2020年9月13日日曜日

ナチュラルフローパイプ:安くて壊れずに水流を弱める排水アクセサリ

どうもこんにちは。ごん太です。

9月と言えども、まだまだ水槽の夏対策が必要な気温が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?。

さて、今回は以前チラリと紹介したエーハイムナチュラルフローパイプについて、ごん太なりのレビューを述べてみたいと思います。

エーハイムから現在も発売されているナチュラルフローパイプですが、おそらくは2015年~2016年ごろに販売されるようになったと記憶しています。

ごん太も発売とほぼ同時期に購入したのですが、
数年程利用した後、ごん太の事情で最近まで利用していませんでした。

当然月日も経ち、その詳細な情報については、すで多くのサイトで紹介されており、何番煎じかになるかはわかりませんが、当ブログでもせっかくなので取り上げてみたいと思います。

そのレビューをざっくり言うならば、、、

外部フィルターから出る水流をがっつり減らし、
プラスチック製ゆえに多少気になるところもありますが
エーハイムらしいよく考えてある質実剛健な作りで、
非常に実用性の高い排水アクセサリです。

それではさっそく本文へと入ってきます。

続きをどうぞ!

なお、今回も長文なので、目次リンクを活用してくださいね!。



購入経緯と紹介

このパートではまずはナチュラルフローパイプを購入した経緯について述べ、次に写真を利用しつてナチュラルフローパイプの紹介をしていきたいと思います。


ナチュラルフローパイプを購入した経緯

さて、↑でも述べた通り、このナチュラルフローパイプが発売されて、そしてごん太が購入してからそれなりの月日が経過しようとしています。

ここでは当時のことを思い出しつつ述べていきます。


コケの昔話

アクアリウムとコケは切っては切り離せないものです。

話は長くなりますが、、、
多くのコケにまつわるトラブルは過剰な肥料分とCO2や光が原因であることが多く、原因を正せば自然と収まることが多いです。

しかし、適正な肥料分や光量を利用しており、硝酸もそれほど蓄積していないにもかかわらずコゲが蔓延するという、原因不明なコケ地獄に見舞われることも多々あります。

ここからは少し脱線&昔話になりますが、、、
黒ヒゲ苔やその縁類と思われる白ヒゲ苔などはこの原因不明根本治療不能なコケであると考えられてきました。

ただまぁ、これらのコケに見舞われると非常に困ったことになるわけですから、「あーでもない、こーでもない」と当時のアクアリスト達は頭を悩ませ、その原因を推測していくこととなります。

ごん太が記憶している限り、その当時これらの「起きるはずがないコケの大発生原因」として考えられていた要因をあげると・・・

  • ケイ素
  • リン酸
  • 水流

そして、この3要因が、「光、肥料、CO2」のというコケが起きる原因の中に加えられ、言及されるようになり始めます。

例えば、水流に対してはシャワーパイプの延長、リン酸については給餌量の抑制や除去剤、水道水に含まれ除去しづらいケイ素については浄水器や専用の除去剤利用

・・・そんな風に「新しい」コケの概念とその対策がおおよそ2000年代~2010年代前半にかけて【淡水】のアクアリウムにやってくることになるのです。

※いろいろ思い出しながら書いているので、前後関係や年代に間違いがあるやもしれません。悪しからず。



黒ヒゲと水流

さてここで、もし、みなさんの水槽に黒ヒゲ苔が出ているようならば、改めて今ご自身の水槽を観察していただきたいです。

水流が強い排水パイプやストレーナー(給水パイプ)付近、
さらにはエアチューブや電源コード水草の葉の縁に代表されるような 先端など局所的に水流が強くなる水の流れの境界面など、、

そのような場所を黒ヒゲ苔は好んで生育します。

そんなわけなので、ごん太がアクアリウムを再開した前後、白ヒゲ苔含め黒ヒゲ苔の原因は強すぎる水流だと目されていました。

しかし、

「水流を弱める」

とは簡単に言いますが、水流の強さはフィルターのポンプの大きさによるところが大きく、さらにそのポンプの大きさはろ過層の大きさとも比例しているわけですので、

水流を弱めるとフィルターサイズも小さくなりろ過が効かなくなることも十分考えられるわけです。

ダブルタップなどを利用して流量を絞ってもろ過槽を通過する水の量が減るわけですので、同様のことが言えるでしょう。

そんなわけで、なんとかろ過能力に悪影響を与えずに水流を弱める方法はないものか?と先人方が考え行きついた先が・・・


排水口を大きくし水流(水圧)を弱める


という方法でした。
つまり排水アクセサリで何とかしよう!というわけです。

なお、この手法の利点は、水質やろ材の変更など、生体に影響があったり、高価な器具が必要だったりということがなく、取り付けるだけで済む方法ですから、現在でもよく行われている手法です。



水流を弱める方法

さてさて、話は再びごん太がアクアリウムを再開する数年前に戻ります。
この当時、水流そのものを絞る方法な除き既製品を利用して水流を弱める方法はざっくり言えばで、、、

  1. エーハイムのシャワーパイプ
  2. リリィパイプなどADA製品

この2択でした。


「1」のエーハイムのシャワーパイプを利用した場合、大変安上がりでプラスチック製なので破損することもなのですが、
シャワーパイプを取り付けただけでは完全に水流(水圧)を弱めることができず、シャワーパイプを延長したり、シャワーパイプの穴をドリルなどで大きくする加工が必要です。


「2」のADA製品は、大変美しいラッパ状(まるで花の形)をした排水口をもつガラス製品なのですが、
高価であり不器用な人間が手荒に扱うと破損することもあるので、気を使う製品でもあります。

 

結局のところ、多少手荒に扱っても破損しないプラスチック製で加工の必要がなく、排水口がラッパ状のものが望まれるようになり、

そのニーズに答えるように発売されたのがエーハイムのナチュラルフローパイプです。

当時のごん太も、登場してから比較的早い時期でナチュラルフローパイプで導入しました。
といいますのは、、、

この当時のごん太の水槽は、水槽再開以前より大切に保管してあったエーハイム製の30cmキューブのハイタイプに、現在も栽培中のミクロソリウム達を入れただけの低光量CO2無添加な陰性植物水槽でしが、、、

もうこの当時から黒ヒゲ苔に悩まされていたわけなんです。

現在も飼育しているブルーフィンペコルティアをお迎えしたタイミングと、ナチュラルフローパイプの購入、今となってはどちがを先かは覚えていませんが、近いタイミングで購入したと記憶しています。

それだけ我が家では再開後に購入したアイテムのなかでは古株なわけですが、とある理由で外すこととなります。



2匹目のプレコ!そして外部フィルター2台並列稼働へ

で、、、
話は飛んで水槽再開から数年後。

水槽を30cmキューブのハイタイプから45cm規格水槽に変更し、水槽も大きくなったのでクィーンアラベスクタイガーをお迎えしたごん太。

フィルターも糞の多いプレコを飼育するにあたり、メンテナンスに手間のかかる外部フィルターでは頻回なメンテが難しく詰まりが怖いので、押し入れから外部フィルターを引っ張り出し2台並列でろ過に当たらせるようにしました。

・・・

こうなってしまうと黒ヒゲ苔対策なんてどこ吹く風。
全てはプレコのために水槽環境を再構成したというわけです。

ただ頭の片隅には黒ヒゲ苔のことをしっかり覚えていたらしく律義に2本あるオーバーフローパイプにそれぞれナチュラルフローパイプを取り付けていました。

ただまぁ、、、

水槽上部にナチュラルフローパイプ2つも設置すると、やはり45cm規格水槽では邪魔。

オーバーフローパイプ2本で共用できる排水アクセサリを自作することとなります。

その時の話はコチラから。

なお、記事後半ではナチュラルフローパイプ2本差し(?)がどれだけ存在感があったか触れてみたいと思います。



再びのナチュラルフローパイプ

そして紆余曲折あり現在、
ブルーフィンペコルティアの成長に合わせクィーンアラベスクタイガーはお引越し。

ろ過にも多少余裕ができたので、改めて抜本的な黒ヒゲ苔対策をすることにしました。
何度も述べていますが、黒ヒゲ苔対策に有効な方法は、水流を弱めることです。

そして現状、45cm規格水槽に60cm規格水槽用外部フィルター2台という構成は、明らかに過剰なろ過で、必要以上の水流が生まれている原因でもあります。

しかしだからと言って、、、

外部フィルター1台丸っとやめにしてしまうと、せっかく硝化細菌が定着したもったいない!。

ならば、ろ材を活用できる2台並列稼働からサブフィルター2213+エーハイム2222の直列稼働に変更だ!
そうすれば水流も弱められる!!

そんな理由で先日、フィルター構成に手を入れたのでした。
(その時の記事はコチラ

で、、、

せっかくオーバーフローパイプが一本になったのならば、ナチュラルフローパイプに再び活躍してもらおう!

というわけで、これまた押し入れから引っ張り出し、再度利用することとなりました。
そのついでに、このようにブログのネタにしているわけです。

昔話をしてしまったので「経緯」パートが大変長くなってしまいました。
次のパートよりナチュラルフローパイプ紹介となります。



ナチュラルフローパイプ写真で紹介!

ここからはナチュラルフローパイプの紹介となります。
なおレビューはこのパートではなく次章となります。

パーツ構成

まずはエーハイムナチュラルフローパイプのパーツ構成から。

  • ハイライトでもあるラッパ型で透明な【排水パーツ】
  • 球体と円筒を繋いだような緑色のパイプ【コネクタA】(12/16用)
  • コネクタAと一見まったく同じに見える【コネクタB】(16/22用)

※この記事でも各パーツを表現する時に毎回表現が変わってしまうとややこしいので、それぞれ【排水パーツ】【コネクタ】という言葉を利用していきます。


ナチュラルフローパイプは以上3つのパーツから成り立っています。


それでは↓で詳しくそれぞれ見てきましょう!。



ラッパ状の透明パーツはプラスチック製

何と言ってもナチュラルフローパイプの一番の特徴はこの透明なプラスチック製の排水パーツ。

このラッパ状をした排水パーツの開口部は長さ6cm四方。
断面積が急激に広がり、さらにグィっと弧を描いたカーブがあることも相まって、

オーバーフローパイプパイプ→コネクタと通って来た水圧を弱め水流を穏やかにする効果があります。

また透明な排水パーツの根元は球状になっており、コネクタA/Bとはボールジョイント(球関節)を成します。

このボールジョイントのおかげで排水パーツはコネクタを基点として、向き=水流の方向を変えることができるのです。

↓の写真のように上に下にと15°程首振りできることはもちろんのこと・・・


さらには左右にも同じく15°程度首振りできるのです。

おまけにオーバーフローパイプを軸としてコネクタから全体を360°回転することもできます。

ですから、、、

この透明な排水パーツはナチュラルフローパイプのハイライトそのもの。

それを指し示すかのように縁には誇らしげに「EHEIM」の刻印が彫られてあります。



接続できるパイプサイズは2種類

さてこのエーハイムのナチュラルフローパイプに興味を持った人のほとんどが、↑で紹介したラッパ状の排水パーツに注意や興味を惹かれると思います。

しかし、あえて言いましょう。
排水パーツが関心を惹くための花形ならば、こちらのコネクタは水流を弱める役割を担ういわば土台部分でもあるのですが、、、

実はこのコネクタだけでも十分水流を弱めることができるのです。

そんな前振りをしつつ、ナチュラルフローパイプのコネクタについて紹介していきたいと思います。

まず、ナチュラルフローパイプには排水パーツ1つにコネクタA・コネクタB2種、計3パーツが付属していきます。

さて、コネクタA、コネクタBですが一見同じ形をしています。
しかし実は接続できるオーバーフローパイプがそれぞれ違うのです。(すっとぼけ)

※↑のパーツ紹介欄内に、しっかり記しておきました。が、改めて説明すると、、、

  • コネクタA → φ12/16ホース接続用パイプ
  • コネクタB → φ16/22ホース接続用パイプ

それぞれのオーバーフローパイプと接続する役割を担っています。

【12/16(mm)や16/22(mm)はどこの径?】

エーハイムの内径/外径についての表示はホース径を中心としており、パイプ類はラインナップにある9/12、12/16、16/22に接続できる物という表示方法になっています。

実際のオーバーフローパイプの内径/外径は9/12や12/16、16/22ではないのでご注意ください。

そんなわけで、、、

ナチュラルフローパイプはφ12/16とφ16/22のオーバーフローパイプ双方にこれ1つで対応できるのです。
おまけにディフューザーとは違い途中にホースを挟みませんから接続も簡単です。

しかし、このコネクタにも注意点があり、それは、、、

φ9/12ホース接続用パイプとは接続できないことす。

ようするにこの規格のオーバーフローパイプを利用するエーハイム2211とは【直接】接続できません。
とは言え、実はそれほど難しい話ではなく、、、

そのような機種でナチュラルフローパイプを利用するには、

排水ホース途中にφ9/12⇔φ12/16の異径変換コネクタを挟みこむ方法や、
φ9/12のオーバーフローパイプとコネクタの間にホースを挟み込み固定する方法


などがあります。

ですから、そこまで大きな問題とはならないでしょう。

とまぁ、アレコレ書いてみましたが、ここからがこのコネクタについての本題。
まずは次の写真をご覧ください。


上の写真はコネクタを横から、ボールジョイント側から、そしてオーバーフローパイプと接続する側からの3方向から撮った写真を合わせたものです。

四角白縁で囲まれたボールジョイント側からパイプ内を見た写真や、丸白縁で囲まれたその反対側から見た中心には、、、、

なにやらパイプの通り道を通せんぼしている板があります。

実は子の板、X字の支柱に支えられるように取り付けてあり、その役目は水流を弱めること。
そして弱められた水流は通水部の面積を広げる様に円形の板四方にある溝から逃げていきます。

排水パーツと比べて実に単純でわかりやすい構造をしていますが、、、

この構造のおかげで、コネクタだけで十分に水流を弱めることができるのです。

ナチュラルフローパイプはラッパ状の排水パーツだけでなく、全体で水圧を下げるよう作られているのです。

じゃあ、、、
コネクタをだけでどれだけどれだけ水流を抑えることができるの?
ナチュラルフローパイプ全体ではどれだけの水流になるの?

という話になるのですが、それはレビューで紹介していきたいと思います。

そんなこんなで、話が少しずつ「レビュー」に足を突っ込んできましたので、次の章よりナチュラルフローパイプのレビューをしてみたいと思います。




ナチュラルフローパイプレビュー

ここからはナチュラルフローパイプのレビューを述べてみたいと思います。
購入してから4~5年程経過しましたが、利用している期間は実質1年程度ですので、長期間利用したうえでのレビューとは程遠いですが、参考にしていただけたら幸いです。

まずはナチュラルフローパイプの強みから紹介していき、次いで弱み(・・・と言っても重箱の隅をつつくような話ですが)の紹介、最後に総評となります。



ナチュラルフローパイプの強み


割れない・壊れない


さて、今回紹介しているエーハイムのナチュラルフローパイプですが、このアクセサリは再三言及している通りプラスチック製です。

ですから、

水流の向きを変えるために排水パーツに力をかけても、
水替え中にうっかり床に落としても、
メンテナンス中に不注意で蛇口にぶつけても、

ガラス製品のようにパキッと割れることはまずありません。
ドキドキはらはらしながら清掃や取り外しとは無縁の存在です。

もちろんプラスチックですから体重をかけたり、てこの原理でも使えば壊れるとは思いますが、
普段のアクアリウムでの作業中に、うっかりミスで壊してしまうようなことはまずないでしょう。
ガラス製品と比べると素晴らしい耐衝撃性です。

ではその消耗や劣化など、耐久性はどうなの?といいますと、

透明の排水パーツは使用を開始すると、強烈なライトの光を直接浴び劣化するのか?それとも付着したコケをスポンジで擦りすぎたのが原因か?

多少白色を帯び始めています。
しかし逆に言えば消耗や劣化と言えそうなものはそれぐらい。

透明パーツの白濁化はシロップに浸かっているナタデココのごとく周囲の風景に溶け込み、実際の利用ではほとんど水景の邪魔になりませし、
透明パーツの劣化はタミヤのコンパウンド(細目・仕上げ目)で良く磨けば多少なりとも透明に復活させることもできます。
(但しボールジョイント部をゴシゴシと磨くと、削れてジョイントが緩くなるのでご注意を。)

そんなわけなので、1年程度の利用では、、、

機能の低下や水景を著しく損なう劣化や損耗は見受けられません。

一度購入したら、貴方のアクアリウムを支えるパートナーとして長期間支えてくれること間違いなしです。

品質はさすがのエーハイムです。



がっつり水流を弱めるから黒ヒゲ対策にも

先にも述べた通り、有能なコネクタと透明で曲線美な排水パーツでがっつりと水流を弱めることができます。

体感としては1ランク下のフィルターの水流(水圧)に弱められます。。

例えば2213では1ランク下で流量が半分程度の2211並みの水流だと感じることができるでしょう。

おかげで直接水流が当たっていたワサワサとなびいていた水草たちも、ホヨホヨ程度のちょうどいい揺れ具合になり、

水流が当たっていない箇所はほとんどなびかず、

むしろエアレーションが作り出す水流が強いと感じられるぐらいです。

その効果はYouTubeにもカミハタさんが水槽内にゼリー状のものを入れ、ナチュラルフローパイプありなしで検証動画を上げているので是非ご覧になってみてください。
きっとその効果に驚くはずです。

・・・とまぁ、他人任せはいささかこのブログらしくないので、簡単にではありますが写真で水流の変化を紹介していきたいと思います。

なお写真撮影は水流がより分かりやすいように普段より水位を減らし、オーバーフローパイプ排水口上1cm程度となるよう調節にして撮影しています。
悪しからず。

まずは、オーバーフローパイプのみの状態。

現在45cmにエーハイムプロ2222(420L/h:50Hz,500L/h:60Hz )を利用しているのですが、


大きな波をたて前面のガラス面まで届かんばかりの勢いで、オーバーフローパイプパイプから出水されています

写真ではわかりませんが、直下の水草たちはワサワサと大きく揺れ、まるで波打ち際の海藻のようです。

このオーバーフローパイプにナチュラルフローパイプと取り付けると、、、


どうです?波は全くなく、真上に設置したライトのLEDが綺麗に水面に反射しているではありませんか!

そんなわけなので、

エーハイム・ナチュラルフローパイプの水流を抑える力はかなりのものだと言えるでしょう。

さて、ここで、突然ですが、透明な排水パーツをナチュラルフローパイプから取り外してみます。
はたして水流はどうなるか・・・

多少水面にうねりが出来ましたが、このようにコネクタだけでも水流を弱めることができるのです。

ナチュラルフローパイプは全体で水流を弱めるようにできているのです。

さて、当然これだけ水流を抑えられるので、黒ヒゲ苔にも効果があります。

これ1つで撲滅とはなりませんが、

その効果は黒ヒゲ苔の生育速度と蔓延範囲の拡大を十分に落とすことができるでしょう。

エーハイムの外部フィルターと接続も簡単ですので、エーハイムの外部フィルターを利用している人が水流を弱めるのならば第一選択となるでしょう。



水流の向きも変えられる

排水パーツのパートでも述べた通り、排水パーツのとコネクタの接続がボールジョイントとなるので、15°の首振りと、コネクタを軸として360°の回転が可能で、そのと同じ範囲で水流の向きを変えられます。

ここではその1例を紹介。

まずは排水パーツを水上へ。


水槽からはこんな風に見えます。↓


最初の写真のように排水パーツで段差を作れば、そこで落水し局所的に空気を巻き込むので多少なりともエアレーションの効果が見込めるようです。

但し落水直下は多少水流が強いのが難点です。
そもそも水流を弱めるためにこのアクセサリを付けていますから、水流を弱めることと油膜を落とすこと、どちらを優先すべきか考える必要もあるでしょう。

次いで排水パーツを水中へ。


排水パーツの開口部を全て水中に沈めると、↑の方法とは違い広い断面積で水流を流せ、また水面との段差もなくなるので、より大きく水流を弱めることができます。

外部フィルターの流量や給餌量次第ではエアレーションなしでは油膜が出来てしまう程の緩やかな水流となります。
恐るべしナチュラルフローパイプ。。。

最後は横向き。


ごん太はこの状態で利用していることが多いです。
この状態での水流の強さは排水を水中に沈めた状態と同じ程度ですが、、、

その最大の利点は緩やかな水流を水槽の幅いっぱいに流せるので、さらに水圧を弱められること。

高さや奥行よりの長さより、幅の方が長い一般的な「規格水槽」では、ごん太としてはこの利用方法をお勧めしたいです。

といいますのは、ナチュラルフローパイプに限らず排水口を水槽正面に向く状態で設置すると、当たった水流がガラス面に沿うように折れ曲がります。
折れ曲がった水流は水槽のガラス前面の底床付近まで潜り込むことになるのです。

結果としてガラス前面底床付近の水流が強くなるわけですが、そこにはどんな水草が置いてありますか?。
光量やCO2の要求度が高く、何かとトラブルを起こしやすい前景草ですよね。

これを黒ヒゲ苔が黙って見過ごすわけがありません。

なので、なるべくなら水流は前方方向ではなく、横方向に逃がしたい。
なので横向きというわけです。


そんな風に、排水方向を変えるだけいろいろな使い方ができるナチュラルフローパイプですが、より便利に使いたいのならフレキシブル排水口と合わせて利用することをお勧めします。

【エーハイム フレキシブル排水口とは?】

フレキシブル排水口とはエーハイムから発売されている排水アクセサリで、ナチュラルフローパイプと同じようにボールジョイントで排水の向きを変えられるパーツです。

このパーツはお値段400円程度の比較的廉価なパーツなのですが、そのメリットは実にスムーズによく動くボールジョイントで、その稼働範囲は20°

オーバーフローパイプに接続するのはもちろんのこと、ディフューザーに、ナチュラルフローパイプにと、エーハイムユーザーなら持っていると何かと便利なアクセサリなのです。


そんなフレキシブル排水口と接続すると・・・



こんな風にも利用できます。

実際問題フレキシブル排水口を併用すれば目立ちはするものの、、、

水流の方向や高さは完全に自由自在。

設置方向や高さで、水流を弱めたり酸素を取り込んだりできるナチュラルフローパイプとは相性ばっちりで、無限の可能性を感じられます。
そして、次のパートで紹介しますが、このフレキシブル排水口をうまく利用すれば、ナチュラルフローパイプでごっそり油膜を取ることがかのうなのです。

ナチュラルフローパイプとフレキシブル排水口、これらを組み合わせるものすごく利便性があがります。

ですので、、、
ナチュラルフローパイプを購入するのならついでにフレキシブル排水口も是非ともお共に。
ごん太としてはお勧めしたいと思います。



落水させれば油膜対策にも

さて、このナチュラルフローパイプですが、↑のパートの最初の写真のごとく、、

水面との距離をとり落水させることで油膜除去にも効果があるようです。

「あるようです」としているのはナチュラルフローパイプ単体では油膜を落とす力が弱いからです。

現にごん太の水槽でナチュラルフローパイプのみ油膜落としを実践してみましたが、さすがにプレコがいる水槽とあって効果はありませんでした。

やはり、ナチュラルフローパイプからの水圧は弱く、ポンプのパワーにもよりますが排水パーツを上に向けただけでは油膜はなかなかとれないようです。

なので、ナチュラルフローパイプだけで「油膜よさらば!」という程の効果はありません。

ただし、フレキシブル排水口とセットで利用するなら話は別。

フレキシブル排水口を利用し、チャパチャパと落水音が聞こえてくるほどにナチュラルフローパイプを高く上げて落水させれば、目に見える油膜落としの効果はあります。

上の写真のように設置したところ、水槽上部全面にあった油膜が1時間半程度で綺麗さっぱりとなくなりました。

油膜落としをしたいのならフレキシブル排水口もあったほうがいいでしょう。
もちろん、フレキシブル排水口がなくても少々面倒ですがオーバーフローパイプ自体を高く上げても同様の効果がありますよ。

ただまぁ、多くのアクアリストにおいては、油膜対策としてサーフェイススキマーかエアレーションを利用していることがが多いと思いますし、わざわざナチュラルフローパイプの力を借りることは少ないように思えます。

どうしてもナチュラルフローパイプで油膜落としをしたい生粋のエーハイムファインなら、迷わずフレキシブル排水口となるのですが、、、

そうではなく、水景の美に追求するためはエアレーションのためのエアストーンですら設置するのにはばかられる・・・そんな人にはナチュラルフローパイプではなくADAのリリィパイプをお勧めします。



メンテナンス性良し!

さて、前章でも記しましたが、このナチュラルフローパイプは2つパーツ(排水パーツとコネクタA/Bのどちらか)から構成されています。

この2つをボールジョイントで接続して利用するわけなんですが、、、
逆に言えば分解可能とも言えるわけです。

さらにナチュラルフローパイプはプラスチックでできていますから、多少落としたりぶつけたりしても壊れることはありません。

つまり何が言いたいかといいますと、、、

すこぶる分解清掃がしやすく、清掃も短時間で終わるのです。

透明な排水パーツは大きく広がっているのでスポンジで擦りやすいですし、コネクタは歯ブラシや綿棒で掃除しやすい単純な構造になっています。
(歯ブラシや綿棒が100均に置かれるようになって久しいです。)

さて話変わりまして、
このナチュラルフローパイプに限らず、リリィパイプでもディフューザーでもどんな排水アクセサリでもライト直下設置することが多いです。
それはつまりコケやすい事を意味しているわけです。

しかし、持ち前のメンテナンス性の良さで、掃除が億劫に感じることはないはずです。

これがガラス製のものだと、分解はできないわけですし、奥まった場所に硬いコケができてしまうとブラシでは除去し切れずハイターのお世話になるわけです。
そしてうっかり落としたり力を加えようものならパッキン!

そういった不便さこのナチュラルフローパイプで感じることはありません。

こういった部分は、短期間の利用では決して気が付かな部分ではあるのですが、長期間利用する上ではとても大切な部分でもあるのです。

そういった気が付きづらくすぐに評価が出ない部分でもしっかり作りこまれている、これこそがエーハイムのすごさでもあるのです。



値段

これ1つで1000円。
エーハイムのオーバーフローパイプも1つ1000円。
フレキシブル排水口も1つ1000円。

なので計3000円。

すでにエーハイムの外部フィルターを利用し、オーバーフローパイプを所持しているいとならともかく、フルで揃えるとそれなりの値段がします。

とはいえ、ADAのリリィパイプは倍の6000円以上はしますし、ポピーグラス(現:ストリームパイプ P オーブ)でも3500円はします。

そう考えると、とりあえず1000円で始められるナチュラルフローパイプは実にお手軽価格と言えるのではないでしょうか?。

・・・ただ正直に書きますと、3500円で購入できるストリームパイプ P オーブφ10に心がぐらっと引き寄せられたのは確かです。
ただ、ごん太が購入したら、開封の儀をしてから破損するまでが1つのネタになるんだろうなぁ・・・。



ナチュラルフローパイプの弱み

ここから先はナチュラルフローパイプの弱みについての話となります。
まずはっきり言って、さすがのエーハイム製ですので、その機能や材質に大きな欠点や弱点はありません。

しかしそれではネタとしてのインパクトも弱いわけですし、なにより「良い点だけ」で話を終わらせてしまえば、それこそこの記事そのものがエーハイム信者による広告だと言われてしまっても反論する余地がありません。

ですのでここからは、苦汁を飲んでエーハイムナチュラルフローパイプの弱みについて、

多少なりとも重箱の隅を楊枝でほじくるような話になりますが一人の熱心なエーハイムファンとして述べてみたいと思います。



良くも悪くもエーハイムデザイン

ナチュラルフローパイプにおけるエーハイムらしいデザインとはなんでしょう?

  • 伝統の緑をまといコケが生えても目立たないコネクタ
  • 水流の向きを手軽に変えられるよう無骨に張り出したボールジョイント
  • 落としても破損することのないプラスチック製なラッパ状の排水パーツ
  • 分解すればほとんどの部位にブラッシングできるメンテナンス性
  • そして飾ることなくもさりげなく主張している透明パーツのEHEIMの刻印

エーハイムらしいデザインとは質実剛健で、【機能美】の世界にあるものです。
それが良くも悪くもエーハイムらしいデザインです。

ごん太のような長年エーハイムを利用してきたエーハイム信者もとい中毒sy...(ゲフンゲフン:咳込む)にはこの緑色透明を見るだけで、このブランドゆえの安心感が生まれるのです。

とはいえ、、、
そういったブランドならではの安心感や、窮地を救われた経験がない人、
はたまたガラス製でその曲線まで美しく可憐なADA製品を好む人にとってみれば、、

なんともプラスチックで妙に存在感のある野暮ったいデザインに見えるでしょう。

しかし、それはそれで仕方のないことです。
それと引き換えの使いやすさなわけですから、納得せざるを得ません。



水槽によっては大きく感じることも

ここで改めてナチュラルフローパイプのサイズについて述べておきましょう。
とは言え、ボールジョイントがありますのでサイズが多少なりと変わりますから、ここでは最大長の時の話をしていきます。

まずその全長はコネクタから排水パーツまでおよそ12cm程。
接続するオーバーフローパイプは長さ7.5cm。


これを組み合わせて設置すると、その長さは17.5cmにもなります。


さらにフレキシブル排水口と組み合わせるとその長さ約22cm。


こんな風にフレキシブル排水口を折っても幅13cm奥行10cmとなります。。。


そして・・・このナチュラルフローパイプのラッパ状の排水パーツを前面の投影面積が6cm四方ですから、、、

正直な話、45cm規格水槽でも大きく感じます。。。

45cm規格水槽でそのように感じるので、30cmキューブやそれ未満の小型水槽や超小型水槽では、利用方法によっては圧迫感がでるかもしれません。

クラシックシリーズの2211、アクアコンパクトなど小さい水槽向けのナチュラルフローパイプ【S】!なんてものがあればいいのですが、そんなものもなく小さな水槽では利用しづらいのが現状です。

しかし、そういった小さな水槽こそ水流を弱めたい場面が多いわけですから、残念でなりません。



外部フィルター2台並列稼働時にそれぞれ取り付けたら・・・

まずはこの写真。
(随分昔の水槽の写真です。)


さぁ、ここで問題です。
この写真の妙なところはどこでしょーか? 

正解はココ↓


あまりにも目立つのですぐにお気づきになったでしょう。
実は、この写真、外部フィルター2台並列稼働していた時の写真で、
それぞれ外部フィルターのオーバーフローパイプにナチュラルフローパイプが取り付けてあるのです。

さすがに2つ並んで取り付けると、その存在感は凶悪なものになります。

なのでごん太もすぐに「こりゃいかん!」と気が付きあれこれ手を入れたり100均ケースから自作することになります。。。
詳しく話は↓画像下にリンクを張っておきます。

自作した水流を弱めるアクセサリ

DIYで黒ヒゲ苔対策!水流を弱める排水アクセサリに求めれれるもの

しかしまぁ、
水流が強烈になる外部フィルター二台並列稼働で、それぞれわざわざナチュラルフローパイプを取り付けるような人はいないかとは思います。。。

そんなごく少数な人には↓の裏技をお勧めします。



tips:ナチュラルフローパイプをすっきりさせる

さて、いままで述べてきた通り、コネクタだけでも外部フィルターから生れた水流を大きく弱めることができます。

ということは、透明の排水パーツなしでもオーバーフローパイプにこのコネクタに取り付けされすれば、かなり水流を弱めることができるのです。

次の写真をご覧ください。
(これまた随分古い写真です)


さて、ナチュラルフローパイプは何個あるでしょうか?
特徴的な排水パーツ1つとその横に・・・?


2つあるうちのオーバーフローパイプのうち、1つなナチュラルフローパイプをそのまま接続し、もう1つはコネクタのみで利用しています。

コネクタのみで利用することで、その存在感を弱めながら水流も弱めることができるのです。
ナチュラルフローパイプの存在感に困った時は一度は試してもらいたい方法です。



水流が好きな魚が迷い込むことも

これは実際にごん太が経験したことでもあるのですが、ナチュラルフローパイプを含めこのような排水口付近にラッパ状のものが付いている排水アクセサリに、魚が迷い込むことがあります。

と言いましても、普通の魚はまず迷い込むことはないので、多くのアクアリストさんには無縁の話です。

では、どんな魚が迷い込むかと言いますと、、、

プレコ

プレコはご存知の通り平らな面があれば張り付くことができ、
そして水流が大好きな魚です。

そしてこのナチュラルフローパイプは、水流が出てくる部分に排水パーツがついているわけですから、体長が5cm未満の小型プレコや大型・中型プレコの稚魚にとって、

お気に入りの張り付き水流浴びポイントになることもあります。

実際にごん太の水槽では、そのような行動がブルーフィンペコルティアとクィーンアラベスクタイガー双方に見られました。

大きな事故はありませんでしたが、水面付近でカップ状のパーツでもあるので、プレコが迷い込んで出れなくなっていないか?気にかけてあげる必要がありそうです。

ただ、、
先ほども述べた通りプレコは水流が好きな魚です。
水草のコケ取りとしてプレコの稚魚を飼育しているならともかく
プレコがメインの水槽であえてナチュラルフローパイプを取り付けるということは少ないでしょうから

そこまで神経質になる必要は無いでしょう。



総評

はっきり言えば、
短期的な水景の美しさを求めるコンテストへの出品や、商業目的の場合ならばナチュラルフローパイプは確かに利用しづらものがあるでしょう。

プラスチックゆえの、エーハイムデザインゆえの野暮ったさがあり、それは自然の風景の再現や、美しさに趣を置いた最先端の水草アクアリウムとはマッチしがたいからです。

しかし、それは裏を返せば、耐久性は強く、利便性が良く、メンテナンス性が高い、エーハイムらしい機能美でもあり、
アクアリストの日々の負担軽減を軽減してくれます。

ナチュラルフローパイプの良さはパカツと開封して取り付け、1週間利用しただけでは理解できないところにあるのです。



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