パイプ類・ホース類の不適当な接続によるトラブル
どーもこんにちは。ごん太です。
さて、今回も2213のメンテナンスにおけるノウハウを記していきます。
この記事は↓のサイト内リンクの通り、外部フィルターを分解清掃を日記的に綴りつつ、その細かいノウハウについて解説しています。
前回は、、、
外部フィルターメンテ後の電源オン直前直後の注意事項について
失敗談を2つ紹介しつつ記事にしてみました。
今回も前回の続きですが、
電源オンした後しばらく観察すべきことについて話をしていきたいと思います。
では、目次・サイト内リンクに続きまして本文へと入っていきます。
続きをどうぞ!。
なお、記事内で内容が細かく分かれていますので、お忙しい人は↓の目次リンクよりお好みのパートへジャンプしてくださいね。
(サイト内リンク:2213のメンテナンス関連記事)
当ブログの関連記事です。
よろしければ、こちらもあせてご覧ください。
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フィルター再稼働後の確認すべき5つの内容
さて、いままで投稿した記事で外部フィルターの清掃はほとんど終わり、前回は電源をONにしたところまで紹介しました。
今回からは、外部フィルターを清掃し電源オンしたその後の観察についてです。
きれいに清掃して無事稼働してるんだから問題なし!!
・・・というわけには行きません。
フィルター再稼働後の観察の目的は以下の通りです。
①、過度のろ材清掃による水質の急変が起きていないか?
②、ぽたぽた漏水が発生していないか?
③、エア噛みやエア排出が続いていないか?
④、稼働音が正常か?
⑤、フィルターの停止はないか?
こういった内容を観察するために、なるべく1週間程度1日1回フィルターと水槽の観察及び点検を行うべきでしょう。
今回は上の一覧の①~③について原因とその対処方法について紹介したいと思います。
(④、⑤については次回紹介します。)
白濁は過度のろ材清掃による水質不安定から
水槽の白濁や泡は水質の急変を示すことも
まず、水質の急変については、普段から水槽をよく観察していれば自ずとわかることです。
例えば・・・
水面に発生する消えない泡や水槽全体に広がる白濁は一時的な水質急変を示しています。
この時の泡や白濁は過度の清掃でバクテリアがダメージを負ったことに起因するものなので、、、
バクテリアが繁殖するまでそっとしておくのがベターでしょう。
多くの白濁が一過的なものだが時には・・・
しかし白濁ばかりでなく、以下の症状が重なって出始めたら危険です。
・魚たちが常にせわしないor隠れて出てこない
・魚たちの泳ぎ方が異常
・水槽から飛び出してしまう
・魚がしびれている・痙攣している
・極端に調子を崩している
・病気(白点病など)になった魚がいる
ごん太の経験では、↑こういった様子が観察されたら、、、
そのような白濁は一過的な軽度の水質不安定ではなく、アンモニアや亜硝酸が発生してしまうほどの生物ろ過にダメージが及んでいることを示しています。
当然ですが魚に危険が及ぶこともあります。
ですから水槽が白濁したり泡があったりして、
「さらに魚の異常行動」などが見受けられるようになったら、まずは水質チェックをしてみましょう。
そして、「早期の発見」であればアンモニアや亜硝酸塩があるなしに関わらず、とりあえず換水しておくことをお勧めします。
しかし、今にも死にそうな魚がいる時の換水は、とどめの一撃になる可能性もあるので、混泳魚のことを含めて水槽全体のことを考えて対処すべきでしょう。
結局フィルター清掃で白濁したらどうすべきか?
で、、、
実際に白濁してアンモニアや亜硝酸が検出されおり、早期の発見で生体に体力的な余裕がありそうば、
生体優先でフィルターが調子を戻すまで立ち上げの時のように毎日水換となります。
逆に白濁はしているがアンモニアや亜硝酸が検出されない場合は、バクテリアのバランスが少々崩れたことが原因と考え、
先に述べた通りフィルター優先で換水やフィルターメンテなどを行わずそっとしておきます。
そんなわけなので、、、
ろ材清掃は一歩間違うと厄介事になります。
なるべく慎重に行うべきでしょう。
しかし怖いからフィルターメンテナンスしないというわけにはいかない
とはいえ、フィルターメンテナンスは必要なわけです。
なので常に「もしも 」を頭に叩き込みつつろ材清掃をするしかないわけです。
ただまぁ、実際には多くのアクアリストは一度は見たり聞いたり経験したりしていることが多く、フィルターメンテナンスが面倒!という人はいてもメンテナンスが怖い!という人はまずいないかと思います。
水槽の白濁は誰もが通る道なのです。
さて、次は、直すまでが意外と大変なぽたぽた漏水について。
ポタポタ漏水は排水系統から
ポタポタ濾水の発見と原因
ポタポタ漏水はに気が付くときはこんな時です。
・床が水浸しなったり
・ちいさい水たまりができたり
・シミができたり
・水槽内の飼育水の急な減少や
・ポタポタ音
その主たる原因は・・・
①適切でない接続やネジ締め方
②Oリング、ワセリンに関係する問題
これらが原因で引き起こされるトラブルです。
①:適切でない接続やネジ締めかた
2パターンありホースとパイプ類の接続が適切でない場合と、ダブルタップ同士の接続が適切でない場合があります。
前者のホースとパイプ類の接続が適切でない場合というのは、ホースが斜めにカットされておりホースがパイプに深く固定されていない時に起こります。
ですから、ホース断面が直角になるようにカットし直しましょう!。
後者のダブルタップ同士の接続が適切でない場合というのは、単純にネジの締め方がゆるかったり、ネジになにか挟み込んでいたり、、、そんなことです。
ダブルタップの具合にもよるのでしょうが、、、
ちょっと緩いだけでも「ぽたぽた」と水が垂れてくることもありますので、しっかりとネジを締め込みましょう!。
それでも漏水する場合はワセリンを塗って生じた小さな隙間を閉じてみましょう。
②:Oリングやワセリンに関係する問題
Oリングやワセリンに関係する問題というのは、適切な箇所にワセリンが塗布されていなかったり、Oリングの劣化による破損や捻じれを起因とした漏水のことです。
Oリングは構造上の隙間となる部分に設置されていることが多く、ワセリンで適切にメンテナンスしないと劣化が進んでしまいます。
そして劣化が進むと時にOリングがひび割れたりネジ切れたりするわけなんですが、先にも述べたように構造上どうしてもできてしまう隙間にOリングは配置されているわけですから、、、
Oリングが機能しなくなると漏水が伴うわけです。
例えば小さなOリングのひび割れでも漏水することもあります。
そんなわけですので、、、
どんな漏水原因にせよ、一度フィルターを停止してから、丹念に漏水部の確認をしたほうが良いでしょう。
ポタポタ漏水が起きる原理
このトラブルはほとんどの場合フィルターのパワーヘッドから排出された水が通る経路で起きます。
というのは、パワーヘッド内のインペラが回転し水が送り出されるわけですが、当然ながら水圧がかかります。
そして、
水圧に耐えられなかった部分からポタポタと水が漏れ出るというわけです。
逆に言えば、水がパワーヘッドに吸い込まれていく経路(=給水経路)では隙間から空気を吸引するので、なかなかポタポタ漏水にはお目にかかれません。
とは言え、これらのトラブルは一見何が原因かわかりません。
ですから、まずは、排水経路、次に給水経路を確認するようにしましょう。
エア噛みがいつまでもなおらない
続いてエア噛みについて。
フィルター再稼働直後のエアは大きく2つにわけられます。
それは・・・
・何らかの原因で空気が抜け切れていない
・どこからか空気を吸っているためいつまでたってもエア噛みしている
の2パターンです。
空気が抜けていないだけの場合
清掃後に限ってほとんどの場合、これは清掃時の空気のが未だに抜けていないだけです。。。
新品のウールマットやセラミックろ材を設置した場合、なかなか含まれた空気が抜けていきませんが、、、
時間とともに確実に抜けていきます。
なのでそれほど焦らなくてもよいでしょう。
しかし、いつまでたってもエアが抜けない場合は注意が必要です。
まずは先んじで、ポンプの水流量をチェックしてみてください。
エアが抜けていくにはある程度の水流が必要だからです。
なので、、、
水流がなんらかの原因で著しく低下している場合はいつまでもエアが抜けません。
だからまずは必ず流量をチェックしてください。
そして、流量の急激な減少やフィルターの停止はエア噛みより恐ろしいトラブルです。
そのうえで、、、
水の勢いはあるのに、エア噛みがいつまでも直らない。
それは、↑の章でも述べました通り、外部フィルターがどこからか空気を吸っているからです。
詳しくは↓のパートで紹介します。
空気をどこから吸引している場合
次は、
ホースやパイプ、そしてダブルタップにほんの僅かな隙間があり、そこから陰圧によって空気が吸われている場合
これは結構やっかいなパターンです。
というのはポタポタ漏水と違って原因箇所を特定しにくいからです。
(空気を吸っているだけですから、隙間から何も出てこないわけです。)
その対処方法は・・・
つまり、ホースとパイプ類は先の「ポタポタ漏水」の時と同じく接続部を丹念にチェックしたうえで疑わしい箇所を・・・
・ホースは直角にカット
・ダブルタップはネジ間にワセリンを塗布のうえ締め直す
・Oリングはワセリンを塗りつつ劣化具合を確認し問題があれば交換
このような方法で対処することになります。
そして多くの場合接続部をしらみつぶしでチェックしていくと解決できる場合が多いです。
なお、エア噛みトラブルは場合によってはフィルター停止につながるので、よくチェックとメンテナンスしてなるべく早期に解決するようにしましょう。
あとがき
というわけで、小出しになって申し訳ないのですが、今回はこれで終わりです。
次回は観察項目の4つ目、5つ目について記していきます。
では次回も楽しみに!。
(最終更新:2020/2/26)
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