スポンジフィルターは底砂に埋めてもいいの?
アクアリウムには、慣れてくると誰しも一度は試してみたくなる“裏技”が、多々あります。
そのひとつが、スポンジフィルターの設置方法を少し変えて、底砂に埋め込んでしまうという手法。
見た目もすっきり、ろ過効率もアップ…なんて声もありますが、本当にうまくいくのでしょうか?
この記事では、実際にやってみた顛末をストーリーで紹介したいと思います。
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アクアリウム歴もすぐ20年目突入の主夫が、水槽の気になる知識やコツやときどき自腹で商品レビュー、さらにおまけで自作やちょっとした裏技を紹介するブログ。
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【最近の投稿】アクアリウムには、慣れてくると誰しも一度は試してみたくなる“裏技”が、多々あります。
そのひとつが、スポンジフィルターの設置方法を少し変えて、底砂に埋め込んでしまうという手法。
見た目もすっきり、ろ過効率もアップ…なんて声もありますが、本当にうまくいくのでしょうか?
この記事では、実際にやってみた顛末をストーリーで紹介したいと思います。
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水槽のガラス面にこびりつく頑固な緑苔。
スポンジや歯ブラシでは歯が立たない……、そんなことありませんか?
こういう時に頼りになるのがスクレーパーです。
まるで三角定規のような見た目ですが、扱いやすくいプラスチック製。そのため、傷を付けづらいので安心して使えるのが魅力です。掃除の効率がぐんと上がります。
今回は、そんなフレックスのスクレーパーと宿敵緑苔のストーリー。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
水槽を立ち上げてから、もう何か月が過ぎただろう。
その間に、プレコはみるみるうちに食欲を増していった。
プレコタブレットに加え、四六時中流木をガジガジとかじっている。
そして、食べた分だけ、出てくるものも増える。
糞の量がすごいのだ。もう笑うしかない。
青く美しいブルーライト。
夜の水槽の演出としては魅力的ですが、その光、水中では思いのほか遠くまで届いていることをご存知でしょうか?
人には落ち着いた色でも、魚にとっては「昼」と変わらない強い光になる場合があります。とくに夜行性の魚にとっては、大きな刺激になっていることも。
今回は、ブルーライトの波長の特徴と、魚の感じ方について、ストーリーをもとにお話しします。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
夜の青は、魚にとって昼なのかもしれない
どの店でも、20年前はカラー蛍光灯が売られていた。
今ではLEDばかり。
あの独特ななまめかしさも、懐かしい記憶の片隅に沈んでいる。
水槽のろ過を強化しようと思って、「外掛けフィルターにセラミックろ材を入れてみよう!」という方、けっこう多いのではないでしょうか。わたしもその一人でした。
でも、実際にやってみると楽しい反面、意外と……
今回はそんな話をストーリーにしてお届けします。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
わたしの小さな水槽――たった20リットルのプレコ水槽に異変が起こり始めたのは、セルフィンプレコが10cmに迫ろうかという頃だった。
食欲も排泄も日に日に盛んになり、それに比例してフィルターたちがついに悲鳴を上げ始めた。スポンジにウール、どれも茶色く目詰まりし、水の勢いが落ちるたびにもみ洗い。山となって出てくるのは、細かい木くずだった。
「もう、どうしようもない!」
と、手始めにブリラントをツイン仕様に変更した。
次は、外掛けフィルターの改造だろう。スポンジストレーナーはすでに付いているが、木くずを完全に防げるわけではない。
ウールで詰まるなら、もっと通水性の高いろ材を使うべきだろう。
――あの裏技を使うしかない。
スポンジフィルターを使う際、見落とされがちなのが「排水パイプの位置」。
水中? それとも水面の上?
――その選び方ひとつで、水槽内の流れや音、油膜の出やすさまで変わってしまいます。
今回は、ブリラントフィルターを例に、設置位置ごとの特徴と選び方を解説しますが、
……物語の通り、奥が深く少々あいまいな話かもしれません。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
ぴょこんと飛び出したパイプの先から、ショワショワと水が落ちている。
気泡混じりの音が、静かな部屋に不規則なリズムを刻んでいた。
わたしは悩んでいた。
テトラのスポンジフィルター、ブリラントフィルターという立派な名前のこのフィルターの排水パイプについてだ。これをどこに置くべきかという問題。
――水中か、水面か、それとも今のように少しだけ上に出すべきなのか。
パイプは二段に分かれていて、継ぎ竿みたいに長さを調節できる仕組みになっている。
だが、上に上げすぎれば水は止まってしまうだろう。かといって、下げればいいという単純な話でもない気がする。
わたしは迷った末、あの人を呼び出した。
水槽のろ過をもっとパワーアップしたいけれど、お手入れも簡単にしたい――そんな人にぴったりなのが「テトラ ツインブリラントフィルター」です。縦に並んだ2つのスポンジで、ろ過力も使いやすさもぐっとアップ。
今回はストーリーで、そんなツインブリラントフィルターの紹介をしたいと思います。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
最近、なんだか妙に気になることがある。
わが家の水槽で使っているブリラントフィルターのスポンジが、以前よりも硬くなった気がするのだ。
夏の水槽管理に欠かせない逆サーモ。
設定温度を超えたときに冷却ファンを作動させる重要な機器ですが、故障していると水温が危険なレベルまで上昇することもあります。
今回は、逆サーモに起きた事件を元に、簡単にできる点検方法を紹介したいと思います。
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あれは、水槽をはじめて三年目の夏だった。
まだ七月の上旬だというのに、天気予報は今年初の猛暑日だと伝えていた。わたしは朝からパタパタと、水槽の夏対策を入念に見直していた。
夏がやってくる!!
外掛けフィルターを使っていて、「水がウールマットを通らずに横から流れている」ような現象に気づいたことはありませんか?
それはろ材の劣化による“素通り”のサインかもしれません。
再利用を重ねたウールマットは詰まりやへたりで通水性が落ち、水がろ材を通らなくなることがあります。交換の見極めが大切です。
今回は、そんな話をストーリーとともに紹介します。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
セルフィンプレコは、今日も流木にぴったりと張りついていた。
この20Lの小さな水槽で、セルフィンプレコと暮らして、もうどれくらいになるだろう。
まだ1か月と半分しか経っていない。だが、そう思うほどにここまでの道のりは長かった。
外掛けフィルターと、スポンジフィルター。
小さな水槽に二つのろ過装置という、ちょっとした贅沢仕様。
それでも今まで、ろ材を交換して水が白濁したり、泡が消えなくなったりと、茶ゴケが出たりと、いろいろなトラブルに見舞われてきた。
そのたびに乗り越えて、美しい水槽に戻してきた。
……だが、今日のは少し様子が違う。
水槽のエアポンプまわり、逆止弁(チェックバルブ)はちゃんと付けていますか? 実はこの小さなパーツ、つけていないと“ある日突然”床が水浸し……なんて事態も起こり得ます。
今回は、逆止弁の役割と、知らないと怖い「サイフォンの原理」について、初心者にもわかりやすくストーリーで解説します。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
水換え中。
立ち上げたばかりの20Lプレコ水槽、わたしにとっては記念すべき一つ目のアクアリウムタンク。
……なのだが。
まだ「逆止弁(チェックバルブ)」という存在を知らなかった。
底砂を洗ったあと、手がひりひりした経験はありませんか?
とくに大磯砂など天然の砂利は、細かな傷をつけやすく、思わぬ手荒れの原因になります。今回は、水槽の底砂を扱うときにおすすめの手袋と、作業後の手荒れを防ぐためのハンドクリームの選び方について、ストーリーとともに紹介します。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
暖かな日の光が、白いビルの外壁を柔らかく照らしている。潮騒が微かに聞こえるたび、優しさにあふれた風が体を包み込んでくれるような……そんな気がした。
水槽の水位、どこまで上げていますか?見た目を重視してギリギリまで満たす方も多いかもしれませんが、実はそれ、思わぬトラブルのもとになることも。今回は、水位が高すぎることで起こりやすいリスクについて、ストーリーとともに解説します。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
今日はひとりで、いつものアクアショップに立ち寄った。
目当ては、あの奇妙な形のエアポンプ――「ニッソーθ6000」。
まるで戦車の砲弾のような、ずんぐりとしたシルエット。
店の片隅で、わたしを待っていたかのように棚の上に鎮座している。セールで3,000円。ちょっと高い気もするが、毎分5リットルの吐出量、二口仕様、しかも今後水槽が増えることを考えると、むしろお買い得なのでは? などと、頭の中で言い訳が飛び交った。
「そう、水槽熱が高まっている今のわたしには、これは必要経費なのだ」
今使っているメーカー製の水槽、ちょっと変わった寸法をしていて、上部フィルターを載せられない! アクアリウムを続けていく中で、そんな悩みにぶつかる方は少なくないはず。
そんな時助けてくれるのが外部フィルター。
少々癖のある道具ですが、給水パイプと排水パイプの位置の自由度が高いのが大きな特徴です。
今回は、そんな外部フィルターについて、ストーリーとともに紹介したいと思います。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
最後に乗り継いだのは、クリーム地に青のラインが走る電車だった。
ごった返す駅を抜けると、私たちはただひたすらに地下道を歩いた。天下に名だたるビル群を横目に見ながら。
通勤ラッシュでもないのに人ごみにまみれた地下鉄の駅をすり抜け、眠らない歓楽街の地下を、さらに、さらに降りていく。
外部フィルターを初めて使うとき、意外とつまずきやすいのが「呼び水(よびみず)」の作業です。
フィルター本体は見た目も構造も本格的で、設置後すぐに電源を入れたくなってしまいますが、実は一番「よく説明書を読んでほしい」タイミング。
ここで、フィルターの中にあらかじめ水を通しておかないと、ポンプが空回りしてしまい、まったくろ過が始まりません。また、大小様々な失敗が起こりやすいポイントとなっています。
この記事では、大失敗するストーリーとともに、呼び水の基本手順と、失敗しがちなポイント、そしてちょっとしたコツまでをご紹介します。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
初めての外部フィルター。手にしたのは憧れの「エーハイム」
エコS(2231)と呼ばれた緑のフィルターがわが家やってきたのだ。
懐事情は相変わらず厳しく、セラミックろ材には手が届かなかった。
だが、付属品の青いスポンジがついているで大丈夫だ。
これをろ材バスケット一杯に敷き詰めれば、さぁ後は、電源を入れるだけだ。
ホースもつないだ。吸水パイプよし、排水パイプよし、タップも確認済み。
「いざ、出陣!」
ある日ふと水槽を見たら、水面にうっすらと油のような膜が……。「これって大丈夫?」「魚に悪影響あるの?」と不安になったことはありませんか?
今回は、あることが原因で、水槽の油膜が発生するストーリーを紹介したいと思います。後半では、油膜が発生する4つの原因とその対処方法を解説します。
原因を知れば、対策も取りやすくなりますよ!
※
主人公とお師匠様に名前がないのは読みづらいという指摘を受けたので、今回から、便宜的に主人公にアクア、お師匠様にロゼッタとそれぞれ名前を付けることにしました。
今後とも二人のストーリーをごひいきにしていただければと思います。
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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)
話は、新規にポリプテルス水槽を立ち上げる前までさかのぼる。
暑い季節になると、水槽の魚たちの元気に泳ぎまわる姿が涼しげに見え、ついつい「もう少しエサをあげようかな」と手が伸びてしまいます。
でも、ふと水面を見ると――なんだか泡がいつまでも消えない?そんな経験はありませんか?
実はこれ、夏の水槽でよく見られる「トラブル」のサインかもしれません。
今回は、ストーリーとともに紹介したいと思います。
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(これは20年以上前の物語)
エアレーションに冷却ファン、夏対策はばっちり――だったはず。
8月も中旬、うだるような暑さが続いたある日。
ふと気づくと、水槽の四隅に泡がもこもことたまりはじめていた。
「……なんで? 対策したよね?」
水槽が、数日で白く濁ってしまった。そんな経験はありませんか?
「白濁」は、バクテリアの急増や汚れの蓄積など、いくつかの原因で起こります。
見た目は同じでも、時期や状況によって理由は異なり、それぞれに合った対処が必要となります。
この記事では、飼育中に見られる濁りについて、ストーリーとともに原因と解決法をわかりやすく紹介します。
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(これは20年前の物語)
プレコ飼育を始めてから、ようやく生活の中に水槽がなじんできた。
水換えのタイミングもつかめてきたし、何だかんだでアヌビアス・コーヒーフォリアも枯れずに育っている。
昼は流木の影に隠れているセルフィンも、夜になるとそっと出てきて流木をかじるようになってきた。
そんな何気ない日常に感謝して、彼にごちそうを奢ることにした。
プレコの大好物といえば……
そう、きゅうりだ!
聞けば、熱狂的な「モフモフ」が拝めるらしい。
晴れて一介のプレコ飼育者となったわたし、一目でいいから見てみたい。
とはいえ、いきなり大胆にはできない。
餌付けをしたときと同様、夜に入れて朝に取り出す方式を採用する。
夜、縦に真っ二つに切ったきゅうりを沈めて準備完了。
明日の朝、うまくいけば芯が削れ、あの吸いつき跡が見られるかもしれない。
そんな期待を胸に、わたしは静かに部屋の明かりを落としたのだった。
なんだか最近、水槽の様子がいつもと違う。
魚は元気そうだけれど、水が少し濁っていたり、コケがやたらと増えたり……
それはもしかすると、水質が悪化しているサインかもしれません。
今回は、水槽の見た目でわかる「水質悪化の兆候」をストーリーで4つご紹介します。毎日の観察で気づける小さな変化ですが、魚たちを守る大きなヒントになることもあります。
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(これは20年前の物語)
人生初のアクアリウム。主役はセルフィンプレコ。
悠々とガラスを貼りつくその姿、「よし、順調」と思ったのも束の間――。
「……え? 亜硝酸、出てる?」
試薬が見せたのは、疑いようのないオレンジ色。
焦った末、「ろ材がヘタってるのかも」と思い込み、外掛け専用ろ材を丸ごと交換。
結果、バクテリア退場、意図せず水槽リセット、とんだ愚行をしてしまった。
もはや、お手上げ状態だ。
水槽にエアカーテンを取り付けたのに、泡が出ない――そんな経験はありませんか?
わたしも小型ポンプで試し、結局大きなエアポンプをわざわざ買いに戻ったことがあります。
この記事では、その原因と正しい対策をストーリーとともに、紹介したいと思います。
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(これは20年以上前の物語)
気がつけば、45cm規格の水槽にポリプテルスの幼魚が3匹。
夜な夜なこちらの顔を見上げ、フリフリと踊ってくれる姿に、わたしはふと不安を覚えた。
梅雨が明けてから、部屋の温度は日ごとに上がり、今や夏本番。
どうにかしてこの子たちに、涼やかな風を贈ってやれないものか。
エアカーテン。それは前々から気になっていたアイテムだった。
水槽の底から立ち上る無数の泡が、水中に細かな波紋を広げる。
きっと、見た目にも涼しくて、水面を波立たせるのにもぴったりなはずだ。
けれど問題がひとつ。
いま、わが家にある強力なエアポンプは、プレコ水槽に出張中なのだ。
だからといって、この水槽のスポンジフィルターを取り外すわけにはいかない。
サブフィルターと交換だなんて、本末転倒なのだ。
「夏は暑いから水槽用ヒーターはいらない」、そう思っていませんか?
確かに日中の室温は高く、水温も上がりがちです。しかし、ヒーターを完全に切ってしまうことで、思わぬリスクを招くことがあります。
特に小型水槽で熱帯魚を飼育している方は要注意です。本記事では、夏でもヒーターを使い続けるべき理由を1つのストーリーとともに伝えたいと思います。
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「夏はヒーターはいらないですよね? 電気代も節約できるし」
しかし、お師匠様はわたしの顔をのぞきこみ、怪訝な目をした。
「キミ、それ本当に言っているのかい?」
アクアリウムを始めてしばらく経つと、どうしても気になってくるのが「エアポンプの音」。
「ブーン……」という低い振動音が夜中に響いて、眠れなかった経験ありますよね?
じつはその音、ちょっとした工夫でぐっと静かにできるのです。
今回は、エアポンプを“吊るして使う”という意外なテクニックについて、ストーリーで紹介したいと思います。
振動音の軽減だけでなく、熱対策やスペースの有効活用、さらには故障リスクの回避まで、メリットは盛りだくさん。
「えっ、そんなことで?」と思うかもしれませんが、知っておくときっと役立つ、小さなコツのひとつです。
さっそく、その効果と理由を詳しく見ていきましょう。
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(これは20年前の物語)
明日はテストだ。
夜の三時まで、ひたすら暗記。
アセチルコリン受容体には、ムスカリン受容体とニコチン受容体がある。アゴニストはムスカリンとニコチンで、アンタゴニストはツボクラリン、アトロピン、スコポラミン……。
意味不明なカタカナの羅列が脳内で踊るようになったころ、ついにわたしはベッドに潜り込んだ。
……寝よう。いや、寝なきゃ。
――が、
ブーン……
「……うるさい! エアポンプ、うるさすぎるって!!」