2022年11月30日水曜日

小型ボンベでCO2!器具の説明~実際の取り付けまで紹介してみた!

CO2カウンターを交換ついでに、器具説明から取り付け方法まで

冬至が近づき、朝夕窓から届く低い日射しが水槽を照らし、コケが勢いづく季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか?
どうもこんにちは。ごん太です。
前回は、

植物好きの憧れ、牧野植物園を見学。その旅日記を投稿しました。

今回はサブタイトルの通り、古いCO2カウンターを交換したので、その取り付けついでに……

小型ボンベで利用する器具と、組み方を説明してみようと思います。

二酸化炭素を添加するにあたり、初めて手にするであろうこのサイズのボンベ。しかし、エアレーションとは見れば見るほど違う構造に、戸惑うことも多いと思います。今回はそんな小型ボンベと周辺器具について、なるべくわかりやすく記していきたいと思います。

現在の水槽



↑今回取りつけたCO2カンター


各種器具説明 小型CO2ボンベ~CO2ディフューザーまで

ここからは、ボンベから水槽までのCO2経路順で器具を紹介していきたいと思います。まずはボンベから!


小型CO2ボンベ

CO2が充填されている、金属製のボンベです。
ボンベのCO2排出口は、購入時には密封されています。(写真右側)

CO2ボンベ2つ

←使用後・未使用→

使用済みボンベと新品ボンベ

使用前のボンベを見てお分かりいただける通り、これ単体では二酸化炭素を取り出せません。

そこで、レギュレーターと呼ばれる別の器具が登場します。

小型ボンベ用CO2レギュレーター

これをボンベのネジに回し込むと、フタの奥に潜むニードルで穴を空ける仕組みとなっています。空いた穴はすぐさまレギュレーターでフタされますから、漏れ続けるようなことはありません。

ボンベ内部には高圧となっていますが、これを使えば気体のCO2を「安全」に取り出せるのです。

そして、これは大きな注意点ですが……

金属のボンベに直接穴を空けるため、レギュレーターに一度挿し込んだら、「すべて」使い終わるまで外してはいけません。

低温のCO2が一気に噴き出し凍傷を負うことや、ボンベが外れあらぬ方向へ飛び、他者を傷害することもあります。もっとも、両者はCO2の圧力で強く固定されますから、並大抵の力では抜けません。しかし、くれぐれも、空になっていないボンベを、無理やりに抜くのはやめましょう。

残量の有無は、スピードコントローラーを全開にすれば簡単にわかります。

よく確認してから交換しましょう。

どうしてもボンベを交換したいときは、添加経路からレギュレーターもしくはスピードコントローラーを取り外し、それらのワンタッチ継手からガスを抜きましょう。

CO2を水槽通して捨てると、二酸化炭素中毒の原因となりますのでご注意ください。



レギュレーター

ボンベ内の高圧のCO2を、水槽で使える圧力に減ずる装置です。

前者(ボンベ内)を1次圧、後者(水槽で使う)を2次圧と呼びます。

まずは写真をご覧ください。

スピードコントローラーのないタイプのレギュレーター

↑こちらはスピードコントローラーが付いていない、スタンダードなモデルとなります(詳しくはコチラ)。

スピードコントローラーのあるタイプのレギュレーター

↑次いで最近我が家で引退した、スピードコントローラー付きの物です。

ここで、あえて注目していただきたいのは、スピコンの有無ではなくその上端。双方とも大きなネジがついていますね?
これは、CO2をON/OFFと制御するバルブで、多くのレギュレーターについています。
このネジは、全部出すか、あるいは全部止めるかの二択でした制御が利きません。このまま水槽とつなげればCO2が全くでないか、それとも過剰添加であっという間に魚たちがCO2中毒に陥ります。

そのため、CO2の添加にあたっては、添加量の調節にスピードコントローラーが必要となります。

レギュレーターとスピードコントローラー

さて、話をレギュレーターに戻しまして、前者はスピードコントローラーを別途購入して経路中に取り付けなくてはなりません。その分お値段も安価であるためすでに器具を持っている経験者さんにピッタリです。さらに言えば一体型でないため、取り付け位置や器具にこだわりがある人向けの道具となっています。

対して後者は、前者と比べやや割高となっています。しかし、すでにスピードコントローラーが付属しているため、別途用意し設置する必要はありません。そのため添加が初めての人には優しい造りとなっています。また、省スペースで器具もまとまりやすいので、設置場所が狭い人にもお勧めです。

そのような理由がありますので……

レギュレーターについては、器具の有無や設置スペースの広さなど、好みに応じて選びましょう。

例えば、水槽横にボンベを設置するのなら、スピコンが付属している物が便利です。スッキリとした見た目は水景をより美しく見せてくれるはずです。さらにスペースが狭いのなら、電磁弁が付属している物もいいでしょう。こちらは多少高額となりますが、ごちゃごちゃとしたチューブと電源コードを整理整頓しやすく、さらには器具が3つも隣接するので、操作も大変便利になります。

ただし、双方ともお値段の張るパーツです。なるべくなら別々の方が、故障時に各々交換でき、お財布にも優しいと思われます。



レギュレーター注意点1:空になってからボンベを外す

さて、このレギュレーターにはいくつか注意点があります。
まず1つは、前述の通り……

ボンベの交換は、必ず全て使い切ってからしましょう!!

何度も記していますが、それほど危険です。

みなさんも、絶対にボンベを無理やり外さないでくださいね?



レギュレーター注意点2:パッキンは定期的に交換しよう

レギュレーターにはパッキンがあります。雌ネジの奥にあるニードルの周囲に、シリコンでできたドーナッツ型の物が配されています。これはボンベとレギュレーターを密着させ、「漏れ防止」には欠かせないものです。
劣化すればチョロチョロとしたCO2漏れや、交換時にボンベをいくらねじ込んでも噴出が止まらない最悪の事態に見舞われることもあります(この場合、当然ボンベが空になるまでシューッと盛大に漏れ続けます)。

数年に一度でいいので、定期的に交換しましょう。

なお、私事ではありますが、7年間問題なく使い続けられたパッキンもあります。
とは言え……、万が一劣化しCO2が漏れ出すと、構造上ボンベを外すことはできず、何ともしがたい事態となります。
(カラになるまで外せません!!)
500円前後と安価であることから考えると、やはり定期的な交換をお勧めします。



レギュレーター注意点3:購入時にはネジの規格に注意すべし!

注意点の最後は、規格についてです。
レギュレーターのネジ、さらにはそれとつなぐボンベには……、

ネジに規格があります。
そして困ったことに、一部の会社では独自の規格を採用しています。

注意点としては、ADAやテトラのレギュレーターは、専用の規格となっており廉価な汎用品(5/8X18UNF規格)と接続できません。

少しでもランニングコストを安くしたいのなら、ボンベとレギュレーターのネジが5/8X18UNFとなっている物にしましょう。

もっとも……、スリムで可憐なシルエットを持つ、ADAのCO2アドバンスシステムのレギュレーター惚れ込んだのだ! というおしゃれ重要視な人には無用な情報かもしれませんが。



電磁弁

エアポンプでのエアレーションとは違い、ボンベを利用したCO2添加では内圧のみで空気(CO2)を送り出しています。つまりは、電気がなくてもCO2添加はできるのです。

逆を言えば、電源を利用したタイマーで制御できないということになります。

それを解決するのがこの電磁弁です。
(↓電磁弁のレビューはコチラ

電磁弁

ちょっと不思議な構造をしていますが、この内部には通電時に開く扉のような物がついています。これをCO2の経路に挟み込んでタイマーと接続すると、好きな時間に添加の開始と停止を制御できるようになります。

――電磁弁は、CO2器具の中でもレギュレーターに次いで高価な器具です。無理に利用しなくても、発酵式のようにCO2濃度をエアレーションで制御する方法や、手動でバルブを開閉する方法もあります。

しかし、前者は停電時に、後者は閉め忘れると、魚達がCO2中毒となるおそれがあります。

なるべくなら魚の安全のためにも、さらにはボンベの節約のためにも、電磁弁は使いたいものです。

なお、製品によっては通電時高温になる物もあります。近年においては発熱しない電磁弁が流通するようになりましたが、稀に埃をかぶって高温になるタイプのものが陳列されていることもあります。

発熱するタイプの物は、脊髄反射で手を引っ込めてしまうほどに高温になります。
もちろん火傷もします。

購入時は低発熱の物を極力選びましょう。



スピードコントローラー

上でも述べた通り、レギュレーター単体ではCO2の添加速度の細かい調節は利きません。

それを担うのが、このスピードコントローラーとなります。

名前が長いため、この記事では何度か使用している通り、スピコンと略した言い方をすることもあります。
その実態は、下の写真のように円筒形をした器具で、両端に耐圧チューブを接続するようにして、CO2の経路の真ん中に設置します。
※詳しい設置位置は後述します。

スピードコントローラー

中央にあるネジはCO2の流量を調節するネジとなっています。後述します通り、CO2カウンターを見ながらこれを開閉して、添加速度を調節します。
さらによくネジ周りを見てみましょう。

スピードコントローラーの2つのネジ

ネジが2段になっているのが、お分かりいただけるかと思います。
上段はCO2の量を調節するネジとなっています。実際の利用にあたっては、後述するCO2カウンターの気泡を観察しつつ、ゆっくりと回して好みの添加量に調整します。
下段は、上段のネジを固定する物となっています。調節した添加量が狂わないよう、これを締め込んで固定するのです。

スピードコントローラーにおいて、その開け方とCO2の出方は大変繊細なものとなっています。

開度=添加速度ひとつで水草の調子が出ないこともあれば、魚が酸欠になることもあります。

二つのネジをうまく利用して、安全に正しく添加しましょう。



逆止弁

チェックバルブとも言います。水や空気を一方方向のみ、通り抜けられなくするための道具です。

逆止弁

利用する理由は2つあります。

1つとしては、CO2は非常に水に溶けやすい性質を持っています。添加終了後耐圧チューブ内に残ったCO2はジワジワと引き寄せるように水に溶け、結果として添加経路内に水が入り込むことがあります。これがある所まで進むとサイフォンの原理が発生し、一気にレギュレーターに向かって流れ落ちるのです。それで器具が濡れて錆びるだけならいいですが……、

添加経路に漏れがあると、床一面に水槽の水があふれ出ます。

逆止弁は極力利用しましょう。
もう1つの理由は、CO2カウンター内に水を留めておくために利用します。
詳しくは次のパートで述べていきます。



CO2カウンター

当たり前の話ですが、チューブ内を通る二酸化炭素は透明です。このままでは、時間当たりどれだけの量が通り抜け水槽内に入るのかわかりません。それを可視化するのがCO2カウンターとなります。
その仕組みは実に簡単です。水を内側に溜め込む構造で、そこへCO2が通ると気泡となり目に見える形となって通り抜けていきます。

この気泡の数が時間あたり通過する数と、実際に添加している時間あたりの体積が比例しているため、便宜的にCO2の添加速度を「滴/秒」と表現しています。


例えば、1秒で1滴通過すれば→1滴/秒。
1秒で2滴通過すれば→2滴/秒。
2秒で1滴通過すれば→1滴/2秒


となります。
チャームなど販売店で水草の適切な添加量が示されるようになった昨今、この添加速度が栽培においての大きなヒントとなっています。CO2を添加するなら、覚えておきましょう!

さて、実際の速度の調節はカウンターを見ながら、スピードコントローラーで行うことになります。ここで注意して欲しいのが、二酸化炭素濃度。スピコンとカウンターでは水槽内の濃度はわかりません。

CO2の濃度は添加速度とも関係性がありますが、ソイルの性質や硬度、水草の量や魚の引数により大きく変動するからです。

言い換えれば、

聞いた通りの添加速度に合わせたのに水草が全然育たない! 

あるいは、

安全マージンをとって少なめで添加していたのに酸欠が起きてしまった!

ということが起こり得ます。

そのため、速度が適性の範囲内か否かは、必ず水草の成長具合や魚の酸欠の有無に軸足を置いて、ドロップチェッカーやpH試験紙、CO2濃度の測定試薬などを補助として利用し、判断するようにしましょう。

わからないときは、水草の生長と魚の状態を観察しつつ、少しずつ添加速度を上げるようにしましょう!

と……、理屈的な話はここまでにして、次にCO2カウンターの構造を改めて見てみましょう。

CO2カウンター

こちらはガラス製のカウンター。先ほどの述べた通り、内部は水を溜めるため中空になっています。空洞中央部には、綺麗に気泡にするために尖っており、写真のようにCO2がそれ自身の浮力で上へと向かって通り抜けていくわけです。

CO2カウンター内を気泡が通り抜ける

問題はカウンター下部。水を使って初めて機能するのに、CO2が通り抜ける穴があるのみ。……これといって複雑な機構はなく、「シンプル」で美しい構造をしています。

……はい。
なんとなく、わかりますよね? 

実は多くの物には、水を溜め置く機能がついていません。

つまり、水を入れただけでは、そのままCO2が入ってくる部分からすぐに抜けていきます。

CO2カウンターのみでは水が逃げる

それを防ぐのも逆止弁の役割というワケです。

下の写真のように、CO2カウンターの真下にセットすれば……

CO2カウンターは逆止弁とセットで

水を入れても、抜けることはありません。CO2カウンターは逆止弁とセットで利用しましょう。
なお、今回交換予定のCO2カウンターは逆止弁が内蔵されています。そのため水を入れても……

逆止弁付きのCO2カウンター

このように、水が抜けることもありません。なかなかの便利さです。



ディフューザー(拡散筒)

ディフューザーは、CO2を水に良く溶け込ませるための道具です。

ガラス製のCO2ディフューザー

二酸化炭素は水中から空気中に出てしまえば、水に溶ける機会は限りなくゼロになります。なんとか水の中にとどめ置くよう、各社工夫を凝らした様々な形状の物が発売されています。

近年良く利用されているディフューザーは、ボンベの圧力を利用して体積の小さな微小な気泡にする仕組みとなっています。細かくなったCO2は、水と触れ合う面積が増えるため、水に溶け込みやすくなるワケです。
それ以外にも、水中に筒状のカップを逆さまにして設置し、そこへCO2を溜めて自然溶解させる拡散筒や、その進化型のラダー型やスパイラル型など、様々な物があります。

ラダー型のCO2拡散筒

高効率で省スペースなディフューザーもいいですが、CO2添加そのものを楽しむのならこれらに目を向けてみるのもいいでしょう。

なお、値段も非常にピンキリなのがこのディフューザーでもあります。簡単な物なら数百円。工芸品の域に達しているADAのものなら1万円以上。
わたしは割ってしまいそうなので怖くて手が出ませんが、

水槽の細部まで求めるのなら、一考の価値はあると思います。それほど美しいのです。



耐圧チューブ? それともシリコンチューブ?


耐圧チューブ

CO2添加に欠かせないのが、この耐圧チューブです。

耐圧チューブ

硬いウレタンでできており、CO2を逃しません。

実は、シリコンチューブはCO2添加には向いていません。
レギュレーターから出てきたCO2は高圧であるため、やわらかいシリコンでは内側から膨らみ、各器具の接続部から漏れ出てしまいます。
また、それ自体のガス透過性が高い点も気になる点です。さすがにチューブ全体からブクブクと泡を立て逃げていく光景は見たことがありませんが、……それでもCO2は有料です。なるべく利用しないにこしたことはありません。

そのため、レギュレーターからディフューザーに至るまで、CO2が通るルートをこの耐圧チューブで作ることになります。

ここで問題が1つ。
耐圧チューブはシリコンチューブと比べ、硬い素材であるウレタンでてきています。これをガラス製のディフューザーやCO2カウンターに取り付けようとすると硬くてはまりません。

接続できないぐらいならいいのですが、無理やりはめようとしてガラス器具を折ってしまうことも。

もし工芸品レベルのカウンターやディフューザーを割ってしまったら……、そんなこと恐ろしくて考えたくもありません!!

そのため、ガラス器具との接続はシリコンチューブの登場となります。



シリコンチューブ

シリコンチューブはCO2添加では利用しないと言ったばかりですが、それはあくまでも高圧で二酸化炭素がパンパンに詰まっている箇所までの話。スピードコントローラーより下流ではCO2の流れが緩やかになっているため、シリコンチューブを利用してもCO2が漏れ出ることは少ないのです。

CO2カウンターやディフューザーなど高価なガラス器具は、このシリコンチューブで接続するようにしましょう!!

ただし、いくつか注意点があります。
まず、いくらゆっくりと流れているとはいえ、ディフューザーのセラミックプレートにCO2を押し通すほどの圧力があります。

そのため、何かと漏出個所となりやすいので注意が必要です。

妙に減りが早い時は、水槽外の配管に限りますが石鹸水をつけて気泡が出ないかチェックしてみましょう。

また、ワンタッチ継手と接続できません。

そのような場合は、まずはワンタッチ継手に耐圧チューブを取り付けたうえで、チューブコネクターもしくは逆止弁を接続し、そこにシリコンチューブをつなぎましょう。



まとめ

  • CO2添加においては基本的に耐圧チューブを利用する
  • ガラス器具と接続する時にはシリコンチューブを利用する
  • その境界地点はスピードコントローラー
  • スピコンより上流は耐圧チューブ
  • スピコンより下流はシリコンチューブ
  • シリコンチューブはワンタッチ継手と接続できない
  • シリコンチューブはCO2の漏出個所になりやすいので注意する


実際にCO2添加器具を組む

それでは、今まで紹介した器具を実際に組んでいきます!
今回はCO2が流れる順に組んで行きます。

小型ボンベでCO2添加! 機器とルート

・CO2ボンベ
  ↓
・レギュレーター
  ↓
・電磁弁
  ↓
・スピードコントローラー
  ↓
・逆止弁 → タイマー
  ↓
・CO2カウンター
  ↓
・ディフューザー(拡散筒)
  ↓
・水槽へ



ボンベをレギュレーターに取り付ける

ボンベを取り付けていきます。この作業の際は、軍手を着用しましょう。

まずは、開閉バルブを閉じます。

CO2ボンベを取り付けるときはレギュレーターを閉じる

そして、しっかりとネジを合わせ、最後までねじ込みましょう。途中で「シュッ!!」とCO2が漏れ始めても、臆することなく回し込みます。正しくネジが合わさっていれば、奥まで入れ込むことで漏出は止まるようにできています。

レギュレーターとCO2ボンベ

ボンベを接続したCO2レギュレーター


耐圧チューブのカットとワンタッチ継手への取り付け外し方

この先、電磁弁を二酸化炭素添加経路の途中に挟みます。
しかし、その前に……

耐圧チューブをカットして取り付けます。

耐圧チューブをカット

この時、チューブの切断面が直角になるようにカットしましょう。↓

耐圧チューブの断面

↓このように斜めだと、ワンタッチ継手からのCO2漏れにつながります。注意しましょう。

C耐圧チューブの斜めカットは×

そして、ワンタッチ継手に耐圧チューブを挿し込みます(今回はレギュレーターに挿し込みます)。グッと押し込めば難なくハマると思います。軽く引っ張ってみて、抜けなければ正しく接続できています。

ワンタッチ継手に耐圧チューブを取り付ける方法

ワンタッチ継手に耐圧チューブを取り付けできた

また……、
チューブを外したいときは、ワンタッチ継手断面にある、円形のプラスチックパーツ(開放リング)を奥に押しつつ、耐圧チューブを引っ張ります。

ワンタッチ継手から耐圧チューブを抜く方法

少々力が要りますが、ロックが外れ抜けるようにできています。
CO2添加が初めての人は、器具を取り付け終わる前に軽く練習しておくといいかもしれません。



電磁弁を取り付ける・ナットを用いた取り付け

電磁弁を取り付けていきます。
まずは、今回は取り立てて紹介しませんが、コンセントにタイマーにタイマーを取り付け、そこに電磁弁から伸びているコード届くか、プラグを挿し込まずに位置関係を確認します。

もしかすると、電源コードが短く、届かない人もいるかもしれません。

そのようなときの解決策は2つあります。

1つは、コンセントまで延長コードを利用する。
もう1つは、レギュレーターから電磁弁までのチューブを長くする。

おすすめは前者、素直に延長コードを利用しましょう。

前パートの最後の写真ではコード長に余裕があるため、取り付けたチューブの長さが約10cm程度となっています。このようにしてあるのは、CO2カウンター内の水を守るためです。
逆に言えば、レギュレーターと電磁弁の位置が長いほど、非添加時にため込むCO2の量が増え、そして……、

添加と同時に大量のCO2がカウンター内を通り抜け、水をディフューザー側に押し出してしまうことも。

こうなってしまうと、カウンターを取り外して水を入れ直さなくてはなりません。そのため電磁弁とレギュレーターとの間は短くしておきましょう。

――そうは言っても、チューブやコードの取り回しもあり、〝最短〟を実現するのはなかなか大変だったりします。レギュレーターの位置やコードの取り回しを加味しつつ、なるべく短くカットしましょう。


話を戻しまして、次いで取り付けたチューブの先に電磁弁に取り付けます。ワンタッチ継手の場合は、上で説明したようにはめ込みましょう。

わたしの電磁弁はロックナットでしめ込むタイプとなっています。

電磁弁 斜めから撮影

このような接続部の場合は、まずナットを取り外します。

耐圧チューブをナットタイプの継手に接続する手順1

次いで、ナットをチューブに通し……

耐圧チューブをナットタイプの継手に接続する手順2

剥き出しになった接続部にチューブを取り付けます。

耐圧チューブをナットタイプの継手に接続する手順3

最後にナットを締め込み1か所接続できました。

耐圧チューブをナットタイプの継手に接続する手順4

レギュレーターから伸びている入口側のチューブを取り付け終わったら、今度は出口側を取り付けます。

耐圧チューブをナットタイプの継手に接続する手順5

こちらの先には、次のパートでスピードコントローラーを取り付けます。スピコンは水槽側面に取り付けると何かと便利な器具です。

借り設置しながら位置を決め、ちょうどいい長さでカットし電磁弁に取り付けましょう。

スピードコントローラーは水槽側面が便利

最後に電磁弁から伸びるコードですが、こちらは念のため全て取り付け終わった後、タイマーに取り付けます。



スピードコントローラーを取り付ける

電磁弁からのチューブを取り付けたら、次はスピードコントローラーを取り付けます。

スピードコントローラー 斜めから撮影

こちらは大昔に購入したADAの物です。左右1か所ずつにワンタッチ継手があり、その中央には調節ネジがついています。


↑の写真は前面中央部のアップ。こちらは、CO2が通り抜けていく向きを表しています。

つまりは、スピードコントローラーに向きがあるのです。

〇と>が組み合わされた記号が配されています。そのうち>が指し示す方向がCO2の出口、あるいは〝通り抜ける方向〟を指し示しているのです。
このADA製品では調節ネジを上にした時、左側のワンタッチ継手が入口となります。こちらに電磁弁から伸びているチューブをはめ込みます。

スピードコントローラーを接続その1

次いで出口側にもチューブを取り付けます。

スピードコントローラーを接続その2

スピードコントローラーとCO2カウンターは近い方が調節しやすいので、

今回は、かなり短めにカットした耐圧チューブを取り付けました。



CO2カウンターを取り付ける

さぁ、CO2カウンターを取り付けていきましょう!
今までは、スピードコントローラーの出口に逆止弁、さらにシリコンチューブをつなげそこにガラス製のCO2カウンターを取り付けていましたが……↓

ガラス製のCO2カウンターは逆止弁と合わせて使う

今回購入したCO2カウンターは逆止弁内蔵であるため、スピードコントローラーの真上にそのまま取り付けられます。
(こちらはナットで取り付けるタイプでした。)

メタルタイプのCO2カウンター

――美しさはガラス製には敵わず、ギラギラとしたメタルパーツは評価が分かれるかもしれない――、

……そう思っていたのですが、

金属製の傘を持つアクロトライアングルグロウが鎮座していることも相まって、意外にも水景に馴染みます。驚きです。

銀色のメタルパーツは意外にも水槽に似合う

なお、このカウンターの中央にある円筒状の透明パーツはプラスチック製。それが上下金属に挟まれていることも相まって、見た目にたがわぬ屈強さを持ち合わせています。
また直接耐圧チューブを取り付けられるのもGOODなポイントです。

※詳しいレビューは後日行いたいと思います。



ディフューザーを取り付けて配管完了!

最後にいつものラダー型の拡散筒を取り付けていきます。
せっかくここまで全て耐圧チューブで済ませてきたので、こちらも変更して、出来上がりです!!

ラダー型のCO2拡散筒を取り付け


いざ電磁弁ON! そのまえに?


チェックしておきたいこと

それでは電磁弁をONにして、添加を始めましょう!
……と、行きたいところですが、まずは接続部の締め込み具合の最終確認。

添加を開始した途端、CO2ガスの圧力でチューブがすっぽ抜ける!

そのような失敗もあります。よくよくチェックしましょう。

次いで、2か所ある〝ネジ〟の位置の確認。
まずはレギュレーターのバルブ。こちらは「開」にしておきます。

そしてスピードコントローラー。こちらはネジを締め込んで「全閉」にしておきます。

これから添加速度を調節するからです。

特に、初めての添加時など、添加速度とネジの締め具合の関係性がわからないときは、なるべくスピードコントローラーは全て閉じてから添加を開始しましょう。



それでは、電磁弁をon!!

電磁弁に通電し、添加速度を調節していきます。
スピコンのネジをゆっくりと開いていきます。とりわけ、ネジはたくさん回せるものの、有効な添加速度の領域はとても狭くなっています。好みの速度まで慎重に調節しましょう。


また、文中でも述べましたが……
添加速度さらにCO2濃度は、ソイルや硬度、pHや総水量、水草の要求量や魚の飼育状況により大きく違います。

その水槽での経験が少ない場合は、「二酸化炭素中毒予防」の観点から、少量(低速度)で添加してみるのがいいでしょう。


最後に、冒頭の動画の通りディフューザーをセットし直して出来上がり!
というわけで、今回はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。