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2023年5月20日土曜日

今年も水槽の夏対策の季節♪【冷却ファンからカーテンまで】

水槽の夏対策は冷却ファンのみならず。

ゴールデンウイークも終わり、日中の最高気温が25℃を超え、歩くと薄っすら汗ばむ日も増えてきましたがいかがお過ごしでしょうか?

さて、今年も水槽の夏対策をする季節になりました。

わたしも今しがた、迫りくる猛暑を乗り切るために、様々なグッズを設置したところです。というわけで、今回は……

夏場の水温対策のポイントを述べつつ、
我が家で行った夏対策を写真でお見せしたいと思います。

3~5月は長期休暇に新学期新生活と、何かとアクアリウムを始めやすいタイミングが盛りだくさん。しかし、これから初心者さんに立ちはだかるのは、真夏の高水温という高い壁。
何事も早め早めに準備しておいた方が、知識を吸収する時間もあり心に余裕もでき、大きなトラブルにもなりづらくおすすめです。

というわけで、今回は要所を押さえつつ、夏対策を述べていきたいと思います。

最高水温27.9℃

エアレーション(酸欠対策)

何はともあれ、夏の水槽にはエアレーションが不可欠。

命綱ともいえるでしょう。

その理由は皆さんご存じの通り、水温が上がれば水中でため込んでいられる酸素の量が減ってしまうから。魚たちは、水の中に溶けているこの酸素(=溶存酸素)を使うため、夏場は酸欠になりやすくなるのです。

それを防ぐのがエアレーション。
例えば、エアポンプ+エアスト―ンやディフューザーで常時エアレーションを焚いておけば、ため込んでいられる酸素の量が減っても酸欠になりづらいというワケ。

なお、今年の我が家では、以前紹介したエアカーテンを設置してみました。

いぶきエアストーンのエアカーテン

こちらは、いぶきエアストーン製で、わたしの大のお気に入り。
気泡がとっても小さくて、夏らしい清涼感があふれ出ます。

いぶきエアストーンのエアカーテン:過去記事より

当サイト内のいぶきエアストーンの紹介は記事はコチラ
また、同社製のエアカーテンの紹介は記事はコチラ



濾過は余裕をもって

高温は良くも悪くも、微生物の活動を促進させます。
フィルターにいる硝化作用も進みやすくなりますが、反面腐敗も早くなります。
結果として、夏は水質が悪化しやすく不安定なりやすい魔の季節。

だからこそ、夏場は濾過能力を余裕を持たせましょう!!

とは言え……

夏が来ます→
上部フィルター追加しましょう!
オーバーフローに変更しましょう!
ドライタワーを設置しましょう!

というのは、やはりお財布面や設置場所で何かと厳しい。

そこで注目したいのが、エアリフト式のろ過装置です。

テトラ・スポンジフィルター

具体的にはテトラ・スポンジフィルターや水作・エイトなど。
こういったものなら、濾過の増強できつつ廉価で省スペース。さらに、エアレーションまでできます。可能であればなるべく利用しましょう!

しかし逆を言えば、CO2添加のためエアレーションを停止する水草水槽では利用しづらい。

あぁ無常。せっかくお金を出して購入したCO2が、ブクブクと抜けてしまうのです。

そのため我が家で設置できません……。
代わりと言ってはなんですが、負荷のかかる夏場を乗り切るためにフィルターのメンテナンスをしておきました。
今年の夏も、サブフィルタ―2213とエーハイム2222で乗り切る目算です。



冷却ファンを使うなら合わせて利用したいもの


冷却ファンはランニングコストもイニシャルコストも優秀

アクアリウムで冷却と言えば、クーラーかファン。
最近ではペルチェ式が登場し幾分廉価になったものの、価格や電気代を考えればまだまだ冷却ファンがメジャーです。

モーターで羽を回転させ水を蒸発。
その気化熱で水温を下げるという単純な作用原理。

そのため、とにかく費用が掛からないのが最大の利点です。

気になる欠点はというと、冷却能力がアクア用クーラーに比べて不足がち。
しかしそれでも、室内用クーラーと合わせて使えば強力に冷却できます。
楽に真夏を乗り越えるポテンシャルをもっているのです。

ファンを最大限活用するためにも、水槽はなるべくクーラーのある部屋に設置しましょう!!

自作水槽のフタ+冷却ファン

上の物は、今年の夏を乗り切るためのPCファン付き自作蓋。
こちらも、以前自作したものになります。

こんな風に自作の蓋にPCファンを取り付ければ、魚の飛び出しを極力避けることができるのです。

次のパートからは、冷却ファンとは切っても切り離せない、飛び出し防止対策について。



ファンだけで飛び出す危険性も! 考えるべき3つの施策

冷却ファンを取り付けたい!
でも、そのためには蓋を外さないと……。

しかし、外せば魚が飛び出す危険性が大。

せっかくの夏対策だったはずなのに、悲劇的な事故の原因となりかねません。
それを防ぐための施策は大きく3つ。


  1. 水位を減らす
  2. 水槽のフチに柵を取り付ける
  3. 自作した蓋の利用

というわけで、それぞれについて短く述べていきたいと思います。



水位を減らすのはタダだが、水足し君があるとなおよい!

このなかで、もっとも簡単なのが水位を減らすこと。
水位が減れば、魚がジャンプする起点が低くなり、水槽のフチにはじき返されるので、飛び出し防止につながります。

当然、お値段もタダ。

しかし、冷却ファンは気化熱を利用しており、水が減りやすい状況。そこからさらに魚の飛び出し防止のために水位を低下させたら……。硝酸がたまりやすく水質も悪化しやすい水槽になります。
そのため、

ニッソーの「水足し君」などの道具を利用し、こまめな水位・水量保持が大切です。

ニッソー水足し君
ラベルは剝がさないで利用しましょう!!

(ニッソー水足し君の紹介記事はコチラ。)

また、水面と排水部に高さが生じると、人によっては落ちる水の音も気になることも。そんな時は、排水パイプにホースをつけて落差をなくとよいでしょう。



ガラス蓋の上は夢が広がっている!【柵・キャノピー】

次いで柵。蓋がなくとも水槽のフチの高さを延長しておけば、ジャンプした魚が外に出ないというワケです。
なお、こちらのお値段はピンからキリまで。

100均PPシートで自作したアクアリウム用柵(フェンス)

上の写真のものは、100均のPPシートで自作したもの。
(当サイト内での紹介記事はコチラ。)

透明塩ビ板で自作したキャノピー

↑こちらのキャノピーは透明塩ビで作ったもの。
ブログを始める前に自作したものなので、紹介記事はありません。
あしからず。

そんなわけで……

水槽フタ上は可能性が無限大。

ベニヤからキャノピーを自作してみたり、それを流行りのミルクペイントで塗装してみたり。はたまた冷却ファンを内蔵してみたり、手の込んだレインシステムを取り付けてみたり。
そして、行きつく先は、仕上が美しく既製品。

しかし、夢が大きく広がる分、その価格はまさしくピンキリです。

なお、

自作品において、蛍光灯やメタルハライドランプ、さらには超高出力のLEDは、基本的にご法度。

発熱により素材が溶けたり、火事の原因となるからです。
なお、この記事で紹介した物を含め……

どのような自作品でも、必ず自己責任で利用しましょう。

それができなければ、素直にあきらめましょう。



現実的にはこれが一番? 冷却ファン+蓋

柵やキャノピーは夢が広がりますが、いたって現実的な感覚を有するのはこちら。

自作した蓋に冷却ファンを取りつけた物

冷却ファン+自作蓋の組み合わせです。

(冷却ファン+自作蓋の紹介記事はコチラ。)

蓋の素材はPET板ですが、金網に木枠を付けたり、アクリルパンチボードなどで自作する人もいます。

そこに取り付けたのは、PC用のファン。
ただし、これだけでは稼働しないため、専用の配線を取付、さらにはUSBアダプターをかませて利用します。
なんだかんだで総額約四千円也。逆サーモを含めればもっと高額になります。
作るのも簡単で、取り回しもよく、魚も飛び出さず。様々な側面で現実的ではありますが……

千円札数枚枚飛んでいくのが玉にきず。

それでも、100均グッズで作った柵では質感が気になるし、ベニヤからキャノピーなんて作れない!ましてや既製品なんて高くて手も出ない買えない!
という人には、飛び出し防止を押さえつつ、ほどほどの見た目と価格から、多くの人におすすめな物となっています。



水温の把握はとっても大切

夏対策。
高水温を把握することがその第一歩。
ここでは、最高値から最低値まで水温を教えてくれるデジタル水温計と、水温で電源をON/OFFしてくれる逆サーモについて述べていきます。



最高最低水温を記録してくれるデジタル水温計はやはり便利!

こちらは、前回の記事で紹介したばかり。
夏だ! 水温が高い!!
と言いはするものの、

どれだけ高いのか? 
冷却ファンやクーラーの効果はあるのか? 

これらが分からなければ対策はできません。

そのため、水温の把握は夏対策の基本の基本となります。

数ある水温計のなかで、わたしとしておすすめなのがニチドウのデジタル水温計CT。
一日の中での最高水温は、多くの人が仕事や学校で不在となる日中~夕方に記録されるもの。これなら、

現在の水温・気温と測定できるばかりでなく、最高値・最低値を記憶しておいてくれます。

(ニチドウのデジタル水温計CTの紹介記事はコチラ。)

例えばホラ!

冒頭と同じ写真。最高水温27.9℃

GW前某日、IKEAで遊んで夜に帰ってきたのですが、もうすでにMAX27.9℃を記録しているようです!

これをきっかけとして、わたしは水槽の夏準備をすることにしたわけですが、迫りくる水槽の危機を知らせてくれる重要な役割をになっているのです。



逆サーモは一見高価だが?

こちらは、エヴァリス製の逆サーモ。

エヴァリスの逆サーモ

サーモスタットとは、下限水温まで低下すると自動的に通電(ヒーター稼働)、上限水温まで上昇すると通電を遮断(ヒーター停止)する機能を有している道具です。
冷却ファン用のサーモスタットはその逆。
水温が高すぎれば通電してファンを稼働、低すぎれば遮断してファンを停止するように作られているため、逆サーモと呼ばれています。

さて、一昔前までは、

冷却ファンにはなるべく逆サーモをつけることが多かったように思えます。

と言いますのも、冷却ファンを点けっぱなしにしておけば、水温が低下し続け魚に悪影響を与えてしまうことがあるからです。
また、そのような状況下ではある時点でヒーターの稼働温度と重なり、水温上昇のヒーターと水温低下のファンで喧嘩となることも。結果、電気代(=ヒーター代)がかさむことになります。

そんな逆サーモの相場はというと……おおよそ2,500~4,000円

やっぱりお高い。これなら冷却ファンが1台買えてしまいます(汗

最近は、廉価な逆サーモ付きの冷却ファンも多く、今後ますますその存在感は薄くなるのかもしれません……。
とはいえ、

高温多湿下で稼働する冷却ファンは、他の道具と比べて故障しやすい!

特に、水面真上に設置するタイプは要注意。
※あくまでも、アクア歴そろそろ20年を迎えるごん太の体験的なお話です。
特にわたしがアクアリウムを始めたころ(大昔)の冷却ファンは耐久性が低いものが多く、いままでに何台もおシャカにしてきました。
そんな苦汁を飲んできたわたしのおすすめは、水槽側面からシロッコファンで空気を送るタイプ。ファンの形状的に稼働時の音が気になるところではありますが、水滴が当たりづらい設置場所のため、壊れづらくておすすめです。

対して逆サーモはそうそう壊れるものではありません。
写真で紹介した逆サーモは、記憶が確かならば2000年代後半から2010年代初頭に購入したもの。もちろんハズレを引いてしまうこともありますが、ファンのように消耗が激しく毎年交換するものではありません。

そんな理由から、やはり逆サーモなし冷却ファン+別売り逆サーモという組み合わせを激しくおすすめしたいです。

長期的にはトータルコストが安くつくこと間違いなし!

もちろん、ファンが自作品でも問題なく流用できます。
というわけで、こちらも取付!



見逃しがちな直射日光対策


カーテンだけでも効果あり

意外と忘れがちなのが直射日光対策。

春から秋かけて、なにかと気温・水温ばかり気にしてしまいがちですが、太陽光も水槽の大敵です。とりわけ冬至~春分まで入射角が低く、日光が窓から入り込んで直撃することも……。

結果、水温上昇、コケの発生などなど、いいことなし。
(まれに驚くほど水草が育つこともありますが……)

そこでカーテンの登場です。

カーテン

夏場の光が強くなる時間、部屋全体をしっかりと覆えば、日光も防げクーラーもよく利くようになります。おまけにコケも出づらい!
近頃はホームセンターで、廉価で遮光性の高い物が多く売られるようになりました。
アクアグッズではありませんが、水温上昇ばかりでなく光熱費の節約にもなりますのでおすすめです。

(当サイト内でのカーテンについての記事はコチラ。)



時には遮光シートの利用も

そうはいっても、部屋の構造やインテリアによっては、どうしてもカーテンが使えないこともあります。
そんな時はおすすめしたいのが遮光シート。

自作遮光シート

上の写真は100均アイテムで作った物です。
(↑こちらの遮光シートの紹介記事はココから。)

このようなもので局所的に日の光を遮ろうというワケ。

安く作れ設置もお手軽ですが、しかし、いくつが問題点もあります。

まず、見た目がよろしくないこと。
さらに、毎日の脱着が面倒なことです。

カーテンなら出しっぱなしにしても、外から家の中が見えないだけで、水槽の中が見えないということにはなりません。
また、窓にカーテンを引いても水槽の景観が悪くなることはありません。

ですので、わたしとしては圧倒的にメリットの多い、カーテンの利用をおすすめしたいと思います。



最終兵器【室内用】クーラー

と、アレコレ述べてきましたが、最近の夏は極めて暑く、日中の最高気温が35~37℃ある日も。いままで述べてきた夏対策を駆使してもなお水温が上がり続けるようなら、いよいよクーラーの出番となります。

でも、高価な水槽用を用意しなくても大丈夫。

室内用クーラーでも十分ことたります。とりわけ冷却ファン+カーテンと組み合わせれば、異常猛暑もなんのその。清涼感ある楽園が広がります。
というわけで、

これを見越して、なるべく水槽はクーラーのある部屋に設置するのが定石。

水槽のおすすめ設置場所は、日中常に人がいて使うことになるであろうリビングや、小さくて狭いがために利きがよくなる書斎。逆に、どうしても利用できない場所、例えば玄関や廊下、さらには脱衣所であるなら、水槽用クーラーの出番となります。

我が家では7月後半から9月中旬まで、水槽のある部屋は朝から晩まで26℃設定で稼働させます。そこに人間、ペット、さらに暑さに弱い植物まで。なるべく水槽のある1室で一緒に過ごすにしています。
こうすれば稼働させるクーラーも1台で済み、電気代も抑えられるというワケです。

と、いうわけで、

冷却ファン1台置いてハイおしまい! 
とならないのが水槽の夏対策。

家具や電気機器の利用から始まり、日中の過ごし方に及ぶまでの広範な対処を要します。
そのため、冒頭でも述べた通り夏対策は早め早めがおすすめです。

いつやるの? いまでしょ!?

長文読んでいただき、ありがとうございました。