外掛けフィルターにセラミックろ材を入れるとき、知っておきたいこと
水槽のろ過を強化しようと思って、「外掛けフィルターにセラミックろ材を入れてみよう!」という方、けっこう多いのではないでしょうか。わたしもその一人でした。
でも、実際にやってみると楽しい反面、意外と……
今回はそんな話をストーリーにしてお届けします。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
わたしの小さな水槽――たった20リットルのプレコ水槽に異変が起こり始めたのは、セルフィンプレコが10cmに迫ろうかという頃だった。
食欲も排泄も日に日に盛んになり、それに比例してフィルターたちがついに悲鳴を上げ始めた。スポンジにウール、どれも茶色く目詰まりし、水の勢いが落ちるたびにもみ洗い。山となって出てくるのは、細かい木くずだった。
「もう、どうしようもない!」
と、手始めにブリラントをツイン仕様に変更した。
次は、外掛けフィルターの改造だろう。スポンジストレーナーはすでに付いているが、木くずを完全に防げるわけではない。
ウールで詰まるなら、もっと通水性の高いろ材を使うべきだろう。
――あの裏技を使うしかない。