2019年5月27日月曜日

エアレーションの気になる水はねを防ぐ4つの方法:水はねストッパーを作ってみた(前編)

夏ならではのエアレーションの悩み


どうもこんにちは。ごん太です。
夏対策の一環として、こんな感じでエアレーションの水はねを防ぐストッパーを100均のプラケースから作ってみました。



エアレーションの水しぶきが上がっている水面真上にこれを設置すれば、この小さな板で水滴をブロックできるというわけです。

今回は、そんな自作にちなみ、

エアレーションの水しぶきを飛ばさない方法について&今回の水はねストッパーを作ることになった経緯を紹介したいと思います。

なお、次回↑の水はねストッパーの自作を紹介する予定です。



夏対策でエアレーション!!・・・そして困るのが水しぶき。


>夏対策の基本方針は温度↓酸素量↑


さて、5月から6月、7月にかけて気温はグングンと上がっていくのが日本ではお決まりでが、、、

それに比例して水温も真夏に向けて28℃、30℃、32℃、場合によっては34℃と上がってきます。

そんな水温が高すぎる環境ではとてもじゃないが魚は生きゆけず、、、

多くのアクアリスト達は水槽に夏対策を施すことになります。

もちろん、ごん太も例外ではありません。

夏対策の基本は、、、

①、水温を下げ飽和溶存酸素量を上げること
②、エアレーションをして溶存酸素量を増やすこと。
です。


そして蓋が閉まらなくなる・・・


そこで、冷却ファンとエアレーションがセットで設置することが夏対策の定番です。
しかしこの冷却ファンがくせ者なのです。。。

夏対策で冷却ファンを設置し、さらにストーンでエアレーションをする・・・。

しかし・・・そうすると冷却ファンが邪魔して蓋が閉まらない!!

結果・・・リフトアップしているライトにすら届かんばかりの水しぶき。

これってひじょーに困りものですよね?。

基本的に電化製品に水気は大敵ですし、アクアリウム用ライトはアクア用品の中でも比較的高価な部類です。

ごん太愛用の廉価で実用的なパワーIIIですら、毎年夏には水滴で故障しないかハラハラドキドキしてしまいます。

もし壊れてしまったら、お財布に大打撃なのです!。

自分のライトがADAのアクアスカイなど高級なライトを利用していたら・・・それこそ気が気ではないかもしれません。。。


エアレーションの水しぶきを不必要に飛ばさないために


じゃあ水滴を飛ばさないためにはどうしたらいいのか?
という話をしていきたいと思います。

結論から言えば、次回紹介するような自作をしなくても十分解決は可能です。
ざっくりと一覧にしてまとめてみました。


水槽に蓋を付ける


話の流れ的に真逆になりますが、エアレーションの水しぶきが気になるなら蓋を使えばいいわけです。

晩秋や冬などファンを設置していない時には、既製品の蓋でも問題なく水槽上部を閉じることができるので、水が飛びはねるのを簡単に防ぐことができます。

そんなわけなので、「ふたが閉められない問題」は基本的に夏のみの問題となります。

冷却ファンに邪魔されて蓋が閉められないなら自分で作ればいいじゃない!!

というわけで、

夏はやはり既製品のガラス蓋ではなく、アクリルやPET、透明塩ビなどで自作すべきです。

水槽水面部の通気性が多少悪くなりますが、冷却ファンと冷却ファン取り付け部分のみ切り欠きを入れた蓋をセットで利用すれば、夏も「水槽の蓋」で十分対処可能です。

しかし、、、

一応水槽上面を塞いでしまうわけですから、フルオープンな状態と比べ冷却ファンは完全な性能を発揮できませんが、
冷却ファンの 鉄板利用方法「冷却ファン+室内エアコン」 の利用方法ならば払拭でき、がっつり温度を下げてくれますので心配無用です。


水槽外でエアレーションする


水はねが気になるなら・・・

気にならないところでエアレーションすればいいじゃない!ということです。


しかし・・・この技ができるのは、

水槽直下などに専用の濾過槽をもつオーバーフロー水槽ぐらいかと思います。
上部フィルターの内部にエアレーションを組み込むこともできるとは思いますが、その効果のほどは不明です。

とはいえ、、、

「夏だからオーバーフロー水槽に! 」
「暑いから上部フィルターに!!」

という話はほとんど耳にしません、
その予想煩雑さからごん太は計画したことさえありません。

実際にこの方法が利用できるのは現在オーバーフロー水槽もしくは上部フィルターを利用している人だけでしょう。


バブルストッパーを使う


TOTTOという会社から発売されている、昔からド定番の水しぶき防止グッズです。
ごん太も過去数年間利用していたことがあります。

水はねを確実に防げますから、ライトが濡れることを気にすることなくエアポンプの吐出量を上げられます。
無色透明のケースなので目立たないのもGOODです。

が・・・ごん太の45cm規格水槽にはちょっとサイズが大きすぎる。。。
(逆にSサイズのバブルストッパーはサイズが小さすぎる・・・)

60cm規格水槽でちょうどいい感じなサイズなので、水草を詰め込みまくっているごん太の45cm規格水槽ではちょっと設置する場所がありません。。。

なお、今回はそんなバブルストッパーへの不満点から、似たような機能をもつ物を自作することとなりました。

ただまぁ、バブルストッパーやバブルストッパーSを利用できる環境ならば利用するべきです。

バブルストッパーは昔から完成度と機能性でアクアリストに愛されているグッズですから、自作品ではなかなかその領域には達することができないのです。
まだお持ちでない人は、一度は夏対策で利用してみることをお勧めしたいです。


テトラスポンジフィルター


完全に防げるわけではないですが、かなり優秀です。

少し裏技的な使い方なのですが、

テトラスポンジフィルターのスポンジとそれを取り付けるパイプを外し、給水部となる部分(下端)に外掛けフィルターの汎用スポンジストレーナーを取り付け、いつものようにエアポンプでエアを送り込むだけ。

スポンジフィルターの排水パイプはL字型になっているので、その部分の水面からの位置にもよりますがかなり水しぶきを抑えながらエアレーションすることができます。

これについては、また別の機会にネタにしてみたいと思います。

<後日追記>
結局↑のテトラスポンジフィルターを利用した方法がいろいろと便利すぎるので、現在はこの方法で、水はねを防ぎながらエアレーションをしています。
ただ、この方法ではエアレーションの綺麗な泡が見ることができないので、さびしいといえばさびしいのですが。。。
(2019/11/22 追記)


とりあえずですが、これ以外にもまだまだ水しぶきを飛ばさずにエアレーションする方法はありそうですが、今回はごん太がパッと思いついたものを紹介してみました。


今回自作することとなった理由


さて、今回のDIYですが前述の通り、、、
バブルストッパーを我が家の水槽にも設置したわけなのですが、あまりにも水槽が手狭すぎてあきらめたことに端を発します。

なんとかバブルストッパーのように、水しぶきをガードする物があればなぁ・・・

なんてぼんやり考えつつ水面上部はがら空きなことに気が付き、

そこで水しぶきを食い止める目立たないナニカを設置できれば・・・!


という感じで思いついたのが次回の自作品です。
というわけで、今回はここまで。話は次回へと続いていきます。

次回は自作にあたっての注意事項から始まり、材料の紹介、そして実際に作成している様子をできあがりまで紹介する予定です。

<次回はこちらから>

(更新:2020/7/27)