どーもこんにちは。ごん太です。
ここ数回にわたって、エーハイムクラシック2213の清掃&メンテナンスを日記テイストで綴りつつ、そのノウハウも一緒に紹介するという記事を投稿しています。
前回はフィルター電源ONの観察すべき項目として、、、
- ろ材清掃による水質急変は起きていないか?
- ぽたぽた漏水が発生していないか?
- エア噛みやエア排出が続いていないか?
- 稼働音が正常か?
- フィルターの停止はないか?
↑の1~3までを紹介しましたので、今回はその続き、つまり・・・
フィルターの稼働音とフィルターの停止の有無について述べていきたいと思います。
なお、ここで紹介する話はあくまでもノウハウなので、絶対にこれだ!ってわけではありません。
しかし、、、
実際に起きたことを元にしているので、実例とし読んでいただければ幸いです。
それでは、最後の話をしていきをしていきましょう!
(サイト内リンク:2213のメンテナンス関連記事)
当ブログの関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。
- 漏水させないで外部フィルターのパイプを取り外す方法
- ろ材固定版やらウールマット再利用やらあれこれ
- 外部フィルターパイプメンテ、ワセリンはどこに塗る?
- ダブルタップのメンテナンス!&絶対にごっくんしない呼び水
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- 外部フィルターメンテ後のブーン音、カリカリ音の原因→今ここ
ブーン音とカリカリ音の原因は・・・?
稼働音で起きているトラブルを判断する
いつまでも続くブーン音は、安眠を妨げストレスにつながる「騒音」でありますが、その音がでる理由を調べてみるとなんからのトラブルを抱えている場合が多いです。
医師や看護師が行う聴診みたいなものですね。
音を頼りにその原因を見つけよう!というわけです。
なお、エーハイムのフィルターの稼働音は基本的にほぼ無音なのですが、聴覚のするどい人にはわずかにブーンという音が聞き取れるはずです。
そんな風にエーハイムは正常状態でもわずかなブーン音はしているわけで、音というのはその聞き取り具合に個人差がありますから、ブーン音の原因究明はかなり厄介なものであるといえます。
なので、、、まずは、トラブルを示す音でも簡単なガラガラ音(大きなカラカラ音)、ついでカラカラ音(小さなカラカラ音、カリッ音)、最後にブーン音について話ていきたいと思います。
ガラガラ音編
まずは分かりやすいガラガラ音の原因
まず、盛大なガラガラ音。
この音が常時出ている場合は、、、
最悪インペラやスピンドルの破損を疑います。
なお当然インペラやスピンドルが破損している場合にはフィルターから水流が出ていません。
外部フィルターの肝心要のパワーヘッドの故障ですから、当然と言えば当然の結果です。
次に同じく大きなガラガラ音で考えらるのが・・・
フィルターケース内には大量の空気が入り込み、盛大なエア噛みしていまにも停止しそうな場合。
この場合も同じようなガラガラ音がします。
フィルター内にエアが入り込む直接的な原因としては・・・
適切な呼び水が出来ていない、もしくは給排水ホースが逆などが考えられます。
そんなわけなので、大きなガラガラ音がしたら、いきなり外部フィルターを開けてインペラ・スピンドルを確認するのもいいですが、
まずは最初のトラブル切り分けとして、
- 給排水ホースが正しくついているか?
- フィルターケース内の水位がパワーヘッドまで達しているか?
- フィルターから水流量が出ているか?
以上を目視でチェックしてから、パワーヘッドを開けてみると効率的でしょう。
原因特定は簡単でも起きると厄介なガラガラ音
多少のエア噛みでガラガラ音ならば自然と回復する見込みがありますが、、、
スピンドルやインペラの破損もしくは盛大なエア噛みは、フィルター停止の原因でもあります。
解決の手段はスピンドルやインペラが故障している場合はパーツ交換となり、
給排水が間違えていれば一端電源をOFFにして作業する必要があり、、
フィルターケース内部に分厚い空気の層ができるほどのエア噛みならば呼び水からのやり直しとなります。
どれもちょっとした作業ミスが原因のことが多く、フィルター停止は生体の危機を招き、そしてその解決にはそれなりに手間と時間はかかります。
ですので、、、
普段からこのようなトラブルに遭わないために丁寧な操作やメンテナンスを心がけましょう。
なお、カラカラ音・ガラガラ音について、より詳しくはコチラにまとめておきましたので、興味がございましたらご覧ください。
カリカリ音編
メンテ後短時間でおさまるカラカラ音はエア噛みを疑う
次に常時カラカラした音や時々カリッする音が聞こえる場合。
これはエア噛みを疑います。
フィルター本体を揺すってみて「ヴーー」という音と共にエアが排出されれば、エア噛みが犯人であることが濃厚です。
但し、フィルターメンテナンス後のカリカリ音は自然と回復することがほとんどですから、数時間後に再度カリカリ音がしないか?チェックしてみてくださいね。
いつまでたってもカリカリ音が消えない場合
いつまでたってもカリカリ音が直らない場合は 、、、
パイプやホース接続部から永続的に空気を吸い込み、フィルターケースに溜まっている疑いがあります。
が、、、詳しく書くと大変長くなるので、前回の記事もしくは↑のパートで紹介した記事をご覧ください。
ここでは永続的なエア噛みではない場合の話を軽く紹介して、カリカリ音の話を終えたいと思います。
揺すってみてもエアが排出されず、接続部から空気を吸い込んでなさそうな場合、
次に疑うのは、排水経路に水流の抵抗となるものがないか?ということです。
つまり例えば、、、
- ディフューザーなど排水アクセサリを利用していないか?
- ダブルタップで水流量を絞っていないか?
- ホース(特にシリコン製)がよじれて狭窄していないか?
- フィルターが詰まっていないか?
- 目の細かいろ材を多用していないか?
以上をチェックしてみてください。
特に表の上3項目(1~3)は簡単にチェックできるはずです。
それでもだめなら、パワーヘッドを開け下2項目(4・5)をチェックしつつ、、、
インペラやらスピンドルが壊れかけているか?チェックしてみましょう。
ごん太はちょっとしたインペラのささくれでエデニックシェル卜のカラカラ音が止まらなくなった経験をしたことがあります。
回転するパーツですからかかるGも強烈のようで、ちょっと傷だけでも回転時のバランスが崩れ、カリカリ音が止まらなくなることもあります。
インペラやスピンドルの破損が見当たらない時には、解決しない場合は、やはり永続的なエア噛みを疑ったほうが良さそうです。
ブーン音編
解決が難しいブーン音
一番やっかいなんがブーン音です。。
これはエア噛みにならない程度の フィルターケース内へのエアの吸引 が原因だったり、、
ディフューザーなど 排水部の抵抗 やストレーナースポンジやろ材の詰めすぎによる 給水部の抵抗 が原因だったり、、、
その原因は実に様々で、解決を困難にしている一因でもあります。
なので、まずは原因がわかりやすい順に、 エア噛み、給水部・排水部の抵抗 をチェックしてみましょう。
共振から発生するブーン音もある
また直接のトラブルにはなりませんが、
外部フィルターと何か(例えば水槽や水槽台、壁や金属家具など)が共振している場合も同様なブーン音がすることもあります。
共振ですから、まずは振動の源たるフィルター本体を稼働時に少し手で持ち上げて羽化してみましょう。
これで音が軽減されるるのであれば、そのブーン音の正体は器具や家具の共振です
それでも駄目なら排水部のホースが何かに接触してパワーヘッドの振動を伝えていないかチェックしてみましょう。
たかがホースされどホース。ホースから水槽や水槽台を伝い、ブーン音が共振で大きくなることもあります。
具体的には、ホースが水槽台や水槽に触れないようにキスゴムの配置を工夫したり、スポンジで巻けばOKです。
また、特にいままで静かだったのにフィルターメンテナンス後突然うるさくなる場合、これはフィルター本体の置き方が悪く共振が発生していることが考えられます。
そのように、とにかくブーン音の場合は疑うべき内容がたくさんあります。
ありすぎて困るぐらいで、その解決は困難を極めることもあります。
さらに言えば、お手持ちの外部フィルターが新品でもブーン音がしますし、インペラとスピンドルを交換してもブーン音がします。
さらに言えば正常でもわずかなブーン音はするわけです。
ですので繰り返しますが、
ブーン音の解決は難しいのです。
いっそ気にしないという方法もあります。。。
なお、ブーン音の解決方法ついて詳しくはコチラにまとめておきました。
興味があればご覧ください。
そんなわけで、ブーン音のように原因特定が難しい音もありますが、外部フィルター稼働時の異音を解消するという事は、突き詰めていくと大きなトラブルを未然に防ぐ手立てでもあったりするわけです。
最後はフィルターの停止について紹介して話を終えたいと思います。
フィルターの停止はないか?
気が付きそうで気が付きにくいフィルター停止
最後はフィルターの停止について。
ちょっと前まで ニッソーからフローチェッカー という水流でくるくる回る水車のようなアイテムが発売されていたと思うのですが、最近廃版になったのか?はどうにも販売されているところをみたことがないです。
そういった道具を利用すればフィルターの稼働チェックも実に簡単になるのですが、それがない以上、
外部フィルターの排水パイプ付近に水流が生まれているか?
パワーヘッドは電源ON時特有の微振動があるか?
というような原始的な方法で確認するしかありません。
外部フィルターは水草栽培で利用することが多く、そのような場合はCO2を逃がさないため落水させないよう排水口を水中にセットしていることがほとんどであり、
さらに稼働しているか?いないか?分かりづらい程の静音性の高い外部フィルターが好まれる傾向にあります。
なので、その稼働確認は時に目視だけでは厳しい場合もあります。
当たり前の話ですが、
飼育水は透明であり、外部フィルターはその稼働の有無が分かりづらい場合もありますので、
チェックする際はかならず、排水口に指をあてて水流や水圧があるかチェックするようにしましょう。
横着していると、アクアリウムにおける最悪のトラブルを見逃してしまうことも。。。
そんなバカな話あるかっ!と思ってしまうでしょうが、
ごん太も外部フィルターが気が付くと止まっていた!という経験がありますので、改めてみなさんに注意を促したいと思います。
その場合の対処法はコチラ。
なお、このフィルターが停止していた!というトラブルはかなり危険なトラブルですから、実際に起きて対処するより、起きないように予防したほうが良いに決まっています。
なるべく横着せずに確認するようにしましょう!(経験者は語る。)
外部フィルターは気分屋さん♪
というわけで、外部フィルターのメンテは電源オンまでではありません。
むしろ稼働後の方がトラブルがいっぱいだったりします。
なので、ごん太は外部フィルターは生き物のような気分屋さんだと思っています。
理論や理屈よりも、ノウハウの部分が大切な時もあります。
そんなわけで、この一連の記事を書いていたわけです。
というわけで、長文読んでいただきありがとうございました。
(更新 2020/8/21)
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