指標生物知っていますか
今回はマツモについてのお話。
ところで、みなさんは指標生物を知っていますか?
気温や降水量、水質の清濁や日照など自然の大まかな状況をうかがい知れる生き物のことです。
アクアリウム歴もすぐ20年目突入の主夫が、水槽の気になる知識やコツやときどき自腹で商品レビュー、さらにおまけで自作やちょっとした裏技を紹介するブログ。
プレコ。原色を配した鮮やかなボディを持つアマゾン原産の魚です。
トランスルーグラスキャットにサカサナマズ、なにかと変わった子が多いナマズの仲間。プレコもその1つで、ガラス面や流木に生えたコケをなめて削り取る摩訶不思議な熱帯魚の一つです。
ここに前景草を植えたいんだが! 水面の葉に阻まれ光量不足と水上葉ブースター
あの夏見た、渓流のみなもに波うつ水草を再現したい。
心に決めてレイアウトのチェンジを敢行したのはもう去年。かれこれ半年以上にわたり、セキショウモとテンプルプランツで水草揺らめく水景を目指しています。
水温計とのにらめっこの日々もまた来年。朝晩は冷え込み、すっかり季節は秋になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
どうもこんにちは、ごん太です。
さて、今回はいつぞやセキショウモと一緒に植えたテンプルプラント・ナローリーフについてお話したいと思います。
過去記事を見てみると育て始めたのは2023年7月でそろそろ3か月目。だんだんと性質も分かりはじめ、話のネタもたまってきたので、この水草の特徴について紹介していきたいと思います。
テレビはしきりに「今年は異常気象」と訴えていますが、桜の葉が落ちはじめてほのかに秋の気配が漂い始めています今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はセキショウモのお話。
思い返せば、初めて導入したのは2017年のこと。失敗の連続でした。
根にオモリを巻いて生長を妨げてみたり、うまくいき始めたかと思えばスネール対策で炭酸水に浸け込んで枯らしてみたり。
ほろ苦い思い出があります。
あれから、6年ぶり再会。
リベンジを誓った栽培もなんとか軌道に乗ったので、いままでの経験をもとにセキショウモを紹介していこうと思います。
真冬ながらも水温は安定し、水槽の中の小さな命たちが、平穏に暮らせる季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
どうもこんにちは。ごん太です。
さて、前回はADAのブライティ・ニュートラルKのレビューをしてみました。
カリウム肥料というものは大変奥が深く、かなりの長文となってしまいました。今回は、同じカリウムでも固形肥料。
テトラ イニシャルスティックについて。
なるべく奥に分け入らずに、話をしようと思います。
まずは、この話の経緯について、次いでパッケージの紹介、最後に使用感を記していきます。それでは続きをどうぞ!
なお、当記事は↓目次リンクより、お好きな章へとジャンプできます。
お忙しい人は、是非ご利用ください。
どうもこんにちは。ごん太です。
さて、前回は・・・
チャームさんからはるばるやって来たロタラ・ロトンディフォリアを100均ガラス皿に植栽し、1回目のピンチカットするまでの話を紹介しました。
今回はそのロタラ・ロトンディフォリアのその後について紹介したいと思います。
その当時の記事ではピンチカット後に新芽が出ないと嘆いて終わりになっていますが、、、
果たしてその後どうなったのでしょうか?
それでは本文となっていきます。
なお、お忙しい人は↓目次リンクよりお探しのパートへとジャンプしてくださいね。
どうもこんにちは。ごん太です。
前回からウォーターウィステリアの話が続いています。
前の記事では……
育て方や、栽培するための道具や水質。
さらに育成にあたっての注意点を述べました。
今回の記事では……
トリミングした経緯に触れつつも、ピンチカットと差し戻し、2つあるトリミング方法のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
また今回後半では……
ピンチカットの方法と、その後のウォーターウィステリアの生長について、写真や図で紹介していきたいと思います。
そんな2本立てで話を進めていきたいと思います。
それでは目次・サイト内リンクに続きまして、本文へと入っていきます。
なお、今回の記事も大変長い物となっています。お忙しい人は↓目次リンクよりジャンプしてくださいね。
どうもこんにちは。ごん太です。
前回までは……
夏が旬の浮草。
初夏から秋にかけて、栽培を始めるには、ちょうどいい季節。
そして数か月後に訪れる冬。
低温には弱いので、しっかりとガラス蓋&ヒーターで加温。
そんな話だったかと思います。
さて、今回はミクロソリウム・ウェンディロフについてのお話となります。
もともと、トリミングについてのみ、記事にしようと思って書き始めました。
……が、なぜか当ブログにおいて、この水草を取り上げた記事が一つもない。
ならば! ということで……
ミクロソリウム・ウェンディロフとはどんな植物か?
その栽培道具と方法はどのようなものか?
そして最後にトリミングや木酢液を利用したコケ処理について。
という記事を作ってみました。
今回は、非常に話が盛りだくさんとなっています。
大変長い文章となっていますので、↓目次リンクより、お好みのパートへとジャンプしてお読みください!
それでは、目次に続きまして本文へと入っていきます。続きをどうぞ!
(サイト内リンク:ミクロソリウム・ウェンディロフ関連)
どうもこんにちは。ごん太です。
今回は、ドワーフ・フロッグピットの実際の栽培について。
導入方法、栽培方法、間引き(トリミング)、栽培上の注意点、越冬などについて。
今までの栽培経験をもとに、紹介していきたいと思います。
まずは目次、サイト内リンクに続きまして本文へと入っていきます。
それでは続きをどうぞ!
どうもこんにちは。ごん太です。
さて、前回と今回にわたり瞬間接着剤を利用した、ウィローモスの活着方法を紹介しています。
そんな前回は……
瞬間接着剤を利用した際のメリット・デメリットと道具について紹介しました。
そのメリットを記しますと……
瞬間接着剤はすぐに硬化するので、時間短縮になります。
また、ウィローモスが外れないようにぐるぐると糸を巻くこともありませんから、作業自体は極めて簡単です。
しかしデメリットもあります。
それは、硬化前の瞬間接着剤は有毒だということ。さらには、「見ごろ」になるまであまりにも、時間がかかりすぎることです。
そんな「瞬間接着剤でウィローモス」ですが、今回は……
実際に、瞬間接着剤でウィローモスを溶岩石に固定していく様子を、写真で紹介していきたいと思います。
なお、当記事を参考に実際に、ご自身で作業される際は……
必ず自己責任で実施してください。
いままで、ウィローモスの固定で瞬間接着剤を利用したがために、飼育している生体が死亡したということは、ごん太自身経験していません。
それでも、化学薬品に極端に弱い淡水エビなどの生体を考えると、接着後のウィローモスを十分に洗浄したとしても……
万が一の事態が十分に考えられます。ご注意ください。
(危険性については前回の記事をご覧ください)
それでは、サイト内リンク一覧と目次に続きまして、本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!
(サイト内リンク:瞬間接着剤でウィローモスを活着関連)
どうもこんにちは。ごん太です。
今回と次回で、接着剤を利用したウィローモスの活着について、述べていきたいと思います。
今回は、時間の都合上、接着剤を利用した際のメリットとデメリット、さらにはその際に使う道具までの紹介となります。
次回、瞬間接着剤を利用してウィローモスを張り付けていく様子を、写真で紹介していきたいと思います。
次回のリンクはコチラ
さて、ウィローモスの活着方法については現在様々な方法が模索されており、その中でも昔ながらに木綿糸で巻く方法が、ごくごく一般的に知られています。
しかし、最近はテグスやオクラネットなどの化学繊維で固定してみたり、糸は利用せず瞬間接着剤で固定してみたりと……
多くの先人方から素晴らしいアイデアが生まれ、日進月歩な分野だったりします。
そんな数あるグッドなアイデアの一つ、瞬間接着剤を利用したウィローモスの固定・活着について述べていきたいと思います。
それでは、サイト内リンクと目次に続きまして、本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!
なお本文はやや長めとなっております。お忙しい人はサイト内リンクの下にある、目次リンクよりお目当てのパートへとジャンプしてください。
(サイト内リンク:瞬間接着剤でウィローモスを活着関連)
どうも、こんにちは。ごん太です。
さて前回は・・・
【ソイルを思う存分掃除できる?】「取り外し可能」な水草水槽の掃除風景
と題しまして、ちょっと変わった水替えの様子と、栽培している水草たちの紹介をしました。
今回は少し話が変わりまして……
木酢液を利用した苔駆除方法について述べていきたいと思います。
木酢液は、その使い方さえ間違わなければ、すごく頼れるアイテムなんです!
この記事では、木酢液を水草に利用する上での注意点、道具、方法。
さらには、安全に利用する方法(=パッチテスト的な物・・・正確には、パッチを利用していないので、パッチテストではありません。)について述べていきたいと思います。
目次に続きまして本文に入っていきます。
それでは続きをどうぞ!
(本文は少々長めになっています。お忙しい人は、↓目次リンクよりお目当てのパートへジャンプしてください。)
(2024/9/7修正)
今回はタイトル通り、ミクロソリウムの子増やし方について紹介してみたいと思います。
また、後日追記となりますが、株分けについても簡単に述べていきます。
水草用ライトさえあればCO2いらずのこの植物、その増やし方も極めて簡単なものとなっています。
(2024//28 修正)
今回は、マツモのトリミングについて紹介していきたいと思います。
さて、これはアナカリスやカボンバとともに「金魚藻」と呼ばれています。
金魚藻は、水草水槽以外でも金魚水槽やエビ水槽など、多種多様な水槽に投入されている水草です。もちろんレイアウト用としても、さらには硝酸塩を吸収させたり、時には金魚の「おやつ」にも、実に多くの用途に利用されている水草です。
その中でも、マツモは根を持たないという特徴があり、配置のしやすさは随一です。
また、丁寧に育てれば、鮮やかなグリーンに、華奢な茎、そして繊細な葉から生まれる可憐さは目を見張るものがあり、多くの人を魅了する水草でもあります。アクアリウムの中でも、一、二を争うほどのメジャーな植物だと言えるでしょう。
今回は、初心者の人に向けて、マツモのトリミング方法を紹介していきたいと思います。
(マツモを多用したレイアウト:過去記事より) |
ここでは、マツモをトリミングするべきタイミングについて述べていきたいと思います。
我流ではありますが、
「マツモが水面に到達したら」
これをトリガーとして、トリミングをするようにしています。
1~3本程度水面に達したら、面倒でも対象となる株を取り出し、長さを整えるようにカットします。その際、無理に短くしたり、全てにハサミを入れるようなことはしません。
これはどんな水草でも言えることですが、
生長が見られなかったり、調子を崩しているときは、無理なカットを避けるようにしましょう。
トリミングのダメージでいじけてしまい、再起不能になることもあるからです。
元来、マツモは成長速度の高い強靭な水草です。
しかし、いかに簡単と言えども植物であることは変わりません。光や肥料不足であれば、それをきっかけにして調子を落とすことも十分にあり得る話です。
まずは、光や肥料、場合によってはCO2添加や硬度など、生長しやすい環境を整えてあげて、グングン生長し始めてからでも全然遅くはありません。
(調子が絶好調なマツモは葉が密で毛羽立っている) |
さて、マツモを水槽外で取り扱う上での注意点は大きく2つあります。
① 乾燥させない
② 水道水に浸さない
まず、「乾燥させない」について。
茎は華奢で葉は繊細なマツモは、乾燥に強くありません。同じく初心者向けなアヌビアス類やミクロソリウム類とはこの点が大きく異なります。トリミングの際に、うっかり水の外に長時間放置しないようにしましょう!
特に、冬場の暖房の風や、夏場の直射日光には十分注意を払いましょう。
次にマツモを「水道水に浸さない」ことについて。
これは、作業中の乾燥を防ぐため、容器に水を汲んで浸けておくのですが、このとき必ず飼育水やカルキ抜きした水を利用しましょう。
繰り返しますが、この水草の葉は繊細です。簡単に塩素で傷つき、フサフサとした葉が抜けてしまうことがあります。
そして、そうなってからの再起は、非常に難しいものがあります。水道水にそのまま浸けるのは、決しておすすめできません。
次の項から実際にマツモをトリミングしていきたいと思います。
トリミングの道具と方法について述べていきたいと思います。
まずは道具について。
・ハサミ
・オモリ
まず、ハサミについて。
切れるものなら、何でも問題なくトリミングで利用できます。有名な水草ブランドの高価なものでも良いですし、100均のものでも構いません。
わたしは、釣りの「毛鉤」を作るセットに付属していたものを愛用しています。小回りが利いて切れ味も抜群で、細やかなラインを持つ茎や葉柄、さらには根や傷んだ葉を「ピンポイント」でカットでき、大変便利です。
しかし、小さなものはサイズゆえに「面」や「ライン」を作るのには不向きです。背丈をそろえるようなトリミングをする際は、やはり大きなサイズのハサミを用いた方が出来栄えが美しいでしょう。
どんなハサミでも構わないのですが、なるべく目的に沿ったものを準備しておくと良いかもしれません。
次にオモリについてです。
必ず【熱帯魚用】のものを利用してください。
釣用のオモリは魚へのの配慮がされていないため、おすすめできません。
生体が鉛中毒になり、死亡する可能性もあります。
また、いくら熱帯魚用のものであっても、鉛が含まれていることもあります。
重金属が水中に溶け出すことも十分に考えられ、それらに弱い生き物、特に淡水エビなどを飼育している水槽では、重大な結果が生じる危険性があります。
必ず自己責任で利用しましょう。
とはいえ、今回のマツモはオモリがないと浮いてしまう水草ですから、利用しないとレイアウト的に困ることになります。
もし、少し大きめのセラミックのリングろ材をお持ちなら、穴にマツモを差してみましょう。葉が穴にひっかかり、ろ材はアンカーとなるので、いい塩梅で沈んでくれるはずです。また、穴のサイズによりますが、キスゴムでも同様のことができます。その際はガラスに貼り付けて利用しましょう。
さて、随分話が長くなってきました。次のパートより、いよいよマツモのトリミングとなります。
ここからはトリミングの方法について述べていきたいと思います。
① マツモを収穫する
水槽から丸ごと取り出します。
根を張らない水草です。水槽外で作業をして楽をしましょう!
そのとき、ミナミヌマエビなど淡水エビが一緒についてきてしまうこともあります。
水中でマツモをよく振り落としてから取り出しましょう!
② 束ねられているマツモを1株単位に分解する
下の写真は収穫したものです。
前回のトリミングですべて同じ長さにカットしたのに、ここまで差が出るなんて不思議ですね。
事実、マツモには「調子」というものがあります。それは株単位で違うので上の写真のような結果を生み出します。
具体的には、葉が大きくゴワゴワしており、茎も太く草高もあるマツモは調子が良い状態といえるでしょう。そのようなものはよく生長するため、すぐに元のサイズに戻るでしょう。有望株ですので、メンテナンスしつつ大切に育てていきましょう。
対して、葉が小さく茎も細く、さらに草高の低いものは調子が悪いマツモです。無理にいじくりまわせば、いじけて生育困難になることでしょう。このような株にハサミを入れるのはなるべく控えましょう。光、CO2、水質、肥料分などの条件を見直してみましょう。
マツモは強靭な水草ですので、CO2や水質で生育不良になることは稀です。しかし、光量不足や肥料不足もしくは養分過多で発生したコケが不調の原因であることがよくあります。
ライトは観賞用ではなく水草育成用を設置し、養分は試験紙で随時チェックするなどして対処しておきましょう。
なお、陸上植物にありがちな、トリミングをすれば生長が上向きになるという現象はほとんど出ません。ご注意を。
え? 調子が良いか悪いかわからない?
迷ったら控えめにカットしましょう。葉は植物の養分工場ですから、たくさん残しておくと何かと安心です。
元気がよければすぐにハサミを入れることになりますが、失敗するよりは遥かにマシです。なにより、作業を通してマツモの成長スピードを把握することもできるので、なかなか良い手法ではないかと思います。
③ マツモを10~15cmぐらいにカットする
下の写真はカット直後のものです。
このような感じに茎頂側10~15cm程残してカットします。
先にも述べましたが、この時、短くしすぎるといじけてしまうので要注意です。
さて、写真では茎頂部の下に置かれている頭のないマツモが置かれていますね? こちらは廃棄する予定のものなのですが、実は復活させて生長させることもできます。
オモリでまとめ水槽に戻しておけば、あら不思議!
なんと、脇芽が出ます。つまり、1株増やせるのです。
数が足らずレイアウトが貧弱に感じるときは、上の方法で増やしてみるとよいかもしれません。
④ トリミングしたマツモ3~5株をオモリでまとめる
背景と同系色で見づらいのですが、下の写真では3株をひとまとめにしたものです。
このようにすると、レイアウト時やメンテナンス時にまとめて移動できるので何かと便利です。さらに茎頂をそろえてやると、見栄えもよくなります。
なお、注意点でも述べた通り、水草用オモリであっても自己責任で利用しましょう。淡水エビがいる水槽ではおすすめしません。
⑤ オモリからはみ出している部分を整える
オモリをぐるりと巻いたら、見栄えをよくするためにはみ出した下側を2~3cm残すようにカットします。
あまりギリギリで切断すると、水流で抜けてしまうこともありますので、注意しましょう。
トリミング自体はこれで終わりです。
⑥ 水槽へドボンして完了!
オモリでまとまっているマツモが、バラバラにならないように丁寧に水槽に戻して作業終了です。
というわけで、マツモのトリミングはここまで。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
(2024/8/19 修正)
今回は、ミクロソリウムのトリミングについて述べていきたいと思います。
さて、陰性植物は生長が遅い水草ですから、どのタイミングで葉を切り落とせばよいのか? 大変わかりづらいですよね。
この記事では、そのタイミング、注意点、さらには実際の作業について述べていきたいと思います。
(2024/8/17修正)
今回は、ミクロソリウムを溶岩石に活着させるお話です。
その方法と、メリット・デメリットについて述べていきたいと思います。
短時間かつ簡単な手法ですので、頭の片隅で覚えておけば役に立つときもあるかもしれません。