとなりました。

スドーサテライトを導入して得られるメリット↓の通りとなります。


スドーサテライトなら清掃時に取り外せる!


スドーサテライトの便利な点はいろいろありますが・・・
(話の流れ的に何となく察しがついているとは思いますが、、、)

その一番の利点は水槽本体清掃時に取り外せることではないでしょうか?。

サテライトは給水パイプで水を送りこみ、水の落差を利用して滑り台のような部分から排水する・・・いわば外掛けフィルターとよく似ている構造です。

なので、、、

サテライトのケースには水槽内の水を自然循環させるための通水口は開いていません。

(外掛けフィルターと似た構造ですから、そういった穴があれば水槽外に水が駄々洩れというわけです。)

ですから、、、

サテライト内部に水が入っている状態でも、、、、

給水パイプを取り外せば、サテライト単体を一時的に水槽から外すこともできます。

これのおかげで、、、

水槽の清掃がすっごくはかどるわけなんです!。

もちろん、外掛けフィルターに似た構造かつ、その給水方式はエアリフト式ですから・・・

水槽の外周に引っ掛けるので水景が台無しになったり、、
チャポチャポぶくぶくなエアリフトの音が気になったり、、、
大きなケースによる出っ張りが邪魔になったり、、、、

そういった欠点もありますが、、、

ストレスなく清掃できるというメリットはそれらの欠点を補ってもあまりあるかと思います。

稚エビや稚魚を保護することで、清掃不足となり水槽の生体に不都合が生じるのは本末転倒ですからね!。

と・・・ずいぶん前置きが長くなってしまいました。
次のパートからスドーサテライトの取り付けについての紹介となります。


スドーサテライトを取り付け!~静音化することにした理由~


そんなこんなで、スドーサテライトLを水槽に設置していきたいと思います。
今回は本体を設置するところからなので、1つ1つ手順通りに説明したいと思います。


スドーサテライトLの大きさとは?


まずは、スドーサテライトLのパッケージと本体(取り付け前)の写真をご覧ください。。

スドーサテライトLパッケージ

スドーサテライトL本体


写真でみるとパッケージは実に可愛らしく、本体は透明で美しい仕上がりなのでわかりづらいのですが・・・

すごく・・・おおきいです・・・

そのサイズなんと、26cm×14.5cm×13cm


その横幅は45cm規格水槽の「奥行」とほぼ同じです。
さすがはLサイズといったところでしょうか。
まずは、そんな本体に蓋らやアジャスターやらといった付属パーツを取り付けていきます。

付属パーツの取り付け自体はさっくり終わるので割愛しますが、そのポイントを言うならば、

「パラレルアジャスター」なる多角形のパーツで水槽とサテライトが平行になるように設置するのが安全に利用するためのキモです。


グレードアップセット2を取り付ける


各種付属パーツを取り付け終わったら、、、

さらに、グレードアップセット2という稚エビ逃走防止のステンレス網を取り付けます。

スドーサテライトグレード2


その理由は・・・

本体に付属する排水スリットのままでは、穴が大きすぎるため稚エビが駄々洩れになるからです。

詳しくは次章でレビューをしてみたいと思います。

さて、グレードアップセット2を取り付けたので次は給水パイプの組み立てをしていきたいと思います。


サテライトのエアリフトの音がすんごい気になる。。。


次いで給水パイプを組み立てていきます。
スドーサテライト本体にこんな感じの給水パイプを取り付けます。

スドーサテライトLの給水パイプ


上の写真を見れば何となく察していただけるかと思いますが、スドーサテライトの給水システムはエアリフトを利用したものです。

そして、実際にエアリフトを稼働させると・・・・

スドーサテライト給水パイプのエアリフト
(いろいろ映り込んだり汚かったりして申し訳ないです。。。)

こんな感じで空気が送られて・・・

スドーサテライトのエアリフトによる排水


テトラのスポンジフィルターのような仕組みでエアリフトされた水がサテライトに送り出されるわけです。

しかし、上の写真2枚だけではすごーくわかりづらい・・・

というよりまず伝わらないと思うのですが、

ゴボ・・・ゴボボ・・・

ゴボボ・・・ゴボ・・・・

という感じで間欠的な揚水がされ、そのエアリフトの音がすごく気になるんです。。。

というわけで、今回はサテライトを設置するついてでに静音化もすることと相成りました。

その話は間が開いて④章での紹介となります。


【追記】スドーサテライトの付属給水パイプの音問題について


付属品で給水音を静かにするには?


さて、このスドーサテライトを長期間利用して気が付いた、「付属給水パイプ」の騒音問題について後出しですが述べていきたいと思います。く、、、

どうやらエアポンプ(水作水心3S) を【全開】で利用していたのがそもそもの間違いだったようです。

これには後述するある勘違いがあるからなのですが、、、

それはさておき、給水パイプがエアリフトで揚水する時の「音」ということに関しては、

ある程度ゴボゴボ音が聞こえなくなるまで弱めて利用するのが、騒音的にもリフトされる水流量的にも正解のようです。

ただし、後述するエアストーンを利用したグレードアップと比べると静音性とリフト量は劣ります。

(2019/2/27 追記)


エアポンプの吐出量=給水パイプから出る水の量ではない


こちらは↑の話から6か月後の追記となるのですが、

そもそもエアの量=水流の強さと勘違いしていたのが騒音につながったようです。

テトラのスポンジフィルターを利用したことがある人ならなんとなく経験したことがあるとは思いますが、、、

エアリフトで揚水できる水量は、
リフトパイプの直径や、エア吐出部から水面までの高さ、そしてエア吐出量。

そういったことが複雑に絡み合ってエアリフト式の水流の量が決まっているようです。

ですから、エアリフト式のフィルターなどでエアの量を増やすのは基本的には水流量を増やすためには正解な方法ではありますが、、、

強すぎると今回のようにゴボッ・ゴボッと間欠的な揚水となり、騒音面でも流量面でも失敗します。

ですから、間欠的な給水(揚水)とならないよう、エアを絞ることがポイントであると言えそうです。
そんなわけなので、付属品の給水パイプでも十分静かに給水することができます。

ただまぁ、強めの水流を確保しつつ静かにとなると、④章で述べる水中ポンプを利用した静音化やグレードアップセットの利用となるわけです。

(2019/9/27 追記)



②. サテライトで稚エビを飼育するならグレードアップセット2は必須!


時系列的に前後するのですが、、、
今回の数か月のサテライト利用経験をもとにグレードアップセット2のレビューを簡単に紹介してみたいと思います。


付属パーツでは稚エビ駄々洩れ


さて、スドーサテライトはエアリフトで揚水し、その水の高低差を利用して排水するいわば外掛けフィルターと同じ仕組みになっています。

この排水部には保護している稚魚がひとりでに本水槽に戻らぬよう、プラスチック製のスリットが付属しています。

しかし、

稚魚よりもはるかに小さい稚エビ達は、この排水スリットでは穴が大きすぎで楽々逃げてしまうのです。

そこで、グレードアップセット2の出番ということになります。


グレードアップセット2レビュー


その効果とは?


改めて紹介すると、このグレードアップセット2を利用すれば、本体付属品の排水スリットをステンレスメッシュに交換することができます。

そして、

このステンレスメッシュの目すごく細かくおかげで、
生まれたばかりの稚エビ程度の小ささでもサテライトからの脱走を防ぐというわけです。

逃げた稚エビが片っ端から小型魚の餌になっていたら、保護した意味を見失ってしまいますからね!。

なので・・・

このグレードアップセット2は別売りのアクセサリなのですが、サテライトで稚エビを保護隔離する場合には絶対に利用すべきものです。


実際に利用してみて


なお、今回のスドーサテライトを利用した保護では、最終的に15~20匹程度の稚エビを卵から1cm程度のサイズまで成長させることができ、

減少しつつあったミナミヌマエビが増加に転じることができました。
そんな風に数をエビの数を減らさずに保護できたのは、

グレードアップセット2のおかげと言っても過言ではないです。

ミナミヌマエビは共食いしない生体ですし、餌やコケ、さらには自分たち糞(実際にはそれに付着した微生物)までなんでもよく食べます。

ですからサテライトで保護し給餌さえすれば、水質に問題があったり農薬の混入などがない限り、捕食者がいなわいけですから、稚エビを安全に育てることができます。

そこで唯一の問題となるのが先にもあげた付属品の排水スリットによる稚エビ駄々洩れになることなのですが、

このグレードアップセット2を利用すれば稚エビが逃げ出すことはまず無く、
安心安全な稚エビの保育園をお手軽に作れるというわけです。

そんなわけなので、サテライトで稚エビを保護する際には絶対に利用するべきアイテムとなっています。


耐久性や扱いやすさについて


なお、ごん太の水槽では、4か月程度の利用しましたが、その最中にメッシュが破れるようなこともありませんでしたので、

耐久性もそこそこあるといったところでしょう。

なお、メッシュは1パッケージに2つ付属していきますが、ごん太は破損しなかったため未だ2つ目メッシュを利用したことがありません。

おまけにグレードアップセット2のメッシュはステンレス製なのでコケづらく、さらに取り外しも簡単でメンテ性も良好ですから、なかなか使えるアイテムなのです。


というわけで、グレードアップセット2のレビューはここまで。

次の章ではスドーサテライトに水作スペースパワーフィットを組み込んで静音化していきたいと思います。



③. 水作スペースパワーフィット+Sで静音化


この章ではスドーサテライトのエアリフトでの給水音(揚水音)を静音化するために、水中ポンプでスドーサテライトへ給水する方法を紹介していきたいと思います。


給水パイプに水中ポンプを組み込む!


水作スペースパワーフィットSの紹介


話の時系列は②章の【追記】パート直前まで戻ります。
給水パイプのゴポゴポ音が気になるごん太は、静音化するべく水中ポンプを利用することを企てることにしました。

今回利用する給水ポンプはコレ!。

スペースパワーフィット+Sのパワーヘッド
(ヘッドにフィルターケースの底蓋を直に取り付けてあります。)


水作スペースパワーフィット+Sのヘッド!

純正付属品のエアストーンもないようなエアリフトではなく水中ポンプで汲み上げれば不快なチャポチャポごぽごぽ音はしなくなるというわけです。

また今回は静音性の高いスペースパワーフィット+Sですから、水中ポンプから出るブーン音もかなり軽減してくれるはず!。


改造にあたっての注意事項


というわけで、取り付け方法もとい改造方法を紹介するわけなんですが・・・お約束の注意事項を記しておきます。

本来の用途ではありません。

器具の改造とその利用はあくまで自己の責任の範疇において実施してください。
考えられる事態として最悪水槽のほとんどの水を床にこぼす羽目になります。


今回利用した道具


今回利用したのは・・・

・給水パイプ(サテライトL付属品)
・スペースパワーフィット+S
・エーハイム12/16ホース

です。
12/16のホースは2~3cmあれば事足りるかと思います。


給水パイプの組み立て:給水パイプに12/16ホースを取り付ける



まずは、給水パイプとホースを準備します。

スドーサテライトの給水パイプと12/16ホース


この3つのパーツを以下のような感じに接続します

スドーサテライトの給水パイプと12/16ホースを組み合わせる


このとき給水パイプと12/16ホースは若干ながらホースのほうの径が狭くはまりづらいですから、グリグリと力技ではめ込んでいきます。


給水パイプにスペースパワーフィット+Sを取り付ける


12/16ホースを介して給水パイプとスペースパワーフィット+Sを接続します。
こちらもホースのほうが若干径が狭いので、力わざではめ込んでいきます。

この時スペースパワーフィット+Sを流量を最小に調節しておくと、あとでサテライトL内部が洗濯機にならないで済みます。

接続したものが下の写真となります。

12/16ホースとスペースパワーフィット+Sを接続する


というわけで、「もの」自体は完成しました!。
あとは壁に掛けたスドーサテライト本体にはめ込み、水槽に設置していくばかりです。


改造したスドーサテライトを設置してみる!


サテライトのケースとパイプ類を水槽に設置!


いままで組み立てた本体と給水パイプを組み合わせながら、スドーサテライトを水槽外側に設置し、最終的に給水していきたいと思います。

まずは、本体を仮設置。
その後、本体に給水パイプを取り付けるとすると次のような感じになります。

スドーサテライトL仮設置


・・・仮設置ですが結構斜めってますね。。。(冷汗)

とはいえ、これは本体と給水パイプの浮力で浮かび上がっているだけなので、サテライト内部に水が入るとちゃんと水平になるので大丈夫です!


稚エビのために底砂や水草をサテライトに投入!


さて、次はサテライト内部に底砂や水草を入れていきます。

このままだかなり殺風景ですし、エビもつかまる物がないので生活しづらいので水草や底床を投入します。

なので、今回は底床(プロジェクトソイル)とマツモ、さらには瞬間接着剤で固定したウィローモスのついている溶岩石も投入しました。

その後スペースパワーフィット+Sを稼働させ給水し、水位が満杯になったら出来上がりです。

出来上がったスドーサテライトLの中身はこんな感じです!。

サテライトL内部


なお、今回のスドーサテライトの写真は残念ながらうまく撮れていないものが多いです。
というのはサテライト本体と水槽の「明るさ」が隣接している割にはかなり違うようで、がうまく定まらないからです。

サテライトに合わせれば水槽が明るくなり、水槽に合わせればサテライトが暗くなってしまうようで、以後こんな写真が数枚ありますが、ご容赦ください。

ついでに親エビを保護して写真を1枚!。

抱卵しているミナミヌマエビ


というわけで、次のパートではその使用感について話していきたいと思います。


スペースパワーフィット+Sで静音化したサテライトL!その静音性は?水流は?


ここからは、水中ポンプで静音化改造したスドーサテライトのレビューとなります。

めちゃくちゃ静音!


静音性はめちゃくちゃ高いです。

目をつぶっていれば、そこにサテライトや水中ポンプがあるのを忘れてしまうほどです。

スペースパワーフィット+Sのパワーヘッドはかなり静音性の高い水中ポンプですから、音の共鳴にさえ気を付ければブーンとかヴーとかいった音はほとんどありません。

とはいえ、以下お約束の話ですが・・・

どのような音がうるさいか?そうでないか?ということは意外にも個人により全く異なります。
(例えば電車の音はOK、ジェット飛行機の音もOK、でも国道沿いの車の騒音はダメ!なんて人もいるぐらいです。)

上記の評価もあくまでごん太1個人が感じるものですので、その点を留意して参考にしていただければと思います。


エアリフトの基準で考えると水流はそれなり強い


水流については多少強いかな・・・といった具合です。

スペースパワーフィット+Sの水流を最小に調節しているという点
容量の多いスドーサテライトLという点


この2つの理由ゆえに水中ポンプでもサテライト内部が洗濯機にならず利用できている感じです。

後述するエアリフトを利用したグレードアップセットを利用した場合と比べても、多少水流が多く感じられるます。

スペースパワーフィット+Sでサテライトに給水
(スペースパワーフィット+Sでサテライトに給水)
 
ですから、より小さいサテライトでは洗濯機になることが予想できますし、水流の苦手な魚にとってはおそらく強すぎるかもしれません。。。

そんな場合はより水流の弱い水中ポンプ・・・例えばテトラマイクロフィルターを利用するといいかもしれません。

もしくは、水中ポンプによる静音化をあきらめ、後述のエアリフト式のグレードアップセットに頼るのも一つの手です。


スペースパワーフィット+Sで静音化!その問題点は・・・


そのデメリットは・・・

かなり目立つという点です。

まずはその写真をご覧ください。

スペースパワーフィット+Sをスドーサテライトと組み合わせると目立つ


写真のような感じの構造物が、(サテライトの位置でも変わりますが)水槽前面に水中ポンプが来るわけです。

これでは目立たないようにクリアパーツを多用したスドーサテライトの心遣いが台無しです。。。

この問題の解決策としては

①サテライト位置を水槽側面に変更する
②ホースを利用して水中ポンプを目立たない場所に移動する


という感じで解決できると思います。
というわけで、スドーサテライトの静音化改造はここまで!。

が・・・

今回はさらに・・・

昔サテライトLと一緒に購入したグレードアップセットが、一度も利用されずに埃をかぶって寝ていたので、静音化改造した給水パイプをそれに交換し、レビューも行ってみたいと思います。

というわけで、話はもう少しだけ続きます。



④. 小さくて静音化できるグレードアップセットのレビュー


グレードアップセットのメリットとは?


エアポンプでも静音化できる


ややこしいのですがスドーサテライトのアクセサリには今から紹介する「グレードアップセット」と先に紹介した「グレードアップセット2」があります。

そんなグレードアップセットとはなんぞや?ということになるのですが、これはようするに、、、

給水パイプの部分に小型のエアストーンがあり、ストーンから出るエアでエアリフトする装置です。

対して付属品ではこのストーンが存在せず、テトラのスポンジフィルターフィルターのごとくエアが給水パイプ内に直に出るタイプとなっています。

で、、、
同じエアリフトで給水するならグレードアップセットと付属品、さらにはストーンありとなし、これらの何が違うの?という話をしていきたいと思います。

まず、多くのアクアリストが慣れているであろうエアストーンを利用したエアレーションと同じ音つまり・・・

シュワーーー・・・・

という音が発生します。

なので、ゴボゴボと音がしてしまう本体付属品と比べて比較的静かに給水できます。
実際に利用してみた感想としてはこれが一番の利点です。

グレードアップセットではエアの量が強くてもシュワーと静かにエアリフトで揚水することができるわけです。

付属品でもエアの量を弱めれば静かに給水することができますが、、、
それでは水流量を確保できません。

ですから、、、

静かに強くサテライトに給水したいのならばグレードアップセットがお勧めです。

じゃあ水中ポンプ化したサテライトとは何が違うのさ!ということになるのですが、それは↓で述べておきたいと思います。


エアリフト式なので小型かつインペラへの巻き込みもない


また、エアリフト式ですから水中ポンプよりもはるかに小型です。
おまけに同一メーカー専用品ですから、、、

違和感なく、パーツ自体も透明なので、水槽内がとてもすっきりした印象になります。

(そうは言っても、サテライトの設置場所が悪ければそれ自体が水槽の観察を邪魔することになりますが。。。)

また、エアリフト式ですからインペラ部がなく、そのような回転部に入ってしまうようなサイズの生体が巻きまれる心配をしなくていいですし、、、

万が一サテライトの給水パイプ内に入り込んでしまってもエアリフトですから比較的安全にサテライト内に排出されます。

というわけで、今回はこれらの利点を求めてグレードアップに変更したわけです。
では、能書きはここまでにして実際に取り付けていきましょう!


グレードアップセットの取り付け


取り付け方はいたって簡単!

下の写真右側の純正付属品の代わりに、写真左側のグレードアップを給水パイプ下部に取り付けるだけです。

スドーサテライトグレードアップセット(左)と付属品(右)


実際に取り付け水槽に設置してみた写真がこちらになります。

スドーサテライトグレードアップセット使用時で給水
(グレードアップセット使用時)


前述した通り水中ポンプと比べて小型で目立ちにくくなっています。

また、エアストーンを利用しているので、付属品(下の画像)と比べて発生するエアも細かくなっています。

スドーサテライト付属品で給水。泡が荒い
(付属品使用時)

おそらくは細かいエアが発生するので付属品と比べて静音で量の多い給水を実現しているのかと思います。


欠点をあえて言うならば・・・


騒音はエアポンプ次第?


欠点をあえて言うならば、まずエアポンプを利用するのでその駆動音がうるさいこと。

とはいえ、最近は水作水心3Sのような静音性の高いエアポンプが発売されていますし、エアポンプを静かにする方法は当サイトも含め様々な情報がネット上に記されています。

ですので余程評判の悪いものや排気量が多いものを利用しなければ、さほど問題にならなかと思います。


エアリフト式ゆえにCO2が・・・


もう1つの欠点はエアリフトゆえに添加したCO2が逃げてしまうことです。

こればっかりは仕方がないのですが、CO2が多少でも不足すると調子を崩すような難しい水草を栽培している人はおすすめできません。

とはいえ、これを利用すればエアレーションが出来てしまうわけですから、CO2濃度と溶存酸素トレードオフというわけです。



というわけで、今回のスドーサテライLの静音化とグレードアップセット及びグレードアップセット2のレビューの紹介でした。

拙い内容でしたが、話はここまでとしたいと思います。
長文読んでいただきありがとうございました。

(最終更新:2020/6/11)