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2017年9月10日日曜日

ウィローモスに木酢液をかけてみた! ~黒ヒゲ苔駆除~

木酢液を用いた黒ヒゲ苔の駆除方法

どーもこんにちは。ごん太です。
さて、この記事では・・・

ウィローモスについたコケ、それも頑固で有名な黒ヒゲ苔を落とす方法について述べていきたいと思います。

さてネット上でコケ駆除目的で木酢液の利用方法について調べてみると、、、、

木酢液で30秒!45秒!!1分30秒!!!

なんて情報は山ほどでてきます。
しかし、、

実際問題肝心の木酢液のコケを殺す強さが各社まちまちで、
その製品を利用しテストしてみないと
その作用【時間】はわからないことがほとんどです。

例えば、ごん太がこの当時利用していた木酢液は効き目は弱く、1分30秒も木酢液に浸してもちょうどいい強さでした。

しかし、最近購入した別メーカーの木酢液はコケを殺す能力がかなり強かったようで、今まで利用していたものと同じように1分30秒浸したのですが、これが大失敗でウィローモスに大ダメージを与えしまい・・・

枯死寸前のところまで追いやってしまいました。

ですので、お手持ちの木酢液を利用する際は、、、

少しずつ5秒、10秒、15秒と段階を踏み、コケを駆除し水草にダメージを与えない時間を探ってください。

そんなわけで、当記事を最後までご覧いただければわかると思いますが、 注意事項だらけ です。

はっきり言って木酢液の利用はリスキーです。
その利用を自己責任かつ試行錯誤できないのならば、まったくもってお勧めできません。

この記事を書いたごん太も、ウィローモスを枯らし、ミクロソリウムを枯らしかけた経験があります。
「ネットに書いてあったから」と鵜呑みにしてしまいやすい人には、極めてお勧めできない方法となっております。

さて、話は目次・サイト内リンクと続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!。



(サイト内リンク:黒ヒゲ退治&木酢液関連記事)

当ブログの黒ヒゲ退治&木酢液関連記事です。
よろしければご覧ください。


ウィローモスは黒ヒゲと仲良し?

さて、我が家のウィローモスの長年の悩み、それは・・・

ウィローモスに黒ヒゲ苔がついてしまうこと。

そもそもウィローモスってなんにでも活着してくれて、流木に良し、溶岩石に良し、レンガに良し。

なんにでも活着してくれる便利な奴なんです。

おまけに、栽培方法も簡単で、弱い光でも低栄養でも、さらには低CO2濃度でもしっかり育ってくれる。

水槽を選ばない水草です。
(「草」じゃなくて「コケ」では?という話は置いておいて・・・・)

また、ゆっくりじわじわと生長するので、いわゆるトリミング地獄になりづらい。
そんな特徴を持つので・・・
初心者からベテランまで、誰にでも愛されるコケです。

ですが、成長速度遅いということは・・・

黒ヒゲ苔の餌食になりやすいとも言えます。

ハイグロフィラのような成長速度が早い有茎草であれば、コケた部分をバッサリとトリミングすればいいわけですが・・・

ウィローモスのように成長速度が遅いと、そのようにコケが付くたびに毎回トリミングする、というわけにはいかないのです。

実際問題、黒ヒゲがつくたびにトリミングしてたら、いつまで立ってもスポーツ刈り。
フサフサのウィローモスになるのは夢のまた夢なのです。

なので、なるべくならトリミングせずコケ退治をしたい!
その答えが・・・

じゃ木酢液でしょ!ということなのです。



ウィローモスに木酢液を使ってみた

我が家でも以前からアヌビアスやミクロソリウムについた黒ヒゲ苔を落とすために木酢液を利用していました。

しかし、


ウィローモスってそもそも「コケ」だし・・・
黒ヒゲ苔と一緒に枯れてしまうのでは・・・?


なんて思って、敬遠していました。
(実際、木酢液が強すぎれば↑の懸念の通りかれますので注意が必要です。)

しかし、今回掲載する方法では、我が家では一応ウィローモスが枯死しない程度に黒ヒゲ苔を駆除することができていますので、結局のところ濃度と作用時間が問題のようです。

またこの記事を書くまでの2年程継続的に睡蓮鉢のウィローモスの黒ヒゲ苔の駆除で利用していますが枯死には至っていません。

(しかし、冒頭の通りその後、成分が強すぎて枯らせてしまうのですが・・・)

な・の・で、、、


手加減一つで枯死の危険性が十分にありますので、自己責任で実施するにしても、木酢液の扱いには十分注意を払ってください。


また、冒頭の溶かしてしまった話のように、

メーカーが違えば同じ木酢液でも強さも違います。

この点にも十分に留意してくださいね。

兎にも角にも、、、
ネット上の情報をうのみにせず、自分自身で最適な時間を見つけてやるんだ!
という気概のもと利用してください。
そうでない人にはお勧めできない方法です。

なお、ごん太は不注意でウィローモスとミクロソリウムを枯死寸前まで追いやってしまいました。

幸いウィローモスは別の水槽でも栽培していたので、それをバックアップとして利用することで水景自体は大変なことにはならずに済みましたが、
ミクロソリウムはバックアップが無く、ミクロソリウムが立ち直り、水景が完全に復活するまで3か月程度かかりました。

こうならないためにも木酢液の濃度と浸す時間は最初は短時間低濃度を試しながら処理するようにして、、、

木酢液で水草を枯らさないことを心がけて下さい!

お酢はお酢でも木酢液。燻製のようなにおいがする。


!注意点!

・・・と、やたら注意点が多い記事ですが、ここで改めて注意事項を述べておきたいと思います。


【安全な作用時間と濃度を理解してから利用しましょう】

実施する前にじゃ必ず目立たない部分を処理して安全性をテストしてください。
テストする際は後述します通り、作用時間を5秒、10秒、15秒と少しずつ長くなるように段階を踏み、コケを駆除し水草にダメージを与えない時間を探ってください。
また、作用濃度も6倍希釈、5倍希釈、4倍希釈、3倍希釈と少しずつ濃くなるように段階を踏み、

黒ヒゲ苔には効果があり
かつ
ウィローモスには安全な「時間」と「濃度」


を探り出してから、ウィローモス全体に木酢液を利用するようにしてください。

【木酢液の効果を評価するにあたって】

また木酢液利用当日は枯死していなくても3~4日かけてじわじわ枯死するということもあり得ます。
テスト後の評価であれ、本番のコケ駆除の評価であれ、必ず1週間以上継続的に効果を観察してください!。

枯死してしまう場合は、希釈倍率をより薄く、作用時間をより長く調整してください。
また、今回紹介する方法はいわゆる並ウィーロモスで確認した方法であり、南米ウィローモスやジャイアン卜ウィローモスでは未確認です。

繰り返しますが、今回の方法はウィローモスにもダメージがあり枯死する危険性があります。
必ず自己責任で行ってください。



ウィローモスへの木酢液の使い方


道具

ここまで注意がとても多かったですが、ここからやっと本題となります。


・スプレーボトル
・木酢液
・カルキ抜きした水
・ストップウォッチまたは時計



手順

以下、ごん太がホームセンターコーナンのプライベートブランドである「LIFELEX」の木酢液を用いてウィローモスについたコケを駆除している方法を載せておきます。


【木酢液で黒ヒゲ駆除】

①、木酢液を水で3~4倍に薄める
②、市販(100均)のスプレーボトルに入れる
③、ウィローモスを水槽から取り出しスプレー
④、と同時にストップウォッチスタート!
⑤、20~30秒後、カルキ抜きした水で木酢液をよく洗い流す
⑥、処置後黒ヒゲ苔が赤くなり枯れれば駆除成功!
⑦、ウィローモスが枯死しないか?観察を毎日続ける


【木酢液で処理後の日々の観察ポイント】

・黒ヒゲ苔が赤く枯死するまで1日程度かかります。
・ウィローモスが枯死するまで、1週間~2週間かかります。
・実施後はチラ見する程度でいいので、毎日観察しましょう。
・ウィローモスは緑色が薄くなるように枯死します。


処置したのに黒ヒゲ苔が全く赤くならず枯れない場合は、作用時間を増やしてみてください。

当然ですが作用時間が長くなればなるほどウィローモスが枯死する危険性が増えます 。慎重に処理時間を増やしてください!。



安全な作用時間と濃度を確認するということ

注意事項でも述べましたが、テストをして安全な作用時間と濃度を定めるのが、木酢液を水草へ利用する際は極めて重要です。
ここでは、テスト方法の実際について改めて述べておきたいと思います。
さて、現在ごん太が利用している木酢液は30秒でも十分なほどに効果があります。

しかし、初めて利用する木酢液の場合、その木酢液がどれほどコケや水草に作用するかわかりません。
ですから、30秒でも水草が枯死してしまうほど強力な可能性もありますし、まったく効果がないほど弱いかもしれません。

ですので・・・

まずは目立たない部分で5秒、10秒、15秒とテストしながら徐々に作用時間を増やし、
また、作用濃度も6倍希釈、5倍希釈、4倍希釈、3倍希釈と少しずつ濃くなるようにして、
木酢液処理の安全性を少しずつ確保していくのが妥当かと思います。

また・・・・

ダメージがある?ない?など木酢液の効果の評価は必ず1~2週間経過した後にしてください。

当日は元気でも、徐々に枯死してくるなんてこともあり得ます。

また、安全確認のテストですらウィローモスが枯死してしまう場合もあります。
ですから、必ず目立たない部分でテストを行いましょう!。 また、枯死してしまう場合は・・・

より作用時間を短くするか、より木酢液の濃度が低くなるよう

希釈倍率を調整したうえで、再度目立たない場所でテストして安全性を確認してください。



ダメージゆえの成長

以上紹介した方法を我が家はでは月2回程度行っています。希釈倍率は3倍で、処置時間は1.5~3分程かけています。

3分の処置時間ですと、さすがにウィローモスもダメージを受ける

のか、木酢液に浸けた部分全体から成長点が作られます。
トリミング時よりも遥かに成長点が多いので、以下にウィローモスにダメージがあるか、まるわかりですね。

ですので、さじ加減にはご注意を。


!補足事項!

上記のように、当記事を作成していた当時利用していた木酢液は、コケを含めた植物を殺す効果がとても弱く、3分間も浸すことができました。

現在利用しているものはとても効果が高く、3分も浸したらミクロソリウムは茎が腐るほどですから長時間浸すことができません。

ですから、「木酢液」と一括りにせず・・・

必ず上記のように安全な処理時間を確認してから利用してください。

それだけ製品毎に強さが違いますから、注意して扱いましょう。



さて、次回は・・・

外部フィルターのカリカリ音の特定方法

について紹介したいと思います。
それでは次回、次々回共にお楽しみに!

(更新:2021/1/8)