2018年1月4日木曜日

おもりは苦手?トラブル頻発?セキショウモ栽培上の3つ+1つ注意点

セキショウモの栽培環境と注意点


どうも、こんにちは。ごん太です。
さて、前回は・・・

アズーダブルブラックウォーターのレビュー

を紹介しました。

今回は、以前水槽に投入したセキショウモについて紹介したいと思います。

このセキショウモをなかなか話のネタにできなかったのは、、、、

コケの侵略にあったり、水質が合わなくて全然新芽を出さなかったりと、突然調子が上がってきたりと・・・

なかなか現状をまとめるタイミングがなかったからです。
なので、今回は・・・

セキショウを栽培の今までの経緯を離しつつ、栽培経験をもとに特徴や注意点を紹介していきたいと思います。

なお、

セキショウモの植栽についての話

は上記リンクをご覧ください。

それでは目次に続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!。



セキショウモの栽培環境


当ブログでは、水草の話をするとき、なるべくごん太の栽培環境を紹介するようにしています。

安い道具ばかりで大変恥ずかしい限りなのですが、多くの人にリアルなイメージを持ってもらうためにも晒すようにしています。

たかだか1つの事例ですが、水草アクアリストに血や肉になれば幸いです。


器具(光・CO2・温度)


まずはライトとCO2について紹介したいと思います。

  • 照明 → パワーIII450 2灯(計1500lm)
  • CO2添加 → 1drop/3sec
  • 加温 → 26℃設定

水槽のサイズは45cm規格水槽です。
それに合わせて45cmのパワーIII4502灯で1500ルーメン確保しています。

最近の強烈な水草育成用LEDと比べたら弱めな光かと思います。

またCO2添加量はやや多めで3秒で1滴添加しています。
後述の水質の紹介で詳しく述べますが、CO2濃度としてはちょうどいいようですがKHが高すぎるようです。


底床


お次は底床について。

  • 桜大磯砂(底床厚さ1cm)
  • プラチナソイル・スーパーパウダー(鉢内)

ごん太は100均のガラス皿をポット代わりに、鉢植え栽培でセキショウモを育てています。

その鉢植えの内部にはプラチナソイル・スーパーパウダーを敷いています。

それに対して底床は桜大磯砂という砂利系の底砂を利用しています。
結果水質の項目を見ていただければわかる通り、硬度が高めになってるというわけです。


肥料(K、Feなど)


底床の次は肥料について。

・K肥料 → 規定量の1/2
・Fe肥料 → 規定量の1/2
・その他 → イニシャルスティック

数日げおきにカリウム液肥を規定量の1/2添加し、鉄分を含む液肥(というよりサプリメント)も週に1回添加しています。

また、鉢内部のソイルにイニシャルスティックを元肥として混ぜ合わせて利用しています。

なお、現状としてはK過多やK欠乏の症状はでていないようです。


水質(GH、KH、pH)


最後は水質・・・特に水草栽培のポイントとなるpHと硬度について紹介したいと思います。

(テトラ6in1で測定/CO2濃度のみ計算)
  • GH → 4〜8
  • KH → 3〜6
  • pH → 6.8
  • CO2 → 17.7~35.4(mg/L)

現状とりわけ硬度がやや高めです。
砂利系の底床ですから、当然と言えば当然の結果です。

CO2濃度はpHとKHの値から計算してみたところ17.7~35.4(mg/L)でしたので、CO2添加的はそこそこうまくいっているようです。

しかし、pHは中性付近、硬度もやや高めというわけなので、水質全体を評価するならば、どちらかと言えば栽培難度の高い水草には向いていない水質だといえるでしょう。

・・・

・・・・・・

とまぁ、鉢植え栽培で底床が砂利系というちょっと変わった環境ではありますが、ざっくりと言うならば、、、

ごくごく一般的な環境で栽培しています。

さて、次の項はセキショウモ栽培の注意点を記していきたいと思います。


セキショウモ栽培上の3つの注意点


一般的にはセキショウモの栽培は容易と言われているようです。

が・・・

ごん太は不思議なぐらい大苦戦しました。

というのは、ヘアグラスに代表されるような、根本から新芽が展開するような単子葉類に対する栽培方法の知識や経験が少なかったからです。

というわけでこの項より、

ごん太が実際に栽培して気がついた注意点を記していきたいと思います。

ざっと紹介すれば注意点は3つ。

  • 迂闊なトリミングをしない
  • 水質に適応するまで時間がかかる
  • 重りの利用に向いていない
  • +
  • 酸性が苦手【追記】

では、まずは「迂闊なトリミングをしない」より説明していきます。


迂闊なトリミングは取り返しのつかいないことに・・・


コケ対策としてのトリミングは向いていない


ごん太の水槽はプレコ水槽なので、富栄養化が進みやすく水草にコケがつきやすい環境です。

コケが付いたときはミクロソリウムやウィローモスなどは木酢液でコケの処理をするわけですが・・・

葉が薄い有茎草にはちょっと作用がきついわけです。

場合によっては葉のすべてが溶けてしまうこともありうるわけです。

なので、コケがついた下の葉は捨てて、比較的きれいな成長点を含めた上の葉のみを植栽・・・つまり差し戻しで栽培しているすべての有茎草の普段のコケの処理をしているわけです。

しかしながら、セキショウモはロゼット状の単子葉類で、茎に当たる部分がほとんどありません。

ですから、トリミングする部分は茎ではなく葉になるわけですが、、、

トリムした葉をソイルに埋めることによって新しい根が出てくるということは残念ながらないようです。

さらに、葉をピンチカットした場合、葉の途中から新たな成長点がでてきません。

なので、新しい成長点が生まれるには・・・・

株から新芽がでるか、ランナーを出すしかないわけです。

これが大きくつまづいたポイントです。


無理なトリミングは調子を崩しコケ爆食の原因にも


さらに、ハイグロなのど旺盛な成長をするタイプの有茎草と比較するとやはり成長速度が遅いわけです。

おまけに、光合成の源となる葉がカットされ、調子も崩しているわけです。
ですから、栽培環境によっては

コケの侵略速度 > セキショウモの成長速度


となってしまいます。


トリミングも大切だがまずはセキショウモの調子を重視


以上2つ(新芽がでる部位と成長速度を)を踏まえると・・・

コケが葉に侵略し始めたからと言って、バンバントリミングしてしまうと、新芽がすぐに出るわけでもありませんし、差し戻しで増やせるわけでもありませんので・・・

セキショウモにとっては株を増やせるわけでもなく光合成できる葉を失っただけ

という生長に不利な状況となってしまいます。

当然、セキショウモの栽培するという観点からはよくなく、そんな状態が続けばセキショウモはいじけてしまい、枯れてしまいます。

なので、トリミングし過ぎは要注意!。

多少コケてもセキショウモがバンバン生長するような状況でなければ、調子重視で構わないと思います。
ごん太はこれで1株失ってますから、身をもってみなさんに注意喚起したいと思います。

後述するようなセキショウモの生長スイッチが入ってからのトリミングでも遅くはないでしょう。


ランナーで水質適応、意外と水質適応に時間が遅いセキショウモ


導入直後の水質適応は遅い


セキショウモの水質適応は遅い部類かと思います。

ハイグロフィラの仲間が大体1〜2週間で水質に適応し新芽の展開が始まったり、水中葉ができたりするのに対して、セキショウモではそれ以上かかります。

ですから栽培が簡単で初心者ようだとよく言われる水草と比べ水質適応は遅いと言えそうです。

が・・・これは親株に限っての話。


子株はバンバン生長!ミナミヌマエビスタイルの水質適応


セキショウモは親株からも新芽を展開しますが、ランナーを伸ばすことによって子株からも新芽を出します。

そして、このランナーから生まれた子株の成長はかなり早いです。
場合によっては親株より早いです。

というのは・・・

代が変わるとどうやら水質への適応が一段と進むようで、グングンと生長していきます。

小さな子株からですので、大人サイズになるのに2ヶ月程度かかりますが、それを含めて考えても、親株より子株の方が早く大型化します。

植物の適応能力恐るべし。。。

まるでミナミヌマエビのような水質適応方法となっています。

次は最後、重りが向いていない理由について。


根元がデリケートゾーン


セキショウモは何度も書きますが、単子葉類。それも根本の外側から新芽を出して株全体が大きくなっていくタイプです。

ですので、

根本の外側に重りを巻いてしまうと、新芽やランナーの展開を邪魔してしまう可能性もあります。


現にごん太の場合は親株の新芽の展開より、おもりの隙間をぬって子株からランナーが出るのが先でした。

その後これに気がついて、ごん太はすべての株から重りを外しました。
そして、「まずは親株を大きく生長させたい!」という栽培者の意図に反して、水質の適応力と相まって子株の方がグングン生長していきました。

そんなわけで・・・

新芽もランナーもすべて根元から展開しますから根元はセキショウモのデリケートゾーンです。

最大限保護に努め、根元にダメージを与えるような措置は控えるべきでしょう。

というわけで、3つの注意点おわかりいただけたでしょうか?。
次は、実際に導入して現在までの経過を記していきます。


植栽~現在まで。セキショウモ栽培履歴


セキショウモ失敗歴


だいぶ話が長くなってきたんで、経緯についてはさっくりと記してきます。

まず、植栽時の重りで失敗
ランナーを確認できた時点で大慌てで外しました(2週間経過時点)。

次に、水質適応で失敗
水質が合わないので調子がでない、調子が出ないからコケびっしり。
これは3週間経過時点からすべての親株で発生し始めました。

最後にトリミングで失敗
コケてしまった葉をバッサリトリミング。当然調子を落とし、1株再起不能に。

このような感じで親株は調子がダウンしていきました。
このあたりでやっとごん太も自分の過ちに気が付き、栽培方針そのものを変えました。

以上が親株の話となります。


しかし子株が出てからは安定感ばっちり


それに対して

ランナーから生まれた子株は小さいながらもすくすく伸びて絶好調。

親株と違いコケにはほとんど侵略されることはありませんでした。
現状親株2株はなんとか調子を取り戻しつつあります。

しかし、、、

それ以上に子株が増え大きくなりつつあります。

そして驚くべきことに現在一番最初にランナーを出した株から孫株が展開しています。

そんなわけなので、実際に栽培するときは、ヘアーグラスと同じようなイメージで栽培するとよろしいかもしれません。

ただし、後述しますが木酢液はおそらくNGです。

これは追記の部分で紹介したいと思います。


まとめ


というわけで、最後に栽培方法を軽くまとめて今回は終わりにしたいと思います。

、迂闊なトリミングはしない
 → 現在の生長速度や新芽の数を勘案し、
   慎重で計画的なトリミングをする。
   多少コケが生えてても調子重視でトリミングしない。

②、水質に適応するまで時間がかかる
 → ランナーが展開するまで見守る。

③、重りの利用に向いていない
 → 根元はデリケートゾーン。
   重りを巻き付けてダメージを与えたりしない。
   とにかく、植物の生長重視。ランナー、新芽の保護も同様に。

④、弱酸は苦手!!
 → ↓パートにて追記。

中央がセキショウモ。先日トリミングしたばかり

追記:セキショウモは酸性が苦手(場合によっては溶ける)


このパートは後付けなのですが、大変残念ではありますが、ごん太はセキショウモを枯らしてしましました。

ごん太は時折スネール防疫の一環として水草を炭酸水についけることがあるのですが、それでものの見事にすべての葉を溶かしてしまいました。

(その時の記事はコチラ

その後で調べたのですが、

硝酸塩が蓄積して起きるような弱酸でも溶けることがある

ということだそうなので、炭酸水(=pH5.4=弱酸)でも簡単に溶けてしまったわけです。

この程度の弱酸でも溶けるわけですから、木酢液や食酢なんてもってのほか!。
みなさんも注意してください!。


あとがき


いかがだったでしょうか?

見事なまでに失敗続きだったセキショウモですが、これからセキショウモを栽培する人の血や肉になればと思います。

次回あたりより途中で終わっている底砂のレビューの続きを書けたらなと思います。
では、次回もお楽しみに!。


(最終更新:2020/3/21)

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