「なんちゃってミスト」をバックスクリーンにする
どーも、こんにちは。ごん太です。
今回は記事のタイトル通り……
水槽に100均のPPシート取り付け、バックスクリーンにしてみたいと思います!
なお、今回バックスクリーンを張り付ける水槽は、このブログのための写真撮影用水槽です。
その水槽は撮影用です。
ツルリと光沢のあるバックスクリーンでは反射であれこれ映り込んでしまっては困りものなのです。
また、昨今の水草水槽では曇りガラスのバックスクリーンが流行っています。白い曇りガラスがバックスクリーンの水槽は、明るくも落ち着いた雰囲気があり幻想的です。
とりわけ、ADAの”ミスト”と銘打たれたものは、高品質で至高の一品となっています。
(なお、2021年現在ミストと名の付く水槽は販売ラインナップから外れています。)
いつかは曇りガラスの【ミスト水槽】を!
とまぁ、そのような2つの動機がありましたので、100均PPシートで曇りガラスの水槽”風”にしてみよう! ということになりました。
いわゆる「なんちゃってミスト」と呼ばれるバックスクリーンを設置です。
なお、googleで「なんちゃってミスト」と検索すれば、このすばらしいバックスクリーンを考えた諸先輩方の記事をすぐに見つけられるはずです!。
アクアな諸先輩方の情報のおかげで私たちのアクアリウムは常に豊かになっていきます。
本当にありがたいことです。
当ブログもそれを参考にして(真似して)、「なんちゃってミスト」のバックスクリーンを設置していきたいと思います。
それでは、目次、サイト内リンクに続きまして、下の項より実際の道具&方法、そして撮影に入っていきます。
続きをどうぞ!
(当ブログのDIY・自作ネタ)
まずはPPシートの厚さ選びから
今回利用するPPシートについてですが、実はダイソーで販売されているPPシートは数種類あります。
下でも述べますが今回は ・・・
”厚さ0.75mm”のPPシート
これを加工し、バックスクリーンにしていきたいと思います。
さて、このようなPPシートと厚みと出来上がりの傾向についてですが……
厚いほどに後ろの景色が透過しづらくなる傾向があります。
つまり、出来上がりが美しい。
それ以外にも、厚くなるほどにハサミでのお手軽な加工をしづらくなります。
加工に手間がかかるわけです。
やはり、壁紙が透けてしまっているバックスクリーンほど情けないものはありません。
ですから、加工の手間よりも水景全体の美しさを優先される人も多いと思います。
そのような厚いPPシートを加工するときはハサミではなくカッターナイフなど鋭利な工具で加工されると余計な力を使わなくて済むでしょう。
ですから、実際に作る方は厚さに応じて道具を選んでください。
加工に手間がかかると言っても木材をのこぎりで切るよりも簡単な作業です。
ごん太しては厚めのPPシートの利用をお勧めしたいと思います。
100均のバックスクリーンを作る!(道具編)
では早速ですが道具の説明に移ります。
【道具一覧】
・PPシート 乳白色両面つや消しタイプ(
厚さ約0.75mm
)
・カッター or ハサミ
・定規
・カッティングマット
・濃い鉛筆(今回はマジックで代用)
・セロハンテープ(今回はクリップで代用)
・サンドペーパー(#600程度)
利用するのは
ダイソー
で販売されていたPPシートです。
下の写真はダイソーのPPシートのパッケージとなります。
今回は
0.75mm厚
のPPシートを加工します。
このぐらいの厚みならハサミでも簡単に切断できるので、お気楽に作りたい人はハサミの利用をお勧めです。
より美しく作りたい! という人はカッターと定規を利用しましょう。
簡単に美しい直線に切断でき、おまけに切断面はすっきりしていますからお勧めです。
なお、このPPシートは塩ビ板やアクリル板と違い、とても柔らかいです。
Pカッターなど樹脂製の板を切断するような工具は基本的に不要です。
100均のバックスクリーンを作る!(作業編)
この項から早速バックスクリーンを作成していきたいと思います。
水槽背面のサイズを測る
まず、メジャーやものさしでバックスクリーンを取り付ける面の縦×横の寸法を測ります。
(今回は26cm×19cmでした。)
もちろん、水槽の寸法はほとんどの場合メーカーのHPに載っています。
ですから、一応ネットで検索を掛けてサイズを調べるだけでもOKです。
ただし自作では、
完成品のサイズが合わない!!
というトラブルはよくあることです。
作成時には必ず現物(水槽のバックスクリーンを張り付ける面)を確認しておきましょう。
定規で測った寸法をPPシートに下書きする
下の写真はマジックで下書きしたPPシートです。
下書きに用いるペンは色さえ乗れば何でも構いません。
今回は偶然手元にあった青のマジックを使用しました。
なお、マジックはこの後わざわざプラモ用のうすめ液でマジックのラインを消すことになったのでお勧めできません。
なるべくなら、下書きの際は濃い鉛筆などを用いるべきでしょう。
ハサミまたはカッターでカットする
――綺麗にカットしたい!
――少々厚めのPPシートをバックスクリーンにしたい!
そのような目的がある人はカッターでの裁断がお勧めです。
逆に手軽に行きたい人はハサミでも十分です。
なお、PPシートは100円と大変安価です。。
カットに失敗した時のことを考え、数枚買っておくといいでしょう。
失敗したらその都度100均に買いに行くようでは手間がかかるので、たかが100円ですから数枚用意しておくといいかもしれません。
サンドペーパーで切断面のバリを落とす
次いでバリを落とします。
バリとは切断面のささくれのことです。
この「バリ」 ですが、かなりのくせ者です。
自作後バリがあるのを忘れた頃に、うっかり手を切ってしまうことがあるからです。
繰り返しますがバリはプラスチックのささくれ立った部分です。
そこで手を切ると傷口は粗く出血は必至です。
ですから……
必ずバリは取りましょう!
下の写真は切断面のバリを#600のサンドペーパーで落とし終えたPPシートです
最後にセロテープで水槽背面に張り付けてできあがり!
最後セロテープでPPシートを止めるわけですが、何かうまい方法はないものでしょうか?。
ごん太も模索中です。
今回は短時間しか利用しない撮影用水槽への取り付けです。
ですから、100均のダブルクリップでバックスクリーンを固定しました。
しかし、、、
クリップでバックスクリーンを固定する方法はお勧めできません。
クリップの錆び移りやガラスの傷つきといったリスクがあるからです。
また、水槽上部でクリップが見え隠れするので水景的にもよろしくありません。
とはいえ、セロハンテープやマスクキングテープでもガラス面に跡が残ることが十分考えられます。
結局はどんな方法でも少なからず傷つく可能性があるわけです。
そのため自作バックスクリーンの取り付けは必ず自己責任でお願いします。
なお、水槽が傷つくリスクを避けたいのならば、
”立て掛けるだけ”という方法もあります。
しかし、この方法では水槽背面外側に吸盤などを設置できないので、水槽のレイアウトが丸々変わってしまうこともあります。
フィルム状でないバックスクリーンを水槽にダメージなく張り付ける。 これを実現するのは意外と難しいのかもしれません。
【番外編】塩ビ製底面シートの修正(前回の続き)
実際にバックスクリーンを張り付けて水槽に水を入れた写真がこちらになります。↓
――うん……水槽底面に敷いてある黒の塩ビシートがすごく汚い。
この塩ビシートですが、前回水槽底面の反射を防ぐため自作し、設置したものです。
その際には#400→#600の順にサンドペーパーで表面のやすり掛けたのですが……。
表面の研ぎまだまだ粗いようです。
塩ビは柔らかいためアクリルと比べてよく削れます。
そして、削りすぎると白っぽくなってしまうようです。
なので……
再度#1000→#1500→#2000の順にサンドペーパーでやすり掛け!
その写真がコチラ↓
まだ少々白っぽいですが、先ほどよりも表面が整い多少見れるものになったと思います。
というわけで、なんちゃってミスト水槽の出来上がりです!!
次の項では実際に水草を入れてみて出来栄えを確認してみたいと思います。
試写
せっかく撮影用水槽ができたましたので、試写をしてみました。
まずは水草を撮影してみました。
ミクロソリウム・ウェンディロフとミクロソリウムプテロプスがごちゃ混ぜに活着してある変わりダネです。
ところどころ先端に割れ目の入っているウェンディロフの葉が見えると思います。
して、その写り具合はというと・・・
さすがなんちゃってミスト。
淡い白色に水草の柔らかい輪郭がよく映えます。
相性ばっちりです。
お次はテトラマイクロフィルターと舞姫を接続して撮影。
残念ながらバックスクリーンの関係で泡がうまく撮れていませんね。
水泡と白色のスクリーンでは、コントラストが不足し、綺麗に写りません。
エアレーションの泡との相性はあまりよくないようです。
綺麗なエアが見たい!という人には向いていないかもしれません。
そんなわけで、100均PPシートでバックスクリーンな話はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。
(更新:2021/5/13)