ミナミヌマエビ導入失敗談
どうもこんにちわ。ごん太です。
前回は・・・
ウォーターウィステリアのトリミングを写真入りで紹介
という記事でした。
今回は先日お話ししたミナミヌマエビについて書いていきたいと思います。
今回話をするごん太が管理をしている水槽は基本的にプレコ水槽なのですが、今回のタイトルにもあるようにミナミヌマエビも飼育しています。
そのようになった経緯は・・・
プレコ水槽にミナミヌマエビを入れてみた!
という上記リンク先の記事をご覧いただければと思います。
で、今回は・・・
ミナミヌマエビの飼育における導入と水替えの注意点について紹介していきたいと思います。
結論を先に書くと、ミナミヌマエビの飼育においてもっとも難しいのが導入とその換水後のです。
エビは水質の変化にデリケートなんてよく言いますが、正しく理解できていますか?。
ごん太はミナミヌマエビを導入するまでまるっきり誤解していました。
それでは目次に続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!
ミナミヌマエビエビだって難しい
淡水エビの中では簡単といわれているミナミヌマエビですが・・・
エビの仲間の中では簡単な訳であって、魚基準と比較してはダメです。
もちろん、魚より簡単な側面もあります。しかし・・・
エビなりの難しさも併せ持っています。
というわけで、次の項より
魚の飼育とは違ったエビなりの難しさ
について、話を進めていきたいと思います。
換水したのにミナミヌマエビが死んでいく・・・
水辺の生体が好きなのは綺麗な水という「思い込み」
はい、いきなりすごい見出しになっていますw。
ごん太は前述の通りプレコを飼育しています。
プレコはアマゾンの清流に住んでいる魚であり、また大食漢なので水槽をよく汚す魚でもあります。
だから・・・
プレコ飼育における管理のポイントは換水(水替え)は頻回にして、なるべく新鮮な水ときれいな水質を提供することです。
が・・・
世の中新鮮な水を好む生体ばかりではありません。
それを身をもって教えてくれたのがミナミヌマエビです。
というのは、ごん太はミナミヌマエビの導入に1回失敗しています。
当時ごん太は・・・
水槽内の生体が好む水=綺麗な水=新鮮な水
という思い込みがその当時あったので、1週間に2回換水をしていました。
どうやらこれがいけなかったようです。
ミナミヌマエビ水合わせ失敗談
ここからはミナミヌマエビの導入失敗談になるのですが、、、
以前導入した時はネットや本の情報にある通り、ミナミヌマエビ導入当日はしっかり数時間かけ水合わせをしました。
が・・・
水質はすごくきれいなのに、エビさんたちがどんどん脱皮してその数日後にはお亡くなりになってしまいました。
最初は農薬か!?なんて疑いましたが、何のことはない・・・
飼育者の知識・経験不足でした。
というのは・・・
多くの熱帯魚飼育者にとって
生体が好む水 = 新鮮な水(水替えしたばかりの水)
なのではないでしょうか?
でも実はこれって水質適応能力が高い魚だから通用する話であって、エビでは通用しない話なんですね。
次の項ではこのことについて記していきます。
水質の変化に敏感の意味
エビはエビなりに難しい理由
ミナミヌマエビに限らず淡水エビというのは、すごく水質の変化に敏感です。
「水質の変化に敏感」というのは、ちょっとわかりづらい表現で・・・わかりやすく大げさに言うと
水質が急激に汚れてしまうのもダメ!
逆に水質が急激に綺麗になるのもダメ!
ということをエビの飼育の場合は意味しています。
とくに・・・
水質が急激に綺麗になるのもダメ!
というのはなかなか熱帯魚では経験できず、淡水エビを飼育して初めて目の当たりする人も多いのではないかと思います。
ごん太の場合は結局、良かれと思って換水したのが仇となってしまいました。
でも・・・水替えは魚やエビを飼育する上でからならずしなくてはいけないこと。
では、この時どのように水替えをするれば、急な水質変化を起こさず、ミナミヌマエビたちにダメージを与えずに済んだのでしょうか?。
話は、ミナミヌマエビが行う水質適応方法の紹介に触れ、安全に換水する方法へとつながっていきます。
急な水質変化!その時ミナミヌマエビはどうなる!?それを防ぐにはどうする!?
急な水質変化が起きた時ミナミヌマエビはどのように対処するのでしょうか?。
それは脱皮!!
ミナミヌマエビは脱皮することで水質に適用しようとします。
しかし・・・
脱皮でも適応できないほどの水質の変化が起きると・・・
あっさりと死んでしまうのです。
なので、ごん太の失敗点は、換水時の急激な水質の変化ということになります。
実はミナミヌマエビの水質適応方法にはもう1つあるのですが、それは後述で紹介したいと思います。
ですから、ミナミヌマエビが好む水というのは、水質が急変が無く、さらに硝酸塩、亜硝酸塩、アンモニアなどの汚染物質が少なくほどほどの硬度がある水と言われているようです。
しかし、ミナミヌマエビは硝酸塩が徐々に蓄積するような環境には極めて強いといわれているわけですから、結局のところ普段の水質管理は・・・
水替えによる硝酸塩の除去も確かに大切ですが、その時水質を急変させないことに主眼を置いたほうがよさそうです。
特にミナミヌマエビの代替わり(後述します)が進んでおらず、ご自宅の水質に適応しきれていない場合、注意が必要です。
見落としがちな導入後の換水に注意!
いつもの換水でも水合わせを!!
実際、多くの方が導入時に点滴法で水合わせを行い水槽に導入している方が多いと思います。
当然ながら導入時が一番デリケートなので、この点滴水合わせにはとても気を使います。ごん太は3時間ほどかけてじっくり点滴を行いました。
導入を失敗したときは、この時点での脱皮は当然ありませんでした。
しかし、結構見落としがちなのが・・・
普段のメンテナンスとして行う換水時の水合わせ。
ごん太はここで失敗しました。
上にも書いたように
ミナミヌマエビは水質の急激な変化にとってもデリケート。
導入時に水合わせしたから、あとは適当に換水しても大丈夫なんてことはありません。
そもそも、熱帯魚のみ飼育では、普段の水替えで水合わせなんてしませんよね?。
ただ、水質に敏感な魚を飼育したことがある人にはお分かりいただけるかと思いますが、また新しい水にパニックになる魚もいるのです。
2世代目が生まれる場では水質の急変は起こさないように
そして、ミナミヌマエビは水質がきれいになるような水質変化でも、パニックを通り越してダメージとなってしまう場合があります。
特に、導入してから一世代目は注意が必要です。
淡水エビは水質適応の速度は極めて遅く、各個体は「脱皮」で適応しようとするのですが・・・
どちらかと言えば個体としてよりも世代を重ねることで水質に適応していく生き物だと考えるべきです。
なのでお迎えしたばかりのミナミヌマエビはしばらくの間、極めてデリケートな生体と考えたほうが無難です。
ですから、抱卵して次の世代が生まれてくるまでは水質の変化を抑えながら管理すべきなのです。
とは言え、硝酸をため込むのはエビにも魚にもよくありません。
決して「水替えをしないほうがいい!」と言っているわけではないのです。
んじゃどう水替えすればよいのか?。その方法は↓に記します。
ミナミヌマエビを水質の急変から守る2つの方法
まず1つ目の解決策は、水質を急激に変化させずに換水すること。
ごん太としては点滴換水をお勧めします。
点滴で水を水槽に入れる時間は1~2時間ぐらいがいいと思います。
(排水は水質に影響しないので普通にプロホースなどでします。)
そして2つ目の解決策は・・・
自分の水槽の水質にあった新しい世代を誕生させること。
ミナミヌマエビって不思議なのですが個体自体の水質適応力はすごく弱いです。
しかしそれを補うためなのか?世代が変わると水質に強烈に適応していきます。
最初に水槽にやってきた1世代目は元の水槽(ショップの水槽)の水質に適応しているのでかなりデリケートです。
その個体たちが交配して2世、3世と代を重ねるごとに自分の水槽の水質にあったものになっていくのです。
ですから・・・
最初のうちはしっかりと稚エビを保護することが結果的に水質適応を促進させることになるのでをお勧めです。
せっかく、水質に適応した子世代が捕食されてしまっては元も子もないですからね。
というわけで、簡単にまとめると・・・
- 導入時は点滴で水合わせすべし
- 交配して次の世代が生まれ交配可能になるまでは点滴換水をすべし
- を確実に進めるためにも稚エビの保護すべし
ということになります。
ここまでの長文読んでいただき、ありがとうございました。
あとがき
いかがだったでしょうか?
我が家に第2陣のミナミヌマエビさんが来てそろそろ1年経ちます。
1年間も水槽にいてくれてありがとう!っていう感謝の気持ちでいっぱいです。
また、随分世代も重ねたので、初期の水質に対するデリケートさはなくなり、最近ではすっかり点滴換水をしていません。
カルキ抜きした水をダバーしてます。
今回の話の数年後、大きなトラブルに見舞われるのですが、それはまた別のお話。
というわけで、次回もお楽しみに!
(更新:2020/2/1)