実際にプロホースのパイプを利用してソイルを入れてみる
どーも、こんにちは。ごん太です。
さて、前回からホースとプロホースのパイプを利用した簡単なソイル交換方法を紹介しています。
前回は
ホースを利用して簡単にソイルを吸い出す!
という内容を紹介しました。
今回はその続き、プロホースのパイプを利用した簡単なソイル投入方法を紹介したいと思います。
※今回の作業自体プロホースのパイプでなくても似たようなパイプさえあれば同様のことができます。
それでは、目次・サイト内リンクに続きまして、本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!。
(サイト内リンク:ソイル交換関連)
当ブログの関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。
- 簡単ソイル交換!(前編)ホースで楽々吸い出し!!~ベアタンクの水草水槽(?)になるまで~
- 簡単ソイル交換!(中編)プロホースで濁りなく投入!!~パイプを利用したソイル投入のメリット・デメリット~→今ここ
- 簡単ソイル交換!(後編)プロジェクトソイルの第一印象~良い点・残念な点~
(プロホースの)パイプでソイルを投入!そのメリット!!
さて、前回ソイルを交換することになった経緯は紹介しましたので、その話はすっ飛ばし、今回はいきなり、そのメリットから紹介したいと思います。
メリットその1:ソイルをピンポイントで投入できる
みなさん、水槽の水を抜かずに底砂を投入したことがありますか?
そんなぶっきらぼうなことをしたことがあるのは、ごん太ぐらいかと思いますが・・・
水を張った水槽に底砂を投入すると、収拾がつかないくらい広範囲にばらまかれ大変な思いをします。
ガーネットサンドや大磯砂より田砂やソイル、さらには砂浜のような粒の小さくて白く物や化粧砂など、、、、
粒が細かかったり軽かったりする底床のほうが簡単に水流に乗り、あというまに広範囲に広がり収拾がつかなく、、、というよりもちょっとした惨事になります。
そんなわけで、基本的に底床は水を抜いたうえで投入するものです。
しかし、今回紹介する方法ではパイプを経由して水底にソイルを送る方法ですから、そんな心配なくソイルをピンポイントに投入できるのです。
例えば、ある部分のみソイルが潰れてきたのでピンポイントでソイルを足したい場合や・・・
化粧砂が剥げてきたので追加したい場合・・・
そして今回のようにレイアウトを崩さないようにソイルを投入する場合・・・
などなどで、様々な場面でパイプを利用したソイル投入は有効です。
なお、今回はソイルの全交換ですので、底床全体にソイルを敷いていきたいと思います。
メリットその2:水を抜かなくてもソイルや底砂を投入できるので、手順が簡単!
水を抜かなくても投入したソイルや底砂がばらまかれないというわけですから、様々な「手順」を省けるわけです。
実際問題、通常方法の底砂の交換となると・・・、
エビや魚を避難させ・・・
水草を回収し・・・
水がないと不都合な器具(ヒーターやフィルター)を撤去もしくは停止させ・・・
水を可能な限り抜き・・・
やっとこさ古い底砂を取り出し新しいものを投入!
そんな風に、結構時間も体力も浪費するプロセスをすることになるわけですが。
しかし、今回のプロホースのパイプを利用したソイル投入を利用すると水槽環境にもよるという条件が付きますが・・・
水草の回収だけでソイルを交換することができます!!
というのも、水を完全に抜かなくてもソイル交換ができるおかげなんですね。
メリットその3:ソイルの微粒子が舞いづらい!=水が濁りづらい!!
一番のメリットはこれです!
どういうことかといいますと・・・
次の写真をご覧ください。
![]() |
これはソイルを投入中の写真なのですが、、、
パイプ内部と水槽で水の濁り方が全く違うのがお分かりいただけるかと思います。
(今回一連の写真は無駄な映り込みが多く、多少モザイクで処理しているので見づらくなっていますことをご容赦ください。)
なぜこのようなことになるのか?といいますと・・・
①パイプ内にソイルが投入される
↓
②ソイルと微粒子がパイプ内で分離
↓
③ソイルは重いのでパイプ下側に、微粒子は軽いのでパイプ上側に留まる
↓
④パイプ下側からソイルは水槽に排出される。
↓
⑤この時④のソイルがパイプ下側の蓋となっているのでソイルの微粒子が水槽内に排出されない
というメカニズムでパイプから濁った水が出ないからです。
さらにソイルを入れ終わってパイプを抜く時は、、、
パイプ下側を手で蓋をしながらパイプを取り出すと濁った水のみを回収することができます。
なので、ますます濁りづらいというわけです。
また、おまけ的な効果ではありますが、余計な微粒子をフィルターが吸い込まなくていいので、ろ材に負担をかけづらいです。
そんな便利すぎる(プロホースの)パイプを利用した底砂投入法ですが、メリットばかりではありません。当然ですがデメリットはあります。
(プロホースの)パイプでソイルを投入!そのデメリット!!
というわけで、この項ではデメリットについて紹介したいと思います。
デメリットその1:道具が必要
そもそもプロホースを持っていない人は、似たようなパイプが必要ですし、その他にろう斗やらソイルを入れておくカップやら細かい道具が必要です。
結果的に、水を抜いて底砂を交換する方法と比較して出費がかさみます。
もちろん、ろう斗やカップなどは100均でも購入可能ですが、、、
透明なパイプとなるとホームセンターにでも行かない限り手に入らないでしょう。
デメリットその2:ちょっとした手間と時間がかかる
作業自体道具を利用しますから、それなりに操作があり、ちょっとしたコツもあります。
ですので、少々手間がかかります。
さらにまた、前回のソイル吸い出しもそうですが、1回1回の作業は短時間でも複数回にわたってソイルを投入する(理由は後述)ので時間がかかります。
トータルで言えば、1日かけてリセットしたほうが、今回の方法でソイルを交換したほうがより短時間で終わることになるでしょう。
デメリットその3:水合わせのための時間がかかる
1回でソイルをすべて投入することもできますが、このソイル投入方法は水合わせがしづらいですから、
水質の変化のことを考えると複数回にわたって投入するほうがよりベターです。
具体的には水質の急変を防ぐため、2回~4回に分けて底砂を投入したほうが安全です。
また、生体の水質適応能力にもよりますが、 投入間隔は1週間程度開けたほうがより安全です。ですから、半月~1か月要することになります。
それでもこの方法ですと、水合わせがほぼできない(しづらい)わけですから、
ポタポタと点滴で水合わせするような繊細な生体には不向きです。
ですので、
水質の急変に弱い魚やエビたちにはそれなりの悪影響があります。
(実際ごん太もこの方法でソイルを投入した後、エビたちが激減してます。)
エビを飼育されている方は要注意な方法となっています。
デメリットその4:生体を生き埋めにしてしまう可能性も
生体はそれほどバカではないのでほとんどその可能性はないと思うのですが、、、
一応生き埋めの可能性があることを喚起しておきます。
特に何をやってもマイペースで、妙に好奇心旺盛で人間に近寄ってくるミナミヌマエビたちには要注意です。
というわけで、メリット・デメリットを一通り紹介しましたので、さっそくソイルを投入したいと思います。
プロホースのパイプを利用してソイルを投入!道具編
このパートでは、パイプを利用したソイル投入の道具と方法について説明したいと思います。
・プロホースのパイプ
・ろう斗
・ソイルを入れておくためのカップ
・ソイル
タイトルや本文中もプロホースのパイプとしていますが、それに準じたものであれば、どんなものでも構いません。
ろうは先端が細いとソイルが詰まりやすいので先端が太いものがいいでしょう。
100均で売っています。
また、逐一ソイルの袋からろう斗に直接移していると、水槽内にこぼす危険性もありますから、何でもよいのでソイルをろう斗に移すためのカップがあると便利です。
なお、今回は、、、
![]() |
プロジェクトソイルを投入しました。
プロホースのパイプを利用してソイルを投入!ソイル投入編
では、実際にソイルを投入してみましょう!!
プロホースのパイプを水槽にさし、ろう斗と組み合わせる
こんな感じにパイプの上側にろう斗を突き刺します。
このろう斗にソイルを入れれば、ソイルをこぼすことなくパイプ内に入れることができます。
カップにソイルを必要分取る
今回はソイル500ml分を投入することにしました。
ごん太はどんな底砂でも、プレコのための掃除がしやすい薄敷きが好みなので、一般的な水槽よりかなり少なめな投入量となってます。
ただ、結論から言えばたった500mlのソイルでも水質を急変させるぐらいの強い作用があります。
ですので繰り返しますが、
より少量のソイルを複数回に分けて投入することをごん太としてはお勧めします。
ソイルをろう斗から投入!
ではさっそくろう斗にソイルを投入してみましょう!
第一投は撮影し損ねたので、2投目から写真となるのですが、
この状態でパイプにソイルを投入すると・・・
こんな感じでソイルがパイプの底に送られます。
この時2~3cmだけパイプを上に持ち上げてやると、自然とソイルが水底に排出されるわけです。
ソイル投入時の注意点
この時の注意点としては・・・
パイプを勢いよく持ち上げたり、底面との距離が大きく離れると、パイプ内に留まっているソイルの微粒子が水槽に出て行ってしまいます。
つまり水が濁るので、パイプの操作は注意してください。
また、当たり前ですが、ろう斗にソイルを入れすぎると詰まります。
そんな場合はろう斗を軽くゆすってくださいね。
というわけで、
カップからろう斗に移しては水底に落とし・・・
少し持ち上げソイルをパイプ外に排出し・・・
詰まればゆすって落とす・・・
そんな事を注意しながら、目標の量に達するまでソイルを投入していくことになります。
パイプ内部の濁りを水槽外へ取り出す
最後に、パイプとパイプ内の濁りを取り出します。
前述のとおりパイプの下側を手で塞いでパイプを水槽から取り出し、別容器に出すだけです。
次の写真はパイプ内部の濁りを別の容器に取り出したものです。
こんな強烈な濁りが水槽中にばらまかれると考えるとちょっとぞっとしますね。。。。
上から見ると下の写真のような感じです。
ソイルの微粒子が計量カップの底のほうに溜まっているのがお分かりいただけるかと思います。
とりあえず、出来上がり!
というわけで、投入直後の水槽はこんな感じです。
やはりうっすらと水が濁っていますが、30分~1時間後には元通りのピカピカな水に戻りました。
プレコもびっくり!?底砂の交換は水質の変化を招く?
実はこの記事を書いている段階で作業は終わっていません。
というのは水質の変化が予測できたので、ソイル投入を2回に分けて行い、今回はその1回目だったからです。
しかし・・・
水質の急変に反応してか、普段は土管から出てこないプレコが・・・(汗)
プレコにこのような行動は、水質の急な変化があった場合によく見られる行動です。
さらに水質が激変した場合、プレコは水槽から出ようとするので、水面直下ガラス面に張り付いていたり、その位置からジャンプしたりすることもあるのですが・・・・
今回はそのような行動は見られなかったのでなんとか持ちこたえてくれたようです。
これはプレコ好きごん太としては大きな反省点です。
プレコごめんよぉ・・・。
というわけで、今回の反省点を踏まえこの場を借りて注意喚起いたします。
今回は2回に分けましたが、3回、4回、5回と複数回に分けたほうがより安全です!!
(より少量のソイル投入のほうが水質の変化が少なくてベターです。)
また、前述の通り、水質の急変が超苦手な淡水エビにはまったくもって向いていない方法ですので極力利用すべきでないと思います。
どうしても淡水エビがいる水槽でこれを行うのならば、ソイル交換がすべて終わるまで避難水槽に隔離しておくべきです。
そして全ソイル投入後に点滴しながら水合わせを行い、淡水エビを帰還させるべきでしょう。
つまりより長期間で手間のかかるプロセスになります。
であるのならば、普通のリセット的ソイル交換をした方が、より短期間で済むでしょう。
そんなわけで、今回はこれまで。
次回は
2回目の投入をさっくり紹介&プロジェクトソイルをファーストインプレッション
というネタを紹介したいと思います。
次回もお楽しみに!!
(更新:2020/5/21)
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