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2025年11月25日火曜日

プレコ・ポリプテルス水槽をメンテしやすく!ベアタンクのいざない

"ベアタンク"というのも一つの手

いつも底砂の汚れが気になってしまう――そんなこと、ありませんか?

「もっと掃除を楽にしたい」。そう思ったときに耳にするのが、“ベアタンク”という言葉です。けれど、底砂を敷かないなんて本当に大丈夫?と思う方も多いはず。
今回は、その不思議な魅力と気をつけたいポイントを、やさしくストーリーでお話ししてみたいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

3つの水槽が、朝の光を反射してきらめいていた。

60cm水槽には3匹のプレコが身を寄せ、30cmキューブにはマツモとアヌビアス・コーヒーフォリアが静かに揺れている。20Lの変形水槽では、暴君ブルーテトラが今日もバトルロワイアルを繰り広げていた。

気がつけば、水槽が三つ。
アクアリウムを始めてまだ一年ほどなのに、ここまで増えてしまった。そろそろ手を止めよう――そう思うのに、なぜか心は止まらない。余った道具を見つめると、ほんの少しの追加でまた新しい命を迎えられることに気がついてしまうのだ。

今、手元には空になったフチありの45cm規格水槽がある。
もともとプレコたちの住処だったこの水槽には、退役した2231フィルターと専用のディフューザーもある。

――なら、何かを飼いたいと思うのは必然だ。


2025年7月10日木曜日

ポリプテルス水槽で油膜が出た!でも、水質は正常。原因はまさかの餌

水槽に油膜ができるのはなぜ?

ある日ふと水槽を見たら、水面にうっすらと油のような膜が……。「これって大丈夫?」「魚に悪影響あるの?」と不安になったことはありませんか?

今回は、あることが原因で、水槽の油膜が発生するストーリーを紹介したいと思います。後半では、油膜が発生する4つの原因とその対処方法を解説します。
原因を知れば、対策も取りやすくなりますよ!


主人公とお師匠様に名前がないのは読みづらいという指摘を受けたので、今回から、便宜的に主人公にアクア、お師匠様にロゼッタとそれぞれ名前を付けることにしました。

今後とも二人のストーリーをごひいきにしていただければと思います。

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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

話は、新規にポリプテルス水槽を立ち上げる前までさかのぼる。


2025年6月19日木曜日

静かな夜に泳ぎ出す魚の世界:夜のプレコ・ポリプテルスの観察の仕方

夜行性の熱帯魚との付き合い方

熱帯魚といえば、昼間に元気よく泳ぎ回る姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、「夜行性」の性質をもつ魚たちもたくさんいるのです。

日中はほとんど動かず、じっと物陰に隠れている彼らの姿を見て、「具合でも悪いのかな?」と心配になることもあるかもしれません。でも、それはごく自然なこと。今回は、夜に静かに動き出す熱帯魚たちとの、ちょっとした付き合いの物語をご紹介します。

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(今から20年前のこと)

次の授業が始まるまで、ほんの少し時間があった。
広々とした大学のキャンパスを歩いていると、木陰から手を振る誰かの姿が見えた。
あれは、わたしの熱帯魚の“お師匠様”。

「よぉ? 今日、どうだい?」

軽い口調でそう言って、まるでわたしの放課後の予定を決める権利でも持っているように笑った。
わたしは、いつものように二つ返事でうなずいた。
行き先は決まっている。いつもの熱帯魚店まで一緒に行くのだ。


2025年6月18日水曜日

夜に消える金魚たち:ポリプテルスと餌金の記憶:その注意点

初めての捕食、本能と葛藤のあいだで

前回、ポリプテルスの話を書いていたら、20年前に維持していたポリプテルス水槽について色々と思い出したので、その時の話をしてみたいと思います。

今回は、ポリプテルスが夜行性だと深く実感した時の物語と、実際に餌金を与えるときの注意点を述べていきたいと思います。

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また、来てしまった。
年の瀬の飲み屋街。凍てつく風が路地に吹き抜け、赤ちょうちんの明かりに誘われるように、人々が吸い込まれていく。サラリーマン、若いカップル、疲れた顔の一人客。年齢も職業もまるでバラバラで、まるで人生の縮図のように感じられた。