投薬から1週間後の結果
どうも、こんにちは。ごん太です。
ここ数回にわたりまして、睡蓮鉢に発生したカワコザラガイ退治の話が続いております。
前回は……
について、記事を投稿してきました。
そんな今回は、プラナリアゼロを投薬した話を述べていきたいと思います。
結論を先に書きますと……
カワコザラガイにプラナリアゼロは効果ありです!
しかしながらとある理由で、もう1週間投薬することとなりました。
詳しくは↓で述べていきたいと思います。
それでは、目次と続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!。
(サイト内リンク:カワコザラガイ関連記事)
- チェリーバルブ先生にスネール駆除をお願いしてみた!(2018/5/24投稿)
- スネールはプラナリアゼロで駆除できる?その結果とは・・・?(2018/5/28投稿)→今ここ
注意事項
なお、今回のわたしが投薬した水槽には、魚やエビといった〝動物〟は入っていません。
生体は水草のみですから、プラナリアゼロが魚などの動物に及ぼす影響については、今回の結果からは導き出すことはできません。
一応プラナリアゼロは「薬」ですので、利用する際は必ず自己責任で投薬し――
水槽内の生体やバクテリアにダメージがないか、必ず目視や試験紙でチェックしながら投薬することを、ごん太としてはお勧めしたいと思います。
また、パッケージに記された注意事項は必ず守って利用しましょう!。
【使用上の注意】
- 貝類は避難させてください
- エアレーションを強くしてください
- 規定量以上の量は使わないでください
- 3日サイクルで1週間以上間隔をあけてご使用ください
(以上、パッケージより注意事項を転載)
スネールにプラナリアゼロ?
前述の通り、ごん太の睡蓮鉢は最近、スネールに大いに悩まされています。
スネールといっても、サカマキガイやヒラマキガイなど種類は様々ですが、大きく分類すると「軟体動物」と呼ばれる生き物に含まれます。そして今回利用する、プラナリアゼロの主成分については……
基本的に「扁形動物」であるプラナリアを駆除する薬です。
しかし……、どういうわけか……、その成分はどうやら「軟体動物」であるスネールにも効果があるようなのです。
それゆえ、カワコザラガイ駆除のために、利用しているというわけです。そんなプラナリアゼロですが……
プラナリアはもちろん、サカマキガイや今回試したカワコザラガイ、そして水槽の掃除屋さんであるイシマキガイにも効果があるという話をよく耳にします。
もちろんパッケージにもしっかり、貝類は避難させてくださいと注意書きが書いてあります。ですから、種類にもよるとは思いますが、多くの種類のスネールに効果があるようです。
というわけで、早速ですがカワコザラガイ駆除のために1週間投薬した結果について記していきます。
プラナリアゼロを1週間投薬した結果……
このパートでは、プラナリアゼロのカワコザラガイに対する駆除効果について。実際の話を述べつつ紹介していきたいと思います。
まずは、カワコザラガイが繁殖してしまったいきさつについて。次いで投薬方法と結果について述べたいと思います。
それは睡蓮鉢で発生した!
まずは簡単にカワコザラガイが侵入したいきさつについて、ここでは述べていきたいと思います。
スネールが繁殖した水槽は、↓の10L程度の睡蓮鉢です。
この睡蓮鉢はヒーターなしの無加温で管理しています。
たかだか10L程度の水槽ですから、水温や水質変化も激しく、魚は入れておりません。
生体を入れられるならば、前回紹介したチェリーバルブ先生のような、生物兵器も利用できるのですが……
冬は10℃付近、夏は30℃まで。さらに水温によってろ過の効き方もころころ変わるこの水槽。易々と生体を入れられないのです。
睡蓮鉢には、水草のみ入っています。
そのため、今回のようにスネールやプラナリアが侵入してしまった場合……
捕食する魚がおらず、スネール天国となり、殖えに殖えてしまうのです。
そんなスネール天国になりうる素質を持つ睡蓮鉢に、この度侵入してしまったのはカワコザラガイです。侵入経路としては、導入したドワーフフロッグピットに付着していたと考えるのが妥当な線なのですが、――その詳しい経路は不明です。
そんなこんなで、スネールが殖えやすい環境に、カワコザラガイが浮草に付着して侵入して来たのが事の発端となります。
プラナリアゼロを選んだ理由
カワコザラガイというスネールの厄介な点は、
非常に小さく剥がしにくいということです。
小さいがゆえに水草に付着しているものは、強引に手で取り除いたり潰したりすることは難しいのです。
もちろん貝ですから、剥がすことはできなくはないのですが……
手加減を誤ると、柔らかい水草の葉を傷つけてしまいます。
ですから、テデトールしつつもチェリーバルブのような生物兵器に頼ることになります。
そのような小型魚でしたら、明らかに人間より力が弱いわけですから、捕食する時に水草にダメージを与えることはありません。
が……、ごん太の睡蓮鉢はそもそも魚が住めるような環境ではありません。
ではどうすればよいのか?
魚がいないので熱湯や塩素の利用も考えましたが、それでは当然水草は再起不能になります。
水草を取り出して器具のみ塩素を施せばいいわけですが、そうした場合は今度は水草に潜むスネールを駆除できず、再発するのが簡単に予想できます。
そこで、比較的水草に害を及ぼさないプラナリアゼロの出番ということになります。
プラナリアゼロの投薬
さて、今回投薬したプラナリアゼロですが……
パッケージより、その主たる成分はビンロウの粉末であるようです。
漢方薬においてビンロウは、サナダムシを駆除する薬として用いられるそうです。
サナダムシもプラナリアも同じ扁形動物ですから、効果があるというわけですね。
ではなぜ軟体動物であるスネールにも効果があるのか? それは謎です。
おそらく、ビンロウに含まれるアルカロイドのアレコリンという成分が、関係あるのではないか? とごん太は睨んでいます。
このアレコリンですが、ニコチンとよく似た作用をする成分です。スネールにも作用し、毒性を発揮していると思われますが……、その作用機序についてごん太は詳しくはわかりません。
推測するに、ニコチンとよく似ている神経伝達物質ですから、神経系に作用するということなのでしょう。
さて、実際の投薬は、1g/50L(1日目・2日目のみ3日目は0.5g/50L)という濃度になるように投薬します。
1杯でプラナリアゼロを0.5g計量できるスプーンが付属してきますから、工夫次第ですが計量は比較的簡単です。
ごん太の睡蓮鉢は10Lですので0.2gを計量して投薬しました。
そして、投薬から1週間経過しましたので、結果について次のパートで述べていきたいと思います。
プラナリアゼロでカワコザラガイ駆除をした結果
まずは、その「投薬結果」をこのパートで記したいと思います。
その効果ですが……
効果あり
と、はっきり述べておきたいと思います。
投薬から1週間経過した睡蓮鉢を観察したところ……
白いはずの身の部分が、黒や茶色に変色したり、はたまた水面より逃れて乾燥していたり。
そんな死骸を、無数見つけられました。
本来ならば写真で紹介したいのですが、ごん太のスマホのカメラでは拡大に限度があります。
(――撮れたとしても、ブログには載せられるものではありません。)
簡単ではありますが下にイメージ図を載せておきます
カワコザラガイは、だ円形の透明な貝殻の部分と、白い身の部分が特徴的なスネールです。
そして今回見つけたカワコザラガイは、すべて下の画像のように身の部分が黒や茶色に変色したものでした。
このようになると、動いたり殖えたり、さらには壁や水草に張り付いていることさえも、できないようです。つまり、駆除できた! ということです。
カワコザラガイにはプラナリアゼロは効果あり!
これが今回の結果です。
再投薬する理由
無事、カワコザラガイ撲滅!
と、言いたいところではあります。
しかし、カワコザラガイは尋常でないくらいしぶとい相手です。
ごん太はいままで水槽を管理してきた経験の中で、リセットが失敗して再発した経験が幾度とあります。
今回は睡蓮鉢の全換水と清掃も行い、さらに1週間再投薬することにしたわけです。
【後日追記】プラナリアゼロの駆除作用と「再発」について
記事を整理するなかで、「その後」どうなったのか?という記事はきれいさっぱりに削除してしまったので、ここでは「睡蓮鉢のその後」について話ていきたいと思います。
その後パッケージにある説明通り度目と3度目投薬を行い、よく睡蓮鉢を掃除して、一連の駆除作業を終えました。プラナリアゼロはカワコザラガイに対して、強力に作用し1度目の投薬でほぼ駆逐できたように見受けられました。
さすがに3度目の投薬はダメ押しでした。その投薬後睡蓮鉢を徹底的に清掃したのですが、器具や睡蓮鉢内壁に張り付いている(=生きている)カワコザラガイに、ついに出会うことはありませんでした。
短期間でカワコザラガイをばっちり駆除できたようです。
ここまでが再投薬、再々投薬の話。
ここからは、さらにその後の話となります。
当時投薬してから、この記事修正現在まで約一年半、カワコザラガイの再発があったかどうか? これについて述べて話を終えたいと思います。
もったいぶっても仕方ないので、ずばりと書きますが……
1年半の間カワコザラガイの再発はありません!!
投薬だけで、撲滅に成功したということになります。
カワコザラガイを完全におさらばしたい人には、プラナリアゼロはお勧な薬品です。
再発の可能性がある他のリセットや駆除方法、さらにはチェリーバルブなどの生物兵器と比較するならば、プラナリアゼロのほうがより確実性が高いと言えるでしょう。
しかし、「薬」でありますから……
「くすりはリスク」
生体を害してしまう可能性もあります。
ですから、実際の投薬は慎重に慎重を重ねて、時にカワコザラガイと魚や水草の命を天秤にかけながら利用しましょう。
(2019/10/26 追記)
というわけで、プラナリアゼロでカワコザラガイ駆除の話はここまで。
長文読んでいただき、誠にありがとうございました。
(更新:2021/12/16)