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2019年1月9日水曜日

安い!大量!炭酸カリウムで水草カリウム液肥を作ってみた!その手順

自作液肥の作成方法とメリット・デメリット


どうも、こんにちは。ごん太です。
今回はチャームさんより液肥用の炭酸カリウム粉末を購入しましたので、それについて紹介していきたいと思います。

まずは炭酸カリウムを利用した液肥のメリット・デメリットについて
そのあと実際に10%炭酸カリウム水溶液の調整をする様子を紹介したいと思います。

また、最後に後出しの追記として1年半ほど実際に利用して感じ得たレビューを紹介したいと思います

それでは目次とサイト内リンクに続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!

なお、お忙しい人は↓目次リンクよりお探しのパートへとジャンプしてくださいね!


今まで利用していた液肥


ここでは、今回炭酸カリウムでカリウム液肥を作ることになった経緯を紹介したいと思います。

まずは、カリウム液肥を自作する以前に利用していた既製品について簡単にレビューしてみたいと思います。


ゼニスウォーターK-19は値段が安くて量がある


さて、ごん太がいままで利用してきたカリウム液肥はといいますと・・・

ゼニスウォーターK-19


オクトジャパンより販売されているゼニスウォーターK-19

というものを利用していました。

今回はこのゼニスウォーターK-19のレビュー記事ではありませんが、その一応使用感をさっくりと紹介したいと思います。

まず、250ml入りで約800円というなかなかのお手頃価格です。

多くのメーカーのカリウム液肥は安くても1000円程度かかりますから、調整済みのものを安く欲しい場合はお勧めです。

また、量が多いのもお気に入りのポイントです。


20Lにつき1mlの添加ですから、週2ml程度添加のごん太の水槽で全量を使用し切るにはかなりの期間(およそ2年)かかりました。


実際に2年間利用してみて


さて、実際の水草への効果ですが、この2年間カリウム欠乏のような症状は水草に出たことがないので、「カリウム欠乏を防ぐ」という観点からはその効果はばっちりかと思います。

その利用の実態は、巷でやや誇張されて表現されている「カリウム液肥を入れた途端に水草たちがメキメキと生長し始める」というような夢の効果はありませんが、、、

水槽内では流亡しやすいカリウムですから、やはり添加するとしないでは水草の調子が大きく違います。

これは、↑で述べたカリウム単体という観点からもありますが、、、
やはりリービッヒの最小律から考えても、カリウムを与えたほうが、うまく他の栄養素(=水槽内で余りがちな窒素・リン)を利用できるからでしょう。

(リービッヒの最小律=三大栄養素たる窒素、リン、カリウムが及ぼす植物生長への影響は、もっとも少ない要素に合わせられる。という考え方。)

というわけで、

このゼニスウォーターK-19は、お値段手頃で量もたっぷり、使ってよし!なカリウム液肥だということができます。

で・・・この液肥を使い切ったので新たにカリウム液肥を購入することになったわけです。
え”?ゼニスウォーターK-19を再購入しないのかって?

本音を言えば、さすがに2年間も利用し続けたので飽きてしまったのです。

良心的な値段と量だからこそ起きる現象ですね。
そんなわけで、次なるカリウム液肥を選ぶことにしたのです。


炭酸カリウムを利用した液肥のメリット


テンション上がる2年ぶりの液肥選び!


上記のように2年間も同じ商品を利用していたわけですので、実に2年ぶりの液肥選び!。

テンションが上がらないわけがありません!

話変わりまして、液体肥料を含めたアクアリウム用の添加剤には現在様々なメーカーから多種多様なものが販売されています。

特に液体肥料という分野の商品は、チャームさんオリジナルのものもあれば、テトラやマーフィードなどの舶来品も実に数多くあるわけで・・・

なかなか興味深い分野でもあります。
活字中毒なごん太ですが、能書きだけでも腹いっぱいになりそうです。

しかし・・・

今回はちょっと面白みは欠けますが・・・
炭酸カリウムと精製水を用いて自分で10%炭酸カリウム水溶液を調整してみることとしました。

液肥用炭酸カリウム

理由は次から列挙していく3つの利点があるからです。


利点その1:ぶっちぎりで安い!


まずは価格について。

上で【お手頃価格】と紹介したゼニスウォーターK-19は250mlで約800円。

カリウム液肥を利用したり購入したことがない人はわからないと思いますが、この約800円ってK液肥の中ではビックリするほど安い方なんです。。

有名どころで言えば、例えばテトラのフローラプライドは250mlで1500円ぐらいするわけですから、その安さがおわかりいただけるかと思います。

で今回利用する・・・

チャームさんで購入したこの炭酸カリウムは100gでなんと313円! 
(2019/1/9時点の価格です)

なので、調製(作ること)の手間を考えなければ、ぶっちぎりで安いんです。

ただ通販ゆえに「送料」がかかるので、ライトやフィルターなどの器具を購入したついでに【カート】に入れるのが良いのかもしれません。

もっとも、 、、
近くに熱帯魚ショップが無い人にとっては、往復の交通費と送料がほぼ同じなんて状況もあると思いますから、送料がそこまで「不経済」である!ということにはならないと思います。

これはごん太がアクアリウムショップに行くと始終起きる「アルアル現象」なのですが、
電車とバスを利用し大型店舗へ行き、途中でペットボトルのドリンクを買い、さらにその途中でお昼ご飯たべ、帰りがけにカフェでアクア談義なんかすると・・・

「送料」の方が安かった・・・

そんなことがよくあります。。。

まぁ、それはそれで楽しいのでそこまで目くじらを立てることではないとは思いますが、、、

どーしても送料が気になる!という人はご一考してみてはいかがでしょうか?。。。


利点その2:100gで1L分の液肥を作れる!


カリウム液肥として利用する場合は10%水溶液に希釈することになるので、単純計算ですが100gあれば1Lのカリウム液肥ができることになります。

前述の通りごん太は週2mlほど水槽に添加しているわけですから、1年が52週だとすると1年間のカリウム液肥の使用量はだいたい100ml。

ですから・・・

理論上では10年間利用できるわけです!


というわけで、たかだか45cm規格水槽のごん太には使い切れる量ではありません。

ですから、100gという量はたかだかパックに入っている量ですが、実は60cm規格水槽や90cm規格水槽などより大きな水槽を利用している人向けな分量なのかと思います。


利点その3:容器いろいろ、添加の仕方いろいろ


これはデメリットでもあるのですが、炭酸カリウム粉末には自作した液肥を入れる容器は付属していません。

つまり、、、

別途容器を用意が必要!

ということになるので、それはそれで面倒な話でもありますが・・・

逆に言えば何に入れてどのように添加するのか?ということを自分で決められます。

・ADAのかっこいいボトルを利用したままで、中身だけお手製のものに・・・
・ガラス製の薬品瓶に入れ利用する分だけ実験チックにピペットで添加・・・
・廉価性を求め100均のボトルやペットボトルでも・・・


とにかく、自分のスタイルに合わせることができるわけです!。

なので、別途ボトルを用意するというのは確かにデメリットですが、、、
それのおかげで普段は体験できない楽しみが生まれたり、利便性を享受することもできるわけですね。(少々強引な感じてはありますが。。。)


とまぁ、以上3点が数あるカリウム液肥のなかで炭酸カリウムを今回選んだ理由となります。


炭酸カリウムを利用した液肥のデメリット


とはいえ、炭酸カリウムを用いて自分で液肥を調製するのはメリットばかりではありません。

メリットがあれば必ずデメリットもあるのです。



欠点その1:どのように炭酸カリウムを計量するのか?


後半で調製の様子を紹介しますが・・・

今回購入した炭酸カリウム15gを計量し、精製水を用いて10%炭酸カリウム水溶液とするわけなんですが、、、

炭酸カリウム15gを計量するのがなかなか難儀するかもしれません。

ごん太は主夫ですから料理もするわけで、偶然にも1g単位で計量できる電子スケールを持ってたからよかったのですが、、、

そのような道具なしに15gを計量できるか?と問われるとはっきりと答えることができません。

15gを家庭にあるもので正確計量する・・・このあたりのことを突き詰めていくと強烈にめんどくさそうな雰囲気がでています。。。

素直に電子スケールを買えばいいのですが、それではトータルのコストがかさんでしまうわけですからね。

いつぞや利用したプラナリアゼロみたいに専用の計量するスプーンが付属していればより便利なんですがね・・・


欠点その1【補足】:面倒なら全量作ることも視野に入れるべき


結局のところまぁアレコレと悩む必要はなく、パッケージ内には炭酸カリウム100gが入っているとわかりきっているわけですから、

炭酸カリウム100gで1Lの10%炭酸カリウム水溶液を作る!

これが「正確な濃度」と「簡単な作業手順」以上2つの観点から一番正解でしょう。

ただ・・・液肥1Lというのは先にも述べた通り途方に暮れる分量で、そう簡単には使い切れません。。。

とはいえ、炭酸カリウム粉末は安いですからトータルのコストを考えれば、、下手に電子スケールを自作用に購入するよりも、、、

大量に10%炭酸カリウム水溶液を作り、使い切れない分は捨てるという方法も、「あり」かと言えば「あり」です。。。

そんな風にぼやきつつ次のパートへと移ります。
(2019/9/30 追記)


欠点その2:確かに「カリウム」が含まれている肥料。しかしカリウムのみなので・・・


アクアリウムの世界の肥料にはどの成分がどれだけ入っているかわからないものが実に多いです。

ですから、そのような水草用肥料を選ぶ際は、その評判や販売メーカーのイメージというような判断基準になりがちなり、時に疑心暗鬼になります。

なので・・・

今回作る液肥には単純に炭酸カリウムしか含まれていないことが、
自作した自分自身でわかっているわけですから安心と言えば安心です。

しかし、逆に言えばカリウムしか入っていなわけですから、・・・
別途多量要素や微量要素も配慮する必要が出てきます。

つまり・・・

各メーカーから販売されている多くの液肥にあるような「これさえ添加しておけば大丈夫!」ということにはなりません。

この点が要注意で、別途多量要素や微量要素を含むサプリメントや液肥の添加が必要です。

というわけで、次の項よりカリウム液肥を作成していきたいと思います。


炭酸カリウムでカリウム液肥!(道具編)


道具一覧


まずは今回利用した道具を紹介します。

・炭酸カリウム
・精製水
・キッチンスケール
・計量カップ
・ボトル

詳しい説明は↓で述べていきたいと思います。


炭酸カリウム粉末


まずは炭酸カリウムについて。
今回利用したのはチャームさんで販売されている炭酸カリウム(100g)です。

炭酸カリウム(100g):チャームさんより購入


こんな感じのチャック付きのパッケージに白い粉末(炭酸カリウム)と乾燥材が入っています。

そのパッケージにはカリウム液肥の作り方と添加方法がしっかりと記されていますから、初めて作る人でも迷うことはないと思います。


これで100g(実質カリウム液肥1L)で300円台とびっくりするような安さですが、詳しい説明も相まって実にチャームさんらしい細かな心遣いが表れている商品かと思います。


精製水


今回はコンタクトレンズ用の精製水を炭酸カリウムに溶かすための水として利用しました。

お値段100円なり。

カリウム液肥に利用したコンタクトレンズ用精製水


しかし炭酸カリウムのパッケージとチャームさんの商品のページにも記されているのですが、

水道水を沸騰させ冷ました水でも問題ないようです。


とにかく安く作りたい方は冷ました水を利用したほうがいいかもしれません。。。

もちろん、カルキを含めた不純物が気になる方は蒸留水や純水を利用したほうがよりベターでしょう。

なお、ごん太がこの表記に気づいたのは精製水を購入した後でした。。。


キッチンスケール


今回炭酸カリウムを計量するのにキッチンスケールを利用しました。

詳しい話は↑で前述しましたが、この炭酸カリウムには専用のスプーンなど希望する量を計量する道具は付属していません。

なので必要量だけ利用する場合、自分で計量する器具を調達する必要があります。

(全量調製する場合は不要です。)

計量カップ


精製水を計量したり、炭酸カリウムと水を混ぜ溶かすのに利用しました。
今回利用したものは以前水槽用にと購入した100均製のものです。


ボトル


自分で添加する方法を選べるのが自作液肥の良い点なのですが、今回は利便性を考慮して1プッシュ1mlとなるようなボトルを利用することにしました。

もちろん、無印良品で販売されているようなちょっとこじゃれたプッシュボトルを用意してもいいのですが・・・

今回はいままで利用していたゼニスウォーターK-19のボトル(1pushで1ml出る)をよく洗浄したうえで再利用することにしました。

再利用は「ただ」ですからね!。


マドラー(ガラス製)


今回炭酸カリウムを水に溶かすために撹拌するのに利用しました。

炭酸カリウムは水に溶けると強いアルカリになるので、ステンレスのスプーンなどでは多かれ少なかれ腐食するかと思います。

なのでガラス製のマドラーを利用することにしたわけです。

もちろん、短時間ですから気にしなくても良いでしょうし、良く洗った割りばしのようなものでもいいと思います。

というわけで、道具の紹介はここまで。
次項からカリウム液肥を作っていきます。


炭酸カリウムでカリウム液肥!(作成編)


自作液肥と言えども「溶かすだけ」なので簡単!


作成!自作!調製!・・・・なんて言うとすごく難しいことをしているように聞こえるのですが、ようは・・・

購入した炭酸カリウムを水に溶かすだけ・・・

なのでそこまで肩ひじ張らずに作成していただけるかと思います。

ただし後述しますが注意点もありますし、自作した液肥自体強いアルカリ性ですから取り扱いにも注意が必要です。

というわけで、カリウム液肥を作成していきます!。


炭酸カリウムを計量する


電子スケールに計量カップを置き、その中で炭酸カリウムを計量します。

今回はボトルの都合上150mlのカリウム液肥を作成したかったので15gの炭酸カリウムを計量します。

まずは炭酸カリウムを計量する


写真はキッチンスケールで炭酸カリウムを15g計量しているところです。


【注意点】炭酸カリウムに水を注ぐべし


さてこれから炭酸カリウムに水を加えて溶かしていくわけなのですが、この時に1つだけ注意点があります。

それは必ず炭酸カリウムに水を注ぐようにすることです。

これが今回のカリウム液肥を作成における一番の注意点となっています。
その理由はおそらくですが、溶解熱により発熱するのを避けるためものかと思います。

なお、実際に正しく炭酸カリウムを水に溶かすと溶解熱により容器がほんのり温かくなるようです。

しかし・・・ごん太が自作した時の季節は真冬。。。

ごん太は全く感じ取ることができませんでした(汗。


まずは炭酸カリウムに半量の水を加える


先ほどの計量カップの中に精製水を半量入れて良くかき混ぜ、炭酸カリウムを溶かします。
トータルで150mlの水に溶かすので、その半量の75mlの水を入れます。

が・・・今回は横着して「だいたい」半量の水に炭酸カリウムを溶解させたのち、150mlまで満たすこととしました。

その方が容器が1つで楽ですからね!。

炭酸カリウムに水を加える


上の写真は完全に溶け切る前のものです。
完全に水に溶け切る前は白く濁っているのがお分かりいただけるかと思います


よく撹拌し炭酸カリウムを完全に溶解させる


炭酸カリウムは水に溶けやすい物質ですが、、、

温かい紅茶に砂糖を溶かすようにスッと消えるように溶けるわけではありません。

なので今回はガラス製のマドラーを利用して溶解させました。
十数秒撹拌させるだけで溶けますので、時間を惜しまず完全に溶解させましょう!

もちろんですが、撹拌するときには強いアルカリ性の液体ですから飛び散らないように、注意してくださいね。

溶かす前は上記の写真のように白濁していますが、完全に溶けると下の写真のようにうっすら白みがかった透明の液体となります。

炭酸カリウムを完全に溶解させる


残りの水を加えボトルに移して出来上がり!~その用法用量~


最後に全量が150mlとなるように水を加えた後、よく混ぜ、ボトルに入れて出来上がりです。

というわけで、お疲れさまでした!。

出来上がった炭酸カリウム水溶液をボトルに詰めて出来上がり!


写真は完成したカリウム液肥です。
(黒のバックスクリーンのためか中身がほとんど見えませんが。。。)

してその10%炭酸カリウム水溶液の添加方法ですが・・・

飼育水20lに対して毎日1ml添加すべし!

と今回購入した炭酸カリウム粉末の取扱説明書に書いてあります。

が・・・初めて添加する際は水草がどれだけ調子が良くなるのか?コケがどれだけ勢いづくのか?わかりません。

ですから、なるべく1/3~1/2量程度からスタートし、徐々に1ml/日程度に増やしていく方法が安心でのでお勧めです。


その効果について(2020/6/12 追記)


この自作液肥を使い始めてから1年半程度が経過しようとしているので、そろそろ簡単ではありますがレビューをしておこうと思います。

はっきり言って・・・

効果あり◎です!

水草たちは前述の液肥(炭酸カリウム10%相当のもの)利用時と変わらないほど、いやそれ以上に元気よく育っています。

双方とも同じ10%炭酸カリウムなわけですが、その決定的違いは・・・

より廉価であること!

トータルコストが非常に安いですから、心理的にもけちけちする必要がなく、カリウム液肥をバシバシ添加できます。

結果・・・以前よりも水草の調子が良くなった!というわけです。

節約したい人や大量に液肥を利用する人には是非お勧めしたい液肥です。

・・・

そんな風にバシバシと利用するようになってから1年半が経過しました。
今までに2度液肥を作り直しボトルに補充しましたが、いまだ炭酸カリウム粉末は半分以上残っています。

この自作カリウム液肥は日々のメンテナンスで欠かせないものになりましたが、、、

使いきれるのは何年後か・・・自分でもわかりません。。。

というわけで、今回のカリウム液肥自作の話はここまで。
拙い文章でしたが、長文読んでいただきありがとうございました。


あとがき


いかがだったでしょうか?

炭酸カリウムに水を注ぐ!という点さえ気を付ければ、ただ水に溶かすだけですから誰でも作成できる物だと思います。

カリウム液肥自作というのは 既製品にこだわりが無かったり、コスト面を気にしている人にはおすすめな選択肢かと思います。

(最終更新:2020/6/12)