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2025年8月12日火曜日

活性炭は短寿命。アク・臭い・魚病薬の除去、目的をもって使いたい

活性炭とプレコとわたし──知らずにやりがちな活性炭放置のはなし

流木を入れたら、水槽の水がいつの間に真っ黄色!
そんなときに活躍してくれるのが「活性炭」です。目に見えない不純物をぐんぐん吸着し、水をすっきり透明に保ってくれる頼もしい存在なんです。

が……、意外と「短命」で終わるろ材でもあります。
今回は、それについてストーリーで紹介します。

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知らなかったことがある。
ウールマットを交換するたびに、目の前に現れる黒い円盤のことだった。

購入時には青いスポンジろ材とウールがセット済み。
この円盤は大切そうに別の袋に包まれていた気がする。

だが、新しい外部フィルターのオーナーになったわたしは、汚れ一つない外部フィルターを前に浮足立っていたような記憶がある。結果、ルンルンと浮かれた気分で深く考えず、ろ材コンテナにセットした……ような気がする。
もちろん、水槽のお師匠ことロゼッタには、強く何かを言われた気もあるのだが……。


2025年7月29日火曜日

餌のあげすぎにはご注意を!丁寧な給餌がもたらす4つの利点

餌の過ぎで起こること

「餌は多めにあげたほうが魚も喜ぶ」――そう思っていませんか? 
実はその習慣、熱帯魚の健康にも水槽の管理にも悪影響を与えているかもしれません。
少しの工夫で、水も魚もぐっと快適になる方法があるんです。

いつものように、ストーリーで紹介したいと思います。

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(これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

20リットルの水槽には、一匹のセルフィンプレコが棲んでいる。
初めての底もの、初めてのナマズだ。

水槽は小さく、設備も最小限にしてある。
外掛けフィルターとテトラのスポンジフィルターだけだ。
それが、わたしのささやかなアクアリウムだ。

エアレーションで生まれた泡が美しくはじけ飛び、水面は鏡のように揺らいでいる。
こちらに気が付いたプレコが、さっと流木の後ろに逃げ、アヌビアスがゆらりと踊った。


2025年7月23日水曜日

スポンジフィルターを底砂に埋めてわかった、アクアリウムの懐の深さ

スポンジフィルターは底砂に埋めてもいいの?

アクアリウムには、慣れてくると誰しも一度は試してみたくなる“裏技”が、多々あります。

そのひとつが、スポンジフィルターの設置方法を少し変えて、底砂に埋め込んでしまうという手法。
見た目もすっきり、ろ過効率もアップ…なんて声もありますが、本当にうまくいくのでしょうか?

この記事では、実際にやってみた顛末をストーリーで紹介したいと思います。

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2025年7月21日月曜日

ブルーライトで夜行性熱帯魚が出てくるのを待機?それ逆効果かも??

夜行性熱帯魚×ブルーライト=?

青く美しいブルーライト。
夜の水槽の演出としては魅力的ですが、その光、水中では思いのほか遠くまで届いていることをご存知でしょうか? 

人には落ち着いた色でも、魚にとっては「昼」と変わらない強い光になる場合があります。とくに夜行性の魚にとっては、大きな刺激になっていることも。

今回は、ブルーライトの波長の特徴と、魚の感じ方について、ストーリーをもとにお話しします。

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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

夜の青は、魚にとって昼なのかもしれない

どの店でも、20年前はカラー蛍光灯が売られていた。
今ではLEDばかり。
あの独特ななまめかしさも、懐かしい記憶の片隅に沈んでいる。


2025年7月17日木曜日

まさかの逆サーモ故障!?滅多に壊れないが必ず点検。その方法とは?

冷却ファンが動かないまさかの落とし穴

夏の水槽管理に欠かせない逆サーモ。
設定温度を超えたときに冷却ファンを作動させる重要な機器ですが、故障していると水温が危険なレベルまで上昇することもあります。

今回は、逆サーモに起きた事件を元に、簡単にできる点検方法を紹介したいと思います。

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あれは、水槽をはじめて三年目の夏だった。

まだ七月の上旬だというのに、天気予報は今年初の猛暑日だと伝えていた。わたしは朝からパタパタと、水槽の夏対策を入念に見直していた。

夏がやってくる!!


2025年7月16日水曜日

外掛けフィルター専用ろ材を再利用しすぎて大失敗。ろ材素通りの巻

再利用しすぎていませんか?

外掛けフィルターを使っていて、「水がウールマットを通らずに横から流れている」ような現象に気づいたことはありませんか? 

それはろ材の劣化による“素通り”のサインかもしれません。
再利用を重ねたウールマットは詰まりやへたりで通水性が落ち、水がろ材を通らなくなることがあります。交換の見極めが大切です。

今回は、そんな話をストーリーとともに紹介します。

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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

セルフィンプレコは、今日も流木にぴったりと張りついていた。

この20Lの小さな水槽で、セルフィンプレコと暮らして、もうどれくらいになるだろう。
まだ1か月と半分しか経っていない。だが、そう思うほどにここまでの道のりは長かった。

外掛けフィルターと、スポンジフィルター。
小さな水槽に二つのろ過装置という、ちょっとした贅沢仕様。
それでも今まで、ろ材を交換して水が白濁したり、泡が消えなくなったりと、茶ゴケが出たりと、いろいろなトラブルに見舞われてきた。

そのたびに乗り越えて、美しい水槽に戻してきた。

……だが、今日のは少し様子が違う。


2025年7月15日火曜日

本当にあった話:逆止弁なしは危険!水槽トラブルを防ぐ小さな命綱

逆流防止弁なしはリスク大

水槽のエアポンプまわり、逆止弁(チェックバルブ)はちゃんと付けていますか?  実はこの小さなパーツ、つけていないと“ある日突然”床が水浸し……なんて事態も起こり得ます。

今回は、逆止弁の役割と、知らないと怖い「サイフォンの原理」について、初心者にもわかりやすくストーリーで解説します。

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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

水換え中。
立ち上げたばかりの20Lプレコ水槽、わたしにとっては記念すべき一つ目のアクアリウムタンク。

……なのだが。

まだ「逆止弁(チェックバルブ)」という存在を知らなかった。




2025年7月10日木曜日

ポリプテルス水槽で油膜が出た!でも、水質は正常。原因はまさかの餌

水槽に油膜ができるのはなぜ?

ある日ふと水槽を見たら、水面にうっすらと油のような膜が……。「これって大丈夫?」「魚に悪影響あるの?」と不安になったことはありませんか?

今回は、あることが原因で、水槽の油膜が発生するストーリーを紹介したいと思います。後半では、油膜が発生する4つの原因とその対処方法を解説します。
原因を知れば、対策も取りやすくなりますよ!


主人公とお師匠様に名前がないのは読みづらいという指摘を受けたので、今回から、便宜的に主人公にアクア、お師匠様にロゼッタとそれぞれ名前を付けることにしました。

今後とも二人のストーリーをごひいきにしていただければと思います。

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(これは20年前とフィクションが織りなす不思議な世界の物語)

話は、新規にポリプテルス水槽を立ち上げる前までさかのぼる。


2025年7月6日日曜日

エアカーテンからエアが出ない!エアの量が大切なんですという失敗談

泡が出ないエアカーテン? 小型ポンプで失敗! 正しい対策

水槽にエアカーテンを取り付けたのに、泡が出ない――そんな経験はありませんか?
わたしも小型ポンプで試し、結局大きなエアポンプをわざわざ買いに戻ったことがあります。

この記事では、その原因と正しい対策をストーリーとともに、紹介したいと思います。

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(これは20年以上前の物語)

気がつけば、45cm規格の水槽にポリプテルスの幼魚が3匹。
夜な夜なこちらの顔を見上げ、フリフリと踊ってくれる姿に、わたしはふと不安を覚えた。

梅雨が明けてから、部屋の温度は日ごとに上がり、今や夏本番。
どうにかしてこの子たちに、涼やかな風を贈ってやれないものか。

エアカーテン。それは前々から気になっていたアイテムだった。
水槽の底から立ち上る無数の泡が、水中に細かな波紋を広げる。
きっと、見た目にも涼しくて、水面を波立たせるのにもぴったりなはずだ。
けれど問題がひとつ。

いま、わが家にある強力なエアポンプは、プレコ水槽に出張中なのだ。

だからといって、この水槽のスポンジフィルターを取り外すわけにはいかない。
サブフィルターと交換だなんて、本末転倒なのだ。


2025年7月3日木曜日

空気が出ない原因は長いエアチューブ?過度な節約から生まれた失敗

エアチューブから空気が出ない? 原因とすぐできる対策

新しいエアチューブに交換したら、「エアストーンから泡が出ない!」というトラブルに見舞われたことはありませんか?

ポンプは動いているのに、チューブの先から出るはずの空気がぷつりと止まり、「故障?」と勘違いしてしまうことも。その原因は、意外にも単純な「チューブの長さ」にあることが多いのです。

この記事では、エアチューブから空気が出なくなる原因とその仕組みをストーリーとともに、ご紹介します。

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(これは20年前の物語)

初夏。梅雨入り前の空はまだ眩しく、透き通るような青さに染まっていた。
好天の下で訪れた店で、ついに2本目の水槽を手に入れた。エーハイムの30cmキューブ、それもハイタイプ。たった10cm高くなるだけでスリムかつスタイリッシュに映るその姿は、まるでモデルのようだった。


2025年6月22日日曜日

どれだけ減ったか分かります?夏の足し水は命を守る大切な習慣

暑い季節に忘れちゃいけない、毎日のひと手間

夏。気温も上がり、エアコンが切れればも室内はすぐに蒸し風呂状態。そんな中でもアクアリウムを支えるのが、冷却ファンです。
でも、ちょっと目を離すと水位がぐっと下がっていた、なんてことありませんか?

実はこの季節、室内クーラーに冷却ファンにと、水槽から水が蒸発するスピードは想像以上。これが、魚にとってはストレスの起点となってしまうことがあるのです。

今回は、夏だからこそ大切な「足し水」について、わたしが重要性に気が付いた物語とともに詳しくお話ししてみましょう。

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(これは20年以上前のこと……)

プレコを飼育して、もう3年。
最初は一匹だったはずなのに、いつの間にか三匹、四匹となり、水槽の中がにわかににぎわい始めてきた。流木に隠れ、流木を争い、夜になると餌を求め、活発に活動を始める小さな生き物。わたしはすっかり夢中になってしまっていた。そう、今までの小型水槽ではもう狭いのだ。


2025年6月21日土曜日

ブルーテトラの性格と混泳対策|美しい暴れんで大きな過ちをした物語

知らずに買って失敗

水草水槽の中を、きらりと光る青い影がすいすいと泳いでいく。
そんな幻想的な光景をつくってくれるのが、小型美魚「ブルーテトラ」です。

丈夫で飼いやすく、泳ぐ姿がとても美しい熱帯魚ですが、気をつけたいポイントがあります。
今回は、わたしが大失敗した物語とともに紹介したいと思います。

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(これは、今から20年前の物語。)

30cmキューブ水槽にささやかな水草の森を育てはじめていた。小さなネオンテトラたちが、青と赤のラインをきらめかせて群れる姿は、まるで水中の万華鏡のようだった。しかし、きらめく数が少なく、少し空虚にに感じられた。


2025年6月20日金曜日

夏が来る前に知ってほしい!冷却ファン故障の兆しと点検法

あなたの冷却ファン大丈夫ですか?

今回は、冷却ファンの稼働確認について紹介したいと思います。最高気温が30度以上になり、冷却ファンを設置するタイミングを迎えつつありますが……、「その冷却ファン本当に大丈夫ですか?」

わたしとアクアリウムの大先輩こと「お師匠様」のストーリーで、その過酷な環境と耐久性の問題を述べつつ、後半では簡単な点検方法についてお話していきたいと思います。

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(これは、おおよそ20年前のこと……)

飲み屋街を通りぬけ、今日も「熱帯魚のあの店」へと足が向く。
照明に照らされた水槽が並ぶ店内は、静かながらもどこか落ち着く場所だ。


2025年6月17日火曜日

ポリプテルスが飛び出した!なぜ水槽にフタをするのか?その理由とは

真夏のフタ問題は自作で乗り越える

梅雨を迎え、そろそろ水槽の夏対策も必要になってきました。
水槽のフタを取り外す機会も増えてきましたので、過去の失敗談とともにフタをする理由について、述べていきたいと思います。

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20年以上前のこと。まだ秋の気配が浅く、じっとりとした蒸し暑さが残る夜だった。
大学帰りに飲み屋街を抜けて、その奥まった場所にある熱帯魚店へ2人で向かう。看板のネオンがにじむ静かな通りの先に、変わらぬ店の灯りが見えた。


2025年6月16日月曜日

ちょっと待った!初めての外掛けフィルター、ろ材交換はよく考えて!

今も思い出す20年前の悪夢と外掛けフィルター

今回は、外掛けフィルターとその失敗談について。
初めて水槽を立ち上げた時に、アンモニアや亜硝酸が下がらないのはフィルターが悪いと決めつけ、無謀にも外掛けフィルターのろ材を交換したことがあります。 今回はその物語と、外掛けフィルターの特徴について述べていきたいと思います。

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真夏の夜、港町に吹く風は清らかで、日中の熱気をすべて海に返したようだった。ライトに照らされたホームセンターの出口を出るとき、わたしの両手には、ずしりと重たい20L小型水槽セットと、小さな生命を宿したビニール袋。覗き込むと小さなプレコがひとつ、ぐるりと回転して見せた。ついに買ってしまったのだ。


2025年6月15日日曜日

小型水槽にプレコを入れテトラスポンジフィルターに助けられた思い出

小型水槽の生物ろ過強化ならスポンジフィルター!

テトラスポンジフィルターについて。
無骨を通り越して、もはや何とも言えない不思議な形状をしているこのフィルターですが、実は……というより多くのアクアリウムファンがご存じの通り、小型水槽との相性は抜群です。

今回はわたしの20年前の失敗談を紹介しつつ、その理由や気を付けたい欠点を述べていきたいと思います。

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かっこいい!
このような表現は似つかわしくないかもしれないが、わたしにはF-117ステルス戦闘機のような、独特ながらも洗練されたスタイリングに見えたのだ。


2025年6月14日土曜日

ネオンテトラがパニックに!底砂を後入れした失敗談と注意点

水を張ったまま底砂を入れてはいけない4つの理由

「水を先に張ってから底砂を入れてもいいだろう」と思ったことはありませんか?

わたしも経験の浅いころに、この過ちをおかし魚たちをびっくりさせてしまったことがありました。
実際、水を張った状態で底砂を入れるのは、さまざまなトラブルを引き起こす原因となることがります。この記事では、前半は失敗談を読み物として、後半にてその理由を4つに分けて詳しく解説し紹介します。これから水槽を立ち上げる方や、リセット・リニューアルを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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アクアリウムを始めたのは、もう二十年も前のこと。
右も左もわからぬままスタートしたプレコ水槽も落ち着き始め、やっと心に余裕を持って見れるようになった熱帯魚店。そこで、小さなネオンテトラたちが群れになって泳ぐ展示水槽に目に留まる。きらめく青と赤のラインが「群れを成して」泳いでいた。


2025年6月1日日曜日

夏だ!発酵式CO₂だ!……水槽が白濁!?逆流の恐怖と防ぎ方

発酵式CO₂添加ってどんなもの?

水草の美しい育成にはCO₂の添加が効果的ですが、市販のCO₂添加システムは高価で初心者さんには少しハードルが高く感じられるかもしれません。そこでおすすめなのが発酵式CO₂添加となります。家庭にある材料で手作りできるうえ、電源も不要。コストを抑えながら気軽に水草育成に挑戦できる手段として、アクアリウム初心者の方を中心に、いつの時代も根強い人気がある方法です。
今回はこれについて、読み物調で過去の失敗を述べつつ、これから迎える夏ならではの注意点にも触れ、紹介していきたいと思います。

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2025年3月30日日曜日

テトラミニヒーターのLEDが光らないと思ったらズレて裏側に……

通電ランプが点灯しない?

今回は、テトラ 26℃ミニヒーター100Wにありがちなトラブルについて紹介したいと思います。
が、その前に、まずは簡単にレビューを述べておきたいと思います。


2024年12月15日日曜日

禍を転じて福と為すミクロソリウム・ウェンディロフが増えすぎて困惑

禍を転じて福と為すミクロソリウム・ウェンディロフが増えすぎて困った話

ミクロソリウムは極めて栽培しやすい水草の1つ

今回は10年以上前に経験した、わたしの中でウェンディロフを語る上で外せない出来事を読み物テイストで記していきたいと思います。
なお、当記事は過去記事より削除されたパートを修正し書き直したものとなっております。結末を知っている方は悪しからず。