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2024年6月14日金曜日

コケ対策:コケと水草が育つそれぞれの光量を経験をもとにでグラフに

前景草失敗から生まれた負のサイクルを断ち切った話

だんだんと蒸し暑くなり、梅雨入りまであと少しとなりました。

さて、今回の記事はタイトル通り、黒ひげ撲滅を目指し光量低下作戦を展開したお話。

我が家の黒ひげ蔓延の過程


ライトを増設して墓穴を掘る

ここ1年ほど、我が家の水槽では前景草の育成が課題となっています。

マツモにミクロソリウム、テンプルプラントにセキショウモをと、栽培していたのですが、中・後景草ばかりでは水槽前面が寂しい! 
ということで、ここ最近前景草に力を注いでいるのですが……、どうにも失敗してばかりいます。

ならば、「powwweer!」とライトを増加させ高光量にしてみたものの、案の定育つどころかフワフワとした黒ヒゲの仲間が大増殖。
ある種様式美すら感じさせる、典型的な大失敗に終わってしまいました。

そもそも、この光量を上げるとコケるという現象。
その原因は、大食漢たるプレコの餌から由来する、硝酸を十分に落とし切れていないからだと推測しています。
しかし、適宜換水しており試験紙の値も「観賞魚」ならば問題なし。そう、観賞魚が基準なら。



いつの間やら大きくなっていたプレコ

以前は前景草の栽培ができたのに……
そう頭をよぎったのですが、いつの間にかプレコも成長し、住まいの土管のサイズも一回り違う物になっています。
どうやらこれを失念していたようで、食事の量も排泄物の量も明らかに増えているワケで、単純に依然と比較できない状況となっています。

となれば、最終手段としてさらなる養分の低下を目指し、引っ越してもらうしか手段はありません。
が、これ以上水槽を増やすわけにはいきませんので、この方法は実行不可能。

土管とプレコ

残念ではありますが、手立てがない中もはや栄養状態がこの水槽の特徴だと観念し、前景草は諦め低光量で育つ中・後景草が主体となるようへと方針転換することにしました。

問題は、残ったフワフワ黒ひげ軍団。

ない物ねだりから生まれたこの悪魔たちは、前景草ならまだしも陰性植物やマツモにまでしつこく絡みつき、根底から全てを台無しにしようとしています。
手をこまねいていては腐海になるのは明らか。
そのような経緯がありまして、この状況に終止符を打つべく多少の被害は諦め低光量作戦を実行に移すことになったのです。



吊り下げスタンドでライトを上げて低光量作戦


現状をフィーリングでグラフにおこしてみた

と、あらすじを示したところで、現在のこの水槽で起きていることを、グラフにしてみるとこんな感じとなります。

※アクア歴20年の体感をもとに作成したものであり、
なんの客観的根拠はありません、あしからず。

このグラフを説明すると、低光量で育つ植物(陰性植物や後景草など)、高光量で育つ植物(前景草)、そしてコケ。それぞれの生長速度を縦軸に、必要な光量を横軸にして、グラフにしたものです。


現状は、光量は下のグラフの黄色の帯がついているあたり。
光量が強すぎて、水草どころかコケまで大増殖する状況となっています。
新芽を侵されれば、大きく調子が落ち、結局のところ前景草どころか水草全体の不調の原因となります。
結論に限って言えば光量アップは逆効果だったといえるでしょう。


次いで今回目指す光量は、下のグラフのオレンジの箇所。
前景草は育ちませんが、この光量なら陰性植物、中・後景草を生存させつつコケをいじめることができ、トータルで考えるれば現状では明らかにメリットが上回ります。


なお、前景草が良く育ちコケが育たない光量を探るべきですが、あまりにもストライクゾーンが狭いため断念した過去があります。

もちろん、全て机の上ではありますが。



というわけで、実践。

しかし、何事も論より証拠。
文字をちねちねといじくりまわしていただけでは、物事は前へと進んでいきません。
とうわけで、実際に減光してみて理屈通りに効果があるか調べてみることにしました。

我が家の水槽では簡単に減光できるシステムがありますので、これ幸いと利用してみることにしたわけです。

というわけで、今回利用した光量を減らす方法を紹介しておきたいと思います。



これは、吊り下げ式のライトです。
たまたま、水面とライトの距離を調節できる仕組みであったため、距離5cmから15cmほどにしてみることにしたのです。

たったこれだけの変化ですが、光量は対象との距離が開くほどに減少する法則がありますので、ライトを交換せずとも十分な減光が実現できてしまうのです。

あとは、状況が好転するのを待つばかり。



黒ひげ激減! しかし、セキショウモが!

では、1か月後どうなったでしょうか?
結論を言えば、コケは激減しましたが、低光量すぎ+αの要因でセキショウモまで大きく調子を落とす結果となりました。
それぞれを見ていきましょう。



面影がないほどに衰退したセキショウモ

まずは件のセキショウモ。

光量が弱かったためか成長速度が大きく低下。その結果、今度は茶色のコケに蝕まれる結果に。ランナーで縦横無尽に増え帝国を築きつつあったあの姿は今や見る影もなく、コケて朽ちた葉を切り取られた根元はまるで切り株のよう。

もちろん、よく見るればコケに蝕まれていない健康な葉もあります。
しかし状況は極めて深刻。おそらく、遅すぎる生長により、このままでは自然消滅をたどるコースに間違いないでしょう。
青々しく水面まで伸びていた葉がまるで夢だったようです。

そもそも、セキショウモは比較的低光量で育つ水草です。
そのため、ここまで調子を崩すとは予想だにしませんでした。そして、このようになった原因は、わたしは光量の以外にもあると考えています。



低光量で育ったハイグロフィラは美しい

その原因は……


テンプルプラント!
葉が密に映えたその姿は美しく、コケという最悪の競争相手も消えたため水槽内でこの世の春を謳歌しています。

正直な話この水草が、もっと言えばハイグロフィラの仲間が、ここまで綺麗な姿だったとは今まで知りませんでした。
おそらくは、低光量ゆえに間延びしなかったことが、理由の1つにあげられるでしょう。

しかし、予想外だったのはセキショウモよりも要求光量が低いこと。
結果、ジワジワと伸び続けていつの間にか巨大化しつつあります。
そして、密に生えた葉から大きく濃い影を作り出し、ライバルたるセキショウモを締めだす結果となりました。

そもそも、自然界に自生している野草を見ていると、わずかな光をもとめ個対個ならまだしも、時には群を作り競い合っています。
となれば、水槽でもそういうこともあるのかも……。

今回の目的は水槽界の悪魔「黒ひげ」の撲滅。

コケ対策前の水槽

ご覧いただきたいのは写真右下の前景草。
ぱっと見は茶ゴケですが、黒ひげ様のコケに侵されています。
そんな、と見える彼らに引導をわたすべく、セキショウモもなくなく諦めることにしました。


こういった隣同士で片方の水草が栄華を極め、もう片方が衰退していくという現象は、水草アクアでは多々見られます。そのくせ同種同士では競争が起きないため、実はアレロパシー的な何かが働いているのでは? と勘ぐっています。



黒ひげの魔の手から解放されて

というわけで、水槽の右半分がテンプルプラント軍団に占領されたものの、我が家の水槽は、急速に平穏を取り戻しつつあります。

となれば、戦争の終わった綺麗な水槽の前でウェイスキーでも一杯……といきたいとところですが、
なんとこのあと20年物のフィルターにトラブルが!
それはまた次回のお話。

今回はここまで
長文読んでいただきありがとうございました。