溶岩石の瞬間接着剤ウィローモスと水上ウィローモスを比較してみる
どうも、こんにちは。ごん太です。
さて、今回は前々回や前回のトリミングで発生したウィローモスのトリミングのあまりを利用して・・・
溶岩石に瞬間接着剤で固定する様子を紹介してみたいと思います。
また、おまけ程度ですが、3週間後の釣り糸で固定したウィローモスと瞬間接着剤で固定したウィローモスの生長具合を比較したいと思います。
それでは↓より続きをどうぞ!。
なお、お忙しい人は↓目次リンクよりお探しのパートへジャンプしてくださいね!。
注意事項(念のため)
さて、今回の記事では瞬間接着剤を利用するわけですが、その成分はシアノアクリレートというものです。
このシアノアクリレートは硬化してしまえば基本的には無害で、手術現場やロッククライマーなど現場の怪我の救急処置などでも利用されるようです。
しかし、このシアノアクリレートは蒸発すると人間の目や鼻の粘膜に刺激をもたらす毒性があるようです。
ですので・・・
必ずしも生体にとって安全ではないということに注意し、作業する際は自己責任で実施してください。
ウィローモスのためだけに大切な生体を死なせてしまっては元も子もないわけですから、この場を借りて注意喚起をしておきたいと思います。
瞬間接着剤でウィローモス活着の出来栄えについて
瞬間接着剤ウィローモスはお勧めできない?
さて、前回詳しく記しましたのでざっくりと説明しますが、この瞬間接着剤を利用した方法では、いわゆるウィローモスの絨毯にはならず、自然な仕上がりとなります。
自然な仕上がりというのは、ようするに・・・
生えそろった感じにはならず、もしゃもしゃとした感じになります。
また、生長速度がかなり遅く、茎葉も密になりづらく、いわゆる絨毯になるまでに時間のかかる方法です。
ごん太としてはあまりお勧めできる方法ではありません。
詳しくは後述したいと思います。
瞬間接着剤でウィローモスを接着するべきタイミングや状況
では、どんな時に瞬間接着剤を利用すべきか?
ということになるのですが、それは、、、
ウィローモスを流木に糸で巻きつける自信がない!
糸で巻きつける時間がない!
糸で巻こうにも対象が小さすぎて巻けない!
大急ぎでウィローモスを「とりあえず」付けておく必要がある!
そんなときにお勧めなのがこの方法ということになります。
なお、今回瞬間接着剤を利用したのは、、、
活着相手の溶岩石が小さすぎて釣り糸を巻き付けづらかったからというのが理由になります。
というわけで、前書きはこの辺にして、次のパートより具体的な道具や方法に入っていきます。
溶岩石に接着するために利用する道具
では、その方法や様子を紹介する前に、道具について紹介します。
こちらも過去記事で詳しく説明していますのでここでは簡単な説明にとどめておきます。
詳しい説明は下記リンクよりご覧ください。
瞬間接着剤でウィローモスを固定するための道具について
・ウィローモス
→前回記事でトリミングした際に余ったものを利用しました。
・瞬間接着剤
→アロンアルファゼリー状を利用しました。
(液状だとざらざらとした表面では接着しづらいので、ゼリー状がおすすめです。)
・ハサミ
→何でもいいです。ウィローモスを2~3cm間隔に刻むのに利用します。
・キッチンタオル
→余分な水分をふき取り作業をしやすくするために利用します。
・溶岩石
→今回はこんな感じの小さい溶岩石に貼り付けます。
・カルキ抜きした水(とバケツ)
→カルキ抜きした水をバケツに準備します。瞬間接着剤をすすぎます。
![]() |
(この溶岩石にウィローモスを瞬間接着剤で張り付けていきます。) |
瞬間接着剤でウィローモスの方法
それでは瞬間接着剤で張り付けていきたいと思います。
なお作業自体は短時間で終わりますが、瞬間接着剤を利用するわけですから、慎重に作業してくださいね。
うっかり・・・
親指と人差し指をドッキング!
なんてことがないように注意して作業しましょう!。
(経験者談)
ウィローモスの水分をふき取り、ハサミで刻む
まずは、ウィローモスをキッチンタオルなどで簡単に水分をふき取ります。
濡れているウィローモスは表面張力でよく張り付き、そのままでは作業しづらいのでごん太は水分をふき取るようにしています。
水分をふき取ったら、次はハサミでザクザクと2~3cm間隔に刻みます。
こうすることで、ウィローモスに適度な刺激を与え、新芽が出やすくします。
なお、この時あまりにも小さく刻みすぎると、かえっていじけてしまうのでほどほどに刻んでください。
※以上の作業はは前回の水上ウィローモス作成時に行いましたので、
詳しくは
ウィローモスの下処理の方法について
をご覧ください。
今回はウィローモスを張り付けるところから始まります。
ウィローモスの張り付ける方法
そんなわけで・・・
これから実際に接着していきます。
まずはアロンアルファをこんな感じで溶岩石の2~3cm四方に塗って・・・
ウィローモスをふんわりと一塊まとめて張り付けます。
↑こんな感じの作業を繰り返し(今回は計4回繰り返しました)、まんべんなくウィローモスを接着していきます。
この時、あまりのも広範囲に瞬間接着剤塗ると・・・
不用意に手で触れたときに手と石が接着して面倒なことになったり、、
それを敬遠して手で持てる部分が少なくなったり、、、
などなど作業がとても行いづらくなりますので・・・
時間はかかりますがちまちまと接着することをお勧めします。
瞬間接着剤を「塗っては張り付け」「塗っては張り付け」・・・・を繰り返す
というわけで、ここからはちまちまと塗っては張り付けた様子をご覧ください。
塗っては、張り付け!
塗っては・・・
張り付け!
また塗っては、、、
張り付け!
というわけで完成です。
しかしこのまま水槽にドボンすると・・・
硬化していない瞬間接着剤が水槽で溶けトラブルになるので
それを取り除く作業を次のパートで行います。
水槽に入れる前によく硬化させよくすすぐ
水槽に入れる前に瞬間接着剤をよく硬化させます。
硬化は空気中の水分と反応するので多少なりとも時間はかかりますが、硬化させればほとんど無害ですから、よく硬化させてから水槽に戻しましょう。
昔ながらの方法ですが、息をフーフーと吹きかけると硬化が早いようです。
そして、最後に念のためカルキ抜きした水で溶岩石ごとウィローモスを複数回すすいでから水槽に戻します。
というわけで、できあがり!!
さて、肝心の出来上がり直後の写真ですが・・・
はっきりと申しまして生長が極端に遅く、次に紹介する3週間後の写真と大差ないので残念ですが割愛いたします。。。
瞬間接着剤ウィローモスと釣り糸で巻きつけたウィローモスの生長具合
栽培3週間後
そんなこんなで3週間経過した写真がこちら。
石のてっぺんの部分にしっかりと張り付けなかったため、すすぎの時にウィローモスが抜けてしまったのが残念です。
それにしても・・・うーん、やっぱり生長遅いですね。
お次は同じタイミングで釣り糸でしばりつけた水上ウィローモスを写真で比較してみたいと思います。
よく見ると下の画像のように緑色の茎葉に混じって黄緑色のぷつぷつしたものが見受けられます。
実はこれすべて生長点なんです。
ぱっと見の生長は瞬間接着剤を利用したものと比較してそれほど変わらないような気がしますが、
やはり生長の差は確実にあるようです。
というわけでごん太としては・・・
美しく、絨毯に、そして生長が早い、釣り糸やネット、モスコットンを利用した従来の方法をお勧めいたします。
次のパートではさらに3~10か月後の育ち具合について述べたいと思います。
栽培3か月~10か月後
そんなわけなのでここでは、今回作成した瞬間接着剤ウィローモスの育ち具合を時間経過に合わせて述べてみたいと思います。
今回作成した瞬間接着剤ウィローモスは、一応にもきれいなロングヘア状態となりました。なので一概にも生えそろわず美しくないというわけではなさそうです。
(2019/2/24追記)
【栽培6か月後】
しかし・・・やはり生長速度はかなり遅いようで、ロングヘアこそなりましたが、脇芽が生まれづらいようで、その茎葉の密度はなかなか上がりません。。。(2019/5/18追記)
【栽培10か月後】
結局のところ、「瞬間接着剤ウィローモス」が、テグスや木綿糸を利用したいわゆる「普通」のウィローモスのようになるには1年程度かかるようです。 作業がとても簡単であったり、短時間で作業できたりなどとてもメリットの多い方法ではありますが、、、、
そんなわけで、作業は短時間でもトータルでは時間のかかる方法です。
(2019/9/26 追記)
ですので、、、、
そんなわけで、溶岩石と瞬間接着剤ウィローモスについての話はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。
さて、最近睡蓮鉢もだんだんと冬を迎えつつあるようです。
(投稿時2018/11/24現在)
お昼の2時時点での水温は18度。
夜中の2時時点の水温は15度
となっています。
いよいよ睡蓮鉢もシーズンオフ。
少し寂しい気もしますね。
(更新:2020/6/03)
0 件のコメント:
コメントを投稿