2018年7月12日木曜日

【枯れさせない・溶けさせない】ドワーフフロッグ・ピット(後編)

ドワーフ・フロッグピット栽培のポイントは水流と温度!


どーもこんにちは。ごん太です。

前回からドワーフフロッグについてネタにしております。

前回は導入した経緯やドワーフ・フロッグピットという植物についての紹介、さらには栽培するための道具について記してまいりました。

今回はドワーフ・フロッグピットの実際の栽培について記していきたいと思います。

導入方法、栽培方法、間引き(トリミング)、栽培上の注意点、越冬などについて紹介していきたいと思います。

まずは目次、サイト内リンクに続きまして本文へと入っていきます。

それでは続きをどうぞ!


(サイト内リンク)

・ピット?ビット?道具はどうする?ドワーフ・フロッグピット(前編)
・【枯れさせない・溶けさせない】ドワーフフロッグ・ピット(後編)
イマココ



ドワーフ・フロッグピット導入


導入方法はとっても簡単!


さて、今回は具体的な栽培方法の話になるわけですが、まずはその導入方法と注意点について記していきたいと思います。

まず、導入方法ですが、カルキ抜きした水で軽くすすぎながら、目視による検疫を済ませます。

その後、任意で「水草その前に」や炭酸水を利用した検疫を行い、水槽への導入となります。

ですので、ほかの一般的な水草とほぼ同じです。

なので、導入時の注意点も他の水草と一緒です。


葉の裏側にスネールが潜んでいるかも!?(導入にあたっての注意点)


注意点としてはやはり、、、

スネールの有無

これについてです。

浮草という特性上、表側(水面側)の葉に目が行きがちですが・・・

スネールたちは基本的に裏側にいます。

ですから、裏側を目視でよく検疫することをお勧めします。
しかし、それでも見逃すことがあります。

というのは、カワコザラガイなどの小さなスネールの卵は目視できないからです。

そんなわけなので、
当然、薬剤を利用したスネールの検疫の併用もしたほうが良いでしょう。

ごん太は過去この検疫を侮り、睡蓮鉢がカワコザラガイまみれになってしまった経験があります。

現在はプラナリアゼロで完全に駆除できましたが、景観的・時間的・金銭的損失は甚大です。

ですから、ごん太としては必ずスネール対策してから導入することをお勧めします。

ちょっと余分な手間だったり、時間やお金がかかったりして面倒ではありますが、後々のことを考えると導入のタイミングで処理を行うことをお勧めします。


ドワーフ・フロッグピットの栽培方法


道具さえ揃っていればば後は浮かしておくだけ!


ドワーフ・フロッグピットを実際に栽培にあたっては、器具さえ揃っていればその栽培自体は比較的簡単なことです。

光合成を光合成をおこなうための葉は水上にありますから、コケにやられることはありません。

また、ライトに最も近い場所で栽培しますので、ほかの水草の陰のせいでドワーフ・フロッグピットが生長しない!ということはまず起きません。

さらに、ライトと葉の距離が近いゆえに強烈な光を浴びることができるので、それなりのライトでも、光量不足で悩むことも少ないと思います。

では、どんな道具があればいいのか?という話になると思いますが、それについては前回の記事をご覧ください。


ドワーフ・フロッグピット栽培のためのポイント


ドワーフ・フロッグピットは池沼などの穏やかな水面に自生し、、日本においては夏に生長が盛んになる浮草です。

ですので、その栽培の基本方針としては・・・

①、自生地のように水面付近の水流を抑える
②、光量(60cm規格水槽で2000lm程度)
③、温度(気温と水温)
(④、場合によってはCO2→詳しくは後述します。)

これらがポイントで、詳しくは後述しますがそれらに注意さえすれば、ぐんぐん生長すると思います。

逆にドワーフフロッグピットに元気がないときは・・・

水面付近の水流、光、温度、二酸化炭素、最後に肥料

の順に改善してみると良い結果が出ると思います。
肥料の添加については前回紹介しましたのでそちらをご覧ください。


ドワーフ・フロッグピットのトリミングや間引きはどうすればいいの?


最後にトリミング(間引き)について。

ドワーフ・フロッグピットにとって生長しやすい環境が整った場合、他の浮草と同様に大繁殖し、水面を覆いつくしてしまう場合があります。

あえて水面全体に増やしたり、水質浄化目的でドワーフフロッグ・ピットしか栽培していない場合は別ですが、このような状態になってしまうと

ドワーフ・フロッグピット直下の水草に光が届かず調子が落ちてしまいます。

ですので増えすぎたドワーフフロッグ・ピットは適宜間引きすることをお勧めします。

また、適切なタイミングで間引きしていないと、巨大化した株の根が底床に達し、根付いてしまうことがあります。

こうなってしまうとドワーフ・フロッグピットの根張りは思った以上に強力で、ソイルが舞わないように撤去するのが困難です。

もちろん、根をカットしたりソイルから引っこ抜くだけでいいのですが、、、

「ドワーフ」な浮草ですからですから小さくてなんぼのものかと思います。

よほど思い入れのない株でない限り、間引くことをお勧めします。

次のパートはドワーフ・フロッグピットの栽培上の注意点について。

漂うドワーフ・フロッグピット


ドワーフ・フロッグピットの栽培上の注意点


このパートではドワーフ・フロッグピットを栽培するうえで、注意すべき点をまとめてみました。


水流に弱い


ドワーフ・フロッグはもともと水流の緩やかな河川や湖に自生しているようですので、

強すぎる水流や水流が直に当たる場所は大の苦手です。

そのような環境で栽培していると、、、、

どんどんサイズが小さくなり、いつの間にか消えてなくなってしまいます。

それを防ぐためには・・・

ナチュラルフローパイプやポピーグラスグラスなど水流を緩慢にするアクセサリを利用することをお勧めします。

また、当然ですが水面付近に水流とエアを作り出すディフューザーも苦手です。

エアレーションする場合は前述の通りなるべくエアポンプとエアストーンでゆるやかにしてあげると良いでしょう。

もちろん、いくらエアストーンを用いたエアレーションでも、勢いが強すぎるのは厳禁です。


低温に弱い


ドワーフ・フロッグピットは低温に弱いです。

あくまでごん太経験上の話ではありますが、日中の水温が12℃程度になると生長が止まるようです。

そして低温にさらされると溶けるように枯死していきます。

ドワーフ・フロッグピットの傷み(=茶色の部分)が広がり始めたたら、低温にさらされ枯死し始めていると考えてたほうがいいかもしれません。

そして、後述しますが、浮草というのは「秋風」程度の涼しい風でも枯死に至る場合があります。

水槽を設置してある部屋の室温にもよりますが、なるべく・・・

保温に心掛け、必要あらば適宜ガラス蓋を利用してあげると良いでしょう。

ヒーターとガラス蓋による適切な保温をしてあげれば越冬は可能ですし、冬でも旺盛な生長を楽しむことができます。


肥料不足に弱い


ドワーフ・フロッグはその旺盛な成長力と水質浄化作用が示しているように、

どちらかと言えば生長が早く肥料をたくさん消費する植物です。

ですから、極端な貧栄養な環境の場合、ドワーフ・フロッグピットが生長しないこともあります。

ウィローモスやミクロソリウムといった肥料をそれほど必要としない植物とは違うのです。

このようなことは基本的には、魚を飼育しているような環境ではそのようなことは起きないと思いますが、

極端な貧栄養な環境で栽培する場合はNPKを含んだ肥料(液肥)の添加を検討したほうがいいでしょう。


季節によりCO2も必要


この話は後出しの追記になるのですが、
2019年12月に起きたCO2添加漏れにより、一時的に水槽内はCO2不足状態に陥りました。

その影響を真っ先に受けたのが、、、

浮草たちです。

栽培していたドワーフ・フロッグピットとルドウィジア・フローティングプラントがほぼ同じタイミングで枯死による全滅。

対して真っ先に影響を受けると思われていた陽性植物はダメージはあるものの、枯死までには至ってない模様。

以前ドワーフ・フロッグピットやルドウィジア・フローティングプラントを無加温CO2無添加LED照明の室内睡蓮鉢で栽培したことがあるので、

てっきり浮草たちはCO2添加が無くても生きていけるだろう!と考えていたのですがそうではなかったようです。

この浮草たちのCO2要求性は、水温や気温によるも(つまり光合成の速度。低水温では光合成速度は下がる=水草の調子も下がる)によるものなのか、

それとも気孔の位置によるもの(気孔は葉の裏側に多く、葉の裏側は水面なので水中からしかCO2が吸収できない)なのか、、、

はっきりとした原因は分かりませんが、それでも、、、

浮草が苦手な冬は過保護ぐらいの方がいいのかもしれません。

つまりはCO2は無いよりはあったほうがいいでしょう。


ある程度の光量が必要


ドワーフ・フロッグピットの栽培にはそれなりの光量が必要です。

と言っても、、、

一般的には有茎草を栽培できるようなライト・・・目安としてはパワーIIIやフラットLED2灯といった環境があれば十分かと思います。

高価なライトは不要で、庶民的な水草育成用のライトが2灯あれば十分です。
とはいえ、いわゆる水草の栽培を目的とせず、魚を美しく見るための「観賞用」ライトではさすがに栽培は難しいでしょう。

そんなわけなので、
すでに水草(有茎草などの陽性植物)を栽培している人には環境が整っているといえます。

対して、アヌビアス・ナナのような陰性植物のみであったり、そもそも観賞用ライトを使用しており水草が生長できるLEDライトを設置していないなどの場合は、

ライトとその光量ついて見直す必要があるでしょう。

というわけで、4つの注意点を上げてみました。
最後に越冬するための方法について紹介して終わりにしたいと思います。

生い茂るドワーフ・フロッグピット


越冬するためにはガラス蓋!!


何度も記しているので、もうお分かりかと思いますが、基本的に浮草は低温に脆い植物です。

夏が終わり、気温が20℃を下回り始め、心地よい秋風が吹き始めたらたら要注意です。

そんな時期は朝夕の気温の変化が激しく、自身が寝ているときに浮草が冷気でダメージを負っているなんてこともありえます。

ですから、秋は最高気温を確認して夏対策を継続しつつも、ガラス蓋で保温をすべきタイミングを見計らう季節です。

この夏対策→冬対策の切り替えに失敗すると、せっかく生長した浮草を全滅させる憂き目にあいます。

ごん太はルドウィジア・フローティングをガラス蓋で保温するタイミングを誤り全滅させてしまった経験があります。

ですから、なるべく早いタイミング(冷却ファンが回らなくなり、外気温による水温の上昇が無くなり次第)でガラス蓋による保温を開始してあげたほうがより安全かと思います。
ということで、ドワーフ・フロッグピットについてはこれでおしまいです。


(最終更新:2019/9/04)

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