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本当にあった話:逆止弁なしは危険!水槽トラブルを防ぐ小さな命綱 (7/15)
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ポリプテルス水槽で油膜が出た!でも、水質は正常。原因はまさかの餌 (7/10)
水槽の泡、見逃していませんか?夏に出る“しつこい泡”の正体と対策 (7/9)
プレコにきゅうりをあげたら!?水槽白濁の原因と対処法 (7/8)
白濁、泡、油膜、苔。数値には出てこない!水質悪化の4つサイン (7/7)
エアカーテンからエアが出ない!エアの量が大切なんですという失敗談 (7/6)
水槽の夏対策ヒーターは不要?キャンプ場で体感した真夏の本当の寒さ (7/5)
エアポンプを吊るして静音化、輪ゴムでなく高耐久なエアチューブで! (7/4)
空気が出ない原因は長いエアチューブ?過度な節約から生まれた失敗 (7/3)
泡の細かさばかりじゃない!エアレーションで酸素が解ける本当の理由 (7/2)
ネオンテトラの泳ぎ方が変わった!エアレーション4つの注意点 (7/1)

2025年7月8日火曜日

プレコにきゅうりをあげたら!?水槽白濁の原因と対処法

水が白く濁る――これって異常?

水槽が、数日で白く濁ってしまった。そんな経験はありませんか?
「白濁」は、バクテリアの急増や汚れの蓄積など、いくつかの原因で起こります。
見た目は同じでも、時期や状況によって理由は異なり、それぞれに合った対処が必要となります。

この記事では、飼育中に見られる濁りについて、ストーリーとともに原因と解決法をわかりやすく紹介します。

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(これは20年前の物語)

プレコ飼育を始めてから、ようやく生活の中に水槽がなじんできた。
水換えのタイミングもつかめてきたし、何だかんだでアヌビアス・コーヒーフォリアも枯れずに育っている。
昼は流木の影に隠れているセルフィンも、夜になるとそっと出てきて流木をかじるようになってきた。

そんな何気ない日常に感謝して、彼にごちそうを奢ることにした。
プレコの大好物といえば……

そう、きゅうりだ!

聞けば、熱狂的な「モフモフ」が拝めるらしい。
晴れて一介のプレコ飼育者となったわたし、一目でいいから見てみたい。

とはいえ、いきなり大胆にはできない。
餌付けをしたときと同様、夜に入れて朝に取り出す方式を採用する。

夜、縦に真っ二つに切ったきゅうりを沈めて準備完了。
明日の朝、うまくいけば芯が削れ、あの吸いつき跡が見られるかもしれない。

そんな期待を胸に、わたしは静かに部屋の明かりを落としたのだった。


2025年7月7日月曜日

白濁、泡、油膜、苔。数値には出てこない!水質悪化の4つサイン

水槽の見た目でわかる!水質悪化の4つのサインと対処のヒント

なんだか最近、水槽の様子がいつもと違う。
魚は元気そうだけれど、水が少し濁っていたり、コケがやたらと増えたり……
それはもしかすると、水質が悪化しているサインかもしれません。

今回は、水槽の見た目でわかる「水質悪化の兆候」をストーリーで4つご紹介します。毎日の観察で気づける小さな変化ですが、魚たちを守る大きなヒントになることもあります。

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(これは20年前の物語)

人生初のアクアリウム。主役はセルフィンプレコ。
悠々とガラスを貼りつくその姿、「よし、順調」と思ったのも束の間――。

「……え? 亜硝酸、出てる?」

試薬が見せたのは、疑いようのないオレンジ色。
焦った末、「ろ材がヘタってるのかも」と思い込み、外掛け専用ろ材を丸ごと交換。

結果、バクテリア退場、意図せず水槽リセット、とんだ愚行をしてしまった。
もはや、お手上げ状態だ。


2025年7月6日日曜日

エアカーテンからエアが出ない!エアの量が大切なんですという失敗談

泡が出ないエアカーテン? 小型ポンプで失敗! 正しい対策

水槽にエアカーテンを取り付けたのに、泡が出ない――そんな経験はありませんか?
わたしも小型ポンプで試し、結局大きなエアポンプをわざわざ買いに戻ったことがあります。

この記事では、その原因と正しい対策をストーリーとともに、紹介したいと思います。

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(これは20年以上前の物語)

気がつけば、45cm規格の水槽にポリプテルスの幼魚が3匹。
夜な夜なこちらの顔を見上げ、フリフリと踊ってくれる姿に、わたしはふと不安を覚えた。

梅雨が明けてから、部屋の温度は日ごとに上がり、今や夏本番。
どうにかしてこの子たちに、涼やかな風を贈ってやれないものか。

エアカーテン。それは前々から気になっていたアイテムだった。
水槽の底から立ち上る無数の泡が、水中に細かな波紋を広げる。
きっと、見た目にも涼しくて、水面を波立たせるのにもぴったりなはずだ。
けれど問題がひとつ。

いま、わが家にある強力なエアポンプは、プレコ水槽に出張中なのだ。

だからといって、この水槽のスポンジフィルターを取り外すわけにはいかない。
サブフィルターと交換だなんて、本末転倒なのだ。


2025年7月5日土曜日

水槽の夏対策ヒーターは不要?キャンプ場で体感した真夏の本当の寒さ

夏にヒーターは不要? 実は「切ると危険」な意外な理由

「夏は暑いから水槽用ヒーターはいらない」、そう思っていませんか?
確かに日中の室温は高く、水温も上がりがちです。しかし、ヒーターを完全に切ってしまうことで、思わぬリスクを招くことがあります。
特に小型水槽で熱帯魚を飼育している方は要注意です。本記事では、夏でもヒーターを使い続けるべき理由を1つのストーリーとともに伝えたいと思います。

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「夏はヒーターはいらないですよね? 電気代も節約できるし」

しかし、お師匠様はわたしの顔をのぞきこみ、怪訝な目をした。

「キミ、それ本当に言っているのかい?」


2025年7月4日金曜日

エアポンプを吊るして静音化、輪ゴムでなく高耐久なエアチューブで!

エアポンプはエアチューブで吊るそう!

アクアリウムを始めてしばらく経つと、どうしても気になってくるのが「エアポンプの音」。
「ブーン……」という低い振動音が夜中に響いて、眠れなかった経験ありますよね?
じつはその音、ちょっとした工夫でぐっと静かにできるのです。

今回は、エアポンプを“吊るして使う”という意外なテクニックについて、ストーリーで紹介したいと思います。
振動音の軽減だけでなく、熱対策やスペースの有効活用、さらには故障リスクの回避まで、メリットは盛りだくさん。
「えっ、そんなことで?」と思うかもしれませんが、知っておくときっと役立つ、小さなコツのひとつです。

さっそく、その効果と理由を詳しく見ていきましょう。

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(これは20年前の物語)

明日はテストだ。
夜の三時まで、ひたすら暗記。
アセチルコリン受容体には、ムスカリン受容体とニコチン受容体がある。アゴニストはムスカリンとニコチンで、アンタゴニストはツボクラリン、アトロピン、スコポラミン……。
意味不明なカタカナの羅列が脳内で踊るようになったころ、ついにわたしはベッドに潜り込んだ。

……寝よう。いや、寝なきゃ。

――が、

ブーン……

「……うるさい! エアポンプ、うるさすぎるって!!」


2025年7月3日木曜日

空気が出ない原因は長いエアチューブ?過度な節約から生まれた失敗

エアチューブから空気が出ない? 原因とすぐできる対策

新しいエアチューブに交換したら、「エアストーンから泡が出ない!」というトラブルに見舞われたことはありませんか?

ポンプは動いているのに、チューブの先から出るはずの空気がぷつりと止まり、「故障?」と勘違いしてしまうことも。その原因は、意外にも単純な「チューブの長さ」にあることが多いのです。

この記事では、エアチューブから空気が出なくなる原因とその仕組みをストーリーとともに、ご紹介します。

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(これは20年前の物語)

初夏。梅雨入り前の空はまだ眩しく、透き通るような青さに染まっていた。
好天の下で訪れた店で、ついに2本目の水槽を手に入れた。エーハイムの30cmキューブ、それもハイタイプ。たった10cm高くなるだけでスリムかつスタイリッシュに映るその姿は、まるでモデルのようだった。


2025年7月2日水曜日

泡の細かさばかりじゃない!エアレーションで酸素が解ける本当の理由

エアストーンが酸素を溶かす仕組み

アクアリウムでおなじみの「エアストーン」。水槽から立ちのぼる泡を見ていると、それだけで癒されるような気分になりますよね。でも、この泡、ただきれいなだけではありません。

「泡が出ているから、魚も安心」――そう思っていませんか?
もちろん間違いではありませんが、実はこの泡、水中の酸素量を上げるうえで意外な働きをしているのです。今回は、そんなエアストーンの本当のしくみを、ストーリーとともに紹介してみたいと思います。

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(これは20年前の物語)

エアポンプが少し大きすぎた。
ネオンテトラたちが驚いて隅に集まってしまう姿を見て、わたしは三又分岐を使い、空気の量を調整するようにしていた。


2025年7月1日火曜日

ネオンテトラの泳ぎ方が変わった!エアレーション4つの注意点

~エアストーンで快適な環境をつくるために~

アクアリウムの基本装備のひとつといえば、エアポンプとエアストーン。見た目にも涼しげで、水中に細かな気泡を送ってくれる便利なアイテムですが、ただ入れておけば良いというものではありません。

実は設置場所やエアの強さによっては、魚にストレスを与えたり、水草の生長を妨げてしまうこともあります。今回は、エアストーンを使ってエアレーションを行う際に気をつけたい4つのポイントを、ストーリーとともにわかりやすくご紹介します。

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(これは20年前の物語)

アスファルトの大地にビルの森。ふらりと立ち寄った熱帯魚店で、わたしはその水辺の草原を駆け巡る小動物のような魚たちに息を呑んだ。

「ネオンテトラ……だよな?」


2025年6月30日月曜日

水槽の立ち上げ試験紙全部買えない!?亜硝酸だけ分かれば十分の理由

水槽立ち上げ時に必要な試験紙は、亜硝酸だけでいい理由

アクアリウムを始めるとき、多くの人が悩むのが「水槽立ち上げ中の水質チェック」。試験紙にもさまざまな種類があって、全部そろえると結構なお値段になりますよね?

特にアンモニア・亜硝酸・硝酸。この3つは魚の命にかかわるほどの重大な指標ですが、実はこの中で“亜硝酸”の試験紙さえあれば、ほかの2つは無理にそろえる必要はありません。

この記事では、ストーリーとともに、その理由をわかりやすく解説します。

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(これは20年前の物語)

アンモニアに亜硝酸、それに硝酸。
目の前に並んだ試薬セットの値札を見た瞬間、わたしの口から思わず声が漏れた。

全部合わせて……6000円!? そんなお金ないよ!


2025年6月29日日曜日

水槽の底床掃除のタイミングはいつ?生き物を育てる深さを知った物語

水槽の底床掃除のタイミングはいつ?

底砂の掃除って、どのくらいのペースでやればいいの?――アクアリウム初心者が必ずと言っていいほど悩むこの問題。実は、魚の種類や水槽の状態によって、最適な頻度は大きく変わってくるんです。

今回は、この問題についてストーリーで紹介したいと思います。

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(これは20年前の物語)

最近、ケータイ片手に、「熱帯魚 底砂 掃除 頻度」と検索することが多くなっていた。


2025年6月28日土曜日

水槽の底砂掃除はなぜ必要?熱帯魚飼育で底床を清潔に保つ2つ理由

水槽の底砂掃除、なぜ必要?

底砂は、水槽の中で最も汚れがたまりやすい場所。見た目には分かりにくくても、放っておくと水質の悪化や病気の原因になってしまうこともあります。この記事ではストーリーで、底砂掃除の理由についてわかりやすく紹介したいと思います。

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(これは20年以上前の物語。)

それは、初めてのプレコタブレットだった。
寝る前に小さな円盤状のそれを、そっと底に沈めたのだが、どうやら意中の相手に見向きもされず、残飯になってしまったようだ。このままでは水を汚すだけだと思い、わたしは早々にピンセットで取り出そうとした。
ところが――。

「へにゃっ」

情けない音を立てて折れたタブレットは、取り出す途中で二つに分裂し、さらに着底と同時に四つに砕けた。その一部は、底砂と流木の隙間にすっぽりと入り込んでしまった。


2025年6月27日金曜日

流木のアクは活性炭で!アンモニア、亜硝酸、魚病薬は吸うの?

活性炭って必要?アクアリウムでの役割と使い方

水槽の水がなんとなく黄ばんでいたり、流木を入れたら色がついてしまったこと、ありませんか?
そんなときに頼りになるのが「活性炭」というろ材です。わたし自身も、プレコ水槽を立ち上げたばかりの頃は、活性炭のありがたみを実感したものです。

今回は、そんな活性炭について、ストーリーとともに紹介したいと思います。

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(これは20年前の物語。)

最近、どうもプレコ水槽が茶色っぽく見える気がしていた。
透明だったはずの水が、いつの間にか琥珀のように色づき、ライトに照らされるたび、水面にやわらかな影を落とす。

「どうしてだろう……」

つい声に出して呟いてしまう。心当たりがないままでは、どうにも落ち着かない。
秋の空気はどこか澄んでいて、背中を押されるように、わたしはいつもの熱帯魚店へ足を向けた。


2025年6月26日木曜日

小さくても大きな安心。外掛けストレーナースポンジの役割とお手入れ

あると便利なストレーナースポンジ

外掛けフィルターを使っている方なら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
吸水口に取りつける「ストレーナースポンジ」。
実はこれ、地味ながらとても頼れる存在なんです。今回は、私が初めてストレーナースポンジを手に取ったストーリーとともに、その役割を紹介したいと思います。

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(これは20年前の物語。)

九月のある日、港町の熱帯魚店へと足を運んだ。
暦のうえでは秋に入っているはずだが、夕陽はまだ真夏のようにじりじりと肌を焼き、海から運ばれてくる風には湿った熱気がまじっていた。


2025年6月25日水曜日

掃除しやすい!美しさと実用性を兼ね備える魅惑のガーネットサンド

天然鉱物から生まれた底砂

熱帯魚水槽の印象を大きく左右する「底砂」。
その中でも、シックな色合いと良好な使用感でひそかに人気を集めているのが「ガーネットサンド」です。
その名の通り、ざくろ石として知られる天然鉱物「ガーネット」を砕いて作られた底砂ですが、ただの飾りではありません。しっかりとした実用性も兼ね備えており、中・大型魚を飼育している人の強い味方なのです。

今回は、そんなガーネットについてストーリで紹介しつつ、後半で詳しく紹介したいと思います。

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(これは20年前の物語。)

大磯砂を使っていた。
だが、プレコの糞をプロホースで吸おうとするたび、思わずため息が出る。どうにも掃除がうまくいかないのだ。

水流を強めにすれば、糞は簡単にバケツへと排出される。が、注意して使わないと、ふとした拍子に底砂を吸い込みプロホースのパイプが詰まる。
これではいけないと、今度は水流を弱めにしてみたのだが……、今度はまるで糞がびくともしない。それもそのはず、流木のカスを含んだプレコの排泄物は見た目以上に重たく、弱い水流ではバケツになかなか出ていかないのだ。

どうしたものか……と頭を抱える日々だった。


2025年6月24日火曜日

水作エイトとスポンジフィルターはどう違うの?道具で迷った時の解法

道具選びで迷った時の答えの出し方

今日は、小型水槽でおなじみの2種類のフィルター、「水作エイト」と「テトラのスポンジフィルター」の違いについて、ひとつの物語とともにお話ししてみたいと思います。

アクアリウム初心者の方も、すでに何本か水槽を回している方も、フィルター選びに迷ったときの参考にしていただけたらうれしいです。

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(これは20年前の物語。)

サークル活動が終わったばかりの午後。
陽が落ちてもなお蒸し暑く、焼き鳥屋から立ちのぼる煙が高架橋の下にたまり、空気をさらに重たくしていた。
わたしはその煙の匂いに少しむせこみながら、いつもの熱帯魚店を目指して歩いた。
今日の待ち合わせ場所は、もうすぐそこだ。


2025年6月23日月曜日

水槽の夏対策の初手は今やタダ!?ライトリフトで夏を乗り切ろう

夏の水槽の必需品「ライトリフト」

夏の水槽は、どんどん上昇する外気温につられ、水槽の水温も上がりがち。
特に熱帯魚や水草にとって、高水温は命に関わる問題です。そこで、今回は水温対策グッズの1つである「ライトリフト」について、20年前わたしが体験した物語とともに紹介します。
付属品で目立たない存在ですが、水温管理やメンテナンス性アップに効果的なんです。

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(これは20年以上前の物語。)

「……あつい、暑すぎる」

大学から帰宅すると、わたしは自室のドアを開けた瞬間に顔をしかめた。一軒家の二階、それは太陽に一番近いフロアであり、夜が近づいてもなお、空気が熱を帯びている。
クーラーはつけっぱなしにしておいたはずなのに、部屋の空気は熱気を含んでいて、肌にまとわりつくようだった。

煌々とライトがつき、ファンがうなる水槽。
水温計を見て、思わず目を疑う。
31℃だ。


2025年6月22日日曜日

どれだけ減ったか分かります?夏の足し水は命を守る大切な習慣

暑い季節に忘れちゃいけない、毎日のひと手間

夏。気温も上がり、エアコンが切れればも室内はすぐに蒸し風呂状態。そんな中でもアクアリウムを支えるのが、冷却ファンです。
でも、ちょっと目を離すと水位がぐっと下がっていた、なんてことありませんか?

実はこの季節、室内クーラーに冷却ファンにと、水槽から水が蒸発するスピードは想像以上。これが、魚にとってはストレスの起点となってしまうことがあるのです。

今回は、夏だからこそ大切な「足し水」について、わたしが重要性に気が付いた物語とともに詳しくお話ししてみましょう。

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(これは20年以上前のこと……)

プレコを飼育して、もう3年。
最初は一匹だったはずなのに、いつの間にか三匹、四匹となり、水槽の中がにわかににぎわい始めてきた。流木に隠れ、流木を争い、夜になると餌を求め、活発に活動を始める小さな生き物。わたしはすっかり夢中になってしまっていた。そう、今までの小型水槽ではもう狭いのだ。


2025年6月21日土曜日

ブルーテトラの性格と混泳対策|美しい暴れんで大きな過ちをした物語

知らずに買って失敗

水草水槽の中を、きらりと光る青い影がすいすいと泳いでいく。
そんな幻想的な光景をつくってくれるのが、小型美魚「ブルーテトラ」です。

丈夫で飼いやすく、泳ぐ姿がとても美しい熱帯魚ですが、気をつけたいポイントがあります。
今回は、わたしが大失敗した物語とともに紹介したいと思います。

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(これは、今から20年前の物語。)

30cmキューブ水槽にささやかな水草の森を育てはじめていた。小さなネオンテトラたちが、青と赤のラインをきらめかせて群れる姿は、まるで水中の万華鏡のようだった。しかし、きらめく数が少なく、少し空虚にに感じられた。


2025年6月20日金曜日

夏が来る前に知ってほしい!冷却ファン故障の兆しと点検法

あなたの冷却ファン大丈夫ですか?

今回は、冷却ファンの稼働確認について紹介したいと思います。最高気温が30度以上になり、冷却ファンを設置するタイミングを迎えつつありますが……、「その冷却ファン本当に大丈夫ですか?」

わたしとアクアリウムの大先輩こと「お師匠様」のストーリーで、その過酷な環境と耐久性の問題を述べつつ、後半では簡単な点検方法についてお話していきたいと思います。

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(これは、おおよそ20年前のこと……)

飲み屋街を通りぬけ、今日も「熱帯魚のあの店」へと足が向く。
照明に照らされた水槽が並ぶ店内は、静かながらもどこか落ち着く場所だ。


2025年6月19日木曜日

静かな夜に泳ぎ出す魚の世界:夜のプレコ・ポリプテルスの観察の仕方

夜行性の熱帯魚との付き合い方

熱帯魚といえば、昼間に元気よく泳ぎ回る姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、「夜行性」の性質をもつ魚たちもたくさんいるのです。

日中はほとんど動かず、じっと物陰に隠れている彼らの姿を見て、「具合でも悪いのかな?」と心配になることもあるかもしれません。でも、それはごく自然なこと。今回は、夜に静かに動き出す熱帯魚たちとの、ちょっとした付き合いの物語をご紹介します。

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(今から20年前のこと)

次の授業が始まるまで、ほんの少し時間があった。
広々とした大学のキャンパスを歩いていると、木陰から手を振る誰かの姿が見えた。
あれは、わたしの熱帯魚の“お師匠様”。

「よぉ? 今日、どうだい?」

軽い口調でそう言って、まるでわたしの放課後の予定を決める権利でも持っているように笑った。
わたしは、いつものように二つ返事でうなずいた。
行き先は決まっている。いつもの熱帯魚店まで一緒に行くのだ。