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2023年3月11日土曜日

安くて良くとれる!Flexのスクレーパー歴ほぼ20年目がレビュー

白くてぶ厚い三角定規! その魅力とは?

道端に菜の花が咲き、春本番までもう少しですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、つい先日、久々のショップ巡りをしてきました。
以前よりも外出を良しとする気運も強まってきた今日この頃、わたしも満を持して近隣の大都市で新たなアクアなグッズを求めさまよってきたのです。

その時にたまたま目に入ったのが、いつものFlexの「こけとりスクレーパー」。

Flexのこけとりスクレーパー:パッケージ

未知の物を求めている時こそ、既知のアイテムが気になってしまうのはよくあること。わたしがこのFlexのスクレーパーと出会ってからもうすぐ二十年となります。
近年、ADAのプロレイザーはじめ様々な物が販売されるようになりましたが、昔はスクレーパーといえばこれでした。
毎週のようにコケをそぎ落としに使われるこの道具。わたしの物は未だ壊れる気配はありません。
……が、20年という重みはさすがあるようで、わずかではありますが経年劣化してきたのを出先で思い出したのです。
結局はそれが気になり、アクアグッズ漁りもそこそこに、これ手に取り帰宅することにしました。

というわけで、今回はFlexのスクレーパーをレビューしてきたいと思います。



いままでも、これからもFlexのスクレーパーな理由(良い点)

Flexと言えば……?

麦飯石!!

そう答える人は、おそらく私と同じぐらいアクア歴をお持ちなはず。
こけとりスクレーパーもさることながら、当時は白地に青や赤のボトルを持つ麦飯石溶液も、Flexの看板商品でした。どこのアクアショップに行っても麦飯石グッズが山のよう置いてあり、さらにノボリがたっているお店もあったくらいです。
もちろん当時もテトラのコロラインやアクアセイフは有名。しかし、それに追いつき、追い越す勢いが、たしかにあったのです。

そんな当時に購入したのが、このスクレーパー。

ほぼ20年物のスクレーパー

2000年代初頭~中盤の購入です。
その構造は端的に言えば、白くてぶ厚い三角定規。実にシンプルな道具なため、折れることもボロボロに劣化してしまうこともなく、我が家では未だ現役なのは上でも述べた通り。
しかし今回は、わたしの気まぐれで新旧交代となりました。

新品のFlexのスクレーパー

はい。新旧まるっきり同じですね。

新旧二つ並べる

しかし、これ以上に革新的かつ使い勝手が良いコケ取りグッズがでるまでは……

わたしはこのFlexスクレーパーを選び続けるやもしれません。

その理由は……
というわけで、以下よりレビューとなります。
はじまりはじまり。



刃がついていないのでめっちゃ安全

何と言っても一番の特徴は安全なこと。
Flexのスクレーパーはプラスチックで、金属製の刃はありません。

そんなのでコケが取れるのか?
→ガッツリとコケが取れるのです。

三角定規とも言えるこのスクレーパー。その各辺のぶ厚いエッジが直角にそそり立っています。これをズリズリと水槽に擦りつけることで、ガラス面にこびりついたコケをそぎ落としてくれるのです。

スクレーパーのエッジ

これがまぁトレルトレル。
良くとれるのにカミソリがついていません。不思議!!
そのため人を傷つけることはなく、なんでも興味津々な年頃のお子さんがいる家庭でも、安心して利用でき、さらに保存場所にも困りません。

アクアリウムはファミリーでも楽しめる物。

なら、家族みんなが安全に使える物が、良いではありませんか。



固い緑コケもなんのその!

もちろん、水槽掃除にスポンジは欠かせません。台所用を強化したような物やコケ取りクロス、さらにはメラミンスポンジなど。しかしそれらでは太刀打ちできないコケもあります。そう、固く貼り付く緑色をした点状のコケ。
Flexのスクレーパーなら、それらをそぎ落とすことができるのです。

さて、アクアリウムのガラス面に張り付くコケには数種類あります。
まずは、どんな水槽でも見ないことはない茶ゴケ。ヌルっとぼんやり貼り付くことの多いこちらは、flexのスクレーパーで楽々お掃除可能。
ついで緑の膜状のコケ。光量の強すぎや直射日光が射し込むガラスにベタっと貼り付くこのタイプも、茶ゴケのように簡単に除去できます。

問題はパート冒頭で述べた通り、点状で固く貼り付く緑コケ。
それらはスポンジやクロスなど柔らかい素材では、綺麗に剥がすことができません。週一の水替えでは、どうしても取り切れないことも。これが溜まりに溜まってある日爆発的に蔓延……、ということも当然起こり得ます。

しかし、このスクレーパーなら、軽くズリズリっと擦ってあげるだけ。

今まで苦労していたアイツラが難なく剥がせるのです。

最近では、カミソリの付いた金属製のスクレーパーや100均のメラミンスポンジなど、対緑コケの兵器は昔より幾分増えました。しかし、目覚ましいブレイクスルーは特に無く……、かと言ってコケそのものに大きな変化があるはずもなく。Flexの「三角定規」は、我が家では未だ活躍中。

アクアリウム用品の進歩は、IT機器と比べると実に遅い物。さらに、古くから愛され続けている道具が実に多いのも、また事実。
しかし、実際にネットショップや実店舗に訪れるのと、毎年何かしらの新しい器具が生まれては消えていくことに気が付くはずです。

結局は良い物が残り続けます。

エーハイム2213、水作エイト、テトラテトラミン、キョーリンひかりクレストプレコなど、良い道具は時代を問わず愛される。
このFlexのスクレーパーもその1つだと言えそうです。



不等辺なサイズで掃除しやす手に馴染む

さて、Flexのスクレーパー、一見三角形ですが実はよく見ると四角形。
その各辺サイズは……

flexのスクレーパーのサイズ

と1つの形状内に、より取り見取りなサイズを有しており、

それぞれの辺をうまく使えば、楽にコケ取り掃除ができるのです。

例えば……、
大きなガラス前面なら16cmの大きな辺を、10cmのやや狭い辺はガラス側面、さらに給排水器具の極小エリアなら3.5cmなど。このように適したサイズで、コケ取りできるのです。

また、90℃に曲がっている二か所をよく見ると、実は直角ではなく大きなアールと小さなアールが付いてるのがお分かりいただけるかと思います。

Flexスクレーパーは2つアールをもつ角を有する

わたしが以前利用していたアクアシステムのニューアール水槽なら大きなアールを当てれば、今のアクロ水槽なら小さな方をあてれば、前後左右4つある角の両サイドにできたコケも楽々お掃除可能。
一見三角形な四角形ですが、見れば見るほどに使えば使うほどに、良くできた形をしているのです。

なお、角そのものはシリコンで出来ています。ここにできたコケはスクレーパーで掃除すると接着面を痛めてしまうことも。なるべく歯ブラシなど柔らかい道具で掃除するのがお勧めです。

また、サイズ感が良いのもGOOD。
実際に手に取ってみれば気が付く人も多いとは思いますが、軽く力を掛けてコケをそぎ落とすには、まさしく力を入れやすいフィット感。取っ手や柄(え)など不要と思えるほどに手に良く馴染みます。
掃除のしやすさには、良く落ちることもさることながら、使いやすさも大切ですね。



色が白いからコケが良く見る! 掃除残しも少ない

水草水槽では水景がアースカラーであることが多く、ガラスに張り付いたコケもまた同系色。小さいとうまく水景に紛れ込んでしまうことがあります。

そんな場面こそ、このスクレーパーの真っ白さが真価を発揮する時。

水景を遮るようにガラスに斜めに立てつつ使えば、コケの位置を確認しながらそぎ落とせるのです。
掃除残しが少なくなり、いつの間にやら大きなコケができることもなくなります。

スクレーパーが白いからこそ見つけられるコケ

しっかり綺麗にできてるか否か?

これを目で見るのが掃除の基本の1つですよね?
その点、このflexのスクレーパーはよく考えて作られています。



壊れない! カビも生えない!!

お次は耐久性のお話。
このスクレーパーの厚さは約2mm。ペラッペラほどではありませんが、じんわりとしなるプラスチックの板となっています。それが3角形にカットされたごく簡単な構造を有しています。
そのため、破損することがほとんどありません。
もし力を掛けてガラスを擦ったとしても、ほどよくしなるため力が逃げるようで、今まで使ってきた中で、折れるようなことは一度もありませんでした。

結果として、わたしのスクレーパーはほぼ20年物。

堅牢さがなんとなくお分かりいただけるかと思います。
「使い捨て・ディスポ」とは逆を行くお掃除グッズとなっています。

また、スポンジや布タイプの苔取り用品とは異なり、こちらはタダのプラスチックの板。水がしみ込むようなことがありません。
そのため、使い終わったら掃除用具と一緒に濡れたまま放置しても、

カビが生えることはありません。

30分~1時間、場合によっては2時間かかる水替え。
水替え後の用品の手入れに時間を割けたくない、ずぼらなアクアリストさんピッタリのコケ取りグッズとなっています。



安い! さらに消耗パーツなし

お値段なんと約500円!
おまけにカミソリを利用したスクレーパーと違い、パーツ交換不要!!

良く取れて使いやすく、耐久性もありメンテナンスフリー。

このスクレーパーがいかに優秀か。
生き残り続けるにはワケがあるのです。




気になる点

――と、いろいろとFlexのスクレーパーについて熱弁してきましたが、もちろん気になる点もあります



取っ手が付いていない

持ち手がついていないので、水位が高い状態で苔取りをすると腕までびっちょり濡れます。

水深のある深い水槽ですと、はまくり上げた上着の裾が塗れることもあります。
そのような掃除方法では、通り使いづらいと思えてしまうかもしれません。

しかし、アクアリウムを長年たしなんでいると……

コケの蔓延は汚れは水の汚れ
掃除したコケを排出しないでいると蔓延しやすい

――などなど、
コケ掃除の際は可能な限り換水とワンセットするべきだという考えに行き付く人が多いはずです。そのため、取っ手がなくても気になら人が多いでしょう。



全てのコケ取り器具での注意点(=水槽を傷つけることがある)

スクレーパーはガラス面に押し当ててコケをそぎ落とす道具です。
そのため、底床に硬い物、例えば大磯砂やガーネットサンドなどを巻き込んだ状態で使うと、

ガリガリという音とともにガラス面を傷付けしまうことも。

水底ギリギリについたコケは、底床を手で払うなどしてからスクレーパーを掛けましょう。

また、このスクレーパーの鋭い角を利用してコケを取る際……

水槽のシリコンも一緒に傷つけてしまうこともあります。

flexのスクレーパーの鋭い

昨今のオールガラス水槽の接着処理は美しく、シリコンが接着面から大きくはみ出していることはほどんどありませんが、もしキワどく攻め失敗すればバッサリと削られるでしょう。
水漏れが起きなかったとしても、ガラス面を接着し水を保持している大切なものですから、傷つけて気持ちの良い物ではありません。

シリコン付近にできたコケを掃除する際は、十分注意しましょう。

我が家では、ホテルや旅館でアメニティーとして配られる歯ブラシを再利用しています。
もちろん、100均歯ブラシでもいいですよ?
使い古しの歯ブラシは、歯磨きを持ち込まぬよう良く洗ってから使ってくださいな。



まとめ

と、あれこれと書いてきましたが、最後に話をまとめおきたいと思います。

端的に言えば、安くて使いやすくて安全なコケ取り道具です。

長年愛されるのは当然と言えば当然。
それでも、使い方を間違えると水槽を傷つけますので、注意しましょう!
というわけで、レビューはここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。