"ベアタンク"というのも一つの手
いつも底砂の汚れが気になってしまう――そんなこと、ありませんか?
「もっと掃除を楽にしたい」。そう思ったときに耳にするのが、“ベアタンク”という言葉です。けれど、底砂を敷かないなんて本当に大丈夫?と思う方も多いはず。
今回は、その不思議な魅力と気をつけたいポイントを、やさしくストーリーでお話ししてみたいと思います。
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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
3つの水槽が、朝の光を反射してきらめいていた。
60cm水槽には3匹のプレコが身を寄せ、30cmキューブにはマツモとアヌビアス・コーヒーフォリアが静かに揺れている。20Lの変形水槽では、暴君ブルーテトラが今日もバトルロワイアルを繰り広げていた。
気がつけば、水槽が三つ。
アクアリウムを始めてまだ一年ほどなのに、ここまで増えてしまった。そろそろ手を止めよう――そう思うのに、なぜか心は止まらない。余った道具を見つめると、ほんの少しの追加でまた新しい命を迎えられることに気がついてしまうのだ。
今、手元には空になったフチありの45cm規格水槽がある。
もともとプレコたちの住処だったこの水槽には、退役した2231フィルターと専用のディフューザーもある。
――なら、何かを飼いたいと思うのは必然だ。

