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2017年11月23日木曜日

重くなったダブルタップのメンテナンスで軽く!&絶対にごっくんしない呼び水(2213メンテノウハウ集)【ダブルタップの分解画像付き】


どーもこんにちわ。ごん太です。
ここ数回にわたり、2213のメンテナンスをおけるノウハウ的な話を日記テイストで紹介しています。
そんな前回は、、

エーハイム2213の再設置やらワセリンの塗り方などについて紹介してみました。

今回は、、、

重いダブルを軽くするメンテナンス方法

水槽の水を飲まないで外部フィルターの呼び水をする方法


について紹介していきたいと思います。

それでは、目次とサイト内リンクと続きまして、本題へと入っていきます。
続きをどうぞ!

なお、今回の記事は2つのテーマで無理やり1つの記事にしていますので、忙しい人は↓目次リンクより目当てのパートにバシュ!っとジャンプしてください。


(サイト内リンク:2213のメンテナンス関連記事)

当ブログの関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。



ダブルタップのメンテ方法


ダブルタップの重いコックを軽くする~ダブルタップメンテナンス~


まず最初にダブルタップのコックを軽くするワセリン塗りについて説明していきます。
作業自体はいたって簡単なもので、全ての外部フィルターユーザーにお勧めです。

なお、、、、

当然ながらこの方法はごん太が思いついたわけではありません。

元ネタは某巨大掲示板に書いてあった方法で、すごく簡単で軽くなり感銘を受けたので、皆様にもぜひ知っていただきたい!という思いで紹介することにしました。

本当にアクアリストの先輩方には頭が上がりません。。。。

ダブルタップが重くなった!力任せにコック閉じたら壊れた!なんて言って交換する前に、ぜひ試していただきたい方法です。


ダブルタップのメンテナンスで利用する道具

ここではまず、メンテナンスに利用する道具を紹介したいと思います。

・綿棒
・エーハイム純正ワセリン

たったのこれだけです。
綿棒は100均の物で十分で、プラモデルなどで用いる精密なものでなくて大丈夫です。
ワセリンはエーハイムのフィルターに付属してきたものを今回利用します。


ダブルタップのメンテナンス方法


ダブルタップをオスとメスに分離させる


まず、ダブルタップ1組のネジを外してオス側とメス側に分解します。

これからの作業はオスとメスに分離した状態でそれぞれ作業していきます。
なお、下の写真はダブルタップのオス側ですね。

以下、オス側のメンテナンスをしていきますが、メス側も同様にメンテナンスしていきます。

エーハイムのダブルタップ


タップ(コック)を全閉にする


次にオス側メス側のそれぞれのタップを全閉にします。

下の写真は全開と全閉の違い。ダブルタップのコックを絞り全閉にすると白いボール状のものが蓋としてがせり出して、流通経路が閉じます。
 
なお、次の章に一応ですがダブルタップを分解した写真を載せておきました。
白いボール状のものがなんなのか?詳しくは次の章で紹介したいと思います。
 
それはさておき、メンテナンスを続けていきます。

ダブルタップ前面図(?)。全閉と全開。
(左全閉・右全開)

ワセリンを塗布する


そして、全閉することで出てきた白いボール状の部分にワセリンを塗るのですが、そのままでは奥まっていて届きません。
 
そこで綿棒の出番となります。
 
綿棒の先端にワセリンを塗り、それで奥まったダブルタップのボール部に塗り付けよう!というわけです。
 
さて、その取るべき量はといいますと・・・

↓の写真の〇内の様にほんのわずかな量で大丈夫です。


ダブルタップに塗るワセリンの量
 
そしてこの綿棒で・・・
 
白いボールめがけてぐりぐりと塗り付けていきましょう!

下の写真は実際にワセリンを塗っているところです。
綿棒を差し込んで、奥まったボール部分にワセリンを塗りつけています。

この方法なら多少奥まった場所にある白いボールに、綿棒のリーチなら余裕で届くのです。
 
え?なんで白いボールにワセリンを塗るのかって?
 
その答えは↓のパートにて。

綿棒に取ったワセリンをダブルタップのボールに塗布


コックの開け閉めをする


白いボールにまんべんなくワセリンを塗り付けたなら、最後にコックをスムーズに動くまで開いたり閉めたりします。
 
実はワセリンを塗り付けた白いボールですが、内部の大きなOリング(=これのワセリンが切れるとギコギコ言い出す)と直に接しています。
つまり・・・
 
綿棒でボールにワセリンを塗り、さらにタップを閉じたり開いたりすることで、ダブルタップ内部のOリングにもワセリンを塗れるのです!

最初のうちはギコギコ言ってたタップもだんだんと軽くなり、10回程度の開け閉めが終わるころには音もならなくなるはずです。

なお、、、

10回程度コックの開け閉めをして一向に症状が改善しなければ、再度同様の作業を(2)をしてください。

これはつまりは、1回程度ワセリンを塗っただけでは足りなかったというわけです。

これで、重かったり、ぎぃぎぃ鳴っていたダブルタップが新品同様に軽くなるでしょう。


ダブルタップタップの分解写真



どの部分まで分解しないで綿棒でワセリンを塗れるのか?


では、実際に↑の方法で塗布したワセリンがどの部位に塗布されているのか分解して確認しました。 

しかし、、、

その分解方法についてはあえて載せません。。。

というのは、ダブルタップを分解すると破損の恐れがあるため、あまりお勧めできないからです。

ダブルタップが破損したら場合によっては外部フィルターが利用できなくなるわけですから、一大事です。

ですから、いきなり分解後の写真から入っていきます。

まずはダブルタップの分解写真。6つのパーツに見えますが、、、
 
実はコックの根元にOリングが付いているので7つのパーツからなります。

↑の項でワセリンを塗った白いボールも分解すれば、はっきりと見えますね。

φ12/16ホース用ダブルタップ分解図


そして今回の綿棒を利用しワセリン塗ったことで

実際にワセリンがのっていたのは下の写真の白いボールと黒くて大きいOリングのみ。

この黒くて大きいOリングはおそらくボールの内側の水を外側に漏れ出さないための物かと思われます。

このOリングは白いボールと直に接しているので、↑の方法でワセリンを塗布し開け閉めするとだんだん白いボールから黒い大きなOリングにワセリンが移り、、、

結果的に摩擦が少なくなりぎぃぎぃ音が軽減され、さらには動作もかるくなるというわけです。

ワセリンが塗れたパーツ、塗れていないパーツ


しかし・・・今回紹介したワセリンの塗り方では・・・

残念ながらコック根元のOリングにはワセリンが濡れていません。

上の写真でいうところの、 一番小さい黒〇なパーツがコック根元のOリングです。

なので、ごん太としてはコック根元のOリングが破損したらダブルタップの寿命かなぁと思っています。

しかしながら、アクアリウムを10年程やっていますが、 Oリングが破損し水漏れが止まらないという事態にはいままで見舞われていないので、

どれくらいの年月で寿命を迎えるかは不明です。

その点を踏まえ、やはりダブルタップを分解してまでメンテナンスするのは得策ではないと言えるでしょう。

詳しくは↓に記します。


ダブルタップを分解してまでワセリンを塗るのはお勧めできない


ごん太はこの写真を撮るために初めてダブルタップを分解したのですが、、、

プラスチック製の爪がはめ込み式でパーツが固定されています。


仮に無理に外そうとして爪を破壊すると、、、
パーツが固定されなくなり、ダブルタップとして機能できなくなります。。。

そうなると、おそらくは水漏れが止まらなくなる可能性があり、替えのダブルタップがなければフィルターは利用できませんので、 ダブルタップの分解はとてもリスキーでお勧めできません。

一応ネットで探せば分解方法は載っていますから、そちらにお任せすることといたします。

というわけで、ダブルタップのメンテナンスについてはここまで。
次のパートでは、誤飲しない呼び水の方法について紹介していきたいと思います。


呼び水で水槽の水を絶対に飲まない方法


誤飲(ごっくん)しない呼び水の方法


さて、フィルターケースをパワーヘッドで閉じ、ホースにダブルタップやフィルター本体を接続していきます。

(もともとこの(一連の)記事はフィルター清掃の日記テイストで紹介しつつ、その細かいノウハウを紹介していく記事です。)

前回にも書きましたがサイフォンの原理が働いてないのでフィルターの取り外しよりも取り付けの方が気楽なものであります。
各パーツの接続と固定ができたらいよいよ呼び水をするのですが、これが、

初心者の方には難関な作業だったりするわけです。

ごん太もメンテナンスのおかげさまで?、いままでの飼育経験のなかで最低5回は「水槽の美味しい水」を頂戴しております。

しかし・・・よく考えれば・・・ごっくんせずに呼び水できるがあるわけで、その方法について記していきます。


以下その誤飲せず呼び水する方法です。

なお、状況としてはフィルターメンテが終わり、これから呼び水をして最後に電源をONにするだけというような状況で、↓の呼び水を行います。


手順①:キスゴムより排水パイプを取り外す


まずは、水槽に固定しているキスゴムから排水パイプとそのホースを取り外します。

どうせキスゴムから外すなら・・・と、
排水パイプとそのホースだけあえて再セット時にキスゴムに取り付けないのもありです。

ごん太は2度手間になるので再セット時には排水パイプは呼び水が終わるまでキスゴムで水槽壁面に取り付けず、オーバーフローパイプのS字部分を壁面に引っ掛けています。
 

手順②:排水パイプを給水パイプの頂点より高く持ち上げる


次に、排水パイプを真上に軽く引っ張ってみましょう。

なお、あまり力強く引っ張るとホースから排水パイプが外れますのでご注意を。。。


余程ジャストにホースをカットしていない限り、給水パイプの頂点(・・・つまり水槽壁面上端・・・)より多少高く持ち上げられるはずです。
なお今回紹介する呼び水の方法は、

より高く持ち上げるほど、より簡単に作業できるので、給水側のホースより排水側のホースを長めにしておくと便利です。

ただし、排水側のホースがいくら余っているからと言っても決して給水パイプの頂点、
 つまりU字になっているパイプの頂点より低い状態で↓以下↓の作業をしないでください!!。

理由は後述します。


手順③: 排水パイプの口に自分の口をつける


排水パイプ(外部フィルターの水が出る部分)に直接自分の口を付けます。
②で水面よりも高くホースを持ち上げられれば、姿勢的に楽です。

逆にホースを持ち上げるほどのゆとりがないと、顔が水面に触れてしまい排水パイプに自分の口をつけられません。

なので、、、

そんな場合は、
 
いったん飼育水をバケツなどに移して水位を下げてから口を付けて吸い込む、
もしくは排水パイプの排水側先端にホースなどを取り付けて延長し、延長したホースから口を付けて吸い込んでください。

ごん太としてはホースで延長すると、飼育水で濡れたパイプに直接口を付けなくて済むので、お勧めです。
 

手順④:そのまま一息(フッと)吸い、すぐにパイプから口を離す


排水パイプの口に自分の口をつけ、やや強めに一瞬フッと息を吸います。

さて、外部フィルターとその経路は大きなストローに例えられ、その一連の経路が密閉されているならば、、、

排水パイプで空気を吸い込みフィルターケース内を陰圧にするれば、自ずと水槽内にある給水パイプから水を吸い込めるのです。

なお、この時水が吸い込むない場合、複数の原因が考えられます。
後述でその対処方法を詳しく説明しますので、

吸い込めない場合は無理に空気を吸って呼び水しないでください。
漏水の危険性があります。


手順⑤:外部フィルターに水が落ちたら成功!


「ザバー」という空のフィルターケースに水が落ちる音がしたら排水パイプから口を放します。

このときサイフォンの原理が働くので、、、

一端水が流れ始めれば水が落ちた場所の水位(今回は給水パイプの頂点と同じ高さ=排水パイプ)に達するまで水が流れ続けます。

最後にサイフォンの原理が止まるのを見届けてから、排水パイプをもとに戻して電源オンすれば呼び水おしまいです!。

なお、サイフォンの原理が働いているのにいつまでも排水パイプを口で吸い続けていると、もれなく水槽の水を誤飲しますので、必ず口からはなしてくださいね。
 
とまぁ、一般的な呼び水の説明と何ら代り映えしない内容となっていますが、↑の方法を守れば絶対に口の中に水が入ってくることがありません。
 
では、その極意とは・・・↓


呼び水の極意:なぜ呼び水が口の中に入ってくるのか?


そもそも・・・

サイフォンの原理による送水は、水槽の一番高い水位と同じ水位、つまり給水パイプのU字の頂点までしか水が上がらないのです。

↑の原理を常に考えて作業することがとても大切です。
サイフォンの原理はそんな原理なので、外部フィルターには送水するためのポンプが必要なわけです。逆に言えば外部フィルターの電源OFF時に、、、

呼び水によって水槽の最高水位(=この場合では給水パイプの頂点)よりも
水が駆け上がってくるということは、現実的にあり得ないわけです。


簡単に言えば、もしも低い場所から高い場所までサイフォンの原理だけで水を送れたら、、、

水中ポンプなんていらないわけです。

ですから、U字の給水パイプの頂点より上に自分の口を持ってくれば絶対に口の中に水が入ってくることはありません。

これの原理をよく理解していないと・・・

水槽の水が口の中にこんにちわ!!

してくるわけですね。


呼び水失敗例


よくある呼び水で飼育水を誤飲する原因


よくある失敗が給排水経路にあるダブルタップ接続部や、外部フィルターヘッドの排水部などからの呼び水で、、、

これらは給水パイプのU字の頂点よりも低い位置なので、、、
確実に口の中に水が入ってくるでしょう!!。
 
また、

電源オン状態での呼び水や、サイフォンの原理で水が落ちているのにいつまでも吸い続けている・・・

なんてもってのほかです。
サイフォンの原理で落ちてきた水がポンプで勢いを増し、確実に口の中に入ってきます。フィルターメンテ時は必ず電源はオフにしましょう。

また、サイフォンの原理は一端働き始めると自然に送水でき、物理の法則で一定の高さで自然と停止するの、排水パイプで吸い続けるのは不要です。
 
サイフォンの原理が発生しているのに口で吸い続ければ、口で生まれた陰圧により飼育水が口の中に入ってくるでしょう。
 
 以上が呼び水で飼育水をごっくんしてしまうよくある失敗です。
さて、次はそもそも呼び水がうまくできない時の対処方法について紹介していきます。


呼び水がうまくできないときは・・・?


何らかの理由で呼び水がうまくできない場合があります。
今回は2パターン紹介したいと思います。


①、排水パイプから空気が吸い込めない場合。

これはダブルタップがどこかで閉じられているなど、

フィルターの経路が閉塞している可能性が高いです。

先ほど外部フィルターとその給排水の経路は1つのストローに例えられると記しましたが、そのストローが途中で詰まっているというわけです。

なので、ダブルタップがしっかり全開になっているのをチェックしてから再度呼び水してください。

またホースが折れ曲がって経路が閉じているなんてこともあります。
特にシリコン製のホースは水が通っていないと柔らかい場合がありますから要注意です。

次によくあるのが、、、


②、空気は吸い込めるけど一向に水が落ちてこない場合。

この場合は、フィルターの経路に空気が入ってくるほどの大きな隙間があります。

ストローの話で例えるならば、ストローの途中に穴が開いています。
その途中の穴から水が出てしまうわけです。

ただしこれはストローでの話。
ストローなら途中で吸うのをやめればいいわけですが、、、

外部フィルターはサイフォンの原理で勝手に水がホースの中を移動するので、そう簡単に水を止めるられません。
つまりは、、、

仮にそのまま呼び水に成功すると、隙間から飼育水がダバーと出て漏水します。
空気が吸えるのに水が落ちてこない時は絶対にそのまま呼び水しないでください。


よくある例としてはOリングの設置し忘れですね。
Oリングがなくて力いっぱい吸い込めば呼び水できるのです(経験者は語る)。

Oリングがない状態で呼び水してしまうと、パワーヘッドとフィルターケースには隙間がありますから、そこからものすごい勢いで漏水します。。。

はっきり言ってこうなってしまうと、もうパニック状態です

対処としては、「給水側のタップを閉じる」か「給水パイプを水面より持ち上げてサイフォンの原理をとめる」このどちらかができれば漏水を止められます。
 
慌てて刺さってもないコンセントを抜いてみたり、排水側のダブルタップをいじってもどうにもならないのでご注意くださいね。


番外編:呼び水はできた!でも電源ONで水が出ない!!


さて、ここからは番外編で、呼び水ができて電源をONにしても水が出ない時の解決方法について。

まずは、外部フィルターのケースを外側から眺めてみましょう。
(多くの外部フィルターはケースが透明なはずです。)

ケース内の水位はパワーヘッドまで達しているでしょうか?。

達しているなら次に進みます。
達していないなら、きちんと呼び水ができていません。

呼び水時にダブルタップが閉まっていたり、水位が上がる前にダブルタップを閉じたりしていませんか?。

なるべく排水ホースまで水が通ったのを確認して電源を入れましょう!。


次にチェックすべきはダブルタップとホース。

給排水双方のダブルタップが閉じていたりホースが折れていませんか?

排水側のダブルタップが閉じていれば当然水はでませんし、外部フィルターは密閉構造なので給水側のダブルタップが閉じていても水はでません。

ホースが折れても同じようなことが起きます。
必ず給水側のホースと排水側のホースが折れていないことをチェックしましょう。

これも問題ない場合次に進みます。


さらにその次にチェックすべきは、、、

パワーヘッドがエアを噛んでいませんか?

これが多く場合の外部フィルターの水が上がらない(出てこない)原因です。

エア噛みというのはパワーヘッドのインペラ部(ポンプのある場所)に空気がたまってしまい、水が送り出せない現象です。

軽いエア噛みならブーン音がや軽いカリカリ音が、かなりエアがたまっているような状態だと大きなカリカリ音がします。

それ以外にも確認方法があり、排水パイプ出口や排水ホース途中を観察してみてください。

泡が出ているようならば、それはインペラから排出されている空気です。
つまりエア噛みというわけです。

エア噛みの直し方は様々ありますが・・・

軽度のエア噛みならば

・放っておく(5分程度治ることが多い)
・外部フィルター本体をゆする
・外部フィルター本体を15度程度傾ける
・電源のONOFFを繰り返す。

これで解決することが多いです。
それでもエア噛みが直らない場合・・・

正しく呼び水ができていなかったり、給排水系統のトラブルがあるかもしれませんので、再チェックのうえ、再度呼び水をします。

正しく呼び水ができているし、それでも電源ONで水が排出されないとなると・・・

インペラをチェックしてみてください

インペラというのは外部フィルターのポンプ部のハネのことです。
これが傷ついていたり、インペラを支えているスピンドルというパーツが折れていたりすると、電源ONにしても排水されないことがあります。

インペラやスピンドル破損時の症状としては、電源ON時に大きなカリカリ音がすることでしょうか?。

とにもかくにも、給排水経路は問題がなく、正しく呼び水ができており、異常なほどの大きなカリカリ音がする場合、まずは目視でインペラ部を確認することをお勧めします。


飼育水を飲むのは危険!?


最後に、、、
 
ごん太は水槽の水を飲み込んだ翌日から消化器症状と強烈な発熱でダウンしたことがあります。

それ以来水槽の水は飲まないように気をつけています。。。

・・・

・・・・・・


さて、話の流れ的に残す作業はコンセントを入れるばかりですね。

メンテナンスをしてから数日間はごん太はフィルターを観察するようにしています。その内容は次回に記していきます。。。



あとがき


いかがだったでしょうか?。
実はこのシリーズは後に2213フィルターメンテの解説を記すべく、使えそうなネタを書き殴っているだけだったりします。。。

しかしながら、このように書いてみると外部フィルターのメンテナンスだけなのにかなりの量のノウハウがありますね。

これが、外部フィルターは初心者には難しいと言われている所以なのかもしれませんね。

では、今回はここまでで。
次回もおたのしみに!。

(更新:2020/8/19)