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2017年11月19日日曜日

外部フィルターのホースとパイプを掃除する簡単な理由(2213メンテノウハウ集)


どーもこんにちわ。ごん太です。

今回から数回にわたり、、、

先日2213のフィルターメンテをしたので、その時の様子を順を追って紹介してみたい!!
ついでにごん太のちょっとしたフィルター清掃のノウハウなんかも話してみたい!!

そんな日記+メンテノウハウの紹介という複合ネタです。

もちろん、ごん太の経験則なので

当然ですが異論はあるはずでしょうし、ごん太としてもそれは大いに認めます。

ノウハウの話ですから、他の人と違ってて当然なのです。
そんな前提で話を記していきたいと思います。

さて、今回は、、、

まず何はともあれ外部フィルターのパワーヘッドを外してろ材を取り出し、パイプの清掃、フィルターケース&パワーヘッドの清掃をするところまでを紹介してみたいと思います。

アレコレと述べていたら思いのほか長くなってしまったので、複数回分割の記事となっています。

各回へのリンクは↓に載せておきます。


(サイト内リンク:2213のメンテナンス関連記事)

当ブログの関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。


§1. フィルター本体掃除中にろ材はどうする?


水槽から外部フィルターを外す


まずはダブルタップを外す


では、いきなりですが実際にフィルターを清掃していきます!。
まずはフィルター本体を水槽から外すためにダブルタップを外していきたいと思います。

分かっているとは思いますが、この時の諸注意は・・・

必ずコックを閉栓してからはずしてください。
これを忘れると小さい水溜まりが室内にできます!

またここでダブルタップの操作方法を簡単に述べると、、、

レバー(コック)が水流と平行な時、タップは開いています。
レバー(コック)が水流と直角な時、タップは閉じています。

次の写真はフィルター排水側のダブルタップで、すでに↑で述べた通り操作しコックを閉じた状態にしてあります。

この状態で真ん中の接続部のネジを外すと、、、

ダブルタップの取り外し方その1:コックをホースと直角に回す
赤〇のようにダブルタップのコックを閉じて

ダブルタップの取り外し方その2:ダブルタップの接続部のねじを緩めと取り外せる
ダブルタップを外します

↑の写真のようにダブルタップをオス側メス側に分割できます。
そんな風にして水槽に張り付いている給排水の経路と外部フィルターを分離していきます。

↓の写真の通り無事に外部フィルターを取り外せました。

・・・

取り外した2213


もしコックを閉じないでダブルタップを外しすと・・・


はい。

実はお恥ずかしながら、うっかり漏水させてしまいました。

写真に撮影に夢中になって、フィルター給水側のコックが開いたままダブルタップを外してしまったのです。。。

そんな時は、慌てず騒がず、水があふれている側のコックを閉じてください。
慌ててダブルタップを接続しなおそうとすると時間がかかり、さらに被害が拡大します。
(体験談)

そんなわけで、、、
外部フィルターはタップの操作やホースの抜き差しなどで少しでもミスをすると漏水の危険性があります。

これは残念ではありますが未だに改善されない外部フィルターの構造的な欠点です。
だからこそ、慎重な操作が求められます。


しかし、ミスるときはミスるわけで、、

ホースから水がダバーと漏水しているの対処が早ければ早いほど被害が少なくて済みますから、日ごろから素早く対処できるよう、サイフォンの原理や構造についてよく理解しておきましょう!

特に漏水は水槽内のに危機に直結し、さらに住居の破損にもつながるわけですから、
常日頃からその対処方法をイメージトレーニングしておくといいかもしれません。


もしダブルタップを接続してもコックを閉じても漏水が止まらないなら状況なら?


では、以下のようなときはどうするべきでしょう?

タップの破損やホースの切断や外れ、Oリング取り付け忘れ、フィルターケースの破損などでタップを閉めても漏水が止まらない!

さぁ、どうしましょう??

こういった場合はタップを閉じても電源をOFFにしても漏水が止まるはずはありませんから、ちょっとパニックになりやすいわけですが、、、

そんな時はあわてず騒がず、とにかくサイフォンの原理を止める

↑これが重要です。

サイフォンの原理さえ止まれば水は供給されなくなりますから、あとはゆっくり破損個所の修理をすれば良いだけです。

ごん太も同様の経験をしたことがあります。

その時の原因はOリングなしで呼び水しをしたから、、、

我ながら呆れるほどのどうしようもないミスですが、するときはします。
ですから、呼び水前にOリングの確認は必ずしましょうね!
ごん太みたいになるな!


フィルターメンテ中はろ材を飼育水につけエアレーションをする


もしかしたら、これをやってる人ごん太だけ?かもしれませんが、ごん太は・・・

フィルターから取り出したろ材を再度フィルターに入れるまでの間、飼育水に浸けてエアレーションをしています。

ただ、これも経験則なのですが、硝化細菌はある程度乾燥に強いようで、実際にはここまでしなくてもも乾燥による影響少なく大差ないのかもしれません。
と、言いますのは硝化細菌が実際にはどういう形態をとるのか詳しくはわかりませんが、、、

乾燥した使い古しろ材で水槽を立ち上げると、意外と簡単にうまくいくなんてことを体験されたことありませんか?。


そんな感じで、どいういう状態で生存しているかはまったくもって不明ですが、乾燥に強く水に触れると復活するようです。

とは言え↑の話とは真逆ですが・・・

乾燥は硝化細菌にとっても少なからずダメージがあるのも1つの事実だと思います。

なのでごん太は乾燥を防ぐために飼育水+エアレーションにメンテ完了まで浸しておきます。

エアレーションをするのはバケツ内での酸欠を防止するためです。

これだけの硝化細菌を小さいバケツに入れれば、エアレーションなしではあっという間に酸欠です。

ろ材はなるべく乾燥させずエアレーションしておくべき
赤〇の部分にエアストーンがあります


さて、次のパートよりパイプの清掃となります。



§2. パイプの取り外し方とパイプ清掃する意味


パイプの外し方


それでは、外部フィルターを水槽から取り外し、ろ材も取り出したので、パイプを外し清掃しましょう!。


うかつな取り外しは漏水のもと


まずは、外部フィルターから切り離され水槽からぶらーんと垂れているパイプ類の取り外します。

この状態のパイプってダブルタップのコックをひねってみればわかると思いますが・・・

サイフォンの原理がまだ働いている状態です。


よく考えて取り外さないと水槽の水がサイフォンの原理でダバーと漏水してしまいます。

そんなわけなので、外部フィルターのパイプとホースを水槽から外す方法について、まずは述べてみたいと思います。


方針:サイフォンの原理を止めてからパイプ類を水槽から外すべし


さて、ごん太は基本的にパイプ類を外す際は、まず給水パイプそして排水パイプ双方のサイフォンを停止するようにしています。

常時サイフォンの原理が働いている給水パイプならまだしも、なぜ排水パイプも?と思われる人もいるとは思いますが、、、

給水パイプから排水パイプまで密閉状態となる外部フィルターでは、、、
実は排水パイプ(オーバーフローパイプなど)もサイフォンの原理が発生する条件が整っているのです。

つまり、排水パイプからも水が逆流するわけです。

なので

給水パイプと排水パイプ双方のサイフォンの原理を止めよう!

というわけです。

さて、↓から紹介する方法ですが、一見手数が多い大変面倒に思えるのですが、サイフォンの原理がらみのトラブルもなく、水滴が落ちにくいため、かなり安全にホース類を外すことができる方法です。

水槽台背面は大変アクセス性が悪いですから、そんな場所で漏水なんてさせたくありませんからね。

また、この方法がお勧めできる理由として、漏水時原因がわかりやすいのもその1つです。

サイフォンの原理は外部フィルターの電源がOFF状態でも働きます。
他のフィルターと違って「電源OFFで水流を止める」という行為は通用しません。
ですから、

いざ漏水になると原因が一瞬で判別できずパニックになり、水浸しの範囲が広がりやすいのです。

ですので、

何はともあれサイフォンの原理を止めてからパイプを取り外すことをごん太はお勧めします。


手順1:給排水パイプ下端を空気中に出して、サイフォンの原理と停止させる


まずは給水パイプ排水パイプのホースのついていない方を水面から引き上げます。


パイプ内の水を水槽から切り離すことにより、サイフォンの原理で水槽内の水を吸い上げられることがなくなります。

(ただし、ホース内の残った水は出てきますからご注意を!。)

これで水槽の水が漏れ出る心配はほぼありません!!

なお、水面に出したパイプ先端は水槽に戻さないでくださいね。
再びサイフォンの原理が働くようになります。


手順2:コック全開にしパイプ内部の水を排水する


ダブルタップのコックをひねり排水パイプ給水パイプに残っている水を排水します。


なお、①の操作が不完全でサイフォンの原理が止まっていないと、いつまでたっても排水が止まりませんのでご注意ください。
止まらない場合は「手順1」に戻りサイフォンの原理を止めてくださいね。

また、サイフォンの原理が止まっていないのにダブルタップを開けてしまった時は・・・

慌てず騒がず開いたコックを閉じてください。

この時電源は止まってるのでコンセント周りをいじくってもどうにもならないのでご注意くださいね。

そして水流が止まったのを確認してから「手順1」に再度行ってください。


手順3:ダブルタップのコックを全閉にする


さて、↑で開いたダブルタップですが、このまま栓が開いていると取り外し時に残った水が滴り落ち、床やら絨毯を汚してしまいます。

もちろん、少量であればちょちょいと拭き掃除をするだけで解決できるのですが、、、
コルクマットや絨毯の上に垂らすと少々やっかいです。

なので、このタイミングでいったんコックを閉じます。


手順4:パイプとホースをキスゴム取り外す


このときパイプ類は、サイフォンの原理も、パイプやホース内部に水も溜まっていない状態で、ブラーンと水槽から垂れ下がっている状態となっています。

ここまできてやっと、好きなように取り出せるわけです。。

そんなわけで、給排水パイプ・ホース、さらにはキスゴムも水槽・水槽台から取り外します。

以下ごん太の場合ですが、、、

水槽台背面に外部フィルターホース用の穴が開いているもの利用しているので、ダブルタップがどうしてもこの穴を通過できず、ホースごと丸っと引き抜くことができません。

ですので、まずはダブルタップをホースから取り外してから、、、
各パイプを摘まみそーっと上にあげホース類一式をまとめて取り外すようにしています。

以上の手順を踏めば、水滴も落ちにくいですし、タップの操作ミスやホースが外れたりして水がダバーということにもなりません。

次でこの取り出したパイプとホースをちょっと見てみましょう!


汚れたパイプたち・・・


オーバーフローパイプ


というわけで、ここからは取り外したパイプ類を写真で紹介していきます。
まず↓の写真はエーハイムの排水パイプ。正式名称はオーバーフローパイプです。

緑色で見づらいのですが、パイプ内部が黒く汚れているのが分かると思います。
S字の部分が特に汚れがたまりやすく、また吐出口は黒ひげ苔が付きやすいです。

水景を美しく保つのであれば定期的な清掃は必須です。



ナチュラルフローパイプ


お次の↓の写真はこらまたエーハイムのナチュラルフローパイプとフレキシブルパイプ。

透明のプラスチックパーツは換水毎に掃除しているのですが、それ以外のパーツはやはり黒く汚れています。

こちらは特に水槽内で目立つ部分ですから、いつも綺麗にしておきたい部分です。



給水パイプ


こちらは給水パイプ。

こちらも上のパイプたちと同様で真っ黒。
特にに180°ターンしている部分に汚れがたまりやすく、清掃しづらい部分です。

こちらもせっかくなので清掃してしまいましょう!。



パイプ類の清掃方法


パイプ類の清掃方法は基本的には、パイプクリーナーを利用して内部の汚れをそぎ落とすのが一般的です。

とはいえ、2年、3年と利用していると給水パイプのU字部分、排水パイプのSじ部分にコケが溜まり始めブラシでは掃除し切れなくなります。

そんな時な・・・

ハイター
<但し利用は必ず自己責任で!!>

漂白する用法でパイプ類をハイターに漬け込むと、取りずらいコケも綺麗さっぱり除去できます。
浸け込んだ後は十分にすすぎ、良く乾燥させてから利用してください。


スポンジストレーナー


最後の↓の写真はテトラのP1フィルター。ミナミヌマエビの稚エビ侵入防止のために利用しています。

ごん太にとってスポンジストレーナーは、パワーヘッドと同じくらい外部フィルターの肝心要なパーツです。

なので、換水時に良く清掃するようにしています。

スポンジ部は木酢液を吹きかけたり熱湯に短時間漬け込むなどして徹底的に洗浄します。

というのはこのスポンジストレーナー、メンテナンスしないと水流が弱くなるぐらいならいいのですが、、

それなりに水流があるためか黒ひげ苔の温床になったり・・・
最悪詰まって水流が止まったり・・・

お手入れの行き届いていないスポンジストレーナーは、コケの感染源の起点であったり、生物ろ過に甚大なダメージを与えることもあるのです。。。

それでもP1フィルターを、、、

正しく利用し丁寧にメンテナンスすればその恩恵は計り知れません。

ですので、「P1フィルターに生物ろ過を期待している人は違うかもしれませんが」、なるべくいつも綺麗な状態で利用しましょう。



パイプを清掃する理由


ごん太はフィルター清掃毎にかならずホースの清掃もします。

というのは・・・

せっかく細目パッドの清掃や交換、セラミックろ材の清掃をしても、流量がまったく回復しない時が多々あります。


その原因はパイプの汚れで水路が狭窄しているから。

水路が狭くなると大きな水の抵抗となり、流量が減少するわけです。
↑これは、水草水槽のように流量を抑え込む場合はそれほど気にしなくてもいいかもしれません。

しかし、、、

プレコのように流量をなるべく確保したい場合、その減少量は無視できません。

特に中型・大型魚や良く水を汚す魚飼育している人にとっては、汚れたろ材ばかりに目が行ってしまいますので盲点かと思います。

なのでフィルターの流量を確保する必要がある魚を飼育する際には定期的に洗浄することをお勧めします。


ただまぁ、
ホース取り外し・取り付けが面倒なので、ろ材の清掃はするがホースの清掃まではしないという人も意外と多いのではないでしょうか?。

しかしこれこそ、詰まりやすく清掃しづらい、外部フィルターのウィークポイントなのです。

なので、なるべくフィルター清掃とセットでホース清掃を意識して行うことを強くお勧めします。

まだまだ2213のメンテナンスは続いていきます。
次はフィルター本体の清掃です。



§3. フィルター本体の清掃


ここからはフィルター本体の清掃について、そのノウハウの話を進めていきたいと思います。

パワーヘッドの清掃はエーハイムの外部フィルターにおいて一番神経を使うところです。

というのは・・・

スピンドルをパッキーンと折ってしまうことが多々あるからです。

そんなスピンドルを折ってしまわないようなパワーヘッドの清掃の仕方についても紹介していきたいと思います。


フィルター本体の清掃


それではフィルター本体の清掃を紹介していきたいと思います。
フィルター本体は大きく、フィルターケース、パワーヘッド、そしてろ材ケースの3つのパーツからなっています。

どんな順番でもいいのですが、今回はろ材ケース→フィルターケース→パワーヘッドの順で清掃してみたいと思います。


ろ材コンテナどう洗う?


まずはろ材コンテナ。
おそらく一番汚れているのではないでしょうか?。

ろ材ケースにも硝化細菌が付いているのでカルキ抜きした水で洗うべし!

そう言われてしまえば確かにそれが正解なのですが、ろ材ケースには水流を確保しつつろ材が混ざらないようにするために、一部分がメッシュ状になっていたりします。

そのような水の流れる部分が汚れで詰まってしまうとチャネル現象の一因にもなります。

ですから、なるべくならばっちり洗浄したほうが良いのですが、、、
そうは言ってもろ材をコンテナに直入れしている場合などは、いちいちコンテナにろ材を出し入れしていては手間がかかりすぎる場合もあります。

そんな場合は、通水部やメッシュ部は可能であればブラシでササっと擦る程度に留めておいた方が無難でしょう。


フィルターケースの底に残った飼育水には・・・?


さぁ、次はフィルターケースの洗ってきましょう。

道具はブラシやスポンジ、さらにホースクリーナーを利用します。
こちらもろ材ケースと同様に水やぬるま湯でガシガシと洗っていきますが、その前に・・・

フィルターケースの残っている飼育水を別の容器に移し替え、「稚エビ」や「稚魚」がいないか?チェックしましょう。


フィルターに吸い込まれた魚やエビは、ろ材の中には入りこまず(・・・稀に入り込んでいる稚エビもいますが・・・)、ろ材ケースとフィルターケース内側の「隙間」で生存していることがあります。

このフィルターケース底の飼育水をバシャっと捨ててしまうと取り返しのつかないことになることもあるのです。

残った飼育水を一端バケツなどに出して、水槽用ライトなどで照らして、吸い込まれた魚がいないか確認するようにしましょう。

チェックが終わったら、食器を洗う要領で(但し洗剤は×)フィルターケース洗浄おしまいです。


フィルターケースの底についてる給水パイプは取り外さない!!



なお、2213のフィルターケース下部にはL字型のグレーの給水パイプが付いていますが、、、

このフィルターケース下部についているグレーの給水パイプは取り外して清掃しないことをおすすめします。。。

もちろん、エーハイムも下の画像のような締めすぎ注意!の注意書きを配布してます。

注意書き


この給水パイプのネジ内側にはOリングが付いているので、本来なら清掃の上ワセリンを塗るべきです。

しかし、このグレーの給水パイプの取り外し、

典型的な「行きはよいよい帰りはこわい 」タイプの壊れ方をします。

つまり、、、
外すのは簡単です。緩めるだけですから。
問題は取り付けです。

ネジとOリングで固定されているわけですから、締め込みが緩いとこの部分から水が持て出てしまいます。

だからといって締め込みすぎると、ネジに「終点」がないので結果的に大きな楔となり、フィルターケースが割れてしまうのです。

これはいわゆるエーハイム2213によくある破損トラブルの1つで、ネット上をあされば多くの失敗例を見つけることができるでしょう。

ごん太も同様の失敗をしたことがあります。

2213のフィルターケースは最低でも3000円はしますし、なにより交換パーツが到着するまでフィルターは再起不能ですから、、、

「ごん太としては」なるべく取り外さないことをお勧めします。


代わりにと言ってはなんですが、パイプの内側の汚れをホースクリーナーで落とす程度の清掃をしておきましょう。
ごん太みたいになってはいけません(2回目)。

最後にパワーヘッドの清掃ですが、それについては↓に説明していきます。


スピンドルの破損させない取り外し方(パワーヘッドの清掃)


ここからはパワーヘッドの清掃していきます。

まずはOリングを取り外します。
こちらはOリングにワセリンを塗るときに改めて清掃します。

次にパワーヘッドの底面(水と接する面)清掃していきます。
この部分もコンテナと同様結構汚れていることがあるので、スポンジなどで丁寧に清掃していきましょう。

ここまでは特に問題なく清掃できるはずです。
問題はここから。

最後にインペラとスンピンドルの清掃をしていきます。
気を抜くと破損必至なパーツですから、ごん太は↓の清掃に入る前に一端軽く休憩を取ったり、深呼吸したりして、集中力を回復させてるようにしています。


スピンドルは優しく丁寧に取り外す


さて、ここからはインペラ・スピンドルの取り付け・取り外し方法ですが、

これの順番を間違えるとスピンドルの破損必至です。
特に取り付け手順でミスのないようにしましょう。

実際にごん太も取り付け手順を間違えてスピンドルを折ってしまったことがあります。
(よくあるトラブルは自慢ではないですが大概経験しているのです。。。)

ここでまず、インペラ・スピンドルを取り外す手順を確認しましょう。

①プロペラ型のカバー(スピンドル受け)を外す
②O型のカバー(インペラーカバーケース)を外す
③インペラをやさしく取り外す
④スピンドルをゆっくり取り外す

です。
最後の手順④でスピンドルを乱暴に扱うと折ることもあるので注意しましょう。

具体的には・・・
最初の手順①と②でインペラとスピンドルが取り外せる状態になります。

手順③ではインペラ自体磁石でモーターと引き寄せあって多少のちからを要しますが、必ず外れるので急に力を入れずやさしく外してください。

手順④まで来るとインペラケース内はスピンドルが刺さっているだけの状態となります。
このスピンドルは上端(パワーヘッド奥側)がゴムパーツで固定されているだけです。

ですから、こちらもインペラと同じくゆっくり優しく力を入れて、真っ直ぐに抜きましょう。

ただし、、、

インペラは大変折れやすいですから、変な風に力を入れたり、インペラの上に重量物を置くと容易く折れますのでそこだけは注意してください。

優しくつまんで真上にゆっくりと抜けば、案外簡単に取り外せますので、雑には扱わないように注意しましょう。
 
なお、スピンドルが折れるとフィルターが機能しませんので一大事です。
破損した時に備え1つ1000円程度ですから予備のスピンドルを持っておくといいでしょう。

総じて、インペラやスピンドルを取り外す時は、破損する危険性は少ないです。
問題は取り付け時。


2つあるカバーの取り付け順番を間違えるとスピンドル破損必至!


ここからは、インペラとスピンドルの清掃と、その取りつけになります。

インペラとスピンドル自体の清掃は簡単で、スポンジやブラシでやさしく洗います。
当然ながらインペラとスピンドルをパワーヘッドに戻しカバーをするわけですので、取り外しとは逆の手順を踏むことになります。

まずは、、、

①スピンドルをゆっくりゴムパーツさす
②インペラをやさしく取りつける
③O型のカバー(インペラーカバーケース)を取り付ける
④プロペラ型のカバー(スピンドル受け)を取り付ける


という作業をしていきます。
まず手順①は言わずもがなですが、、、

スピンドルをパワーヘッドにさすときも、やさしくゆっくりとさしましょう。


変な力をかけると容易く折れます。。。

次いで手順②、インペラを戻します。
磁石が付いていますから、パワーヘッドのインペラケースに吸い込まれるよう入っていくのですが、、、

このパーツは高速で回転する駒のようなパーツですから、少々の傷でも大きなバランスの狂いになり、異音や破損の原因となるので、こちらも丁寧に取り付けます。

問題は手順③と④

必ず、、、

③O型のカバー→④プロペラ型のカバーの順番にカバーを取り付けていきます。 


この順番を間違え、④→③とすると、スピンドルに斜めに力が加わるようであっさり折れます。
先に④のプロペラ型のカバーを取り付けてしまうと、③のO型のカバーが取り付けられず、そのタイミングで失敗に気が付くことになるのですが、、、

残念ではありますが、このタイミングで気がついてももう手遅れで、④の取り付け時に既に音もなく折れてい可能性が高いです

なお、ごん太は↑のミスで2本ほど折っています。

ですので、インペラとスピンドルにカバーをかけるときには細心の注意を払ってくださいね。ごん太みたいになるな!(3回目)

繰り返しますが、スピンドルが折れると当然ながらインペラが回らないです。つまりフィルターとして機能しません。

というわけで、今回の2213のメンテナンスノウハウはここまで。
次回はろ材コンテナやろ材固定盤についてアレコレと述べていきたいと思います。

それでは長文読んでいただきありがとうございました。

(更新:2020/7/30)