今回は青スポンジ(粗目フィルターパッド)について簡単にレビュー
どうもこんにちは。ごん太です。
前回は・・・
ということを紹介しました。
さて、当ブログ、アクアリウムネタがメインなのですが、それらしいレビューが全然無い。
(これは投稿当時の話です。今しばらく茶番にお付き合いください。)
唯一あるのはディフューザーネタ。しかし、それはかなり重箱の隅のようなネタです。
なので、今回から”それらしい”レビュー記事を書いてみよう!ということになり、
今回から数回にわたり、ごん太が愛用した「ろ材」について、軽くレビューしてきたいと思います。
さて、そんなろ材レビューの第一弾は、
エーハイム粗目フィルターパッドこと【青スポンジ】について述べていきたいと思います。
このろ材は、おそらく多くのエーハイム製外部フィルターユーザーが持っておられるであろうスポンジろ材です。
といいますのは、今も昔も、その量に差はあれど、必ずといっていいほどに付属しているスポンジろ材だからです。
デフォルトでついてくるろ材、しかも”スポンジろ材”だから、
代わりのセラミックろ材を購入したら、もう用はない?
いいえ、それを捨てるなんてとんでもない!
青スポンジは、実はとっても使い勝手のいいスポンジろ材なんです!
というわけで、今回はエーハイム粗目フィルターパッドの通水性と耐久性、さらにはろ過能力について、レビューしていきたいと思います。
それでは目次、サイト内リンクに続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!
(サイト内リンク:ろ材レビュー)
当記事以外にも、ろ材関連の記事がございます。 よろしければご参考ください。
- それを すてるなんて とんでもない! ~青スポンジ~→今ここ
- プロじゃない方のエーハイムサブストラットレビュー
- 物理ろ過も!生物ろ過も!二刀流なシポラックス
- 質実剛健なエーハイムメック
- バフィーサポートの使用感(1年半目)
- リングじゃないシポラックス、シポラックスミニを購入し開封してみた!
エーハイム粗目フィルターパッド(通称:青スポンジ)
さて、最近のエーハイム外部フィルターは、純正のセラミックろ材に青スポンジが付属しているセットものが多くなってきました。
しかし、昔(といっても10年前後前)のエーハイムの外部フィルターには、この青スポンジがフィルターケース内、もしくはコンテナ内に所狭しと詰まっている物がメインでした。
例えばごん太が15年以上前に購入したクラシックシリーズ2211、2213、エコシリーズ2231、2233は、活性炭マットと細目フィルターパッド(ウールマット)がかろうじて付属しているものの、本来ならセラミックろ材がセットされるべき場所には青スポンジが数枚セットされているだけの状態で販売されていました。
(もちろん、プロシリーズは値段が高いこともあり、青スポンジにエーハイムメックとサブストラットが付属していましたが……)
なので、エーハイムのスタンスとしては……
中に詰め込むセラミックろ材は別に買ってよね?
ということだったのかと思います。
ただまぁ、そうなると・・・
青スポンジ=セラミックろ材の代用?
という構図がアクアリストの中で無意識に出来上がってきます。
そして、次第に・・・
「せっかく高い金だしてエーハイムを買っても、中身スポンジじゃ意味ないよねー」
と思ってしまう、他人に言ってしまうのが、アクアリストの性(さが)。
【性能的には青スポンジで全く問題ないのですが】
付属品ではなんだか恥ずかしくて、己の虚栄心を満たすよう、フィルターケース内が満たされるまで次から次へとセラミックろ材を買っていました。
でも、でもですよ? 最近改めてこの青スポンジを評価せざるを得ないのです。
さて、今も昔もフィルターの形式とろ材の種類はアクアリストの議論の的になっているは変わりありません。
特にアクアリウムの経験が少ない頃は、フィルター形式とろ材が濾過の全てと捉えがちです。
しかし、
そこそこのろ過能力があるろ材ならば、
崇高なフィルター理論よりも、メンテナンス性の良し悪し。
さらに言えば飼育者の水槽メンテナンスの回数が重要であるのは、
ろ材マニアとしては認めがたいですが、【わかりきったこと】です。
(もちろん異論は認めますし、強制はしません。それがろ材マニアでもあるごん太のポリシーです。)
そういった観点、つまりは”継続的な飼育”や”長期飼育”、
さらには”飼育者のメンテナンス”や”ろ材へのアクセス性”など、
以上の観点から青スポンジについて考えると、
無料で付属してくる割には実はかなり使いやすいろ材なのではないか?
なんてごん太は思っているわけです。
というわけで、次のパートからは、そんな青スポンジについて述べていきたいと思います。
青スポンジは目詰まりを起こしづらい
まず、青スポンジの利点は目の細かさが程よいこと。
具体的には物理ろ材と生物ろ材のちょうど中間の目の細かさに位置します。
より細かく言えば……
メック
↓
バイオメック
↓
青スポンジ
↓
サブストラット
↓
サブストラットプロ
エーハイム社の商品パッケージなどから察するに、上から順に下に向かい目が細かくなるものと思われます。
受け持つポジションとしては、【目が”やや”細かい生物】ろ材と言えるわけですから……
目づまりが起こさずに生物ろ過を担えるのが大きな特徴です。
その目の細かさはイメージ的にはいわゆるテトラスポンジフィルターのスポンジのようなのではなく、
どちらかと言えばP1/P2フィルターのようなストレーナースポンジがもつ目の細かさとなります。
ですから、適度な粗さが確保されており、目づまりしづらいというわけです。
この青スポンジ、生物濾過を期待することももちろんできるとは思いますが、物理ろ過の方も期待できるというわけです。
ごん太的には、生物濾過、物理ろ過を期待でき、目づまりしにくいろ材の筆頭?であるエーハイムメックと同じような使用方法で良のではないかと思います。
そーなると・・・青スポンジはメックのように「使い勝手の良い」ろ材という評価に落ち着くのではないでしょうか?。
そんなわけで、レビューはまだまだ続きます。
物理ろ材と青スポンジと生物ろ材
このパートのみ2021年3月追記したものになります。
つい半年ほど前、エーハイムバイオ(生物ろ過もできる物理ろ材)を購入し、それをエーハイムサブストラット(生物ろ材)の直前のろ材コンテナに敷き詰め利用しているのですが、最近あることに気が付きました。
あれ?バイオメックそれほど汚れてない
というか、サブストラット汚れすぎ!
バイオメックというろ材は生物ろ過もできる物理ろ材というのが売りなろ材です。
ごん太は、ほぼ物理ろ材に生物ろ過を任せれば目詰まりも起きづらいはずだ!と思い購入しました。
しかし本来、バイオメックは細かいゴミよりも大きなゴミをろ過するのに特化したろ材なわけで、
大きなゴミである枯草などは引っ掛かりはすれど、小さなゴミはほとんどスルーされサブストラットでろ過されることに。
バイオメックでなくサブストラットが目詰したら、
結局はフィルター停止して生物ろ過できなくなるから、
通水性の良いろ材を選んだ意味がないんだよなぁ。
そんな風に思うようになりました。
フィルターに吸い込まれるゴミの量は飼育数などを変えない限りは基本的には変化しませんから、
ゴミを引っ掛けづらいろ材にすればどこかにゴミが行くだけの話なのです。
ごん太の状況で言うならば、バイオメックにしたことでサブストラットにゴミが集中するようになりました。
じゃあ、サブストラットが詰まりやすいのがいけないのだから、サブストラットもバイオメックに変更すれば……?
今度はウールマットが詰まるでしょう。
では、ウールマットを撤去すれば……?
排水パイプから粉雪上のゴミが排出され続け、なんとも汚い水槽になります。
話が随分と長くなっていしまいまいたが、結局何が言いたいのかと言いますと、
フィルター全体でゴミを濾しとれるようろ材を組み合わせる
これが一番大切です。
ゴミをフィルター全体で濾し取れば詰まりづらくなり、
生物ろ過が停止してしまうようなこともなくなります。
先ほどの例で言うならば、バイオメックとサブストラットの間に粗目フィルターパッド(青スポンジ)を挟むことで、
バイオメックが取り切れなかったゴミを青スポンジが濾しとることになり、サブストラットの詰まりが改善されるわけです。
そう考えると、実は青スポンジの目の細かさはメックとサブストラットの間ですから、
絶妙な目の細かさであることがお分かりいただけるかと思います。
青スポンジの生物ろ過能力
このパートも続いて2021年3月の追記となります。
さて、当サイトでは……
ろ材として販売されているものならば、生物ろ過能力に大きな違いはない
というスタンスでろ材をレビューしています。
これは、ろ材に硝化細菌が住み着き一度水槽が立ち上がってしまうと、
試験紙ではアンモニアや亜硝酸を検出することができず、グラフにならないからです。
(大学などの研究機関なら別でしょう。)
なら硝化作用の立ち上がりで判断すればよいということになるのかもしれませんが、
メンテナンス性も考慮せずたかだか1カ月の結果が、
数年間続くアクアリウムを担うろ材としての真価を表しているか甚だ疑問です。
車好きな男性にしかわからない例えかもしれませんが、
ニュルや筑波のタイムが車の良し悪しの全てならば、
高級車よりもレーシーなスポーツカーということになります。
しかし、現実は違うのです。
というわけで、なかなか生物ろ過能力の評価というのは難しいものがあるのですが、あえてごん太の経験を交えて言うのならば……
青スポンジは立ち上げも生物ろ過も難なくこなすろ材ですから、
「付属品だから!」と心配しなくて大丈夫です。
そう断言できるのは、ごん太が数回経験したからです。
ようするに、ごん太は金欠で青スポンジのみで立ち上げに挑んだことがあるのです。
(当時は冒頭でも述べた通り、フィルターケース内全てに青スポンジが詰まっていました。)
今から15年ほど前ですが、エーハイム2211、2231、2233の計3回で青スポンジのみの立ち上げに挑戦し、そしてどれも成功しました。
立ち上げ期間はセラミックろ材を利用した場合に比べてそれほど大きく変わらず、
立ち上げ後も生物ろ過をばっちりこなしてくれました。
たしかに、セラミックろ材の方が心強いような気もしますが、
もう少し青スポンジを信じてあげてもいいような気がするのです。
だって、あのエーハイムがフィルターの付属のろ材として利用していたわけなんですから。
青スポンジは耐久性が抜群
スポンジがろ材の材料として利用されているろ材の中には、目が細かすぎるのか、すぐにヘタってしまうものもあります。
またスポンジろ材は、もみ洗いのみでしか汚れを落とせず、リセットできない場合がほとんどです。
なので、何回ももみもみする中で、だんだんへたれてきてしまうものもあります。
しかし、青スポンジは・・・
非常にゴワゴワしていて弾力性があり、へたれづらいのです。
半年〜1年はへたってこないのではないでしょうか?
もしかしたらそれ以上持つかもしれません。
そんなわけで、おまけででついてくるのに、なかなか耐久性のあるスポンジろ材と言えるでしょう。
青スポンジはセラミックろ材と同居しやすい
Aというろ材とBというろ材を同じろ材ケース内で利用する時、みなさんはどうしますか?
おそらく多くの方がごちゃ混ぜに混ざるのを防止するためろ材ネットを利用する、もしくはろ材コンテナを利用すると思います。
しかし、スポンジならば、そういったろ材ネットやコンテナを利用しなくても
バラバラになることはありません。
おまけに、軽く簡単に取り外すこともできるわけです。
そう考えると、一体成型されたスポンジろ材というのはセラミックろ材とは違い、
他のろ材と併用しやすく取り出しやすいというメリットもあるわけです。
また、この特性をうまく利用すれば、分割式の1枚のろ材コンテナの中に、下半分青スポンジ、上半分メックなんてこともできます。
エーハイムエコ2231(2232)のような2枚組ろ材コンテナで考えるならば、
例えば、下段をメックと青スポンジ、上段を青スポンジとサブストラットのように、1枚のコンテナの中でも、生物ろ過と物理ろ過混在のいとも容易く実現できるのです。
青スポンジのいい点をまとめると……
今までの話をまとめると……
・目詰まりしにくい
・生物ろ材の前方に設置するのにちょうどいい
・生物ろ過もできる
・へたれにくい
・他のろ材と併用しやすい
うーん、なかなか使い勝手がいいんじゃないでしょうか?
しかも、メーカーが最初からつけてくれるので
タダです。
えー、まだ青スポンジなんて使ってるのー?
信じらんなーい!?
なんて言われるかもしれませんが、
そんなこと言う人は、アクアリウムの深みに、
どっぷりと浸かっていない人と思われますから、
気にしなくていいでしょう。
そんなわけで、
水槽での経験が長くなればなるほど評価さぜるを得ないろ材、
それが青スポンジこと粗目フィルターパッドのです。
青スポンジの残念な点
ほどよい粗さと、耐久性、そして生物ろ過ができる青スポンジですが、
しっかりと弱点もあります。
それは……
リセットする方法がない
ということです。
目が荒いので、乾燥させて、よーくもみもみすれば、中に詰まったゴミはだいたい取れるのですが、完全には取れません。
また、仮に完全に取れたとしても、どのような殺菌方法が適しているのか・・・私にはわかりません。
熱湯、塩素、日光、70%エタノールと消毒法は色々浮かびますが・・・どうなんでしょうか?。
どれも実際にやってことがないのでわかりません。
そんなわけですから、
残念ではありますが青スポンジは消耗品です。
目が詰まり始めたら、早めに交換しましょう!
というわけで、青スポンジのレビューは以上になります!。
長文読んでいただきありがとうございました。
次回は・・・
をしてみたいと思います。
それでは次回もお楽しみに!
(更新:2021/3/7)