2021年7月27日火曜日

水槽部屋にはカーテンを! いまさらながら有難さを実感する。

水槽の夏対策! カーテンも忘れずに。

どうも、こんにちは。ごん太です。
今年の梅雨明け直後から、随分とカラリとした気候が続き、余裕をもって水槽の水温をコントロールできる日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、例年この季節になりますと、水槽の夏対策がタイムリーな話題となります。当ブログでも PCファンやUSBファンから冷却ファンを自作したり、時には 水槽のフタに冷却ファンを無理くり取り付けてみたり と、毎年様々な自作ネタを過去に投稿しています。

今年も自作ネタを…!

いろいろと計画を立ててみたのは良いものの、残念ではありますがコロナ禍により〝あること〟ができないため断念することなりました。それは、100均やホームセンターの商品を手に取りながら自作の妄想を膨らませることです。
昨今、そのような商業施設に、あれやこれやと悩みながら長時間居座るのは大変憚られる状況となってしまいました。

ですが、それでも何かしら今年も水槽の夏対策を記事にしたい。

そこで、ブログのネタとしてはややパンチの弱い話ですが、今一度アクアリストさんに部屋にあるカーテンの重要性を思い返してもらおう! という目的も兼ねまして

水槽のある部屋にカーテンを取り付けてみた!

カーテン

という話を、今回のネタにしようと思います。
えぇ、最近まで、水槽の部屋に無かったんです。カーテン。

それでは、この記事ではカーテンを取り付けることにした経緯からスタートして、カーテンの効果と気になる点まで述べていきたいと思います。
それでは続きをどうぞ!

なお、↓にある目次リンクから該当のパートへとジャンプできます。
時は金なり。忙しい人は是非ご活用ください。



いまさらカーテンを取り付けた経緯


水槽の部屋にカーテンがない問題

我が家にはカーテンがない部屋があります。
部屋の窓の一つは大きな曇りガラスでできた出窓で、年中東と南からの光が良く入ります。
冬でも暖かかいその部屋は、一足先に春を迎え、春には夏のように陽気で、夏は燦々と日が入り込み、厳冬期の直前まで秋。観葉植物を栽培するにはうってつけの部屋だったため、水槽を再開するまで植物専用の部屋として利用していました。
暖かで柔らかい太陽光は、どんな植物育成用ライトよりも強力に植物を育て、しかもランニングコストは無料。それを利用しない手はなかったのです。

……が、水槽がその部屋に来てから、天の恵みに思えた太陽の光が途端邪魔をするようになります。



アクアリウムの夏対策

ここで、アクアリウムの夏対策について、改めて振り返ってみましょう。
アクアリウムの夏対策は大きく3つです。


≪夏対策の基本的な方策≫

・水温上昇対策
・溶存酸素量の確保
・水質の安定化


アクアリウムの夏対策については、この記事での本題ではないので、シンプルに説明するにとどめておきますが、夏の水温上昇が問題視される理由は以下の通りです。

夏は外気温や室温の急激な上昇により、水温が上昇します。
水温が上昇すると溶存酸素量、つまり水中に溶け〝られる〟酸素の量が減ります。
そのため、高温が続くと水槽の中の酸素が減りやすくなります。
結果、魚は息苦しく、酸素を利用する硝化作用はうまくいかなくなり、夏場の飼育は難しくなる。
……と考えられています。

また、水温が上昇すれば、餌や糞の腐敗が進みやすくなり、水質の維持管理が難しくなります。これも夏の水槽を難しくしている理由の一つです。


どんな理由やメカニズムがあるにせよ、35℃や37℃などの夏場の高水温は、時として魚を死に至らしめ、フィルターを崩壊させ、アクアリストを深い悲しみの底へといざないます。
これから逃れるための私たちアクアリストのとるべき方策こそが、上の3つとなります。

つまり、水温を下げるためにファンやクーラーで水槽を冷却、飼育水を直接加熱する直射日光を遮断。
また、減りがちな溶存酸素を確保するためにエアレーションを多めにたき、水質が不安定にならないようにフィルターの増強。
さらに、水を腐敗させないために普段より丁寧な清掃と水替え。

以上が大変ざっくりとした内容ですが、夏がアクアリウムに及ぼす悪影響と、その対策になります。



日光を防ぎたい! だけれども……

話戻って我が家の水槽部屋となります。
先にも述べた通り、この部屋はもともと豊富に入り込む日光を利用して、観葉植物の栽培していた部屋です。
そのため、上のパートで紹介した〝アクアリウムの夏対策〟のうち、水温上昇対策として〝日光の遮断〟ができませんでした。これを遮断しては観葉植物が調子を崩してしまいますからね。

その部屋に水槽がやってきたのです。
夏場の強すぎる日光は水槽にとってあまり良い影響を与えません。室内に入り込めば室温を上昇させクーラーの効きが悪くなります。直接水槽に日光が入ろうものならば、たとえ室温25℃でも+3~4℃は平気で上昇させてしまいます。
ただまぁ、実際には部屋の最奥に設置してあり基本的には日光が直接射し込むようなことはありません。

しかし、夏至前後のごく短い期間ですが、朝早くから日光が我が家の水槽に直接当たっているようなのです。

「ようなのです」としたのは、どうやらまだ人が寝静まっている早朝から当たり始めるので、射し込んでいる時間帯が明確に分かっていないからです。
毎年夏至が近づくとお決まりのように起きるこの現象は、無用な水温の急上昇と不要なコケの大繁殖をもたらし、さらに悪いことに、アンバランスな水草の急生長を引き起こします。それを解決すべく一昨年作ったのが、遮断するためのシートです。

自作遮光性シートをかぶせた水槽

上の自作物で今まで夏をしのいできたのですが……

朝起きてシートを外して、寝るときにシートを掛ける。
これって文字に書き表すと簡単なことですが、仕事柄イレギュラーなことが多いごん太にはなかなか面倒なことです。


おまけに、水槽だけ遮光したところで水温こそ上がりませんが、夏の急激な外気温の上昇で結局は室温が上がりますから、人間用クーラーはフル回転することになります。
これでは金銭的にも冷房効率的にも大変よろしくないのです。

そんなこんなありまして、家族でよく相談し、夏場だけは植物には別の場所に移動してもらい、この部屋にもカーテンをすることになりました。



カーテンを取り付けてみて


カーテンを買いに行く

ここからは至って普通なカーテンの購入と、その取りつけについての話となります。
いままで散々述べてきた例の出窓ですが、実はカーテンを取り付けようにもカーテンレールがないという、なかなかの曲者。本当ならばカーテンレールを取り付けるところから始めるべきなのですが、それでは時間と手間、さらにコストがかかりすぎる。さらには取り付け失敗時のリスクを考え、レールの取りつけは断念。
そのため今回は、突っ張り棒にカーテンを取り付ける、やや簡易的な手法をとることにしました。

何か問題あっても突っ張り棒を外せば、どこもにも傷なく元通りというわけです。

そんな計画をしたためてホームセンターへ突撃。
我が家の出窓のサイズは一般的な窓と比べて、縦横の比率が不思議な感じになっているのです。それに不安を覚えつつ売り場を見回したところ、案外平凡なサイズ感であったことが発覚。無事ホームセンターのオリジナルブランドで比較的安価なものを3000円ほどで購入できました。
ごん太も知らなかったのですが、ホームセンターのカーテン売り場は、昨今増えつつある都市部の雨戸がない集合住宅事情を反映してか、遮光や遮熱の強さに応じて事細かに製品が紹介されている店舗が実に多いです。
もしかすると、直射日光でお困りのアクアリストには強い味方になるかもしれません。

既存のカーテンを遮光カーテンに取り付けるだけですから、時間的な余裕や自作の技術、さらにはアクアリウムショップが近くになくても、

だれでも簡単にできる夏対策の1つと言えるでしょう。

ただ、遮光や遮熱の性能が上がるほどに、サイズが大きくなればなるほどに、お値段も張りますので、十分に性能を吟味の上購入する必要があると思います。
なお、ごん太はホームセンターの商品陳列に誘導されるようにして、幅100×130の二枚組、 遮光35%の〝それなり〟な性能を持ち、価格が安いものを選びました。

いやだって、なにぶん陳列されている種類が多く、じっくり吟味していたら日が暮れてしまいそうだったので、プライベートブランド商品に飛びつきました。単純に性能の差ばかりでなく、部屋のコーディネートを考えることにもなるので、考えれば考えるほどに時間をつぶしてしまうのは間違いないでしょう。



意外とカーテンは重いのです。

カーテン選びを無難に終えたごん太が次に向かったのが、カーテンの小物が置いてあるコーナー。本当なら100円均一で売られているものを利用する予定だったのですが、よく調査したところ、それではダメなことを前もって知っていましたので、このコーナーに来たのです。

カーテンは布地がぶ厚くさらに面積があるため思いのほか重量があり、突っ張り棒の耐荷重をやすやすとオーバーしてしまうのです。
(レースのカーテンや遮光性の低いものなら軽いはずですが)

簡単に外れてしまうカーテンでは激しく利便性が悪いので、同ホームセンター内にあるカーテン用のものを購入することにしました。

長さも余裕があり、太くて耐荷重もばっちりな突っ張り棒。お値段1000円也。


ううぅむ。ちょっと高すぎるか?


再び不安になりつつも、実家で突っ張り棒の耐荷重が低すぎて、くぐるたびに頭上に落ちて来る暖簾を思い出し、ここは奮発することにしました。

その他、突っ張り棒にカーテンを取り付ける金具もカゴに入れて、全部でお値段約4500円也。カーテンの色選びには部屋の壁紙とのコーディネートもあり多少手間取ったもの、ここまでホームセンターの滞在時間は10分ほど。今時のご時世ならではの短時間ショッピングとなりました。

最後に家に戻り出窓にカーテンを取り付け。
突っ張り棒ががっちりと壁と壁の間で固定してくれたので、なんてことない作業となりました。
こちらも15分ほどで2枚1組をさっと取り付けて作業終了。果たしてその効果はいかほどに?

突っ張り棒とカーテンと夏の光


あなどれないカーテンの効果

結論から言えばカーテンの効果は、はっきりとあります。

水槽内が太陽光で必要以上に明るくならないのでコケは減り、太陽が西に傾き始め室内が暗くなると、夜行性のプレコもライト点灯直前の時間帯に悠々自適に水槽の中を徘徊するようになりました。
(我が家の水槽のライト点灯は17時から)

また、ごん太の水槽で問題となっていた太陽光の直接の射し込みもカーテンである程度カットできますから、朝に起きる水温上昇を抑えられています。
さらに、水槽に取り付けるものではありませんから、水景を邪魔することがなく、開け閉めも大変簡単です。

そして何より声を大にして言いたいのは、エアコンの効きがとーっても良くなるのです。

いやもう、書いた自分ですら上の一文がアクアリウムのブログとして似合うものなのか疑問でしたが、いろいろと踏まえるとやはりそこをアピールしておきたいです。
エアコンの効きが良くなれば電気代も安くなりますし、室温が乱高下しなくなりますから、なにより水槽の様々な物事が安定するようになります。

最近では、7月を迎え30℃以上を示す最高気温の日々が続いていますが、今年はカーテンを設置した甲斐もあり、幸いにして冷却ファンが15分以上回り続けるという事態には見舞われていません。
とりわけ、14時~夕方にかけての外気温のピークに合わせた水温の上昇が、我が家の水槽ではほとんど見受けられなくなりました。

ここで、我が家のとある日の気温と水温を見てみましょう。


(2021年7月2×日の水温と気温)

最高気温 32.5℃
最低気温 25.5℃
最高水温 25.9℃(ファン稼働なし)
最低水温 25.3℃


※室内クーラー常時26℃設定、ヒーターあり


カーテンのおかげで、なかなかバッチリとクーラーの効果が出ているようです。
水温が乱高下しない、コケもでない、そのような理由があるからか? 今年の夏は水草に生えるコケも少なく、水質も極めて安定し、泳ぐ魚共に調子が良さそうです。
また、水槽部屋を中心に生活を送っている人間も、今年はすこぶる調子が良いようです(ぇ?

そのようなワケですから、遮光・遮熱カーテンとクーラーは、省エネにもなり、熱中症の予防にもなり、アクアリウムの夏対策にもなりますので……

当たり前な話ではありますが、是非お勧めしたい最高の組み合わせです。



それでも気になる点はある

そもそも、カーテンのない部屋に水槽を置いているような人はほとんどいないと思います。ですが、遮光率、遮熱率が低いカーテンを利用しており、購入を検討している人もきっとおられることしょう。
ここからはカーテンを設置したときに気になった点を述べておきたいと思います。

まず何と言っても、トータルで費用が4500円ほどかかるのは考え物です。

……まぁそうは言っても、カーテンの一般的な価格を考えればそれほど高価なものではなく、ぶーぶーと目くじらを立てるほどの価格では全くないのですが。それでもアクアリウムにおいて約5000円と言えばライト1灯購入できる値段です。

また、カーテンのサイズが大きければ大きい程に、遮熱性や遮光性が高い程に値段がグングンと上がるのも気になる点です。布地の質と面積で値段が決まっているわけですから、あーだこーだといってもしょうがないのかもしれませんが、一人暮らしを始めた学生さんには少々厳しいお買い物になるかもしれませんん。

ただまぁ、社会人でしたらポンと変えられる値段でしょうし、カーテンがないと何かと不便でしょうから、そこまで気にする必要はないのかもしれません。
まぁ、寝室で利用できるほどにがっつりと遮光して、著名なブランドでデザインが優れているカーテンならば、話は別でしょうが……。

しかし、もし、アクアリウムの夏対策がほとんど手つかずの状況ならば、カーテンの取り付けは少々優先順位が低い事柄かもしれません。

カーテンの取り付けよりもエアレーションや冷却ファンの設置、さらにはエアポンプで動くサブフィルターの設置などを優先すべきです。
可能であるならば室内クーラーの利用も検討しましょう。
一通りの水槽の夏対策が済んでからでもカーテンの設置は遅くはないはずです。
もちろん、金が無いのなら遮光するようなシートを作り、それで水槽を囲えばいいだけの話で、むりくり遮光カーテンを利用する必要はないのかもしれません。


水槽


夏の水槽には遮光/遮熱が大切

ですが、やはりカーテンのない部屋が自室だったごん太から言えば、カーテンがあるのと無いのでは、気温と水温の上がり方が雲泥の差で、自作した遮光シートなどよりも利便性も高いです。

最近ではカーテンの裏地に取り付けるだけで遮光をもたせる銀色一色のシートも1000円ほど販売されているようです。

また、なにも室内に遮光性の高いカーテンを設置しなくても、室外にすだれやよしず、さらにはシェードなどを広げれば、十分に同じような効果が見込めます。
たしかに、自作も楽しくていいのですが、遮光グッズの積極的な利用も検討されてみてはいかがでしょうか?

アクアリウムの夏対策では、遮熱や遮光は極めて大切です。

夏真っ盛りになり始めましたが、ご自宅の水槽の夏対策を再度点検してもらえる契機になれば幸いです。
というわけで、今回の話はここまで。