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2019年11月6日水曜日

ドパーと入らず安心。100均スパイスボトルで熱帯魚に餌あげてみた

100均の調理グッズを水槽で使ってみる。


どうもこんにちは、ごん太です。
前回投稿からずいぶんと日が開いてしまいました。

今回はタイトル通り・・・

100均で売っているスパイスボトルで使って熱帯魚の餌やりをしてみたいと思います。

たかが100均されど100均で、意外や意外に便利なのです。

スパイスボトルで熱帯魚の餌やり


まずは、話の経緯から紹介しつつ、実際に利用してみて便利だと感じた点や難点について話していきたいと思います。

それでは続きをどうぞ!。

(お急ぎの人は↓目次リンクの「スパイスボトルにテトラプランクトン入れてみた」からどうぞ!。)



100均スパイスボトルを利用してみたその経緯


このパートではスパイスボトルを利用することになった話をしていきたいと思います。
事の発端は「テトラの餌あるある」なのです。


プレコにはプレコの小型魚には小型魚の餌を使いたい理由


現在ごん太の水槽では小型魚用の餌を、以前紹介したff num 03という餌からテトラプランクトンに戻しています。

というのは、以前利用していたff num 03は小型魚からプレコにまで大人気。
しかし、そんな風にプレコにまで小型魚の餌をがっつかれると、プレコ用の餌のさじ加減がまるで難しいのです。

というのは、、、

もしプレコ用の餌は残ってしまうと、それは植物性の餌ですから小型魚には興味を持ってもらえず残飯になってしまうのです。

そうなると、残飯処理やら清掃やら水質の維持やら、、、思いのほか手がかかるようになるのが予想できます。

なので、以前それほどプレコが嗜好性を示さなかったテトラプランクトンに戻してみました。

テトラプランクトン


テトラプランクトンとプレコ


しかし、別の餌に変えたからってそう簡単に話は進みません。
いかに水槽が小さい世界だと言えども、相手は生き物なのです。

どうやら我が家のプレコ達は先日の餌(ff num 03)を食べたことで、、、

顆粒状餌=うまい!

という構図をちゃっかりと覚えてしまったようなのです。
なので、最近はテトラプランクトンでもがっつき始める始末。。。

基本的にプレコという魚は何事にも臆病で慎重で、新しい餌や新しい環境といった理由で拒食により死んでしまような魚です。

プレコという魚は、、、

「お腹が空いたら、たまらずご飯を食べるさ・・・」

という多くの人が信じ切っている自然の掟が通用しない魚なのです。。。

そんな食にこだわりのある魚ですから、見向きもしなかったテトラプランクトンを食べている姿を見て「そんなバカな!」なんて思ったのですが、、、、

・・・何せ相手は自然ですから、そんな事が起きてもまったく不思議ではないわけです。

ごん太ができることは「むかしは食べなかったんだけどなぁ・・・」とぼやきつつ現状を認めるしかないのです。

アクアリウムが一筋縄ではいかない象徴的な出来事もでもあったのですが、そんなことを感心してもしょうがなく、、、

当然残飯問題が懸念されるわけで、結局プレコタブレットの量の調節と残飯処理とで対策することにしました。

で、、、

話はこの「テトラ」の餌を再び利用し始めたことからスタートします。


テトラの餌と内蓋の処理


そんなこんなで、ごん太は長らく愛用しており、そして今現在もテトラのプランクトンを愛魚に与えているのですが、その理由は・・・

小型魚一口サイズで食い半端なく良く、
だいたいどこのホームセンターでも売っている

という、ごくありふれた理由です。
「そんなのあったりまえじゃーん! 」と言われそうではありますが、

しかし、プレコの拒食症と戦い、時に挫折したこともあるごん太の経験から言えることなのですが、、、

食いつきが良い「いつも」の餌を用意すること

これって「熱帯魚」という趣味を長く続けていくうえですごく大切なことなんです。

もちろん、栄養が偏らないようたまにはおやつとして別の餌も与えることも大切でが、、、

餌というのは魚の命に直結するものですから、おいしく、よく食べて、栄養のある物を、安定的に施したいものです。

そんな条件で探した結果、テトラプランクトンに行きついたというわけなんですが、ただ長年利用していても、なかなか慣れずと困ったことがあります。

それはアルミ箔でできた内蓋の開け方。

この内蓋はアルミ箔をケースの縁にのりで張り付けてあるだけなので、一度剥がしてしまうと内蓋を閉じることはできないのです。

これがちょっと・・・というよりかなり厄介なのです。


快適に給餌できるかは内蓋次第?


多少大げさな表現ではありますが、この一度剥がしてしまうと元に戻らない内蓋。
これの開け方によってその後の餌やりが面倒になるか否かがかがっています。

特に、餌が入っている円筒状のケースから直接魚に給餌したいアクアリストさんにとってはこの開け方が問題となります。

うっかり内蓋を開けすぎて、餌がドパーっと水槽の中に餌が入ってしまったら、、、
餌の回収やら水替えやらで小一時間費やしてしまいますからね。

日々の水槽管理はなるべく余計なトラブルが起きないようにスマートに行いたいものです。

なので、そうならないために慎重に内蓋を剥がし開けたり、爪や爪楊枝で穴をあけたりするのですが、、、

久々にテトラの餌を開封する際に、、、
ごん太は勢いあまって・・・

テトラの餌は内蓋の穴あけがキモ。大きすぎるとアクシデントのもとに。


こんなに大きな穴をあけてしまいました。。。(汗)
これだとドパーっと餌が落ちて水換え待ったなし!な状況になるのが目に見えています。

ここは潔く内蓋を大きく剥がしてマドラーで給餌しよう!
そんな風に思いつつもやっぱりものぐさなのでケースから直接餌やりしたい!!

じゃあどうしよう?

ということになります。。。


そしてスパイスボトルに行きついた


そんな経緯がありつつも、主夫として日常生活を送っていたごん太ですが、ペペロンチーノを作りながらふと思いつくのです。

ペペロンチーノというのはニンニクと唐がらしの味を染み込ませたオリーブオイルのベースソースにパスタを入れ、塩と胡椒で味付けをするという料理なのですが、、、

文章数行で表現できることからもわかる通り、その味付けはごくシンプルな料理です。
ゆえに、少しの塩加減で味が変わってしまう繊細な料理でもあるのです。

で、、、

多くの「シュフ」と呼ばれる人たちがそんな繊細な味付けについて「塩は2500mgを上皿電子天秤で薬包紙に取る」。そんな風に厳密に入れているわけではありません。

利用したとしても大さじ小さじ程度です。
なので、実際の味付けは・・・

少量の塩を加えながら、時に電子天秤よりも正確な舌で味見をしつつ、微調整して食卓に出しているのです。

そんな微妙なさじ加減をより簡単にするためのグッズが多く販売されています。

その1つが今日紹介するスパイスボトルです。


スパイスボトルにテトラプランクトン入れてみた!


そんなこんなで随分と話が長くなってきましたが、この章から本題となります。
実際に詰めてみたときの話と、利用してみて感じた点をいくつか紹介してみたいと思います。

実際に餌をスパイスボトルに詰めてみた!


そんなわけで、今回利用したスパイスボトルは↓の物になります。

100均で購入したスパイスボトル①

100均で購入したスパイスボトル②


こちらは100円均一ショップの「キャンドゥ」の調理器具コーナーで販売されていたものです。

当然ですがお値段100円(税抜き)なり。

そして、このスパイスボトルにテトラプランクトンを入れると↓こんな感じになります。

スパイスボトルに熱帯魚の餌を入れてみた


写真撮影時は初利用でしたので1/3程テトラプランクトンをボトルに入れてみました。

なお、詳しくは後述しますが現在はそれより少なめに餌を入れて利用しています。


便利な点その1:蓋開け簡単!


さて、このスパイスボトルで餌を給餌してみて、便利だなと感じた点は2つあります。

まず蓋の開閉が楽なこと。

片手で蓋を上に押し上げるだけでカチッと開きます。
片手だけで楽々給餌することが可能です。

また蓋がしっかり締まるので従来のケースにありがちな、、、、

外蓋と内蓋のスペースに大量の餌が。。。


↑の写真のように餌が内蓋の上にはみ出し、蓋を外した途端餌が落ちてしまうようなこともありません。


便利な点その2:さじ加減がきく


そしてもう1つの便利な点が給餌が楽なこと。
100円といえどもさすが料理用なだけあって、微妙なさじ加減がききます。

・・・

まぁ・・・なんというか・・・
そのためにスパイスボトルを購入したのですが、、、

・・・

そんなことを差し置いても、、、

我ながら今まで何でこんな便利な物を利用してこなかったんだろう!!

と思えるぐらいさじ加減が効きます。
そのさじ加減たるや結構なもので、少量の餌やりもお手の物です。

スパイスボトルで熱帯魚の餌やり
(冒頭と同じ写真。ごく少量のみでも安定して給餌できます)


ただし難点もいくつかあります。


難点その1:日光などにより餌が劣化するかも


まず、ケースの色が無色透明ですから、、、

日光に直接当たると内部の餌が劣化する可能性もあるかもしれません。
さらに言えば、ネジ式の蓋でないことから湿度でも劣化が進みやすいと考えられます。

なので、餌の劣化を気にするならば、ボトル本体に遮光できるような物を張り付けたり、内部に吸湿材を入れてみたりするなどして対策するといいかもしれません。

ただまぁ、、、

餌全体の劣化を避けるため、基本は餌の入って来たケースで保存しつつも、、、
1週間~2週間程度の短期間で使い切る量だけスパイスボトルに補充する。

そんな利用方法が正解かと思います。

なお、ごん太はそのように利用して1か月程度経過しているのですが、餌の目に見える劣化はありません。


難点その2:フレーク状の餌では利用できない


また、「顆粒状」の餌しか利用できないのも難点です。
スパイスボトルはスパイスが出てくる部分に「穴」が開いているだけのシンプルな構造です。

そして、顆粒状の餌と同じく「入れすぎ」が頻発するフレーク状の餌では、残念ながら大きすぎて「穴」を通過できず、餌が出てきません。

もちろん、すり鉢などで小さくすり潰せばスパイスボトルも利用できるでしょうが、、、
果たしてそこまで手間をかけて利用するべきものなのか。。。
フレーク状の餌で利用するにあたっては手間と利点を天秤にかける必要がありそうです。


以上2点がスパイスボトルで給餌する際の難点となります。


こんな人に向いているかも


そんなスパイスボトルでの給餌方法ですが、以下のような場合にお勧めできるでしょう。

①、顆粒状の餌を利用しており普段から餌の入れすぎに悩んでいる人
②、餌やりが原因で富栄養化してしまい、コケが大発生している水槽
③、餌やりがごく少量で済んでしまうような水草メインの水槽
④、生体が少ない極小サイズの水槽
⑤、給餌量のさじ加減をまだ掴み取れていない初心者アクアリストさん

そんな人にに是非お勧めしたいのがスパイスボトルです。
というわけで、今回の話はここまで。


実際に5か月利用してみて【追記】


なんだかんだ言って、テトラプランクトンをスパイスで給餌するようになってから5か月程度経ちます。

現在は、1か月に使いきれる程度の少量をスパイスボトルに詰め込み、そこから魚たちへ餌を与えています。

こうすれば、、、

スパイスボトルに入っているテトラプランクトンが湿気ることはありませんし、
テトラプランクトンのパッケージも給餌のたびに開け閉めしないので比較的新鮮なまま。

言い換えれば、餌の量のコントロールが効きやすく、餌も劣化しづらく嗜好性も落ちづらいようです。

そうは言っても、やはり光は通してしまうので、暗所での保管が基本となりますが、
しかし、冒頭の通りではありますが、たかが100均グッズの流用ではありますが、その便利さは計り知れません。

(2020/4/25 追記)


ここまで長文読んでいただきありがとうございました。

(追記:2020/4/25)