巨大流木1本から生まれた答え
流木のアク、それは水槽を茶色く染める憎いやつですが、実は魚にとって無害だということをご存じですか?
今回は、大きな流木を手にしたある人物の決断を通して、アク抜きの大変さや、アク自体の成分と効能について、ストーリーでやさしく紹介したいと思います。
**********************************
アクアリウム歴もすぐ20年目突入の主夫が、水槽の気になる知識やコツやときどき自腹で商品レビュー、さらにおまけで自作やちょっとした裏技を紹介するブログ。
↓↓(スクロールできます)↓↓
【最近の投稿】流木のアク、それは水槽を茶色く染める憎いやつですが、実は魚にとって無害だということをご存じですか?
今回は、大きな流木を手にしたある人物の決断を通して、アク抜きの大変さや、アク自体の成分と効能について、ストーリーでやさしく紹介したいと思います。
**********************************
流木を入れたら、水槽の水がいつの間に真っ黄色!
そんなときに活躍してくれるのが「活性炭」です。目に見えない不純物をぐんぐん吸着し、水をすっきり透明に保ってくれる頼もしい存在なんです。
が……、意外と「短命」で終わるろ材でもあります。
今回は、それについてストーリーで紹介します。
**********************************
知らなかったことがある。
ウールマットを交換するたびに、目の前に現れる黒い円盤のことだった。
購入時には青いスポンジろ材とウールがセット済み。
この円盤は大切そうに別の袋に包まれていた気がする。
だが、新しい外部フィルターのオーナーになったわたしは、汚れ一つない外部フィルターを前に浮足立っていたような記憶がある。結果、ルンルンと浮かれた気分で深く考えず、ろ材コンテナにセットした……ような気がする。
もちろん、水槽のお師匠ことロゼッタには、強く何かを言われた気もあるのだが……。
アクアリウムに流木を入れると、一気に自然の雰囲気がアップしますよね。
とは言え、その茶色い水は、愛魚の鑑賞において邪魔者以外の何物でもありません。
しかし、アクを抜く前に、ちょっと待ってください。
実は、これらはほとんどの魚に害のない成分なんです。それどころか、アマゾン原産の魚たちが心地よく過ごせる水質を作り出してくれるものなんです。
今回は、流木のアクの成分について、ストーリー形式で紹介したいと思います。
**********************************
これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
空はどこまでも高く、青く澄み渡っていた。
乾いた風が吹き抜けるたび、街路樹の葉がかさりと音を立てて舞い落ちる。
今その一枚が、わたしの肩にそっと乗った。
桜の葉だ。半年ほど前、薄紅色の花を咲かせていた木々が、こうして静かに散っていく。
儚さの向こうに、確かな季節の移ろいがあった。
校門を出てから、わたしはひたすら国道沿いを歩いていた。
丘陵に沿って緩やかにうねる道は、けれども奇妙なまでにまっすぐだった。
その直線を、わたしは小さな期待と少しの不安を胸に、半時ばかり進む。