液肥よもやま話
CO2も添加している。ライトだって水草用を選んでいる。それなのに、どうにも葉や茎が頼りない。そんなことはありませんか?
水草を元気よく生長させるには、光やCO2だけでなく、さまざまな栄養分も必要です。とはいえ、液肥なら何でもよいわけではなく、種類によって含まれる成分や特徴も異なります。
今回は、園芸用肥料であるハイポネックスの流用の例に挙げつつ、選定の難しさを紹介したいと思います。
アクアリウム歴もすぐ20年目突入の主夫が、水槽の気になる知識やコツやときどき自腹で商品レビュー、さらにおまけで自作やちょっとした裏技を紹介するブログ。
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CO2も添加している。ライトだって水草用を選んでいる。それなのに、どうにも葉や茎が頼りない。そんなことはありませんか?
水草を元気よく生長させるには、光やCO2だけでなく、さまざまな栄養分も必要です。とはいえ、液肥なら何でもよいわけではなく、種類によって含まれる成分や特徴も異なります。
今回は、園芸用肥料であるハイポネックスの流用の例に挙げつつ、選定の難しさを紹介したいと思います。
ミクロソリウムを溶岩石に活着させようとしたものの、なかなか思い通りにいかなかったことはありませんか?
瞬間接着剤ならツルツルとした流木なら簡単そうに思えますが、相手が凸凹の溶岩石になると、少し事情が変わってきます。木綿糸という定番の方法もありますが、もっと手軽で長く使える方法があったら嬉しいですよね。
そこで今回は、身近な園芸用品に注目してみます。ビニタイです。
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ポロリと落ちたミクロソリウム。わたしは、乗せる相手を失った溶岩石を見て、呆然とするしかなかった。
活着系水草の手早い固定方法として、広く知られて久しい瞬間接着剤。たしかに、木綿糸と比べて、長期間における成功率は高そうだ。天然素材の糸は、水槽内で自然に朽ちてしまうからだ。
活着には接着剤。「これはいいことを知った♪」と購入して、意気揚々と使ってみたのだが……。
ミクロソリウムを活着させたい。でも、小さな水槽では大きな流木を置くスペースが少なく、さらに、もし流木を用意しても、すぐに使えるとは限りません。
そんなとき、ふと目に入ったのが小さな溶岩石でした。果たして、これがミクロソリウムの土台として使えるのでしょうか?
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困ったことがある。新入りのミクロソリウムだ。使い古した小さい流木にアクセントが欲しいと1ポット購入したものの、なんと1ポットに2株で押し込められていたのだ。
これでは、活着させる土台が足らない。とは言え、すぐに流木なんて都合のいいものはもうない。アク抜きが必要だからだ。それに根本的な問題もある。
「うーん、なにか手っ取り早く活着させるものがあれば……」
となれば、わたしの水槽のお師匠様に相談するしかない。
ミクロソリウムを買ってきたら、思っていたよりずっと小さな株だった……。そんな経験はありませんか?「これ、本当に大きく育つのかな?」と、少し不安になってしまいますよね。
たしかに、ミクロソリウムは生長に時間がかかる水草ですが、強い水草なので小さな株でも十分に栽培を楽しめる水草でもあります。今回は、そんなミクロソリウムの意外な一面を覗いてみましょう。
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アカヒレの餌が底をつきそうだ。最近ショップに行けてないからだ。
仕事終わりはいつも20時を過ぎているし、帰路に1時間かかるため地元の店も絶望的。かと言って職場近くのショップは、ワンコインで買えるようなものがプレミアム価格で売られている。これが都心というものか。
しかし、幸いにして明日は休日。水槽の餌不足問題はすぐに解決できそうだ。
水草用LEDライトを選ぶとき、多くの人が「価格」、「光量」、「スペクトル」、そして「色温度」を重視するのではないでしょうか。
しかし、水槽を実際に見比べてみると、スペックがよく似たライトでも、水草や魚の見え方が驚くほど違うことがあります。その違いを生み出す要素の一つが「演色性(Ra)」です。
今回は、そんな演色性の話をしていきたいと思います。
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最近、水草用ライトを購入した。ごくありふれた安いライトと言ってしまえば、それで終わりだろう。しかし、実際は光量も十分でスペクトルも良好、色温度も好みで、何より値段が安い。探しに探し回ってたどり着いた先が、この何の変哲もないライトだ。
だが、蛍光灯から初めてのLEDとあって、ライトが初めて点灯したときは歓喜の声を漏らしてしまった。これが新しい時代の光なのだ、と。
水槽の外周をゆっくりと見つめれば、ボンベから延びる耐圧チューブにCO2カウンター、そして育成ライト。ものが少しずつ揃い、水草水槽らしくなってきた。
さて、次は何にしよう?
グッズ漁りはネットも良いが、店舗巡りも面白いものだ。
水草用LEDライトを選ぼうとすると、見た目もスペックもよく似た製品が並び、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことがあります。
実際、水草育成用として販売されているライトであれば、十分な光量や育成に必要な波長を備えた製品も多く、スペックだけで優劣を判断するのは意外と難しいものです。
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今、とある3機種で悩んでいる。どれも安いライトなので、10,000円もあればお釣りがくるものばかりだ。
本当は、もらったばかりのボーナスにモノを言わせて高級機種にしようとも思ったのだが……。迷う気持ちがいつしか負のスパイラルになり、一度は現物を見に行ったものの、気持ちが昂らず手を出すことを諦めたのだ。
まずは、水草用LEDライトがどのようなものか知ってからでも遅くはない。これがわたしの出した答えだ。しかし本音は、初めてLEDライトを買うので、失敗が怖くて必要以上に金銭的な負担をしたくないのだ。
水草用LEDライトを選ぼうとすると、種類の多さに驚く人も多いのではないでしょうか。価格も性能もさまざまで、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
前回は室内照明用LEDライトと水草用LEDライトの違いを紹介しました。今回はさらに一歩踏み込んで、失敗しにくいライト選びの指針を紹介したいと思います。
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会社から帰ってきて、水槽へと急ぐ。時間は深夜に差し掛かろうとしていたが、自室のドアを開くと、青く輝く小箱が飛び込んできた。どうにか消灯時間には間に合ったようだ。
アカヒレたちが尻尾をフリフリと振って出迎えてくれたので、すかさず餌を投入してやると、狂喜乱舞しながら追いかけ回している。眺めながら、疲れた体をソファーに埋めつつ、水槽台に隠してあるウィスキーをちびりと口に含むと、燻された香りが鼻先へと抜けていった。
小さな水辺をぼんやりと眺め、どうにもならない責任を有耶無耶にするのが、わたしの日課になりつつあるようだ。が、この水槽をよく見れば、どうにも気になることがある。中身ではない。水面より上の話だ。
「LEDに交換したのに、水草の調子がなぜか悪くなった」。そんな経験はありませんか。見た目は以前より明るくなり、水槽全体もきれいに見えるのに、水草は元気がなく、なぜかコケまで勢いを失ってしまうことがあります。実は、その原因は肥料やCO2ではなく、普段あまり意識しない「光のスペクトル」かもしれません。
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わが家の水槽には、1つ懸念すべき問題がある。水草を照らすライトだ。
水槽をやめて5年もの間に、世の中の光は蛍光灯からLEDへと革新を遂げている。しかし、わが家の水槽のそれは、学生時代に世話をしていた水槽のお古。つまり、蛍光灯なのだ。
水槽の雰囲気を変えたい。でも、手間のかかる水草管理や難しい環境づくりには、時間的にも体力的にも少し不安がある。そんな時、ふと候補に挙がるのがミクロソリウムです。
丈夫で簡単でありながら、綺麗に育てば美しく大きなライトグリーンの葉がわたしたちの目を楽しませてくれます。
今回は、栽培に欠かせない特徴や、きれいに育てるための小さなコツを紹介します。
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何だかんだで生長しているマツモ。いまだ蛍光灯であるが、なんとか環境に適応しようと、今にも折れそうな細く薄い茎を精一杯に伸ばしている。それさえ除けば、水槽はいたって順調だ。
しかし、マツモにアカヒレだけでは、やっぱり面白くない。"テンプレート"水槽そのものだからだ。今ここには、ありきたりの空気をさっと変えるような水草が欲しい。
もちろん、こういう癖は良くないのは分かっている。水草だって生き物で、次から次へと手当たり次第に新しい生き物を水槽へ招き入れるのは、あまりよろしくないことだ。
だが、目の前にCO2添加器具が手持ち無沙汰で待っている。せめてこいつを有効活用できる水草はないだろうか。
アンモニアと亜硝酸が消え、水槽の立ち上げが終わると、つい「もう大丈夫」と安心してしまいますよね。
しかし、見た目では順調に見える水槽の中でも、フィルターの中では未だに大きな変化が起き続けています。時に、何気ないメンテナンスが、思わぬ影響を与えることもあります。
今回は、立ち上げ期に焦ってフィルター清掃をしたことの顛末を紹介したいと思います。
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心配していた水槽の立ち上げ。導入当初こそ怯え切ったアカヒレを気遣っていたものの、今や水槽を我が物顔で駆け回り、大きな問題もなく立ち上がる。
CO2の添加も開始し、マツモもゆっくりながら一歩一歩生長しはじめた。
水槽は新たな局面を迎えていく。
だが……
CO2添加器具を組み立てていると、ふと手が止まった。
「電磁弁とスピードコントローラー、どちらを先に取り付けるのが正解なのだろう?」
……
どちらでも動くのなら気にしなくてもよさそうですが、実は器具の並び順には見落としがちな意味が隠れています。普段は意識しない圧力の動きに目を向けてみると、配置の違いで予想外の影響が生まれていることに気が付かされる時もあります。
今回は、そんな電磁弁とスピードコントローラーのお話です。
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机からCO2添加器具を取り出す。5年前、水槽を一旦閉じた際、丁寧に洗浄して保管したものだ。レギュレーターに電磁弁、スピードコントローラーにCO2カウンター。そしてディフューザー。ありとあらゆるものが、当時の思い出と一緒に箱の中で眠っている。箱に積もった埃だけが、過ぎ去った月日を語っているようだった。
水槽に浮かぶマツモを見ていると、「こんな細い水草が、本当にどんどん増えていくの?」と不思議に思うことがあります。実際、丈夫だと聞いて迎えたのに、なかなか思うように育たなかったり、逆に気がつけば水面を埋め尽くすほど増えていたり。その違いは、ほんの少しの育て方のコツにあるのかもしれません。
焦って行き過ぎたケアをする前に、まずはマツモという水草の栽培方法を改めて見つめ直してみませんか?
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仕事終わりの喫茶店。今日もお師匠様とアクア談義をしている。コーヒー1杯で小一時間、水槽話に花を咲かせる。たったそれだけで、胸の中に青々とした麗しい水景が広がり、日々酷使している心の疲れも自然と癒される。ちょっとした想像でリフレッシュできるのだから、ストレス社会にこれほど都合のよい趣味はない。
水槽を立ち上げたばかりの頃は、不思議とあれこれ夢が広がるものです。どんな魚を泳がせようか、どんな水草を植えようか。そんな楽しい想像をしていると、思いもよらない問題に出会うことがあります。
今回の悩みは、アカヒレ同士のいじめ。そして、その対策を探しているうちに注目したのは、定番水草として知られるマツモでした。
陽性植物全盛の今、ショップでは脇役のような存在ですが、実はシェルター、水質浄化、育てやすさなど、立ち上げ期の水槽と相性の良い特徴を数多く備えています。
そんなマツモを求めて、ショップ巡りをするのですが……。
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アカヒレのいじめが始まった。がらんどうの水槽では、逃げる場所はどこにもない。残念ながら、水槽において、いじめの根絶は不可能だ。弱者を避難させれば次の弱者がターゲットとなり、強者を排除すれば次の強者が場を仕切り始めるからだ。
これを緩和するには、いくつかの選択肢がある。単独飼育にするか、それともタンクメイトを増やして縄張り意識を弱めるか。しかし、どれもこの水槽には適していない。なぜなら、立ち上げ中だからだ。
となれば、シェルターだ。先に挙げた2つに比べれば緩和する効果は低いものの、水槽に逃げ場を作れば、いじめられている生体が逃げ回るための時間稼ぎになるはずだ。
しかし、懸念事項もある。世に溢れている「シェルター」と呼ばれるものは、どれも角ばった無機質なものばかり。これでは、せっかく水が輝く有機的な曲線美の世界が台無しではないか。
熱帯魚には、不思議と「最初は興味がなかったのに、いつの間にか夢中になっていた」という種類がいます。派手な色彩でもなく、高価な珍魚でもない。それなのに、水槽の前に立つたび視線を追ってしまう。気付けば、その小さな動き一つ一つが気になってしまうのです。今回のお話は、そんな“地味だけど、不思議と心を掴む魚”ことアカヒレにです。
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薄暗い高架下のエントランスから抜け出し、黄色の地下鉄に飛び乗る。サラリーマンの流れに乗って大きな駅で下り、改札横の交差点に向うと、すっかり人が疎らになっている。あいかわらず、駅構内はグレーの大群がひしめいているが、彼らを横目に駅から離れ、曲がりくねった高速道路の下を歩き続けた。ピークタイムを過ぎたオフィス街は、静寂と大人の雰囲気に包まれており、昼間、多くの人間が頭を悩ませている場所には、とても思えなかった。
新しく水槽を立ち上げる瞬間は、何度経験しても少し特別です。器具を並べ、水を張り、これから始まる景色を想像している時間は、まるで小さな世界を作っているような感覚があります。でも、その裏側では魚たちに思わぬ負担がかかっています。
では、水槽がまだ不安定な時期に迎える「最初の一匹」は、いったいどんな魚が向いているのでしょうか?
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パイロットフィッシュ。水槽の開拓者である彼ら。その生命活動こそがろ過細菌の餌となり、水槽の礎となる。しかし、重大な役目とは裏腹に、立ち上がり途中の水槽の水質悪化やストレスから来る病気で死んでしまうこともある。そのため、水槽は彼らの尊い犠牲の上に成り立っている。
飼育者の精神的な負担も甚大なものだ。選んでガラスの中の地獄に向かわせるのだから。だからこそ、フィルターが立ち上がるまで彼らが健康でいられるように腐心する。それこそが、産声を上げたばかりのアクアリウムにおける最大の課題となる。
昔使っていた水槽を、久しぶりに手で触れた瞬間。ガラス越しに揺れていた水景や、水音のある暮らしを思い出して、少し胸が高鳴ることはありませんか?
けれど、長い年月を経たアクアリウム用品には、見た目だけでは分からない変化が潜んでいることもあります。
再び魚たちを迎える前に、本当にそのまま使っても大丈夫なのでしょうか?
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ここには青空なんてない。見上げれば高速道路のコンクリートと、その先にあるのは天へと貫くオフィスビルの白い壁しかない。午後の始業開始まであと15分、汗ばむ陽気を期待して外に出てきたのだが……。エントランスでうだうだしていても仕方がないので、きびすを返し高層階行きのエレベーターの列へと並んだ。
静かな水槽の世界にも、気づけばそっと押し寄せてくる「ブーム」の波があります。ある魚が注目されはじめ、雑誌や情報が増え、ふと見た値札に驚く――そんな変化に出会ったことはありませんか?
うれしさと戸惑いが入り混じるその感覚。気づいたときには、思ってもみなかったかたちで、その波の中に巻き込まれていることもあるのです。
今回は、20年前にプレコブームに巻き込まれた話から、そんなときの心構えについてストーリーで述べ行こうと思います。
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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
奥へ奥へと突き進む。数多くの珍しい器具に目もくれず、店の最奥にある生体売り場へまっしぐら。意中の魚を探しているアクアリストは、いつだって血眼になって店内を歩いているものだ。
ここは著名な国道沿いの大型店。大きな駅で赤い電車に乗り換えてやってきた。探しているのは、憧れのプレコ、プラチナロイヤルだ。既に数店舗見て回っているのだが、どこにも見当たらない。ここでだめなら諦めようと、藁にもすがる気持ちでやってきたのだ。
小さな熱帯魚のコリドラス。丸い目にのほほんとした顔、愛らしい姿を見ているだけで、つい笑顔になってしまいますよね。
でも、そんなかわいらしい彼らには、ちょっと意外な秘密が隠されているんです。見た目からは想像もつかないその一面に触れると、きっと「えっ、そうなの?」と驚きながらも、彼らを扱う時に用心するようになるはずです。
とにかく、コリドラスの毒にはご注意を!!
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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
陰性植物水槽改め、新生コリドラス水槽は今日も静かにたたずんでいる。
田砂の白い粒がライトを反射し、壁にうっすらと水影を作り、湧き水用に組んだパイプの先では小さな砂粒たちが元気よく踊っていた。
「準備は整った。あとは、主役を迎え入れるだけ」
意中の子は、もう決まっている。コリドラス・アエネウス。
愛嬌のある丸い顔に、少し渋さを感じさせる黒い背中。あのコントラストに、わたしはずっと惹かれていたのだ。
水槽の底からそっと湧き出す水の動きって、不思議と目を引きますよね。でも、見た目の美しさの裏には、ちょっとした工夫や注意点が隠れています。勢いの強さや砂の厚み、配管の向きひとつで、水槽の景色も魚たちの暮らしやすさも大きく変わるのです。
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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
今回は、コリドラスの湧き水水槽を楽しむうえで知っておきたい、ちょっとしたコツや気をつけたいポイントをやさしくストーリーでまとめてみました。
30cmキューブハイタイプ水槽の前にそっとしゃがみ込む。
思えば、この水槽は失敗の連続だった。
一目惚れしたこの水槽は、紆余曲折を重ねてきた勉強の相棒でもある。発酵式ではあまりのメンテの煩雑さから小型ボンベ式に浮気し、バコバはソイルの扱いがよくわからず腐海に沈み、そしてヘアーグラスは黒ひげの扱いを知らず黒ひげに占領された。
何度も諦めかけたし、いくつもの小さな挫折を経験した。正直に言えば、この水槽を丸ごと捨ててしまおうと心が折れそうになったことだってある。
それでも今、この水槽はマツモがふわりと揺れ、アヌビアス・コーヒーフォリアの淡い新芽が葉をひっそりと広げつつある。小さな世界だが安定を取り戻し、それがたまらなく嬉しくて、そっとガラスに手を添えたくなるのだ。
水槽の底で小さな魚たちがモフモフと砂をほじくる姿に、つい見入ってしまったことはありませんか?
その光景を支えているのが、実は田砂という底砂です。粒の細かさや適度な比重、丸みを帯びた形状が、コリドラスたちの自然な行動をそっと支えてくれます。
今回は、そんな田砂の魅力や扱い方のコツを、ストーリーで紹介したいと思います。
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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。
壁のように棚に並んだ水槽は、心地よい水音と特有の水の匂いが混じり合い、熱帯魚店特有の密林のような雰囲気を生み出している。湿気を帯びた空気の中で無数にゆらめく魚体は、どれをとっても本業にしていなければ実現できない光景であり、水槽マニアにとっては垂涎の的である。
今日も通い詰めているいつもの店に来ているのだが、最近はとある魚を好奇心の対象にしている。コリドラスだ。
最初のきっかけは単純だった。ポリプテルスに与えているキャットの餌は、コリドラスも大好物だという些細な話だった。だが、それを知ったうえで改めてショップの水槽をのぞくと、その存在は胸をつかむような愛着へと変わっていた。
つぶらな瞳で底砂をほじくり、モフモフと餌を探す姿。
これほど可愛い生き物はいるのだろうか?